岡山大学は、本学で生まれた研究成果の実用化を促進するため、研究者自身が企業関係者らに実用化を展望した技術説明を行い、広く実施企業・共同研究パートナーを募る「2013年度岡山大学新技術説明会」を2013年12月17日(火)、独立行政法人科学技術振興機構(JST)と共催で、JST東京別館ホール(東京都千代田区)で開催しました。
本学からの参加研究者は、内田哲也准教授(工学部)、木之下博准教授(工学部)、押木俊之講師(工学部)、西本俊介助教(環境理工学部)、田仲持郎助教(歯学部)、笠井智成助教(工学部)、大原利章非常勤講師(医学部)、高橋智准教授(工学部)ら8人の研究者が、セルロースナノファイバーや単層カーボンナノチューブに関して、結晶化を利用した全く新しいタイプの構造制御技術を適用した高性能高分子材料、耐熱・高絶 縁性C5樹脂(石油樹脂)を製造するルテニウム錯体触媒の大量合成技術、酸化チタン光触媒フィルターを用いた油水分離技術など、高機能・高性能材料について発表。微生物が生産した多孔質マイクロチューブ状酸化鉄を培地に用いた3次元細胞培養技術や、除鉄を応用した新規がん治療法など機能材料、機械、ライフサイエンス分野における計8件の新技術を紹介しました。
今回の新技術説明会には、延べ426人の企業関係者らが参加し、希望者とは個別相談を受けるなど、広く岡山大学発の技術を紹介しました。
※「2013年度岡山大学新技術説明会」のプログラムはこちらからご覧いただけます。http://jstshingi.jp/okayama/2013/program.html
プレゼンテーションを熱心に説明を聞く企業関係者ら
企業関係者らとの交流の様子
国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html