2014年5月21日水曜日

【情報発信】研究広報戦略ワークショップIV -Top Journal を利活用したサイエンスコミュニケーション術- 開催

2014年5月21日(水)岡山市北区

本学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室は、岡山大学の研究力を広く社会に発信する方策を広く考える場として、「研究広報戦略ワークショップIV Top Journal を利活用したサイエンスコミュニケーション術-」を、521日に本学本部棟で開催致しました。

今回で4回目となる研究広報戦略ワークショップでは、グローバルな場面で学術関係のジャーナルを発行しているNature Publishing Groupから、ディレクターの米山ケイト氏、マネジャーの藤原由紀氏を招聘し、Natureを通して可能なサイエンスコミュニケーション術や全世界での岡山大学のブランディングの機会、Nature Index (本年9月に発行予定の主要科学誌のグローバルランキング)研究評価関連、主要科学ジャーナルに論文投稿をするためのテクニカルワークショップなど、トップジャーナルを利活用したサイエンスコミュニケーションやブランディングについて、最新の情報を交えて対話材料を提供。
特に米山ディレクターからは、優れた研究者がいるのに知られていない大学や研究所などの現状を、独自の調査結果を示しながら説明し、全世界へのブランディングの重要性を強調し、参加した約30名の学生、教職員らと熱心に対話を深めました。

また米山ディレクターと藤原マネージャーは、山本進一理事(研究担当)・副学長、古矢修一副理事(研究担当)・URAらと、国際研究広報についての意見交換も実施。今後も密に戦略的な国際研究広報活動に寄与する情報交換を行うことを確認しました。

本学では、世界で研究の量、質ともに存在感を示すリサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる積極的な研究推進・研究力向上を実施しており、今回のワークショップで得た情報も研究大学運営に積極的に活かして行きます。

研究広報戦略ワークショップI -革新的イノベーション創出を生み出す研究広報とは-:
研究広報戦略ワークショップII -記者と共に革新的光技術のイノベーション創出を探る-:
研究広報戦略ワークショップIII -研究広報におけるロゴタイプの役割と活用-:
ブランディングの重要性について語る米山ケイト氏。

Natureの取り組みについて講演する藤原由紀氏。
 
 
Top Journalの利活用について参加者と対話する米山氏ら。

ワークショップに先立ち、学術誌のあり方や運用についての意見交換を実施しました(左から:佐藤法仁学長特命(研究担当)・URA、米山ケイト氏、藤原由紀氏、山本進一理事(研究担当)・副学長、古矢修一副理事(研究担当)・URA)
 

国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html
 

2014年5月20日火曜日

【光生命・産学官】「テラヘルツ波ケミカル顕微鏡」の技術意見交流会 開催

2014年5月20日(火)岡山市北区

本学は、研究力における強みのひとつ、「光技術分野」をさらに強化し、国際展開や産業化を推進するための技術意見交流会を520日、本学研究推進産学官連携機構で開催しました。

今回、光技術のひとつである「テラヘルツ光」を利用し、本学大学院自然科学研究科計測システム工学研究室の紀和利彦准教授が世界に先駆けて独自開発した「テラヘルツ波ケミカル顕微鏡」に注目。紀和教授が、これまで見ることが難しかった水溶液中の化学反応分布を可視化できる革新性について説明しました。本学の山本進一理事(研究担当)・副学長やニプロ株式会社の佐野嘉彦代表取締役社長、有限会社スペクトルデザインの深澤亮一代表取締役らが参加。本学のリサーチ・アドミニストレーター(URA)や研究推進産学官連携機構各本部長らと、生命科学・医療分野への応用や産業界での汎用化などについて熱心に対話を行いました。

本学は、平成258月に文部科学省が選定した「研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)で、世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる積極的な研究推進・研究力向上を実施しています。本学が独自に開発した製品の汎用化戦略は非常に重要なポイントであり、今回の技術意見交流会で得られた知見も研究大学運営に活かしていきます。

テラヘルツ光とは:周波数にして1Hz付近の高周波電磁波のことです。レーザー工学・電子工学の発展とともに、そのアプリケーションが世界的に注目されています。近年では、テラヘルツにより生命科学を解明する研究が数多く立ち上がっています。

技術交流会の参加者ら。紀和利彦准教授が開発した「テラヘルツ波ケミカル顕微鏡」の産業応用などについて熱心に対話をくり広げました。また、本学のシーズ紹介も併せて行いました。

 
国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html