2025年8月30日土曜日

【岡山大学】岡山大学の人事基本方針2~教員評価や公募・昇任時に指標を用いた研究業績の評価への対応を進めます~

 

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)、2025年8月19日に開催した定例記者発表において「国立大学法人岡山大学の人事基本方針について2~指標を用いた研究業績の評価への対応~」について公表しました。


 本学は、4月22日の定例記者発表において「国立大学法人岡山大学における人事基本方針」を公表し、同指針の中で「研究業績に関する基準については、原則として文部科学省の『地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)』の一角を担う研究大学の教員として、クリアすべき定量的指標及び研究の質を客観的に示す指標を、分野の特性等も踏まえ盛り込むものとする」としていました。


 その後の検討において「研究大学(J-PEAKS採択大学)」の教員に求められる研究業績とは何か」、「論文は数の評価に加えて、質の評価も必要ではないか」、「多様な研究分野をそれぞれどのように評価するか」などの課題点を検討しました。

 

 各指標には一長一短あり、単一の指標で研究業績を適切に評価できるものではないことから、複数の指標の組み合わせやピアレビューにより、総合的かつ正確な業績評価が必要であること、さらには発表年(最近の成果か、過去のものか)等、現在の研究者としてのアクティビティの評価や研究大学(J-PEAKS採択大学)の教員として求められる業績レベルを常に意識しながら、より高い指標を設定して個人の研究業績を客観的に測ることとしました。またそれらを通して、本学の研究分野の強みを明確にしていきます。

 

 これらの方針に基づき、令和7年12月頃までに各部局等における評価指標・基準の検討などを行い、令和8年度実施の人事から適応する予定です。


 国内の多くの大学・研究機関等が、公募時に明確な基準を公開していない実情の中で、本取り組みによる波及効果として、公募(昇任を含む)の際、指標による基準を明記することで、応募者が事前に適合しているかを自己判断することができます。また若手研究者らが今後のキャリアを描きやすくする点もありますです。


 また、現在の公募(昇任を含む)の申請書の「研究業績欄」は、申請者の「主観的」で、これまでの研究業績を羅列している場合が多くあります。これを、指標を用いたものに変更していくことで「客観的」な点を高めていくこと。さらには、これまでの研究業績を大切にするとともに、「直近○年」などの期間を区切り、「アクティビティ」の点も確認することで「きちんと結果を出し続けている者が報われる組織」という、当たり前を確実にすることなどができます。


 岡山大学は、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)の大学として」のみならず、それ以前に「研究大学として至極当然のこと」をきちんと実施していきます。研究をもとにさらなる基礎研究・応用研究へ。研究をもとに教育・人材育成へ。研究をもとに最新医療へ。研究をもとに社会貢献へ。そして、研究をもとに社会変革へ。「研究大学」として、すべての源泉を“研究”に重きを置く組織・制度へと昇華させていきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。

 

 

〇那須保友学長のコメント

 私たちは、わが国の研究大学群を担う大学として、「当たり前のことを当たり前に実施」しています。「当たり前」のことを実施する困難さもありますが、研究大学としての岡山大学、そしてわが国の科学技術・イノベーションの振興等のあり方を真剣に想う皆さんとともに、協働していきたいと思います。そのために人事基本方針を、戦略を持って実施しています。
 前回の「人事基本方針」の公開では、学内外を良い意味で“ざわつかせる”ことができました。そのおかげでさまざまな意見の収集ができ、今後の取り組みにも多いに役立ちました。今後もざわつかせて行きたいと思います。そして、そのざわつきが無くなった時が「当たり前」になったということかもしれません。
 私たち岡山大学は、研究大学として生きていく覚悟を決めています。それは何よりも岡山大学長期ビション2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現を目指すためのより良い手段として捉えています。今後も地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の挑戦にご期待ください。

 

 

〇2025年8月定例記者会見(学長発表):国立大学法人岡山大学における人事基本方針について2~指標を用いた研究業績の評価への対応~

【那須保友 岡山大学学長】
【三村由香里 理事(企画・評価・総務)】
【佐藤法仁 副理事(研究・産学共創総括)・副学長(学事)・上級URA】

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250819-2.pdf

 

 

定例記者発表において取り組みを紹介する那須保友学長(中央)

 

 

 

 


◆参 考

・岡山大学ビジョン3.0・岡山大学長期ビジョン2050

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html

・岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)

 https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

・【岡山大学】地域中核・特色ある研究大学の強化と岡山大学ビジョン2050の実現にむけて「人事基本方針」を公開しました

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003067.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学 総務部 人事課
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟

 E-mail:abd7055◎adm.okayama-u.ac.jp
      ※@を◎に置き換えています

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14535.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
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     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

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     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

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 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html

 岡山大学オリジナルグッズ Online Shop:https://okadaigoods.official.ec/
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
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 岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年7月期共創活動パートナー募集中:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003222.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

【岡山大学】診断と治療をつなぐセラノスティクスPET診断薬の開発!~神経疾患や心不全・がんなどの画像診断と治療評価に革新~

 

 

 

<発表のポイント>

  • パーキンソン病や心不全の早期・精密診断に加え、交感神経系腫瘍の診断にも革新をもたらすことが期待されるPET診断薬を開発し、世界初の臨床研究が進行中です。

  • これまで画像化が困難だった心筋・腎臓の微細な病変や、がんの悪性度に関わる分子変化を高精細に可視化することを可能にする放射性診断薬を開発しました。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の学術研究院医歯薬学域(医)の能勢直子助教および樋口隆弘教授(特任)の所属する研究グループは、ドイツ・ヴュルツブルク大学との国際共同研究により、次世代型の高精細PET診断薬の開発に成功しました。

 

 この成果は、「大学改革促進のための国際研究拠点形成プログラム(RECTOR)」の分子イメージングプロジェクトによるもので、2つの診断薬があります。


 1つ目は、パーキンソン病や心不全、交感神経系腫瘍などの早期診断・治療評価に有用な新規PET診断薬で、日本で世界初の臨床研究が始まったのち、ドイツでも臨床応用が始まりました。


 2つ目は、心筋・腎臓の微細な病変、がんの悪性度に関わる分子変化を高精細に可視化する放射性診断薬「F-18標識化合物[18F]DR29」で、安全性・有効性が確認され、実用化が期待されています。さらに、個別化医療やセラノスティクス※の実現に貢献すると期待されています。


 本成果は、米国心臓協会(AHA)が発行する医学雑誌『Hypertension』に2025年8月8日に掲載されました。

 

 

※セラノスティクス

 「治療(Therapy)」と「診断(Diagnostics)」を融合した新しい医療の考え方です。病気の状態 を高精度に診断するだけでなく、その情報をもとに最適な治療を同時に行うことを目指すもので、 近年、がんや神経疾患などの個別化医療において大きな注目を集めています。

 

 

◆樋口隆弘教授からのひとこと

 日本とドイツそれぞれの強みを生かし、基礎から臨床応用まで一気通貫で推進してこられたこと自体が画期的であり、大きな成果だと考えています。神経疾患や心不全、がんといった幅広い疾患領域において、これらのPET診断薬が早期診断や治療評価、さらにはセラノスティクスを通じた個別化医療の実現に貢献することを強く期待しています。

 

 

 

◆論文情報
 論 文 名:Redefining AT1 receptor PET Imaging: Introducing the Radiotracer [18F]DR29
 掲 載 紙:Hypertension
 著  者:Xinyu Chen, Hiroyuki Kimura, Takanori Sasaki, Konrad Klimek, Saskia Mühlig, Paula-Anahi Arias-Loza, Naoko Nose, Yusuke Yagi, Steven Rowe, Constantin Lapa, Rudolf Werner, and Takahiro Higuchi
 D O I:10.1161/HYPERTENSIONAHA.124.24441
 U R L:https://doi.org/10.1161/hypertensionaha.124.24441

 

 

◆研究資金
 本研究は、岡山大学「大学改革促進のための国際研究拠点形成プログラム(RECTOR)」の支援を受けて実施しました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 診断と治療をつなぐセラノスティクスPET診断薬の開発!~神経疾患や心不全・がんなどの画像診断と治療評価に革新~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250820-2.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学 医学部
 https://oumed.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
 https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/

 

 

◆参考情報
・岡山大学独自事業「大学改革促進のための国際研究拠点形成プログラム(RECTOR)」
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id614.html

 

 

岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学 学術研究院医歯薬学域(医)RECTOR分子イメージングプロジェクト
  教授(特任) 樋口隆弘
  助教     能勢直子
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス

 TEL:086-235-7742

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1425.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
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 岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/

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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

【岡山大学】レインボーコンサートvol.98 ~Jホール・プレミアム 守屋剛志×岡フィル 名曲特選版~〔8/31,日 岡山大学鹿田キャンパス〕

 

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2025年8月31日(日)に本学鹿田キャンパスの岡山大学Junko Fukutake Hall(Jホール)にて、「レインボーコンサートvol.98 ~Jホール・プレミアム 守屋 剛志×岡フィル 名曲特選版~」を開催します。

 

 みなさまのご参加をお待ちしています。

 

 

【日 時】

 2025年 8月 31日(日) 14:00開演(13:30開場)

【場 所】

 岡山大学鹿田キャンパス 岡山大学Junko Fukutake Hall(Jホール)

 (〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス内)

 http://j-hall.med.okayama-u.ac.jp/access/index.html

会場となる岡山大学Junko Fukutake Hall(Jホール)(岡山大学鹿田キャンパス)


【概 要】

 レインボーコンサートvol.98 Jホール・プレミアム『守屋 剛志×岡フィル 名曲特選版』

【出 演】 

 ヴァイオリン:守屋 剛志、仁熊 美鈴
 ヴィオラ:島田 玲、土居 綾子
 チェロ:松岡 陽平、岡本 渚

 

【対象者】

 どなたでもご参加いただけます。
 ※未就学入場不可

【入場料】

 2,000円(予約不要・全席自由)
 ※ 当日現金払い

 

【ポスター】

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/flyer20250801_concert.pdf


【主 催】

 国立大学法人岡山大学

 公益財団法人岡山文化芸術創造

【注意点】

 飲食は禁止させていただきます。

 御来場は公共機関をお使い下さい。

 定員に達し次第、ご入場いただけない場合があります。

 

【演奏者・曲目等のお問合わせ】

 公益財団法人岡山文化芸術創造

 https://www.ocac.jp/event/5798/

 

 

Junko Fukutake Hall(J-Hall)が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

 


◆本件お問い合わせ先

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等総務課 Jホール事務室

 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL:086-235-6826

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/event/event_id3658.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
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     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


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 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html

 岡山大学オリジナルグッズ Online Shop:https://okadaigoods.official.ec/
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年7月期共創活動パートナー募集中:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003222.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

超高活性なアクチンが細菌の動きを生み出す!~やわらかい特殊ならせん細菌「スピロプラズマ」のユニークな運動機構に迫る~〔長岡技術科学大学, 岡山大学, 大阪公立大学〕

 

長岡技術科学大学と岡山大学、大阪公立大学の共同研究成果プレスリリースです。

  

 

<発表のポイント>

  • 農作物や甲殻類への病原細菌「スピロプラズマ」は、細胞壁を持たず、らせん形の体をねじるようなユニークな動きをします。

  • この動きに必要な細菌アクチンタンパク質である2種類のMreBのうち、MreB1について、技術的な問題を解決することで超高活性であることを発見しました。

  • MreB1が、もう1つのMreB(MreB5)の繊維構造をコントロールしていることが分かり、複数のタンパク質が働きあうことで細菌が動くメカニズムを提唱しました。

 

 

◆概 要

 長岡技術科学大学技学研究院物質生物系の藤原郁子准教授、大阪公立大学大学院理学研究科の高橋大地研究員(研究開始当時。現・岡山大学異分野基礎科学研究所特別研究員PD)、大阪公立大学大学院理学研究科の宮田真人教授らの研究グループは、農作物や甲殻類への病原細菌「スピロプラズマ」の特徴的なねじれ運動に着目しました。

 

 この運動を担う2種類の細菌アクチンタンパク質の1つ(MreB1)はATPの加水分解が速いという超高活性をもち、もう1つ運動に必要なMreB5の繊維でできた骨格構造を不安定にすることを明らかにしました。


 この成果は、今後のドラッグデリバリーシステムや微小モーター開発、病原菌の運動制御に向けた技術基盤となることが期待されます。

 

 

 

 

◆研究成果の公表
 論文タイトル:A bacterial actin with high ATPase activity regulates the polymerization of a partner MreB isoform essential for Spiroplasma swimming motility
 著者名:高橋大地、木山花、松林英明、藤原郁子、宮田真人
 掲載誌:Journal of Biological Chemistry(JBC)
 巻号頁:301(8):110462
 掲載日:2025年7月7日
 DOI:https://doi.org/10.1016/j.jbc.2025.110462

 

 

◆助成・謝辞
 本研究は、以下の助成を受けて実施されました。
 ・CREST「ゲノムスケールのDNA設計・合成による細胞制御技術の創出」
 ・日本学術振興会(JP22KJ2613、JP24KJ0169、JP22KJ2608、JP24KJ0189)

 

 

◆詳しい研究内容について
 超高活性なアクチンが細菌の動きを生み出す!~やわらかい特殊ならせん細菌「スピロプラズマ」のユニークな運動機構に迫る~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250828-2.pdf

 

 

 

 

◆本件お問い合わせ先

<研究に関すること>
 長岡技術科学大学技学研究院物質生物系 准教授 藤原 郁子(ふじわら いくこ)
 TEL:0258-47-9209(大学戦略課企画・広報室)

 岡山大学異分野基礎科学研究所 特別研究員PD 高橋 大地(たかはし だいち)
 TEL:086-251-7820

 大阪公立大学大学院理学研究科 教授 宮田 真人(みやた まこと)
 TEL:06-6605-3157

<報道に関すること/配信元>
 長岡技術科学大学 大学戦略課 企画・広報室
 TEL:0258-47-9209

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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

【岡山大学】“母の財産”はどう分けられる?~初期胚におけるミトコンドリアの分配機構を解明~

 

 

 

<発表のポイント>

  • 卵子に豊富に含まれるミトコンドリアは、受精後の卵割で娘割球に分配されます。

  • ミトコンドリア分裂を制御するタンパク質Drp1を枯渇させると、ミトコンドリアが受精卵内で顕著に凝集し、卵割の際に娘割球へ不均等に分配されました。

  • Drp1が枯渇した胚では、ミトコンドリアの分配異常に加えて、小胞体や染色体の分配にも異常が生じ、受精卵の発生が早期に停止することが分かりました。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の学術研究院環境生命自然科学学域(農)の若井拓哉准教授および学術研究院共通教育・グローバル領域の舟橋弘晃教授らの研究グループは、ミオ・ファティリティ・クリニック(鳥取県米子市)の見尾保幸院長、東京農業大学の河野友宏教授(当時)、オーストラリア・モナシュ大学生命医科学部門のジョン・キャロル(John Carroll)教授らとの共同研究により、細胞小器官であるミトコンドリアの適切な動きが、受精後の胚発生にとって極めて重要であることを明らかにしました。

 

 本研究成果は、2025年8月11日にアメリカの科学雑誌「eLife」に掲載されました。


 ミトコンドリアは、細胞内でエネルギーを生み出す重要な細胞小器官であり、分裂と融合を繰り返す“動く細胞小器官”としても知られています。受精卵では、ミトコンドリアは活発に分裂し、小さく断片化された状態で細胞内に広く分布しています。


 ところが、ミトコンドリアの分裂を制御するタンパク質「Drp1」を欠く受精卵では、ミトコンドリアが凝集し、細胞分裂(卵割)の際に娘割球間で均等に分配されないことが明らかになりました。

 

 さらに、この異常なミトコンドリアの分布は、ミトコンドリア以外の細胞小器官、たとえば小胞体や染色体などにも影響を及ぼし、胚の発生が早期に停止する原因となることが分かりました。

 

 なお、ヒトの体外受精卵でも、類似した細胞内構造の異常が観察されることがあり、今回の成果は生殖補助医療(ART)の安全性や効率性を高めるための基礎知見として、今後の技術改善に貢献する可能性があります。

 

 

最初の卵割時のミトコンドリア(緑)と染色体(赤)の動態.正常受精卵(上段)では、ミトコンドリアが染色体の周囲に均等に配置され、2つの娘細胞(割球)に対称的に分配されます。一方、Drp1が欠損した受精卵(下段)では、凝集したミトコンドリアが細胞の中心に偏って集まり、不均等に分配されます。また、中心にあるミトコンドリアが染色体の中央への整列(会合)を妨げることで、結果として二核を持つ異常な割球が形成されます。

 

 

◆若井拓哉准教授からのひとこと

 ミトコンドリアは、お母さん(卵子)から子どもに遺伝します。受精卵が分裂する過程では、娘細胞にミトコンドリアを均等に分配することが本質的に重要なようです。まるで「財産の相続」のようですね。なお、本研究は、研究室に所属する大学院生が中心となって実験を進めてくれた成果です。また、お世話になった共同研究者の方々にも感謝です。

 

 

◆論文情報
 論 文 名:Redistribution of fragmented mitochondria ensure symmetric organelle partitioning and faithful chromosome segregation in mitotic mouse zygotes
 掲 載 紙:eLife
 著  者:Haruna Gekko, Ruri Nomura, Daiki Kuzuhara, Masato Kaneyasu, Genpei Koseki, Deepak Adhikari, Yasuyuki Mio, John Carroll, Tomohiro Kono, Hiroaki Funahashi and Takuya Wakai
 D O I:https://doi.org/10.7554/eLife.99936
 U R L:https://elifesciences.org/articles/99936

 

 

◆研究資金
 本研究は、日本学術振興会(JSPS)の科学研究費助成事業(課題番号:17K17905; 20K06627; 23K0886905)の支援を受けて実施しました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 “母の財産”はどう分けられる?~初期胚におけるミトコンドリアの分配機構を解明~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250825-1.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(農)動物生殖細胞工学研究室

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hirofuna/index.html

・岡山大学農学部

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/index.html

・ミオ・ファティリティ・クリニック

 https://www.mfc.or.jp/

・モナシュ大学

 https://www.monash.edu/

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(農)准教授 若井拓哉

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 農学部III号館
 TEL:086-251-8302
 FAX:086-251-8302

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hirofuna/index.html

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1429.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

【岡山大学】トポロジカル超伝導が結晶を歪ませる、新奇な物理現象を発見~量子コンピューターへの応用時、量子ビット作製の指針となることが期待~

 

 

 

<発表のポイント>

  • トポロジカル超伝導体は、次世代量子コンピューターへの応用が期待されています。以前、本学の研究グループはCuxBi2Se3がスピン三重項トポロジカル超伝導体であることを発見しました。

  • 今回、同グループはスピン三重項超伝導転移が結晶の歪みを引き起こすことを新たに明らかにしました。

  • 本研究成果は、量子コンピューターへの応用に向けての材料基礎を築くものです。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の大学院環境生命自然科学研究科2年の伊藤海飛大学院生、高柳颯太大学院生(研究当時。現在、株式会社デンロコーポレーション)、同大学術研究院環境生命自然科学学域の俣野和明助教(研究当時。現在、岡山理科大学理学部物理学科准教授)、鄭国慶教授、物質構造科学研究所の中尾裕則教授らの研究グループは、トポロジカル超伝導体CuxBi2Se3が超伝導転移に伴って結晶を歪ませる新奇な物理現象を発見しました。

 

 本研究成果は、米国東部時間の2025年8月22日付で、米国物理学会速報誌「Physical Review Letters」にオンラインで掲載されました。


 トポロジカル超伝導体は、従来の超伝導体とは異なり、波動関数に「ひねり」が存在し、その表面電子状態が次世代の量子コンピューターの応用に期待されています。本研究で未知の物性が明らかになったことは、産業応用に向けた材料基礎の構築として注目されています。

 

 

超伝導転移温度と銅の含量xとの関係。x=0.4を境に、超伝導波動関数が異なる。下の挿入図はx<0.4領域で結晶の面が歪む様子を示している。面に垂直方向も歪む。

 

 

◆伊藤海飛大学院生と高柳颯太大学院生からのひとこと

 超伝導体結晶の歪みを初めて捉えた瞬間、二人で顔を見合わせて歓喜したことは、一生の宝物です。

 

伊藤海飛大学院生と高柳颯太大学院生(右)

 

 

◆論文情報
 論 文 名:Spontaneous Lattice Distortion in the Spin-triplet Superconductor CuxBi2Se3
 掲 載 紙:Physical Review Letters
 著  者:俣野和明、高柳颯太、伊藤海飛、二田晴也、横山武蔵、Maria Mihaescu、中尾裕則、鄭国慶
 D O I:doi.org/10.1103/ddvn-8c9n

 

 

◆研究資金
 本研究は、科学研究費助成事業(No. 22H04482, No. 25K07207)および岡山工学振興会の支援を受けて実施しました。

 


◆詳しい研究内容について
 トポロジカル超伝導が結晶を歪ませる、新奇な物理現象を発見~量子コンピューターへの応用時、量子ビット作製の指針となることが期待~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250822-2.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学 理学 部物理学科 低温物性物理学研究室

 https://www.physics.okayama-u.ac.jp/zheng_homepage/index.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 教授 鄭 国慶

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1  岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-7813
 FAX:086-251-7830

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1428.html

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
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 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

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     ※ ◎を@に置き換えて下さい

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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

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【岡山大学】救命の一歩を軽くする 全自動型AEDがもたらす変化

 

 

 

<発表のポイント>

  • 心停止時のAED使用で、全自動型AEDは一般市民の「ボタンを押すためらい」を軽減しました。

  • 一般市民は全自動型AEDを好み、医療従事者は半自動型AEDを選ぶ傾向にあることが分かりました。

  • 全自動型AEDの普及と講習内容の見直しが、今後の救命率向上に必要です。

 

 

◆概 要

 心停止から命を救うには、一般市民による迅速な初期対応と、電気ショックを行うAED(自動体外式除細動器)の早期使用が欠かせません。AEDには、救助者がボタンを押す「半自動型」と、機械が自動でショックを行う「全自動型」の2種類があります。「全自動型」は2021年から日本で導入され、公共施設で広がりつつありますが、まだ一般市民にはなじみが薄く、非医療者である一般市民が使う際の使用感や心理的負担を比較した調査はありませんでした。


 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院医歯薬学域(医)地域二次救急・災害医療推進講座の野島剛講師(特任)と同学域救命救急・災害医学の中尾篤典教授らの研究グループは、国内初となる両タイプの使いやすさ比較調査を実施。その成果は国際医学誌『Internal Medicine』に掲載されました。


 2021~2022年に行われた心肺蘇生講習で、443人(医療従事者47人、一般市民396人)が両タイプを体験。一般市民は「全自動型」を好み、ボタンを押すためらいが減る傾向が見られました。一方、医療従事者は、使い慣れた「半自動型」を選ぶ傾向があり、「全自動型」は危険と感じる声もありました。


 今回の研究は、一般市民にとっては「全自動型」AEDが使いやすく、救命のスピードと成功率を高める可能性を指摘しました。しかし、現状の心肺蘇生講習で「全自動型」の教育がほとんど行われていない課題もあり、誰もが迷わずAEDを使える社会へ向け、講習内容の見直しを提言しています。

 

 本情報は、2025年8月22日に岡山大学から公開されました。

 

 

コースで使用したトレーニング用AED(引用:日本光電株式会社)。[A] 半自動型(従来型)AED(TRN-3100)、[B] 全自動型AED(TRN-3150)、[C] 全自動型AEDを示すロゴマーク(引用:一般社団法人電子情報技術産業協(JEITA))

 

 

◆野島剛講師と中尾篤典教授からのコメント

 心停止では、ためらわず迅速に対応できるかで、その人の運命は大きく変わります。全自動型AEDは、機械が自動的にショックを行うので、みなさんの「ボタンを押す」という心理的な負担を減らしてくれます。市民にとって使いやすいことから今後の普及が期待されます。「いざという時に分からない」では救命できません。ぜひ、全自動型AEDの使い方を今後、講習会などで一緒に学んでいきましょう。

 

野島剛講師と中尾篤典教授(右)

 

 

◆論文情報
 論 文 名:Differences in the Usability of Fully Automated External Defibrillators between Medical and. Nonmedical Professionals
 掲 載 紙:Internal Medicine
 著  者:Tsuyoshi Nojima, Takafumi Obara, Takashi Hongo, Tetsuya Yumoto, Hiromichi Naito and Atsunori Nakao
 D O I:https://doi.org/10.2169/internalmedicine.4578-24
 U R L:https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/64/13/64_4578-24/_article

 

 

◆詳しい研究内容について
 救命の一歩を軽くする 全自動型AEDがもたらす変化

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250822-1.pdf

 

 

◆参 考
・岡山大学病院 救命救急科
 https://okayama-u-qq.sakura.ne.jp/

・岡山大学医学部

 https://oumed.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】子どもを救う“ひと息”が減っている!?~コロナ禍で蘇生時の人工呼吸が敬遠、小児の救命に影響~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003245.000072793.html

・【岡山大学】乳児期のケガは小学校入学前までのケガの再発につながる!~家庭内での事故予防の再確認を~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002747.000072793.html

・【岡山大学】ECMO使用の有無は肺を除き臓器提供後の生着率に影響を与えないことが明らかに ~看取り方の選択肢のひとつである臓器提供について適切な情報提供を~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002256.000072793.html

・【岡山大学】急性呼吸促迫症候群への長期的な水素ガス吸入は、肺内の炎症を軽減し、慢性期の呼吸機能低下を緩和する

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000517.000072793.html

 

 

岡山大学病院(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先 

 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)地域二次救急・災害医療推進講座 講師(特任) 野島 剛

 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス

 TEL:086-235-7427

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1427.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
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 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

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 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年7月期共創活動パートナー募集中:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003222.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html