2023年2月28日火曜日

【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報29)「新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行への対応について」を期間限定で一般公開

歯科総合出版社デンタルダイヤモンド社が発行している歯科衛生士向け月刊誌『DHstyle』に連載中の「感染制御学ノート」の新型コロナウイルス特集ページ(続報29)「新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行への対応について」を期間限定で一般公開中です!


 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)東京オフィス駐在の佐藤法仁副理事(研究・産学共創担当)・URAは、歯科総合出版社である株式会社デンタルダイヤモンド社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役:濵野優)が歯科衛生士向けに発行している月刊誌『DHstyle』に、連載「感染制御学ノート」を2012(平成24)年1月から行っています。

 この「感染制御学ノート」の連載では、歯科に関わる口腔微生物(ウイルス、細菌、真菌、寄生虫など)のほかに、ヒトに感染症を引き起こすさまざまな微生物について取り上げ、医療従事者、特に歯科衛生士の方向けにわかりやすい言葉で微生物学の視点での知識アップデートや歯科医療現場等で役立つ感染対策のポイントなどを毎回紹介しています。

 昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大(パンデミック)に伴い、本連載でもCOVID-19の原因となる新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)について、『DHstyle』2020年4月号より取り上げ、最新の情報を紹介しています。

 パンデミックとして、私たちの生活を大きく変えることになった新型コロナウイルスについて、国内外の状況や正しい知識や情報把握などの観点から、著者の佐藤法仁副理事の発案と発行元のデンタルダイヤモンド社のご厚意から、最新号の「感染制御学ノート」の新型コロナウイルス特集ページを期間限定で一般公開します。少しでもみなさまのお役に立てばと思います(2023年2月27日公開)。


<期間限定で一般公開している『DHstyle』について>
 掲載号:DHstyle, 16(12)
 題 名:「感染制御学ノート」vol.132 新型コロナウイルス(続報29)
 著 者:佐藤法仁
 発行月:2022年12月
 ISSN: 18813437
 https://dental-diamond.jp/pages/dhstyle/1366/


◆著者の佐藤法仁副理事からのひとこと
 この数年、新型コロナウイルスの出現とその感染症のパンデミックに伴い、インフルエンザの流行が下火であったともいえる状況でしたが、この冬季は社会活動の活性化などでインフルエンザの流行が目立っています。新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行・感染は、多くの方々が気になる点かと思います。本号では「新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行への対応について」と題して、一般の方にもわかりやすく紹介しました。日頃の感染対策とともに参考となれば幸いです。
 

著者の国立大学法人岡山大学の佐藤法仁副理事(研究・産学共創担当)・URA

著者の国立大学法人岡山大学の佐藤法仁副理事(研究・産学共創担当)・URA



◆『DHstyle』について
 歯科衛生士を取り巻く環境はここ数年大きな変革をみせています。養成機関においても、3年制教育が始まり、また4年制大学が設置されるなど、歯科衛生士の使命と役割が大きく評価されるなか、2006年には日本歯科衛生学会が設立され、その存在がますますクローズアップされています。
 このような時機の、2007年1月に、デンタルダイヤモンド社から新雑誌『DHstyle』が創刊されました。本誌はその名が示すとおり、診療スタイルやライフスタイルなど、歯科衛生士のみなさまのさまざまな「スタイル」に焦点を当てながら、情報提供を行う月刊誌です。
 https://www.dhstyle.net/


◆参 考
・株式会社デンタルダイヤモンド社
 https://www.dental-diamond.co.jp/
・国立大学法人岡山大学
 https://www.okayama-u.ac.jp/index.html
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・岡山大学病院コロナ・アフターケア外来
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index377.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】RSウイルス特集ページを期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報15)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報16)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報17)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報18)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000290.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報19)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000347.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報20)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000406.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報21)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000467.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報22)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000531.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報23)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000600.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報24)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000642.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報25)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000677.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報26)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000921.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報27)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000995.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報28)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001219.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】小児の原因不明の重篤な急性肝炎(第1報)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000740.000072793.html


◆参考:調査研究レポート
・【岡山大学】新型コロナ情報「小児新型コロナウイルスワクチン接種後副反応調査 中間報告について」(岡山大学疫学・衛生学分野vol.1)を発行
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000687.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナ情報「小児新型コロナウイルスワクチン接種後副反応調査 最終報告について」(岡山大学疫学・衛生学分野vol.2)を発行
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000761.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナ情報「岡山市におけるワクチンの感染予防・重症化予防効果について」(岡山大学疫学・衛生学分野vol.3)を発行
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001199.000072793.html
・【岡山大学】武田/モデルナ社新型コロナワクチン 1回目接種後副反応調査(中間報告)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000225.000072793.html
 ・【岡山大学】武田/モデルナ社新型コロナワクチン接種後副反応調査〔最終報告〕~男女半々の若い世代を対象とした2回目接種はどのような結果なのか~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000072793.html
・【岡山大学】武田/モデルナ社新型コロナワクチン接種1か月後追跡調査報告 ~接種1か月後の副反応の有無や満足度を評価~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000332.000072793.html
・【岡山大学】武田/モデルナ社製新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目接種)後副反応調査 ~中間報告~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000648.000072793.html
・【岡山大学】武田/モデルナ社製新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目接種)後副反応調査 ~最終報告~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000798.000072793.html
・【岡山大学】武田/モデルナ社製新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目接種)後発熱と抗体価の関連についての報告
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000918.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナ後遺症の原因とされる宿主内持続感染は起きるのか 〜全身性感染と不十分な免疫応答は持続感染のリスク要因に〜
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000778.000072793.html
・【岡山大学】高齢者施設入所者のおよそ1割は予防接種にもかかわらず免疫反応が極めて弱く、対応が必要
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000800.000072793.html
・【岡山大学】コロナ禍に子どもの喘息新規診断率が減少 ~感染症対策による呼吸器ウイルス感染症減少と関連か~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001081.000072793.html

 
   



◆本件お問い合わせ先
 国立大学法人岡山大学 副理事(研究・産学共創担当)・URA 佐藤法仁 〔東京駐在〕
 E-mail:norito-satoh◎cc.okayama-u.ac.jp
             ※◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 雑誌『DHstyle』に関するお問い合わせは、下記デンタルダイヤモンド社「お問い合わせフォーム」をご利用ください
 https://www.dental-diamond.co.jp/shop/etc/kojin.html

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年3月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001259.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001265.000072793.html

【岡山大学】二孔チャネルはオキシトシン放出を促すことにより社会行動を制御していることを解明

 



<発表のポイント>

  • イオンチャネルの一種である二孔チャネルは、オキシトシン放出を促すことにより、マウスの社会行動を制御していることを明らかにした。
  • 二孔チャネルが細胞内のCa2+濃度を上昇させることにより、オキシトシンの開口分泌、特にプライミング(顆粒小胞が細胞膜へ近づく)を誘導することを明らかにした。
  • 二孔チャネルの機能不全が社会性障害を引き起こしている可能性があり、今後、二孔チャネルをターゲットとすることにより、社会性障害の新規治療法の開発が期待できる。



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の大学院自然科学研究科博士前期課程大学院生(当時)の川上奈津子、同学術研究院自然科学学域(牛窓臨海)の坂本浩隆准教授(神経内分泌学)と、英国オックスフォード大学、仏国パリ=サクレー大学等の国際研究グループは、イオンチャネルの一種である二孔チャネルが、オキシトシン放出を促すことによりマウスの社会行動を制御していることを明らかにしました。

 二孔チャネルは動物や植物の細胞の細胞内小器官の膜系に広く発現しており、電位開口型イオンチャネルスーパーファミリーの進化上重要な膜タンパク質として知られています。二孔チャネル遺伝子欠損(KO)マウスでは、オキシトシンの放出活性の著しい低下と、母性行動の減弱が観察されていましたが、その原因は不明でした。本研究では、二孔チャネルがオキシトシンニューロンにおいて細胞内のCa2+濃度を調節することにより、オキシトシンの開口分泌、特にプライミング(顆粒小胞が細胞膜へ近づく)を誘導しているという分子メカニズムを明らかにしました。

 二孔チャネルの機能不全が社会性障害を引き起こしている可能性があり、今後、二孔チャネルをターゲットとすることにより、社会性障害の新規治療法の開発も期待できます。

 この研究成果は、2023年2月7日付で米国科学アカデミー紀要「Proceedings of the National Academy of Sciences」電子版に掲載されました。


 

図1. 二孔チャネルが細胞内のCa2+濃度を上昇させることにより、オキシトシンの開口分泌、特にプライミング(顆粒小胞が細胞膜へ近づく)を誘導し、細胞外への放出を促す

図1. 二孔チャネルが細胞内のCa2+濃度を上昇させることにより、オキシトシンの開口分泌、特にプライミング(顆粒小胞が細胞膜へ近づく)を誘導し、細胞外への放出を促す

 

 

図2. 免疫電子顕微鏡による解析。二孔チャネルKOマウスにおいてオキシトシン放出が抑制されることにより、下垂体後葉における顆粒小胞の自食作用が促進される

図2. 免疫電子顕微鏡による解析。二孔チャネルKOマウスにおいてオキシトシン放出が抑制されることにより、下垂体後葉における顆粒小胞の自食作用が促進される



◆坂本浩隆准教授からのひとこと
 国際共同研究加速プロジェクトの一環で、私が英国オックスフォード大学に短期留学している際に、「オキシトシンの放出メカニズム」、というお互いの興味が一致したことにより、国際共同研究に発展しました。私たちは得意分野である免疫電子顕微鏡解析をすべて担当しました。
 2017年夏にプライミングしましたが、コロナの影響もあり、リリース(放出)まで5年以上もかかってしまいました。今回、無事リリースできてホッとしているとともに、ますます日英仏の国際協働トライアングルを加速していきたいという思いを強くしています!(日の目を見ないまま自食されずに良かったです!!)
 

坂本浩隆准教授

坂本浩隆准教授


◆論文情報
 論文名: Endolysosomal TPCs regulate social behavior by controlling oxytocin secretion
     「二孔チャネルはオキシトシン放出を促進することにより社会行動を制御する」
 掲載誌: Proceedings of the National Academy of Sciences(米国科学アカデミー紀要)
 著 者: Lora L Martucci, Jean-Marie Launay, Natsuko Kawakami, Cécile Sicard, Nathalie Desvignes, Mbarka Dakouane-Giudicelli, Barbara Spix, Maude Têtu, Franck-Olivier Gilmaire, Sloane Paulcan, Jacques Callebert, Cyrille Vaillend, Franz Bracher, Christian Grimm, Philippe Fossier, Sabine de la Porte, Hirotaka Sakamoto, John Morris, Antony Galione, Sylvie Granon, José-Manuel Cancela*
(*責任著者)
 DOI: 10.1073/pnas.2213682120
 URL: https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2213682120


◆研究資金
 本研究は、下記の支援を受けて実施しました。
  ・JSPS科学研究費補助金 国際共同研究加速基金 15KK0257 研究代表者:坂本浩隆
  ・JSPS科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)(学術研究支援基盤形成)先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)16H06280 研究分担者:坂本浩隆
  ・岡山大学 次世代研究拠点形成支援事業 拠点代表者:坂本浩隆
  ・岡山大学 国際研究拠点形成支援事業 参画研究者:坂本浩隆


◆詳しい研究内容について
 二孔チャネルはオキシトシン放出を促すことにより社会行動を制御していることを解明
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20230215-1.pdf


◆参 考
・岡山大学大学院 自然科学研究科
 https://www.gnst.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学理学部
 https://www.science.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所
 https://www.science.okayama-u.ac.jp/~rinkai/


◆参考情報
・【岡山大学】ラットが目を掻く際、「利き足」が存在
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000983.000072793.html
・【岡山大学】長引くかゆみ、何回も引っ掻くと神経で増えるタンパク質が原因!~かゆみ治療薬開発への応用に期待~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000659.000072793.html
・【岡山大学】慢性疼痛からの自然回復に必要な細胞を世界で初めて発見!~ミクログリア細胞の驚くべき変化~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000625.000072793.html
・【岡山大学】原始左右相称動物・扁形動物の“原型(プロトタイプ)脳”から神経内分泌系の進化起源を特定
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000546.000072793.html
・【岡山大学】ご先祖様だと信じてきたもの、実は叔母のような関係? カエル抗菌ペプチド「ボンベシン」と哺乳類神経ペプチド「ガストリン放出ペプチド」とは異なる進化系譜だった
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000223.000072793.html
・【岡山大学】女性は「かゆみ」に敏感? -女性ホルモンの変動により「かゆみ」の感じ方が変わるしくみを解明-
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000072793.html


◆参考動画:岡山大学理学部付属牛窓臨界実験所研究室紹介(YouTube 3:05)
 https://youtu.be/t7jJWOBHxEk


 

 

岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所(岡山県瀬戸内市)

岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所(岡山県瀬戸内市)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 自然科学学域(牛窓臨海)准教授 坂本浩隆
 〒701-4303 岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍130-17 岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所
 TEL:0869-34-5210
 FAX:0869-34-5211
 http://www.science.okayama-u.ac.jp/~rinkai/index.html

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
            ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL: 086-251-8463
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年3月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001259.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001266.000072793.html

 

【岡山大学】岡山大学病院 医療系オープンイノベーション・プログラム「第6回BIZEN活動発信会」の内容動画を期間限定で公開

 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)は、2020年度に内閣府の「国立大学イノベーション創出環境強化事業」に採択され、
  ・マネジメントの強化と高度専門人材の充実
  ・教育研究の価値や既存ネットワークや研究基盤プラットフォームを「収益の価値」に転換
  ・ビジネスに直結している医療系活動を強化した「収益の増強」を推進
  ・出遅れているスタートアップやベンチャーとの協働活動の「流れ」をつくり「収益の芽」を育てる
の4つ計画方針の主眼点のもと、各種の取り組みを全学を挙げて実施しています。

 これらの取り組みのひとつとして、岡山大学病院(岡山市北区)を中心とした医療系における「オープンイノベーションラボの設置と研究開発支援」として産学共創活動の促進を展開する《BIZEN-プロジェクト(BIZEN=Business Innovation Zone for Entrepreneurship)》を実施しています。

 今回、2023年2月14日に開催した「第6回BIZEN活動発信会」の内容について、講師のみなさまのご厚意により、期間限定で一般公開することとなりました。

 この機会にぜひご覧いただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

 なお、2023年度は、以下のようにBIZEN発信会を行いますので、ご期待ください。
 
  第1回 活動発信会
  2023年4月中旬 17:00~18:30
  “SaMD開発に必要な医療丈夫と法規制の理解”

  第2回 活動発信会
  2023年6月中旬 17:00~18:30
  “SaMD開発のファインディング”
 



【公開動画の概要】
 MEDISOプロジェクトマネージャーの川上明彦様より、MEDISOの医療系ベンチャー・トータルサポート事業のご説明に続き、” SaMD開発における現状の課題は何か?“をテーマにシンポジウムを行いました。
 3つの事例および提言にて具体的な活動が紹介された後に、発表者感でディスカッションが行われました。規制などの課題、人材育成 更に起業への課題があることを認識されましたが 多数の支援プログラムの利用し、チャレンジしていただきたいという思いを共有しました。
 

 https://youtu.be/hGpHXhFd94Y

 (YouTube 1:56:35)


【第6回BIZEN活動発信会のプログラム】
 1. MEDISO(医療系ベンチャー・トータルサポート事業)の紹介
   株式会社三菱総合研究所 ヘルスケア&ウェルネス本部 MEDISOプロジェクトマネージャー 川上明彦 氏

 2. シンポジウム “ SaMD開発における取組と現状の課題 ”
   MC : (公財)大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 臨床研究センター 徳増裕宣 氏
   全体説明:岡山大学病院 新医療研究開発センター 櫻井 淳 氏
   事例紹介:「メディカルAIグループの取組み」
         株式会社両備システムズ ビジネス戦略本部 DX事業推進室 大戸彰三 氏
        「多様な医療ニーズにAIで応える:岡山大学医療AIプロジェクト」
         岡山大学大学院 学術研究院医歯薬学域 谷岡真樹 氏
        「SaMDでの事業創出における準備段階の乗り越えかた」
         Antler 元パートナー/シリアルアントレプレナー 木野瀬友人 氏
   ディスカッション
 


【参加者】
 企業関係者、研究者、医療従事者、BIZENラボ入居者など

【ポスター】
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/flyer20230214_BIZEN.pdf



○BIZEN-プロジェクト(BIZEN=Business Innovation Zone for Entrepreneurship)
 BIZEN-プロジェクトは、「臨床研究中核病院」、「がんゲノム医療中核拠点病院」、「橋渡し研究支援拠点」として、多様的・総合的な活動に取り組む岡山大学病院において、医療人材を育てると同時に、外部企業等と協働して、医療イノベーションを推進していくものです。
 BIZEN-プロジェクトには、産学共創と異分野融合によるイノベーション創出を図る「場」として、企業ラボ「BIZENラボ」が設けられており、大学病院に直結した場での産学共創活動等が精力的に実施されています。2021年12月のBIZENラボのオープン以来、多くの企業等にご利用頂いております。企業様からのご相談等は随時、受けつけております。お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/bizen/
 



〇紹介動画(YouTube 5:09)
 https://youtu.be/HbenhqyOaxg




◆参 考
・医療系オープンイノベーション・プログラム「BIZEN-プロジェクト」
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/bizen/
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・ 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学研究推進機構
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/


◆参考情報
・内閣府「国立大学イノベーション創出環境強化事業」に採択 イノベーションエコシステムの構築を加速
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9724.html
・【岡山大学】文部科学省令和3年度「国立大学経営改革促進事業」に採択 ~イノベーション・エコシステム構築に向けた大学収入構造改革を推進~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000270.000072793.html
・【岡山大学】医療系オープンイノベーション・プログラム「BIZEN-プロジェクト」が活動開始!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000386.000072793.html
・【岡山大学】医療系オープンイノベーション・プログラム「BIZEN-プロジェクト」ホームページを開設&個別説明会を開催します
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000368.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院医療系オープンイノベーション・プログラム「BIZEN-プロジェクト」BIZENラボ 満員御礼
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000632.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院 医療系オープンイノベーション・プログラム「第4回BIZEN活動発信会」の内容動画を期間限定で公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000968.000072793.html

 

岡山大学病院が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

岡山大学病院が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学病院 研究推進課 BIZEN運営事務局
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL:086-235-7983
 E-mail:byouin-kensui◎adm.okayama-u.ac.jp
         ※◎を@に置き換えて下さい。
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/bizen/

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年3月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001259.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001267.000072793.html

【岡山大学】ムスカリン受容体依存シナプス可塑性の仕組みとアルツハイマー病との関係 〜学習と記憶を司るNMDA受容体依存シナプス可塑性との統一的理解〜

 



<発表のポイント>

  • ムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChR)は、NMDA型グルタミン酸受容体(NMDAR)と同様、シナプス伝達の長期増強(LTP)及び長期抑制(LTD)を誘導しますが、その分子機構は未解明でした。
  • 先行研究において、NMDAR依存のLTP及びLTDを誘導するAMPA型グルタミン酸受容体(AMPAR)の輸送機構を提案し、その妥当性をシミュレーション実験で実証しました。
  • 本研究では、mAChR依存LTP及びLTD誘導がシミュレーション実験で再現できることを示し、その際NMDARと共通のAMPAR輸送機構を利用できることを明らかにしました。
  • 加齢に伴うシナプス内AMPAR量の減少が、LTPの減弱及びLTDの増強を導くことを見出しました。
  • このシナプス伝達の低下は、アルツハイマー病発症へと至るシナプス喪失の要因の1つと考えられます。



◆概 要
 学習と記憶を司るNMDA型グルタミン酸受容体(NMDAR)と同様に、ムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChR)は、海馬興奮性ニューロンにおけるシナプス伝達の長期増強(LTP)及び長期抑制(LTD)を誘導することが知られています。しかしながら、その分子機構は未解明でした。

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)異分野基礎科学研究所の墨智成准教授と豊橋技術科学大学IT活用教育センターの原田耕治准教授は、先行研究において、NMDARからのCa2+流入により駆動されるAMPA型グルタミン酸受容体(AMPAR)の輸送機構を提案し、そのモデルシミュレーション実験により、LTP及びLTDが誘導されることを示し、提案機構の妥当性を実証しました。本研究では、このモデルにmAChRの活性化に伴うCa2+流入を考慮し、mAChRに依存したLTP及びLTDが誘導されることを明らかにしました。

 両者の主な違いは、NMDARではその活性化に伴い細胞外Ca2+イオンが樹状突起スパイン内に流入するのに対し、mAChRでは小胞体内に蓄えられている細胞内Ca2+イオンがmAChRの活性化に伴いスパイン細胞質に放出される点です。一方、Ca2+シグナルによって駆動されるAMPAR輸送機構については両者で共有できており、NMDAR及びmAChRに特徴的なLTP及びLTD誘導は、Ca2+シグナル強度の時間変化の違いに起因することを、シミュレーション実験によって実証しました。

 一般に高齢者では、樹状突起スパイン内のAMPAR量が減少することが知られています。そこで、通常より樹状突起スパイン内のAMPAR量を減らした「加齢」条件でシナプス可塑性のシミュレーション実験をしたところ、減らす前と比較してLTDは増強し、LTPは減弱することを見出しました。これはすなわち樹状突起スパイン内のAMPAR数が減少すると、減少前よりシナプス伝達が低下すること意味しており、アルツハイマー病の原因となるシナプス喪失を導く要因となる可能性が示唆されました。

 本研究による知見は今後、アルツハイマー型認知症の新たな予防法及び治療法の開発へ繋がってゆくことが期待されます。

 本研究は2月3日、Cell Press社の「iScience」にオンライン掲載されました。

 

図1. 海馬興奮性ニューロンの樹状突起スパインにおけるシナプス後膜に存在する神経伝達物質受容体及びシナプス関連分子
 細胞体まで繋がっている小胞体を、分子モーターミオシンVbがアクチン骨格上を二足歩行しながら、活性の高い樹状突起スパイン先端まで牽引し、小胞体内Ca2+イオンをスパイン細胞質へ効率的に放出するのをアシストする
 

 

図2. NMDA型グルタミン酸受容体(NMDAR)及びムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChR)によって介在される樹状突起スパイン細胞質へのCa2+イオンの流入
 (a) NMDARの活性化による細胞外Ca2+イオンのスパイン細胞質への流入
 (b) mAChRの活性化による小胞体内に蓄えられた細胞内Ca2+イオンのスパイン細胞質への流出
 (c) mAChRの活性化に伴うシナプス後膜上AMPAR数の、基底状態に対する割合の時間変化


 

図3. アルツハイマー(AD)モデルによるLTD誘導の増強及びLTP誘導の減弱によるシナプス伝達の低下
 ADモデルでは、LTD誘導において、シナプス後膜上AMPAR数の減少が促進し長期抑制が強まり、LTP誘導においては、AMPAR数の増加が抑制され長期増強が弱まる


◆墨智成准教授と原田耕治准教授からのひとこと
 NMDARに依存したLTP/LTD誘導を統一的に再現するAMPAR輸送機構を、2020年に発表しました。海馬興奮性ニューロンではNMDAR 以外にも、mAChRによるLTP/LTD誘導が知られており、両者の相違点及び共通点に関心がありました。
 アセチルコリンによるmAChRの活性化に伴い、小胞体内Ca2+イオンが樹状突起スパインに放出されるモデルを作成し、AMPAR輸送機構に組み込んだモデルシミュレーションの結果、mAChRによって誘導される特徴的なLTP及びLTDを再現できた時は、とても嬉しかったです。
 私共が提案したAMPAR輸送機構は徐々に認知されつつありますが、本研究の結果は、その妥当性を支持する新たな証拠になると言えます。
 

岡山大学異分野基礎科学研究所の墨智成准教授と豊橋技術科学大学の原田耕治准教授(右)

岡山大学異分野基礎科学研究所の墨智成准教授と豊橋技術科学大学の原田耕治准教授(右)


◆論文情報
 論文名:Muscarinic acetylcholine receptor-dependent and NMDA receptor-dependent LTP and LTD share the common AMPAR trafficking pathway
 掲載誌:iScience
 著 者:Tomonari Sumi, Kouji Harada
 D O I: 10.1016/j.isci.2023.106133
 U R L: https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(23)00210-9


◆研究資金
 本研究は、独立行政法人日本学術振興会(JSPS)科学研究費補助金(JP20K05431, JP22H01888, JP22K12245)の助成を受け実施しました。


◆詳しいプレスリリースについて
 ムスカリン受容体依存シナプス可塑性の仕組みとアルツハイマー病との関係〜学習と記憶を司るNMDA受容体依存シナプス可塑性との統一的理解〜
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20230222-1.pdf


◆参 考
・岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)
 http://www.riis.okayama-u.ac.jp/
・豊橋技術科学大学IT活用教育センター
 https://cite.tut.ac.jp/


◆参考情報
・【岡山大学】新型コロナ後遺症の原因とされる宿主内持続感染は起きるのか 〜全身性感染と不十分な免疫応答は持続感染のリスク要因に〜
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000778.000072793.html
・【岡山大学】最終普遍共通祖先LUCAの炭素代謝経路を支配する新たな速度論的仮説 〜速度論的競合が生み出す炭素代謝経路の多様性〜
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000072793.html
・【岡山大学】水はタンパク質の立体構造を不安定化する ~長年信じられてきたタンパク質変性メカニズムの見直しへ~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000072793.html
・アザラシの海洋適応に伴うタンパク質進化のしくみを解明
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000233.000072793.html
 

岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学異分野基礎科学研究所 准教授 墨 智成
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL: 086-251-7837
 http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~sumi/index.html

 豊橋技術科学大学 IT活用教育センター 准教授 原田耕治
 〒441-8580 愛知県豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1-1
 https://cite.tut.ac.jp/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年3月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001259.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001261.000072793.html

【岡山大学文明動態学研究所】第21回RIDCマンスリー研究セミナー「地方占領期研究と街の記録・カラー写真・岡山」〔3/8水, オンライン〕

 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の文明動態学研究所(RIDC)は、2021(令和3)年に開所された岡山大学で4つ目の研究所であり、人文・社会科学系でははじめての研究所です。

 RIDCでは、「RIDCマンスリー研究セミナー」を開催し、RIDCにかかわる教員の研究成果や進行中のプロジェクトの進捗状況などを自由に報告し、語り合う場にしたいと考えています(セミナーは、一般公開にする場合とセミクローズドで行う場合があります)。

 第21回となるRIDCマンスリー研究セミナーを下記の通りオンラインで開催します。

 ご興味、ご関心のある方ならば、どなたでもご参加いただけます。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

 
【日 時】
 2023年 3月 8日(水)  12:00 ~ 13:00

【題 名】
 地方占領期研究と街の記録・カラー写真・岡山

【概 要】
 占領期研究は、地域を主体に、人びとの生活記憶を喚起する領域へと進んできた。多くの地方都市に進駐した兵卒、焼け残った県庁に同居した「地方軍政部」の軍政官、地域の人びとの記憶に残りやすい女性兵士や日系米兵は記憶を喚起する存在である一方、自らも記録を残しそれらの掘り起こしが進む段階である。
 こうしたなか、岡山の占領体験は特異である。その要因は、英連邦軍が主な駐留部隊であったこと、文化人類学や民俗学の研究・調査機関としてミシガン大学日本研究所岡山分室が1950年から設置されたことの2点に求められよう。加えてこの数年、占領期のカラー写真の重要性に注目が集まっている。岡山で調査研究を行いその後に日本研究者として著名となったJ.W.ホールによるカラー写真も今回見出された。また、京都では、2020年夏に続き、現在も特別展示「京都・占領期カラー写真」展が開催されている。京都での取り組みもあわせて紹介したい。

【スピーカー】
 長志珠絵 氏(神戸大学大学院 国際文化学研究科 教授 )
 福島幸宏 氏(慶應義塾大学 文学部 准教授 

【開催方法】
 オンライン(ご参加いただくにはZoomのご利用が必要となります)

【参加費】
 無 料

【お申込方法】
 2023年3月7日(火)12:00までに、下記URLからお申込みください。
 折り返し、参加用URLをお送りします。
 https://forms.gle/HwnHTsMMdHXas5Dh8

【ポスター】
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/wp-content/uploads/2023/01/RIDC_seminar_202303.pdf


【主 催】
 岡山大学文明動態学研究所

【共 催】
 岡山大学文学部


◆参考:RIDCマンスリー研究セミナー
・【岡山大学文明動態学研究所】第3回RIDC マンスリー研究セミナー「日本史研究と地域史研究のはざま―生存の「関係・空間」の歴史学―」
 https://youtu.be/C2XefIGOQiQ
・【岡山大学文明動態学研究所】第6回RIDCマンスリー研究セミナー「プリント化する伝統織物-インドネシア、バリ島紋織をめぐるオーセンティシティとアイデンティティ-」 の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000394.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「経済状況が主観的ウェルビーイングに与える影響 -年齢階級・都道府県別クロス・セクション分析-」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000686.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「「モノのやりとり」をめぐる認識の齟齬ともつれあい ートンガにおける他者接触の事例からー」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000702.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「入所者の住宅からみた長島愛生園の歴史」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000802.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「「家族や子どもに迷惑をかけたくない」という思いとは何か?-〈迷惑〉研究プロジェクトの軌跡と展望-」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000883.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「ぶどう輸出の現状と消費者の評価 -台湾のアンケート調査から-」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001045.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「漢代画像石の画題と意義」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001244.000072793.html
 



◆参考情報
・岡山大学文明動態学研究所(RIDC)
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/
・【岡山大学】岡山大学文明動態学研究所開所式を挙行
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000072793.html
・【岡山大学】文明動態学研究所 キックオフ・シンポジウム「パンデミックと文明 -感染症と向き合う過去から未来へ-」〔4月14日(水)開催〕
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学文明動態学研究所『文明動態学』Vol.1が刊行されました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000504.000072793.html
・【岡山大学】文明動態学研究所 国際シンポジウム「ベーリンジア:ユーラシアからアメリカへの人類の拡散」の動画を公開しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000998.000072793.html

 

 

 

岡山大学文明動態学研究所と文学部が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学文明動態学研究所と文学部が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学文明動態学研究所(RIDC)
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス
 E-mail:ridc◎okayama-u.ac.jp
        ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL:086-251-7442
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
            ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL: 086-251-8463
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年3月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001259.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

【岡山大学】シアノバクテリアの光化学系I単量体IsiA超複合体の立体構造解明 ~集光性色素タンパク質の進化を紐解く契機に~

岡山大学と理化学研究所、東北大学、神戸大学、東京都立大学の共同研究成果プレスリリースです!
 
 



<発表のポイント>
  • クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子構造解析により、酸素発生型光合成を行うシアノバクテリアAnabaena sp. PCC 7120(以下、アナベナ)の光化学系I(PSI)と集光性色素タンパク質IsiAから構成されるPSI-IsiA超複合体の立体構造を決定しました。
  • アナベナPSI-IsiAはPSI単量体に6個のIsiAが結合しており、複合体の構成成分がこれまで報告されている他のシアノバクテリア由来PSI-IsiA構造と大きく異なることを見出しました。
  • アナベナPSI-IsiA構造の特徴は、シアノバクテリアIsiAの多様性を示唆しており、光合成生物がどのように光捕集機構を獲得し、進化させてきたのかという謎を紐解く鍵になることが期待されます。


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の異分野基礎科学研究所(RIIS)の長尾遼特任講師(現静岡大学農学部准教授)、加藤公児特任准教授(現JASRI研究員)、沈建仁教授と理化学研究所放射光科学研究センターの米倉功治グループディレクター(東北大学多元物質科学研究所教授を併任)、浜口祐研究員(現東北大学多元物質科学研究所准教授)、川上恵典研究員の研究グループは、神戸大学の秋本誠志准教授、東京都立大学の得平茂樹教授、理化学研究所の堂前直ユニットリーダーとの共同研究により、クライオ電子顕微鏡を用いて、シアノバクテリアのアナベナ由来PSI-IsiA超複合体の立体構造解析に成功しました。

 他のシアノバクテリアのPSI-IsiA超複合体と比べると、IsiAサブユニットの発現および配置が大きく異なることを見出しました。シアノバクテリアにおけるIsiAの分子特性は、光合成生物の光捕集機構の進化を考察するうえで重要な指標となることが期待されます。

 本研究成果は日本時間2月17日、英国の科学雑誌「Nature Communications」に掲載されました。

 

図1. PSI-IsiAの立体構造
A:既に報告されているPSI三量体-IsiA構造。PSI(灰色)とIsiA(赤色)を図示した。ラベルされているPSIの単量体が三つ結合して三量体を形成する。単一遺伝子由来のIsiAが18個結合し(1~18の番号を付与)、リング状構造を形成する
B:本研究で解明したPSI単量体-IsiA構造。PSIの単量体(灰色)に対して、6個のIsiAが結合する。IsiA2-1(赤色)、IsiA1-4(青色)、IsiA1-5(青色)はそれぞれの遺伝子を同定した。IsiA1-4およびIsiA1-5は同じ遺伝子産物である。緑色のIsiAは今回の研究では遺伝子を同定できなかった。この図から、IsiA2-1はPSI単量体間相互作用の境界に位置することがわかる


◆長尾遼特任講師からのひとこと
 アナベナはIsiA遺伝子を4つ持ちます。これまでに報告されているPSI-IsiA構造を持つシアノバクテリアはIsiA遺伝子を1つしか持ちません。なぜシアノバクテリア種間でIsiA遺伝子の数が異なるのでしょうか?本研究は、IsiA遺伝子を複数種持つシアノバクテリアから調製したPSI-IsiAを構造解析した初めての報告になります。
 今後は、アナベナをモデルとし、集光性色素タンパク質の分子進化に踏み込んでいきたいです。
 

長尾遼特任講師(現静岡大学農学部准教授)

長尾遼特任講師(現静岡大学農学部准教授)


◆論文情報
 論 文 名:“Structure of a monomeric photosystem I core associated with iron-stress-induced-A proteins from Anabaena sp. PCC 7120”
      「アナベナ由来のPSI単量体-IsiA超複合体の立体構造」
 掲 載 紙:Nature Communications
 著  者:Ryo Nagao1,8, Koji Kato1,9, Tasuku Hamaguchi2,10, Yoshifumi Ueno3,11, Naoki Tsuboshita1, Shota Shimizu1, Miyu Furutani3, Shigeki Ehira4, Yoshiki Nakajima1, Keisuke Kawakami2, Takehiro Suzuki5, Naoshi Dohmae5, Seiji Akimoto3, Koji Yonekura2,6,7, and Jian-Ren Shen1
 URL/DOI:10.1038/s41467-023-36504-1
       https://www.nature.com/articles/s41467-023-36504-1

 1岡山大学・異分野基礎科学研究所
 2理化学研究所・放射光科学研究センター
 3神戸大学大学院・理学研究科
 4東京都立大学大学院・理学研究科 生命科学専攻
 5理化学研究所・環境資源科学研究センター
 6東北大学・多元物質科学研究所
 7理化学研究所・理研-JEOL連携センター
 8現所属:静岡大学・農学部
 9現所属:JASRI
 10現所属:東北大学・多元物質科学研究所
 11現所属:東京理科大学・教養教育研究院


◆研究資金
 本研究は、日本学術振興会「基盤研究」(課題番号:JP20K06528、JP20H02914)、日本学術振興会「萌芽研究」(課題番号:JP21K19085)、日本学術振興会「新学術領域研究(研究領域提案型)」(課題番号:JP17H06433)、日本学術振興会「特別推進研究」(課題番号:JP22H04916)、武田科学振興財団、日本医療研究開発機構(AMED)医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)、JST未来社会創造事業(課題番号:JPMJMI20G5)の支援を受け実施しました。


◆詳しいプレスリリースについて
 シアノバクテリアの光化学系I単量体IsiA超複合体の立体構造解明 ~集光性色素タンパク質の進化を紐解く契機に~
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20230221-1.pdf


◆参 考
・岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)
 http://www.riis.okayama-u.ac.jp/


◆参考情報
・【岡山大学】「強すぎる光」に対する藻類の生存戦略を解明! 強光を受けた際の有用藻類ユーグレナの光エネルギー利用機構を明らかに
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000072793.html
・【岡山大学】光捕集複合体フィコビリソームの単粒子構造解析 -藻類の太陽光エネルギーを吸収するタンパク質構造を解明-
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000072793.html
・【岡山大学】窒素固定を行うアナベナヘテロシストの光捕集機構を解明 ~窒素肥料依存による環境負荷の低減につながる発見~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000353.000072793.html
・【岡山大学】光合成真核生物で初の光化学系I複合体の多量体構造を解明~原核生物から真核生物への進化を解明する糸口に~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000620.000072793.html
・【岡山大学】珪藻の光化学系II-集光性色素タンパク質超分子複合体の立体構造解明 ~集光性色素タンパク質の進化を紐解く糸口に~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000629.000072793.html
・【岡山大学】始原的なシアノバクテリアの光化学系I複合体の立体構造を解明 ~光合成生物の進化を紐解くきっかけに~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000640.000072793.html
 

岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 静岡大学 農学部 准教授 長尾 遼 (ながお りょう)
 TEL:054-238-4251
 Twitter:https://twitter.com/NagryPhotosyn
 YouTube:https://www.youtube.com/@nagry
 Web site:https://nagaolab.wixsite.com/website

 理化学研究所 放射光科学研究センター グループディレクター 米倉功治 (よねくら こうじ)
 (理化学研究所 科技ハブ産連本部 バトンゾーン研究推進プログラム 理研-JEOL連携センター 次世代電子顕微鏡開発連携ユニット ユニットリーダー, 東北大学 多元物質科学研究所 教授)
 TEL:0791-58-2837

 岡山大学 異分野基礎科学研究所 所長・教授 沈 建仁(しん けんじん)
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-8502

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年3月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001259.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001263.000072793.html

 


【岡山大学】岡山市の教育課題解決へ向け、岡山大学大学院教育学研究科と岡山市教育委員会が連携・協働を強化へ

 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の大学院教育学研究科は2023年2月15日、岡山市教育委員会との連携・協働体制の強化について、本学教育学部において合同記者会見を行いました。記者会見には同研究科から髙瀬淳研究科長、西山修副研究科長、熊谷愼之輔副研究科長、市教育委員会からは三宅泰司教育長、奥橋健介教育次長らが出席しました。

 髙瀬研究科長は「岡山市教育委員会と岡山大学の強みを活かした協働研究プロジェクトを推進し、多様で複雑な教育課題の解決に向けて総合的にアプローチしていく」と連携強化の方向性を述べました。

 三宅教育長は「新規の不登校を抑制することが岡山市の重要な教育課題の一つであり、『考えよう不登校』をテーマとした協働研究プロジェクトを立ち上げる」とプロジェクトの具体的な内容を説明。協働研究プロジェクトを通して連携・協働体制を強化していくことが確認されました。
 

連携・協働体制を説明する髙瀬研究科長

連携・協働体制を説明する髙瀬研究科長

 

協働研究プロジェクトを説明する三宅教育長

協働研究プロジェクトを説明する三宅教育長

 

握手を交わす髙瀬研究科長と三宅教育長

握手を交わす髙瀬研究科長と三宅教育長

 

参加者の集合写真

参加者の集合写真



◆参 考
・岡山大学大学院教育学研究科・教育学部
 https://edu.okayama-u.ac.jp/?lang=japanese
・岡山市教育委員会
 https://www.city.okayama.jp/shisei/0000020389.html

 

岡山大学教育学部・大学院教育学研究科が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学教育学部・大学院教育学研究科が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 教育学域(大学院教育学研究科 教職実践専攻) 准教授 馬場真一
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-7682
 E-mail:shinichi_baba◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11904.html

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年3月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001259.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001262.000072793.html