研究活動が国内だけにとどまらず、地球規模、はたまた宇宙規模での活動が当たり前の社会となっている現在、大学においてもグローバル的、コスモ的な視点が必須です。
このような中で、産官学連携や知的財産の基本戦略は従来のものでは対応できなくなってきています。
今回、広島大学産学・地域連携センター副センター長・教授(国際・産学連携部門長 地域連携部門長)の橋本律男先生にご来学頂き、「広島大学の国際的な産学連携への取り組み紹介」と題して、広島大学の文部科学省「国際的な産学官連携活動の推進」事業を事例に、人材育成や共同・受託研究受入体制整備など、具体的な取り組みをご講演を頂きました。
文科省事業であるシーズ・ニーズ事業では、本学は「生命科学」と「光技術」にスポットを当てています。両分野とも国際戦略が重要であり、国内産業だけでなく国際企業との連携などが重要となってきます。今回のワークショップは国際的戦略の視点形成に大きな役割を得ました。
講演後、参加者からは国際展開の難点や人材育成における企業との人事交流など、今後本学が取り組む点などについて対話を行い、濃密な2時間を過ごしました。
会の終了後、本学の山本進一理事(研究担当)・副学長らも参加した飲みコミュニケーションにおいて、さらに踏み込んだ国際化戦略について対話を繰り広げました。
本学では、国内企業だけはなく、国際企業とも共同・受託研究の推進や知的財産運営を進めています。今回の対話で得られた国際化に視点を今後のイノベーション創出に活かして行きます。
モデレーター役の大原晃洋岡山大学産官学連携本部長・教授
熱心に対話する参加者ら
国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/
岡山大学研究推進産官学連携機構:http://www.okayama-u.net/renkei/