2025年2月18日火曜日

【岡山大学】総合技術部&PMI日本支部「プロジェクトマネジメント基礎研修」の学習証明オープンバッジ授与式を開催

 

 


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2025年1月23日、本学津島キャンパスの創立五十周年記念会館で、昨年3回実施した「プロジェクトマネジメント基礎研修」の修了者に学習証明として授与されるオープンバッジ「PM Basic Training Course for University Comprehensive Technical Solutions Department Staff 」の授与式を開催しました。式には那須保友学長をはじめPMI日本支部などの関係者が出席しました。


 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、プロジェクトマネジメント(PM)の能力を育成し、その能力を自身が有する技術ノウハウと融合することで、「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成(高度化)を進める取り組みを推進しています。この取り組みは、世界最大のプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute:PMI)の日本における支部であるPMI日本支部(事務局:東京都中央区、端山毅会長)の組織拡大委員会と連携して実施しています。


 授与式では、那須学長の立ち合いのもと、田村義彦総合技術部部長が、総合技術部技術職員19人、総合技術部事務室事務職員2人、研究・イノベーション共創管理統括部研究協力課事務職員3人の研修修了者を代表し、PMI日本支部の藤井新吾副会長からオープンバッジの目録を受け取りました。なお、今回授与されたオープンバッジは、強固なセキュリティーシステムで偽造・改ざんを防いだ国際技術標準規格のデジタル証明書であり、電子的に発行されるものです。


 授与式後には、PMI日本支部との連携についての意見交換が行われ、那須学長からは「今回の総合技術部の取り組みを横展開して、全学職員に広めて行きたい」との意見があり、今後の活動について議論を深めました。


 今回の授与について総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAは「技術職員の高度化の手段はいろいろありますが、そのひとつにこのプロジェクトマネジメント研修があります。PMは、職務や業務、新たな技術研究の探索など、あらゆる活動の基本となるものです。また今回の基礎研修を終えたからと言って『魔法の杖』のようにPMが使いこなせるという訳でもありません。一段階の目標をクリアした結果としてのバッジの授与であり、今後は次の段階の目標を目指して、組織として取り組みを推進していきたいと思います」とコメントしました。


 また田村部長から「本研修は任意募集及び休日に実施したにも関わらず、多くの方々に参加いただきました。このことは個々のモチベーションの高さが垣間見られ組織として大きな収穫でした。取得スキルがオープンバッジというカタチにて個人に授与されたことも、個々の自信につながり人を生かす取り組みとしても大きな意義があったと感じました」とコメントしました。


 岡山大学総合技術部は全学の技術職員の連携を深めるとともに、技術職員のスキルアップを図ることにより、「研究ファースト」を掲げる研究大学:岡山大学の運営に深く関与できるようにしていきます。今後も本学の教育・研究活動などのパートナーとして頼れる技術職員、そして自らの知識と知恵で新しい価値を創造していけるナレッジワーカーとしての技術者となれるようにさまざまな取り組みを戦略的に実施していきます。今後も岡山大学の絶え間ない挑戦とそれを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。


 この研修は、岡山大学が採択を受けている「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の取り組みのひとつとして実施されました。また授与式は、同日開催された一般社団法人研究基盤協議会主催の「研究究基盤EXPO」において総合技術部が担当する「第4回研究基盤協議会シンポジウム」の場で開催されました。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取組にご期待ください。

 

 

○那須保友学長からのコメント
 今回のプロジェクトマネジメント基礎研修にご対応をいただいたPMI日本支部の藤井副会長をはじめ組織拡大委員会の皆さまに厚く御礼申し上げます。今回のPM基礎研修では、目的である技術職員のスキルアップだけではなく、技術職員間、そして技術職員と事務職員間の連携強化という効果も見られたとのことです。これは私が進めているマルチステークホルダーの緊密な繋がり、そして「岡大愛」の醸成などにもつながると感じています。「大学が変わる」の根幹は、「教職員が変わる」です。今回のPM基礎研修をはじめ、さまざまな取り組みを実施し、人と組織が変わっていきます。どうぞ今後も地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。

 

 

PM基礎研修バッジ授与式(左から藤田氏、那須学長、田村部長、藤井PMI日本支部副会長、鳥本氏)

 

今後の取り組み推進についての意見交換会の様子

 

授与されたPM基礎研修バッジ

 

 

◆参 考

・岡山大学総合技術部

 https://techall.okayama-u.ac.jp/

・【岡山大学】岡山大学広報「いちょう並木」Vol.104を発行 ~岡山大学総合技術部 始動~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001868.000072793.html

・岡山大学研究・イノベーション共創機構

 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

・一般社団法人PMI日本支部

 https://www.pmi-japan.org/

 

 

◆参考情報1

・【岡山大学】「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成プロジェクトを始動 ~プロジェクトマネジメント能力を持つ技術職員の高度化を強化推進~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002163.000072793.html

・【岡山大学】岡山大学総合技術部 & PMI日本支部「プロジェクトマネジメント基礎研修」を開始~技術職員と事務職員を高度化する観点からプロジェクトマネジメントスキルを学ぶ~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002618.000072793.html

・【岡山大学】岡山大学総合技術部&PMI日本支部「プロジェクトマネジメント基礎研修」を終了~技術職員と事務職員を高度化する観点からプロジェクトマネジメントのスキルを学ぶ~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002795.000072793.html

 

 

◆参考情報2

・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

・岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105発行 ~地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002152.000072793.html

・【岡山大学】現実的な視点でSDGsを活用して事業を推進する手法とその先をどうつかまえるか ~佐藤法仁副理事が「内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム SDGsスタートアップ研究分科会」で講演~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000944.000072793.html

・【岡山大学】岡山大学におけるERM構築プロジェクトおよびERM組織風土醸成プロジェクトの取り組み報告を公開

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001386.000072793.html

・【岡山大学 x PMI日本支部】優れた成果等を挙げたプロジェクトを表彰する「PM Award 2024」で岡山大学SDGsイノベーション賞を「PROJECT ATAMI」に授与

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002695.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 


◆本件お問い合わせ先

 岡山大学総合技術部 事務室

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス

 E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※◎を@に置き換えてください

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14020.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/


<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年1月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002800.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id13987.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002930.000072793.html

【岡山大学】「イノベ構想を実現する英知と人材の集結地へ」-佐藤法仁副理事・副学長・上級URA登壇の「福島イノベーション・コースト構想シンポジウム2024」開催レポートが公開されました-

 

 


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の佐藤法仁副理事(研究・産業共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URA〔内閣府上席科学技術政策フェロー、福島イノベーション・コースト構想推進機構新結合アドバイザー〕が、2024年12月7日(土)に福島県の楢葉町コミュニティセンターで開催された公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構主催「福島イノベーション・コースト構想シンポジウム」(共催:復興庁、経済産業省、福島県)の基調講演の演者として登壇しました。

 

 福島イノベーション・コースト構想推進機構では、福島イノベーション・コースト構想に関する取組状況を総合的に情報発信し、情報共有する交流の場として、シンポジウムを開催しており、今回は「イノベ構想を実現する英知と人材の集結地へ」をテーマに、地域の産業復興に必要となる人材育成・人材確保について皆さんと共に考える場となり、福島地域の方々のみならず、オンラインで広く全国の視聴者らが参加しました。

 

 今回、2025年1月27日に福島イノベーション・コースト構想推進機構が発行する「イノベ地域のテクノロジー」のいまを伝えるWebメディア『Hama Tech Channel』において、シンポジウムレポートが公開されました。

 

 どなたでもご覧いただくことが可能です。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学、そして東北の復興から地域を、世界を活性化させるさまざまな取組にご期待ください。

 

 

〇「イノベ構想を実現する英知と人材の集結地へ」──福島イノベーション・コースト構想シンポジウム2024開催レポート(Hama Tech Channel 2025年1月27日)

 https://www.fipo.or.jp/htc/5/34333

 

 

シンポジウム開会の様子〔写真提供:公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構〕

 

基調講演を行う佐藤法仁副理事・副学長・上級URA〔写真提供:公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構〕

 

トークセッションの様子〔写真提供:公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構〕

 

会場ホワイエでは多くの企業・団体がパネル展示を行い、来場者の関心を集めていました〔写真提供:公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構〕

 

 

【概 要】

 開催日:2024年12月7日(土) 13:00~16:00

 開催形式:ハイブリッド開催

      現地会場:楢葉町コミュニティセンター(福島県双葉郡楢葉町北田鐘突堂5-4)

      https://www.town.naraha.lg.jp/admin/cat338/006466.html

 

【プログラム】

 講演等の抄録は、下記のポスターをご覧ください。

 1.開会

 2.あいさつ

   公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構 理事長 斎藤 保 氏

   福島県 副知事 鈴木正晃 氏

   復興副大臣 輿水恵一 氏

   経済産業省 福島復興推進グループ 福島原子力事故処理調整総括官 新居泰人 氏

   楢葉町 町長 松本幸英 氏

 3.基調講演「イノベーション人材の組織の不易流行」〔13:20~〕
   国立大学法人岡山大学 副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URA 佐藤法仁 氏
  (内閣府上席科学技術政策フェロー)

  (公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構新結合アドバイザー)

 4.イノベ機構及び企業等の取組紹介〔14:00~〕
  (1)産業集積「楢葉から世界へ」
   豊通リチウム株式会社 代表取締役社長 西郷剛史 氏

  (2)教育・人材育成「地域との協働連携で学ぶこと」
   「模擬会社Nalys」楢葉町立楢葉中学校生徒

  (3)移住定住促進「楢葉町だからできること」
   一般社団法人ならはみらい 移住促進特任チームリーダー 山口世紀子 氏

 5.トークセッション〔15:10~〕
  地域課題である「人材確保、人材育成」をキーワードに「イノベ構想を実現する英知と人材の集結地へ」と題して行います。 

  <モデレータ>
   国立大学法人福島大学 名誉教授・客員教授 小沢喜仁 氏
   (公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構理事) 

  <セッションスピーカー>
   国立大学法人岡山大学 副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URA 佐藤法仁 氏

   福島国際研究教育機構(F-REI)執行役 大和田祐二 氏 

   豊通リチウム株式会社 代表取締役社長 西郷剛史 氏

   一般社団法人ならはみらい 移住促進特任チームリーダー 山口世紀子 氏

 

【ポスター】

 https://prtimes.jp/a/?f=d72793-2706-15673804c4bc586a80d83d22e29fd248.pdf

 

【主 催】

 公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構

 

【共 催】

 復興庁

 経済産業省

 福島県

 

【後 援】

 福島県教育委員会

 双葉地方町村会

 楢葉町

 楢葉町教育委員会

 

 

〇公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構について
 東日本大震災からの復興の国家プロジェクトのひとつである福島イノベーション・コースト構想は、福島県浜通り地域等の新たな産業基盤の構築を目指している。同機構は、同構想を推進する中核的機関として福島県によって2017年7月25日に設立。主な活動として、廃炉の推進、ロボット開発・実証拠点や国際産学連携拠点の整備等による新産業の創出と関連産業の集積、先端技術等を導入した農林水産業の再生、人材育成や研究者等の定着等に取り組んでいる。

 https://youtu.be/xk5bbEE0k54


 

○国立大学法人岡山大学 佐藤法仁副理事・副学長・上級URAについて

 国立大学法人岡山大学副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級リサーチアドミニストレーター。2012年に大学・研究機関等における高度な研究マネジメントを専門に行うURA(リサーチ・アドミニストレーター)として国立大学法人岡山大学に着任。2017年から、我が国ではじめて、かつ最年少で教員の兼任や企業からの転職者ではなく、URA職から大学法人の副理事、大学の副学長等に就任。URAの主な担当である研究部門に限らず、総務や評価、企画、経営力強化、学事などの副理事・副学長や全学機構長、技術統括監理本部技術副総監、総合技術部本部長等を担当するなど、これまで関わって来た国内外大学・産業界等におけるドラスティックな改革の実績を、日本の良さと融合、アレンジすることで、我が国の新しい学問の府(大学)を築き上げる挑戦を実施中。

 その他、国内外の大学・研究機関の教授職や中央官庁の官職、企業の役員など、産学官それぞれ異なる領域における諸活動、組織・制度改革等を同時並行で携わる極めて珍しいキャリアを歩む。東京駐在。博士(歯学)。

 

 

◆参 考

・Hama Tech Channel

 https://www.fipo.or.jp/htc

・シンポジウム専用ホームページ

 https://www.fipo.or.jp/news/33358

・公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構

 https://www.fipo.or.jp/

・国立大学法人岡山大学
 https://www.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学研究・イノベーション共創機構

 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

・楢葉町

 https://www.town.naraha.lg.jp/

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】イノベーション人材の組織の不易流行からみる英知と人材の集積地とは~佐藤法仁副理事・副学長・上級URAが福島イノベーション・コースト構想シンポジウムに登壇~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002810.000072793.html

・【岡山大学】佐藤法仁副理事・副学長・上級URAが福島イノベーション・コースト構想推進機構のアドバイザーに就任~地域から未来につながる「新結合」を生み出す活動を強化促進へ~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002205.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

<シンポジウムに関する件>

 公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構 シンポジウム事務局

 〒960-8043 福島県福島市中町1-19 中町ビル6階
 TEL:024-983-8398
 E-mail:fipo-symposium◎exd-connect.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://www.fipo.or.jp/htc

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/


<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年1月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002800.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002912.000072793.html

【岡山大学】骨代謝から着想!重金属を高効率に除去する新しいデトックス材料を開発!体内の解毒剤として期待

 

 


<発表のポイント>

  • 摂食の過程で侵入する重金属を効率的に除去する新規経口医用材料を開発しました。

  • この材料は骨構成成分であるリン酸カルシウムを用いたものであり、骨代謝過程における分解と安定化から着想を得たものです。

  • 消化管内の重金属を効率的に回収し、体外に排出することが可能です。

 

 

◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院医歯薬学域(歯)生体材料学分野の松本卓也教授、岡田正弘准教授(現東北大学特任教授)、Ahmad Bikharudin大学院生らのグループは、骨構成成分であるリン酸カルシウムを用いることで消化器系に侵入したCd(カドミウム)など重金属を効率的に除去できることを明らかにしました。

 

 この研究成果は1月24日、英科学誌「Journal of Hazardous Materials」(インパクトファクター:12.2)のオンライン電子版で公開されました。


 Cdは、公害病として広く知られる「イタイイタイ病」(骨軟化症)の原因物質であり、火山や亜鉛鉱山に近い地域などでは土壌に多く含まれる重金属です。日本以外の国でも同様疾患の発症が認められており、また別のアジア圏の国では農地の 15%以上において基準値以上のCdを含むという報告もあります。

 

 土壌のCdは穀物から人体に侵入しやすく、地域や食生活によって曝露の程度が異なります。米を主食とするアジア系人種は特にその対応が重要であり、日常的に摂取されるCdを効率的に除去し、体内沈着を防ぐことは重要な課題です。


 研究グループは骨組織の成長過程において骨を構成する無機結晶(リン酸カルシウム)が溶解、分解と安定化を繰り返し、骨形態や骨機能を維持するという働きから、消化器官内でのリン酸カルシウムを用いたCdデトックスを着想しました。

 

 この材料を合成、顆粒化しCd含有水を飲ませたマウスに食べさせたところ、リン酸カルシウムは胃内の低pHで溶解し、小腸内の中性pHで再結晶析出を示し、この過程において活性炭よりも高効率、100μg/mlという高濃度のCdであってもほぼ100%除去できること、体内組織へのCd沈着を抑制できることを明らかにしました。

 

 

A)骨形成/骨吸収のメカニズムを消化器内デトックスに活用、B) 血中カドミウムイオン濃度の有意な改善

 

 

◆松本卓也教授からのひとこと

 デトックスというと活性炭やキレート剤といったイメージがありますが、それら材料よりも高効率で重金属除去できる材料です。元々が骨の成分であり、体への安全性も高いです。手軽に服用できる解毒剤としての活用が期待できます。

 

 

 

◆論文情報
 論 文 名: Co-precipitating Calcium Phosphate as Oral Detoxification of Cadmium
 邦題名「リン酸カルシウム共沈殿を活用した消化管内カドミウム除去」
 掲 載 誌: Journal of Hazardous Materials
 著 者: Ahmad Bikharudin, Masahiro Okada, Ping-chin Sung, Takuya Matsumoto
 D O I: 10.1016/j.jhazmat.2025.137307
 U R L:https://doi.org/10.1016/j.jhazmat.2025.137307

 

 

◆研究資金
 本研究は、独立行政法人日本科学技術振興機構(JST)「階層性自己組織化複合材料デザイン」(分解・劣化・安定化の精密材料科学領域、JPMJCR22L5,研究代表:松本卓也)、日本学術振興会(JSPS) 科学研究費補助金(JP21H03123, JP22H03274, JP23H00235)の支援を元に実施しました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 骨代謝から着想!重金属を高効率に除去する新しいデトックス材料を開発!体内の解毒剤として期待

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20250129-1.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)生体材料学分野

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/biomat/

・岡山大学医歯薬学総合研究研究科
 https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学歯学部
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/dent/

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】臓器への接着/脱着が可能な接着材を開発! 外科手術の簡便化に期待

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002225.000072793.html

・【岡山大学】学術研究院医歯薬学域(歯)松本卓也教授がJST「戦略的創造研究推進事業(CREST)」に採択

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000943.000072793.html

 

 

岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)教授 松本卓也
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス 医歯薬融合型教育研究棟 7階
 TEL:086-235-6667
 FAX:086-235-6669
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/biomat/

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/


<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年1月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002800.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002911.000072793.html

【岡山大学】犬型ロボット×農業最前線~未来の農業を体感する講演会&体験会〔2/27,木 岡山大学津島キャンパス〕

 

 


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2025年2月27日(木)14:30~17:30に「犬型ロボット×農業最前線~未来の農業を体感する講演会&体験会~」を、本学津島キャンパスの農学部実習棟及び農学部III号館多目的室で開催します。

 

 日本の農業現場では人手不足が深刻化しており、新たな解決策が求められています。そこで本学は、内閣府「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」と持続可能な地域共創の取り組みの一環として、犬型ロボットを活用した農作業支援プロジェクトを推進しています。


 このプロジェクトでは、四足歩行ロボットが農作業をどのように支援できるかを検証。傾斜地やデコボコのある畑でも安定して移動し、運搬や収穫の補助を行うことを目指します。ロボット技術の導入によって、省力化や作業負担の軽減を図り、持続可能な農業の実現につなげることが狙いです。


 今回、その可能性を直接体験するため、最新の犬型ロボットを実際に見て触れる体験会を開催します。あわせて、高知工科大学で四足歩行ロボット実証実験を行っている栗原徹教授にご講演いただきます。


 SNSやテレビ番組等で話題の犬型ロボットが登場いたします。ふるってご参加ください!

 

 

【日 時】

 2025年 2月 27日(木) 14:30~17:30

  体験会 14:30~15:30
  講演会 16:00~17:30

【場 所】

 岡山大学津島キャンパス 農学部実習棟及び農学部III号館多目的室
 (〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 )

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/access/access.html

 

【内 容】

 岡山大学農場でロボットの実演を行った後、高知工科大学の栗原徹教授に、同大で実施しているゆず農園での四足歩行ロボットによる実証実験を題材に、犬型ロボットの農業活用の可能性について講演いただきます。


【対象者】

 どなたでもご参加いただけます。

【定 員】

 なし

【参加費】

 無 料

【お申込み方法】

 下記のフォームより2月25日(火)までにお申し込みください。

 https://forms.gle/F2MspqH1sqPjkivy8

 

【ポスター】

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/20250227flyer.pdf

 

 

◆参 考

・【岡山大学】内閣府「令和6年度地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」に採択 ~晴れの国における国立大学×県立大学の共振による地域イノベーションの創出~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002696.000072793.html

・岡山大学研究・イノベーション共創機構 

 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

・高知工科大学

 https://www.kochi-tech.ac.jp/index.html

・高知工科大学栗原研究室

 https://krlab.kochi-tech.ac.jp/

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学研究・イノベーション共創管理統括部 産学連携課
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8918
 E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/event/event_id3578.html

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/


<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年1月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002800.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id13987.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002928.000072793.html

【岡山大学】カフェインの殺虫効果を実証~飲んだ昆虫は死ぬ~

 

 

 

<発表のポイント>

  • カフェインはドーパミンを活性化させる作用があり、ヒトの気分を高揚させる働きがあることはよく知られています。昆虫でもカフェインがハエを活性化させ睡眠に影響することや、ハチの学習記憶能力を向上させ延命効果もあることが知られていますが、カフェインが殺虫や害虫防除に効果を持つかは、古くより実験があるものの、実験によって結果がまちまちでした。

  • 今回、私たちはカフェインを砂糖水にまぜてヒロズキンバエの成虫に与えることで、ハエの寿命が著しく減少することを発見しました。

  • 寿命短縮の程度は飲ませるカフェインの量により、通常30日程度の平均寿命が、0.5パーセントより濃い量のカフェインを飲ませると7日以内でほぼ死滅し、寿命に対する強い負の効果が判明しました。これまでコーヒーの抽出液の散布などを用いたカフェインによる害虫の殺虫効果についてははっきりしませんでしたが、使い方次第では実用的な殺虫効果が期待できます。

     

 

◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程2年(国費留学生)のShine Shane Naing大学院生(ミャンマー)と岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域の宮竹貴久教授らは、ヒロズキンバエ(ハエ目)を材料として、カフェインを砂糖水に混ぜて飲ませ、寿命・活動量・脂質の変化などへの影響を調べました。

 

 実験の結果、0.5パーセント以上のカフェインを含んだ砂糖水を飲ませると7日以内で死滅することがわかり、使い方次第では実用的な殺虫効果が期待できます。

 

 カフェインはミツバチの記憶精度をあげる効果があることがわかっていましたが、殺虫効果については曖昧でした。またカフェインの過剰摂取はヒトにも有害な影響のあることがわかっていますが、昆虫にも過剰摂取は致命的であることが明らかとなり、基礎と応用でさらなる研究が必要であることがわかりました。

 

 この研究成果は2025年2月10日午前10時(日本時間)、Springerの日本応用動物昆虫学会誌「Applied Entomology and Zoology」にオンライン掲載されました。

 

 

濃度を変えたカフェインを飲ませたヒロズキンバエ(右上写真)の寿命(左図)。右下の写真は実験に用いた飼育ケージ。

 

 

◆宮竹貴久教授からのひとこと

 カフェインを甘い砂糖水に混ぜてハエに与えるとカフェインには殺虫効果のあることがわかりました。今回の研究成果はJICAと国費支援を受けミャンマーより来日した留学生が証明したもので、カフェインの使い方次第では国際的に殺虫剤としての実用化につながるかも知れません。カフェインが昆虫に及ぼす効果はまだ不明な点が多く、今後、さらなる研究が必要だと思います。 

 

 

 

◆論文情報
 論文名:Effects of caffeine on the longevity and locomotion activity of the common green bottle fly, Lucilia sericata (Diptera: Calliphoridae)
 邦題名「ヒロズキンバエの寿命と歩行活動量に及ぼすカフェインの影響」
 掲載誌:Applied Entomology and Zoology (Springer)
 著 者:Shine Shane Naing, Haruna Fujioka, Teruhisa Matsuura, Takahisa Miyatake
 DOI:10.1007/s13355-025-00893-0.
 URL:https://link.springer.com/article/10.1007/s13355-025-00893-0

 

 

◆研究資金
 本研究はJICA-国際協力機構(ミャンマー国 「農業セクター中核人材育成」)および、MEXT-文部科学省(国費外国人留学生〔特別枠〕)の支援を受けて実施しました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 カフェインの殺虫効果を実証~飲んだ昆虫は死ぬ~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20250210-1.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域 昆虫生態学研究室(宮竹貴久教授)

 https://sites.google.com/view/miyatake/home

・岡山大学農学部

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/index.html

・岡山大学大学院環境生命自然科学研究科

 https://www.elst.okayama-u.ac.jp/

 

 

◆参考情報1
・昆虫の細菌感染密度に季節性 世界に先駆けて発見
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id459.html
・“逃げるは恥”ではない!? 戦闘で負けた後に4日間逃げ続ける昆虫について動物の行動様式の進化を数理モデルで解析
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id437.html
・LEDと性フェロモンを用いた環境・生産に負荷の少ない新型の害虫誘殺トラップを開発
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id419.html
・ウォーキング・ブームが少子化を招く?~昆虫からの示唆~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id561.html
・死んだふりを制御する遺伝子群を世界に先駆けて発見!~ファーブルも注目した死にまねの仕組みを解明~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id669.html
・歩かない虫のオスは、より多くの子の父となる!~より歩かないオスのほうがメスをめぐる競争に勝つ~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id638.html
・大きな大顎を持つオスは死んだふりをしやすい?甲虫を用いた検証により世界で初めて明らかに
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id802.html
・コーヒーは虫のオスにとって精力剤なのか~カフェインを飲んだオスは、求愛にせっかちになる!~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id774.html
・体内時計のリズムの振幅は北に行くほど小さくなる!昆虫を使った実証で発見
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id806.html
・世界初! 天敵から逃れる戦略を制御するゲノムの特徴を解明 ~死んだふりを操る遺伝子の全貌を突き止めた~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000072793.html

・食われる側も工夫する:異なる天敵には違う捕食回避戦略を使う甲虫~フリーズか、それとも死を装うのか?~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000497.000072793.html

・虫の求愛にもご当地の流儀があった!~婚姻贈呈に見られた地域差~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000721.000072793.html

・死んだふりに見られた緯度クライン ~北の虫は死んだふりをよく行う~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001335.000072793.html

・いつ、死んだふりから目覚めるべきか ~覚醒を早める集合フェロモンの存在を世界に先駆けて発見!~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001663.000072793.html

・サツマイモの大害虫イモゾウムシはイモ苗のある場所に固執する ~環境にやさしい害虫根絶に役立つ世界初の発見!~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002023.000072793.html

・死んだふりしている場合じゃない!~オスは異性のフェロモンにより死んだふりから覚醒する事を世界で初めて発見!~〔琉球大学、岡山大学〕
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002262.000072793.html

・雄間闘争で脚を噛まれて負けた甲虫のオスは、交尾のときに踏ん張れない~ライバルに脚を噛まれたオスは残せる子の数が減る!~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002371.000072793.html

 


◆参考情報2

・岡山大学広報「いちょう並木」 Vol.107を発行~ファーブルを超えて 世紀の発見を生む「昆虫博士」~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002742.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(農) 教授 宮竹貴久
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-8339

 FAX:086-251-8388

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1350.html

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/


<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年1月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002800.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id13987.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002929.000072793.html