2013年12月17日火曜日

【異分野・産学官】最先端の研究・技術成果を公開 2013年度岡山大学新技術説明会 開催

2013年12月17日(火)東京都千代田区

岡山大学は、本学で生まれた研究成果の実用化を促進するため、研究者自身が企業関係者らに実用化を展望した技術説明を行い、広く実施企業・共同研究パートナーを募る「2013年度岡山大学新技術説明会」を2013年12月17日(火)、独立行政法人科学技術振興機構(JST)と共催で、JST東京別館ホール(東京都千代田区)で開催しました。

本学からの参加研究者は、
内田哲也准教授(工学部)
木之下博准教授(工学部)押木俊之講師(工学部)西本俊介助教(環境理工学部)田仲持郎助教(歯学部)笠井智成助教(工学部)大原利章非常勤講師(医学部)高橋智准教授(工学部)ら8人の研究者が、セルロースナノファイバーや単層カーボンナノチューブに関して、結晶化を利用した全く新しいタイプの構造制御技術を適用した高性能高分子材料、耐熱・高絶 縁性C5樹脂(石油樹脂)を製造するルテニウム錯体触媒の大量合成技術、酸化チタン光触媒フィルターを用いた油水分離技術など、高機能・高性能材料について発表。微生物が生産した多孔質マイクロチューブ状酸化鉄を培地に用いた3次元細胞培養技術や、除鉄を応用した新規がん治療法など機能材料、機械、ライフサイエンス分野における計8件の新技術を紹介しました。

今回の新技術説明会には、延べ426人の企業関係者らが参加し、希望者とは個別相談を受けるなど、広く岡山大学発の技術を紹介しました。

※「2013年度岡山大学新技術説明会」のプログラムはこちらからご覧いただけます。http://jstshingi.jp/okayama/2013/program.html

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プレゼンテーションを熱心に説明を聞く企業関係者ら

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企業関係者らとの交流の様子

国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html

2013年12月12日木曜日

【光生命】革新的光技術で次世代グローバル研究シーズ・ニーズを探る 岡山大学フューチャーセッションinケベック 開催

2013年12月10日(火)~12日(木)カナダ・モントリオール

岡山大学の研究力の強みのひとつである、「光技術分野」をさらに強化し、国際展開の推進を図るため、2013年12月10~12日、岡山大学大学院自然科学研究科計測システム工学研究室の紀和利彦准教授と岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室の佐藤法仁URAがカナダのケベック州モントリオール市を訪れ、光技術の革新的イノベーション創出について、世界の研究者らと「岡山大学フューチャーセッション(Future Session) in ケベック」を開催しました。

紀和准教授らは、レーザー研究で世界有数の研究施設と研究力を誇る
ケベック先端科学技術大学院大学(INRS:Institut national de la recherche scientifique)マギル大学(McGill University)などを視察。INRSでは、尾崎恒之教授(ALLS元所長)をはじめ、アジア、アフリカ、ヨーロッパなど世界各国から集まった研究者らとともに革新的光技術の創出について対話する「フューチャーセッション」を開催。岡山大学の光技術(テラヘルツ光)の研究応用を紹介するなど、光技術の革新的応用や本学との連携について熱心に対話を行いました。

岡山大学では、社会と共に革新的イノベーションや高付加価値産業を創出し、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる積極的な研究推進・研究力向上のため、精力的に研究ネットワークの拡大を行っています。

今回、紀和准教授らが対話した尾崎恒之INRS教授のフューチャーセッション「カナダAdvanced Laser Light Source(ALLS)とテラヘルツ強光子場科学」を2014年1月23日(木)、岡山大学津島キャンパス工学部3号館(3階e304会議室)15:30~16:30で開催する予定です。

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紀和利彦准教授(左)、尾崎恒之INRS教授、佐藤法仁URA

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現場対話を行う尾崎恒之INRS教授(右)と紀和利彦准教授

INRS研究者と紀和利彦准教授(左)

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岡山大学フューチャーセッションinケベックに参加したINRS研究者ら(一部)

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視察先のひとつであるマギル大学(モントリオール市)

国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html
INRS:http://www.inrs.ca/english/homepage
マギル大学:http://www.mcgill.ca/

2013年12月6日金曜日

【光生命・異分野・産学官】テラヘルツ光と生命科学融合による革新的イノベーションワークショップ 開催

2013年12月5(木)~6日(金)岡山市北区

岡山大学の研究力の強みのひとつである「光技術と生命科学分野」をさらに強化し、社会と共に革新的イノベーションや高付加価値産業の創出を目指すための対話型ワークショップ「テラヘルツ光と生命科学融合による革新的イノベーションワークショップ」(主催者:紀和利彦・大学院自然科学研究科)を12月5~6日、岡山大学津島地区の本部棟で開催しました。

ワークショップのはじめに、川崎医療福祉大学の梶谷文彦特任教授(川崎医科大学名誉教授、岡山大学特命教授)が、過去の医療技術開発過程の例示や研究組織の戦略について「先端医療イノベーションへの期待」と題して基調講演。

続いて、本学の佐藤法仁リサーチ・アドミニストレーター(URA)が、文部科学省の
「研究大学強化促進事業」[New window]の支援機関に選定されている本学の取り組みやイノベーション対話促進策などを紹介しました。

基調講演後に行われたワークショップでは、大学・研究機関、企業などさまざまな立場の演者が光技術(テラヘルツ光)や生命科学に関する対話材料を提供。2日間で延べ150人以上の研究者、学生、企業人、公務員、一般の方などが参加し、それぞれの分野を超えて、わが国から光技術と生命科学融合による新たな革新的イノベーション創出の探索について熱心に対話を繰り広げました。

岡山大学では、これまでに強みである「光技術と生命科学分野」の
ネットワーク拡大のための対話型ワークショップを積み重ね、重点領域の絞り込みを進めています。今後も次世代の高付加価値産業創出を探るとともに、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる研究推進・向上を精力的に展開して行きます。
 


<補>テラヘルツ光とは、周波数にして1兆Hz付近の高周波電磁波のことです。レーザー工学・電子工学の発展とともに、そのアプリケーションに注目が世界的に集まっています。近年では、テラヘルツにより生命科学を解明する研究が数多く立ち上がっています。岡山大学でも、
紀和利彦准教授(大学院自然科学研究科・工学部)において独創的なテラヘルツ計測装置を開発し国内外から注目を集めています。

開催の挨拶をする山本進一・岡山大学理事(研究担当)・副学長

主催者の紀和利彦・大学院自然科学研究科准教授

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基調講演を行う梶谷文彦・川崎医療福祉大学特任教授

 岡山大学の研究力推進と向上の取り組みなどを紹介する佐藤法仁URA

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講演に聞き入る参加者ら

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対話するワークショップ参加者ら
 
国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html