2022年6月24日金曜日

【情報発信】岡山大学文明動態学研究所『性からよむ江戸時代』その後-山形大学附属博物館史料から読み解く性と生」-の録画配信を開始しました

 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の文明動態学研究所(RIDC)は、2021(令和3)年に開所された岡山大学で4つ目の研究所であり、人文・社会科学系でははじめての研究所です。

 RIDCでは、「RIDCマンスリー研究セミナー」を開催し、RIDCにかかわる教員の研究成果や進行中のプロジェクトの進捗状況などを自由に報告し、語り合う場にしたいと考えています(セミナーは、一般公開にする場合とセミクローズドで行う場合があります)。

 今回、 2022年6月8日(水)にオンライン開催しました第13回RIDCマンスリー研究セミナー「 『性からよむ江戸時代』その後-山形大学附属博物館史料から読み解く性と生-」(スピーカー:沢山美果子 岡山大学文明動態学研究所客員研究員)の録画配信を開始しました。ぜひ皆様にご視聴頂けますと幸いです。
 
 また、2022年7月20日(水)12:00~13:00には、第14回となるRIDCマンスリー研究セミナー「入所者の住宅からみた長島愛生園の歴史」(スピーカー:松岡 弘之 岡山大学 学術研究院 社会文化科学学域 講師、パク ミンジョン 岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域 特任助教)をオンライン開催する予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 


〔動画:YouTube  40:19〕



【概 要】
 『性からよむ江戸時代』(岩波新書、2020年)では、歴史の表舞台に登場することの少なかった女と男が残した様々な史料の読み解きを通し、江戸時代の女と男の性の営みは、生きる場である「家」や生きることそのものと分かちがたく結びついた営みだったことを明らかにしようとした。さらに本報告では、山形大学附属博物館に残された婚約破棄や離婚できず家出した嫁が性を売る飯盛女に売られてしまった史料などを読み解くことで、江戸時代の「家」と性の問題を一人ひとり名前を持った具体的な女の経験を通して探る。
 江戸時代の女については、とかく近現代との対比で、抑圧されていたか否かといった単線的な図式で理解されがちだが、自らは記録を残さなかった女の声、さらに感情にいかに迫り、一人ひとりの生が歴史を形成していくプロセスをどう具体的に描くか考えてみたい。

【ポスター】
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/05/RIDC_seminar_202206.pdf

・岡山大学文明動態学研究所『性からよむ江戸時代』その後-山形大学附属博物館史料から読み解く性と生-〔6/8,水 オンライン〕
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000676.000072793.html


◆参考:RIDCマンスリー研究セミナー
・【岡山大学文明動態学研究所】第3回RIDC マンスリー研究セミナー「日本史研究と地域史研究のはざま―生存の「関係・空間」の歴史学―」
 https://youtu.be/C2XefIGOQiQ
・【岡山大学文明動態学研究所】第6回RIDCマンスリー研究セミナー「プリント化する伝統織物-インドネシア、バリ島紋織をめぐるオーセンティシティとアイデンティティ-」 の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000394.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「経済状況が主観的ウェルビーイングに与える影響 -年齢階級・都道府県別クロス・セクション分析-」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000686.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「「モノのやりとり」をめぐる認識の齟齬ともつれあい ートンガにおける他者接触の事例からー」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000702.000072793.html


◆参考情報
・岡山大学文明動態学研究所(RIDC)
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/
・【岡山大学】岡山大学文明動態学研究所開所式を挙行
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000072793.html
・【岡山大学】文明動態学研究所 キックオフ・シンポジウム「パンデミックと文明 -感染症と向き合う過去から未来へ-」〔4月14日(水)開催〕
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学文明動態学研究所『文明動態学』Vol.1が刊行されました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000504.000072793.html

 

 

岡山大学文明動態学研究所(RIDC)が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学文明動態学研究所(RIDC)が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学文明動態学研究所(RIDC)
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス
 E-mail:ridc◎okayama-u.ac.jp
        ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL:086-251-7442
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
            ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL: 086-251-8463
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000733.000072793.html

【情報発信】岡山県美作市上山における地域薬草資源での健康促進及び地域活性への利活用取り組み〔6/28 火,オンライン〕

 


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の岡山大学病院と大学院医歯薬学総合研究科医学教育センターは、CMA-Okayama(岡山医療連携推進協議会)とともに下記の特別セミナー「岡山県美作市上山における地域薬草資源での健康促進及び地域活性への利活用取り組み」を2022年6月28日(火)にオンラインで開催します。

 ご興味ご関心のある医療者、医療系学生、病院・大学教職員の方々は、ぜひご参加頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。


【日 時】
 2022年 6月 28日(火)18:00〜19:30

【開催形式】
 Zoomによるオンライン

【内 容】
 岡山県の中山間、棚田地域において自生するものおよび栽培した薬草資源についてその可能性について約10年間取り組んだ記録と今後の展望について発表いたします。

【講 師】
 松原 徹郎 氏(草楽代表)
 約20年間、西日本の植物植生調査業に従事。
 大阪府高槻市から里山再生、生物多様性の実現、薬草の取り組みのため、美作市上山地域に9年前に移住主に薬草の識別・栽培・草刈り等現場担当。

 松原 久美 氏(薬剤師)
 徹郎とともに薬草の採集・収穫とともに加工と利用者の健康相談担当。3児の母。

【対象者】
 医療者、医療系学生、大学・病院教職員

 【定 員】
 300名(先着順)

【参加費】
 無 料

【お申込み方法】
 下記のお申込みフォームよりご登録をお願い申し上げます。
 締切は、2022年6月24日(金)正午までとなります。
 https://lright.info/220628

【ポスター】
 http://cdmhe.jp/center-news/2571/attachment/20220628_flyer/


【主 催】
 CMA-Okayama(岡山医療連携推進協議会)

【共 催】
 岡山大学病院
 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センター
 NPO法人 岡山医師研修支援機構


◆参 考
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センター
 http://cdmhe.jp/
・CMA-Okayama(岡山医療連携推進協議会)
 https://www.cma-o.jp/
・NPO法人岡山医師研修支援機構
 https://www.ishikenshuushien.com/
 

岡山大学病院(岡山市北区)

岡山大学病院(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL/FAX:086-235-6597 
 http://cdmhe.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000732.000072793.html

【情報発信】がんゲノム医療中核拠点病院 岡山大学病院 2022年度第2回人材育成セミナー「がんゲノム医療と看護 オンライン事例検討会」〔7/28,木〕

 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の岡山大学病院は、2018年2月14日付けで、「がんゲノム医療中核拠点病院」に選定されました。がんゲノム医療中核拠点病院は、がんをはじめとする様々な病気の遺伝子検査や治療法の選定などを担当する中心的な医療機関であり、研究や新薬開発、がんゲノム医療に携わる人材育成の役割も担います。

 今回、看護師やがん看護に携わる看護師を対象として、がんゲノム医療中核拠点病院 岡山大学病院 2022年度第2回人材育成セミナー「がんゲノム医療と看護 オンライン事例検討会」を、2022年7月28日(木)にオンラインで開催することとなりました。

 事例を通して、がんゲノム医療における個別最適な看護実践のヒントが得られるようなディスカッションを行いたいと考えています。よろしくお願い申し上げます。


【日 時】
 2022年 7月 28日(木)17:00~17:30(延長あり、最長17:45まで)

【開催形式】
 オンライン

【内 容】
 事例検討

【対象者】
 看護師
 がん看護に携わる看護師

【定 員】
 30アクセス分
 ※1アクセスで複数名の参加可

【お申込み】
 下記の申し込むフォームからご登録をお願い申し上げます。
 参加者と検討したい症例がある方は、申込みフォームの「症例提示を希望する」で「はい」を選択してください
 申込締め切りは、2022年7月22日(金)17時までとなります。
 なお、Web会議URL等は、7月25日(月)に申込者へ送りする予定です。
 https://lright.info/220728

【ポスター】
 https://cgm.hospital.okayama-u.ac.jp/common/material/information/file1/202206160854350116282.pdf


【主 催】
 岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センター

【共 催】
 岡山県がん診療連携協議会
 岡山大学病院 腫瘍センター
 岡山大学 医療教育センター
 岡山大学病院 看護教育センター


◆参 考
・【岡山大学】がんゲノム医療中核拠点病院 岡山大学病院 2022年度第1回人材育成セミナー「がんゲノム医療と看護 オンライン事例検討会」〔6/2,木〕
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000662.000072793.html


◆参考情報
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・がんゲノム医療中核拠点病院 岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index12.html
・岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センター
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index232.html
・岡山県がん診療連携協議会
 http://www.okayama-ganshinryo.jp/
・岡山大学病院 腫瘍センター
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index178.html
・岡山大学 医療教育センター
 http://cdmhe.jp/
・ 岡山大学病院 看護教育センター
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index231.html
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
 https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学医学部保健学科・大学院保健学研究科
 https://www.fhs.okayama-u.ac.jp/

 

岡山大学病院(岡山市北区)

岡山大学病院(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センター
 〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス
 E-mail:cgm-center◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://cgm.hospital.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000730.000072793.html

【情報発信】抗生物質が効く仕組みを解明 -アムホテリシンBが真菌細胞膜に形成するチャネルの詳細構造-

大阪大学と岡山大学の共同研究成果です

 
  



<研究成果のポイント>
  • 抗生物質アムホテリシンB(AmB)が真菌膜中で形成するイオンチャネルの構造を解明
  • AmBは、強い抗真菌作用の一方で、腎毒性などの強い副作用を併発する課題があった
  • より効率的で副作用の少ない薬の開発につながる


◆概 要
 大阪大学大学院理学研究科の梅川雄一助教と山本智也特任研究員(現・理化学研究所基礎科学特別研究員)らは、岡山大学異分野基礎科学研究所の篠田渉教授らとの共同研究により、抗生物質であるアムホテリシンB(AmB、図1)が真菌の細胞膜で形成するイオンチャンネル複合体の構造を明らかにしました

 この化合物は優れた抗真菌活性をもつことから、頼りになる医薬品として長年使われています。最近の例では、インドで多くの新型コロナウイルス感染者に認められた致死性のムコール症を治療するために広く用いられました。

 強い抗真菌作用の一方で、腎毒性などの強い副作用を併発することが長年問題視されてきました。この問題の解決には、AmBの活性発現のメカニズムを明らかにすることが必要です。今回、共同研究グループは、有機合成化学と固体NMR測定、分子動力学計算を組み合わせることで、真菌の細胞膜を模倣した環境でAmBが形成するイオンチャネル構造を明らかにしました。この成果によって、この古いがよく効く医薬品を、新しい薬として蘇らせることができると期待されます

 本研究成果は、米国科学誌「Science Advances」に掲載されるに先立ち、2022年6月18日(土)付けでオンライン版として公開されました。
 

図1. AmBとErgの化学構造(上)と、これらが真菌細胞膜中で形成するイオンチャネル構造の模式図(下)。AmBは親水的な部分(ピンク色)と疎水的な部分(黄色)を併せ持ち、親水部分を内側にして複数分子が集まることで、細胞膜に親水的な穴を形成する。この穴をカリウムイオンやナトリウムイオン(青色)が透過することで細胞のイオンバランスが崩れ、真菌を死滅させる。また、外側に位置する疎水的な部分で、Erg(水色)やリン脂質と相互作用することで、集合体を安定化する。

 

図2.  (A)複数のAmB標識体を用いて固体NMR測定を行い、原子間の距離を測定した(図中の矢印の位置で距離を算出した)。(B)原子間距離情報を基にAmB分子の配置を考え(上)、最も適した構造を導いた(下)。内部は空洞になっており、イオンの通り道がある。(C)固体NMR測定から得られた構造を基に分子動力学計算を行った(上:チャネルを真上から見た図。下:チャネルを横から見た図)


◆論文情報
 タイトル:“Amphotericin B Assembles into Seven-Molecule Ion Channels: An NMR and Molecular Dynamics Study”
 著 者 名:Y. Umegawa, T. Yamamoto, M. Dixit, K. Funahashi, S. Seo, Y. Nakagawa, T. Suzuki, S. Matsuoka, H. Tsuchikawa, S. Hanashima, T. Oishi, N. Matsumori, W. Shinoda and M. Murata
 掲 載 誌:Science Advances
 D O I:https://doi.org/10.1126/sciadv.abo2658


◆詳しいプレスリリースについて
 抗生物質が効く仕組みを解明―アムホテリシンBが真菌細胞膜に形成するチャネルの詳細構造―
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20220618-1.pdf


◆参 考
・岡山大学 異分野基礎科学研究所
 http://www.riis.okayama-u.ac.jp/
 



◆本件お問い合わせ先
<研究に関して>
 大阪大学 大学院理学研究科 助教 梅川雄一(うめがわ ゆういち)
 TEL:06-6850-5789
 FAX:06-6850-5774

 岡山大学 異分野基礎科学研究所 教授 篠田 渉(しのだ わたる)
 TEL:086-251-7854
 FAX:086-251-7699
 http://theocomp.chem.okayama-u.ac.jp/

<広報・報道に関して>
 大阪大学 理学研究科 庶務係
 TEL:06-6850-5280
 FAX:06-6850-5288

 岡山大学 総務・企画部 広報課
 TEL:086-251-7292

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000731.000072793.html

【情報発信】岡山大学文明動態学研究所「入所者の住宅からみた長島愛生園の歴史」〔7/20,水 オンライン〕

 



◆概 要
  国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の文明動態学研究所(RIDC)は、2021(令和3)年に開所された岡山大学で4つ目の研究所であり、人文・社会科学系でははじめての研究所です。

 RIDCでは、「RIDCマンスリー研究セミナー」を開催し、RIDCにかかわる教員の研究成果や進行中のプロジェクトの進捗状況などを自由に報告し、語り合う場にしたいと考えています(セミナーは、一般公開にする場合とセミクローズドで行う場合があります)。

 第14回となるRIDCマンスリー研究セミナーを下記の通りオンラインで開催します。

 ご興味、ご関心のある方ならば、どなたでもご参加いただけます。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。


【日 時】
 2022年 7月 20日(水)  12:00 ~ 13:00

【題 名】
 入所者の住宅からみた長島愛生園の歴史

【概 要】
 報告者らは、RIDCの共同研究として1930年にわが国初の国立ハンセン病療養所として設置された長島愛生園(岡山県瀬戸内市)の歴史資料調査に取り組んでいるが、そのひとつの柱となっているのが、施設管理にともなって作成された図面等である。
 医療施設において住宅が設けられたことは療養所の特徴のひとつといえようが、これまでの入所者の住宅についての研究はインタビューに基づく個別的な復元にとどまりがちであった。療養所の公的な記録の調査が進んだことで、個々の建築物について客観的な空間復元が可能になりつつある。
 報告では、療養所における今日までの住宅類型や、そのもとでの入所者の生活像、長島愛生園を中心とした療養所の空間の変容などを手がかりに、近現代日本のハンセン病療養所について考察してみたい。

【スピーカー】
 松岡 弘之 氏(岡山大学 学術研究院 社会文化科学学域 講師)
 パク ミンジョン 氏(岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域 特任助教)

【開催方法】
 オンライン(ご参加いただくにはZoomのご利用が必要となります)

【対象者】
 どなたでもご参加いただけます

【参加費】
 無 料

【主 催】
 岡山大学文明動態学研究所(RIDC)

【お申込方法】
 2022年7月19日(火)12:00までに、下記URLからお申込みください。
 折り返し、参加用URLをお送りします。
 https://forms.gle/HwnHTsMMdHXas5Dh8

【ポスター】
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/05/RIDC_seminar_202207.pdf



◆参考:RIDCマンスリー研究セミナー
・【岡山大学文明動態学研究所】第3回RIDC マンスリー研究セミナー「日本史研究と地域史研究のはざま―生存の「関係・空間」の歴史学―」
 https://youtu.be/C2XefIGOQiQ
・【岡山大学文明動態学研究所】第6回RIDCマンスリー研究セミナー「プリント化する伝統織物-インドネシア、バリ島紋織をめぐるオーセンティシティとアイデンティティ-」 の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000394.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「経済状況が主観的ウェルビーイングに与える影響 -年齢階級・都道府県別クロス・セクション分析-」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000686.000072793.html
・【岡山大学文明動態学研究所】「「モノのやりとり」をめぐる認識の齟齬ともつれあい ートンガにおける他者接触の事例からー」の録画配信を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000702.000072793.html


◆参考情報
・岡山大学文明動態学研究所(RIDC)
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/
・【岡山大学】岡山大学文明動態学研究所開所式を挙行
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000072793.html
・【岡山大学】文明動態学研究所 キックオフ・シンポジウム「パンデミックと文明 -感染症と向き合う過去から未来へ-」〔4月14日(水)開催〕
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学文明動態学研究所『文明動態学』Vol.1が刊行されました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000504.000072793.html
 

岡山大学文明動態学研究所(RIDC)が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学文明動態学研究所(RIDC)が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学文明動態学研究所(RIDC)
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス
 E-mail:ridc◎okayama-u.ac.jp
        ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL:086-251-7442
 https://ridc.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
            ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL: 086-251-8463
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000728.000072793.html

【情報発信】カンボジアに日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点プノンペン事務所を開設

 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)は、日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点プノンペン事務所(カンボジア)を王立プノンペン大学・カンボジア日本人材開発センター(CJCC)内に2022年3月1日に開設し、同年6月6日に開所式を行いました。

 開所式には、在カンボジア日本国大使館より久保朋子参事官、王立プノンペン大学よりChet Chealy学長、CJCCより Khim Leang所長など、カンボジアの政府・教育機関15機関から関係者33人が集まり、開所を祝いました。本学からは、鈴木孝義副学長(国際担当)、稲森岳央グローバル人材育成院准教授らが出席しました。また、本事業の連携機関である国立六大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)の代表者らは、オンラインで参加しました。
 

鈴木副学長(国際担当)による開会あいさつ

鈴木副学長(国際担当)による開会あいさつ

 

在カンボジア日本国大使館の久保参事官による祝辞

在カンボジア日本国大使館の久保参事官による祝辞


 来賓祝辞では、在カンボジア日本国大使館の久保参事官が「今後、プノンペン事務所による支援は、日本留学を希望する多くのカンボジア人の夢の実現を手助けしてくれるだろう。大使館としても、日本留学希望者への支援を提供するため、プノンペン事務所と密に連携していきたい」と述べ、本事務所へ期待を寄せました。また、日本留学経験者でもある王立プノンペン大学Chet学長は「プノンペン事務所が円滑に業務を遂行できるよう、できる限りの支援をしたい。日本留学を促進することは、留学生の知識習得のみならず、カンボジアと日本両国の友好にも繋がる」と、本事業への協力の意を述べました。

 当日午後には、プノンペン事務所の開所を記念して、国立六大学と合同で日本留学セミナーを対面・オンラインのハイブリッド形式で実施し、対面・オンライン合わせて日本留学希望者など154人が参加しました。セミナーでは、各大学から教員やカンボジア人留学生が登壇し、日本留学の魅力や各大学の紹介を行いました。本学からは、鈴木副学長(国際担当)が大学紹介・模擬講義を行ったほか、仁井勇佑留学コーディネーターがプノンペン事務所の紹介を行いました。

 プノンペン事務所では引き続き、大学、教育機関、同窓会などと協力し、カンボジアの日本留学希望者に対する支援を行っていきます。
 

記念写真

記念写真

 

日本留学セミナーの様子

日本留学セミナーの様子



○現地メディア記事
 The Phnom Penh Post
 https://phnompenhpost.com/national/study-japan-global-network-project-opens-office-rupp


○日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)
 岡山大学は、平成31年度より文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」を受託し、5年間で、ASEANからの留学生数を1.5倍にすることを目標に事業を進めている。これまで、岡山大学は、平成26年度に文部科学省受託事業「留学コーディネーター配置事業(ミャンマー)に採択され、5年間でミャンマーからの留学生数を倍増することを目標として事業を実施した結果、4年間で3倍に増やすことができた。平成30年度より事業の名称が「日本留学海外拠点連携推進事業」に変わり、対象地域もASEAN10か国へと拡大した。
 現在は、ミャンマーのヤンゴンとマンダレー、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ラオスのビエンチャンに事務所を構えている。それら5拠点からASEANの優秀な留学生獲得に向けて、事業に取り組んでいる。
 



◆参 考
・日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)(岡山大学)
 https://studyinjapan-asean.jp/


◆参考情報
・【岡山大学】ASEAN10か国向けに日本留学フェアを開催しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000593.000072793.html
・【岡山大学】オンライン異文化交流プログラム「ASEAN-Japan Virtual Cultural Exchange Programme 2022」を開催しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000072793.html
・【岡山大学】「私の大学紹介」プレゼンテーションコンテストで岡山大学代表チームが金賞を受賞!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000434.000072793.html
・【岡山大学】「第5回ASEAN+3学長会議」へ槇野博史学長らが出席しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000302.000072793.html
・【岡山大学】SDGs 達成を目指した日本とマレーシアにおける国際高大連携プロジェクトを実施しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000267.000072793.html
・【岡山大学】日本の教育機関向けにカンボジア/ラオス日本留学事情オンライン説明会を開催しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000072793.html
・【岡山大学】ASEAN向けに “Study in Japan x Career Webinar” を開催しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000072793.html
・【岡山大学】マレーシアおよびASEAN向けに日本留学・キャリアウェビナー「先輩に聞こう!」を開催しました!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000072793.html
 
 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 国際部 国際企画課
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中2-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-8937
 https://studyinjapan-asean.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000729.000072793.html

2022年6月19日日曜日

【情報発信】性別違和の人口割合を0.3–1%と大幅に上方修正!(人口ベース調査)

 



<発表のポイント>

  • われわれは、日本における性別違和の人口割合を0.31%(狭義)、0.96%(広義)と算出しました。…2015年のオランダにおける推定値の11–35倍にのぼります。
  • 性別間で意味のある差は見いだされませんでしたが、年齢間の差(若年層 > 高年齢層)を認めました。
  • 身体的治療を望まない人が多くを占めていると考えられることから、そうした人たちのことを考慮することが大切です。



◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区津島中、学長:槇野博史)の岡山大学病院精神科神経科の大島義孝医員は、学術研究院医歯薬学域精神神経病態学分野の研究グループにおいて、日本における性別違和の人口割合を、性別と年齢分布ごとに調査しました。調査にはユトレヒト性別違和スケールという定評のある質問票を使用しました(人口割合の算出に、初めて信頼性のある質問票を用いたことが本研究の特徴です)。その結果は、従来の研究の推定値をはるかに上回るものでした。

 その研究成果は、2022年4月14日に米国の医学誌「The Journal of Sexual Medicine」にオンライン公開されました。また、本研究は、同年5月5日に英国の医学誌「Nature Reviews Urology」にて紹介されました。

 本研究で得られた所見は、専門のクリニックで診断・身体的治療を受けていない人々の中にも性別違和に苦しんでいる方が多いかもしれないことを示唆しており、身体的治療に重点を置いた従来の画一的な見方に見直しを求めるもので、医療、教育、政策などに反映されることが望まれます。また、研究領域においても、通説や方法の見直しといった概念変更を要請するものといえます。


◆大島義孝医員からひとこと
 論文は短ければ短いほどよいというのが私の信条なのですが、結果的に、長大で、しかもかなり“尖った”ものになってしまいました。統計ソフトのスクリプトが12,000行を超えたのも、今となっては…いや、やはり苦い思い出です。調査会社の担当の方が親切にしてくださったことが唯一の心の救いでした(ありがとうございました)。
今回の研究はあくまで予備的なものです。正式な疫学調査が絶対に必要です!

大島義孝 医員

大島義孝 医員



◆論文情報
 論 文 名:Prevalence of Gender Dysphoria by Gender and Age in Japan: A Population-Based Internet Survey Using the Utrecht Gender Dysphoria Scale
      「日本における性別違和の人口割合:ユトレヒト性別違和スケールを用いたインターネット調査」
 掲 載 誌:The Journal of Sexual Medicine
 D  O  I:https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2022.03.605
 U  R  L:https://www.jsm.jsexmed.org/article/S1743-6095(22)01238-3/fulltext
        https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1743609522012383

 引 用 誌:Nature Reviews Urology
 著     者:Maria Chiara Masone
 D  O  I:https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2022.03.605
 U  R  L:https://www.nature.com/articles/s41585-022-00606-0


◆研究資金
 本研究は、田辺三菱製薬研究支援(MTPS20160521009)を受けて実施しました。


◆詳しいプレスリリースについて
 性別違和の人口割合を0.3–1%と大幅に上方修正!(人口ベース調査)
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20220615-1.pdf


◆参考情報
・岡山大学病院 精神科神経科
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index135.html
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 精神神経病態学教室
 https://psychiatry.ccsv.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
 https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/

 

岡山大学病院(岡山市北区)

岡山大学病院(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学病院 精神科神経科 医員 大島義孝
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL:086-235-7242
 FAX:086-235-7246
 https://psychiatry.ccsv.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000726.000072793.html

【情報発信】岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2022年6月15日時点)

 



◆概 要
 岡山県ホームページに公開されているデータを用いて、岡山県内の感染状況と医療提供体制の分析を岡山大学と岡山大学病院のサポートのもと、感染対策に携わる岡山県専門家有志にて実施しています(分析アップデートは1週間に1回を予定)。

 また、東京都の「最新のモニタリング項目の分析・総括コメントについて」を参考に一枚で分かりやすく表現しています。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが起こり、わが国でも非常事態宣言が繰り返される中、岡山県内の感染・医療体制の状況を把握する上で、また、みなさまの感染予防対策のご参考になれば幸いです。


◆感染状況・医療提供体制の分析〔2022年 6月 15日(水)時点〕
<感染状況>

  • レベル3.感染縮小の兆候があるが警戒が必要

 〔参考:先週 6月 8日(水)時点…レベル4.感染縮小の兆候があるが特別な警戒が必要〕

 新規陽性者は、人口10万人当たり75人と減少も、10歳未満の陽性者数は変わりません。医療機関や高齢者施設でのクラスターも散発的に発生しています。陽性者数は今後も減少が予想されますが、ワクチン3回目接種で獲得した免疫の減少、梅雨時期の室内活動の増加、国内移動の増加、出入国制限の緩和など、陽性者再増加に転じる要因も多いです。メリハリのある感染対策の継続を。


<医療提供体制>

  • レベル1.通常の体制で対応可能であると思われる

〔参考:先週 6月 8日(水)時点…レベル1.通常の体制で対応可能であると思われる〕

 感染者数減少に伴い、入院患者、宿泊・自宅療養者数は減少しています。通常医療が提供可能な体制が維持で
きています。
 

https://www.unit-gp.jp/eisei/wp/wp-content/uploads/2020/12/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%83%BB%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%8F%90%E4%BE%9B%E4%BD%93%E5%88%B6%E3%81%AE%E5%88%86%E6%9E%90_20220615.pdf


<感染状況・医療提供体制のレベル評価について>

http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/wp-content/uploads/2020/12/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%83%BB%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%8F%90%E4%BE%9B%E4%BD%93%E5%88%B6%E3%81%AE%E5%88%86%E6%9E%90_%EF%BC%95%E6%AE%B5%E9%9A%8E_20220429%E6%94%B9%E8%A8%82.pdf

 



◆岡山県専門家有志のひとり岡山大学の萩谷英大医師(感染症専門医)からのひとこと
 岡山県内全体で感染者数の低下傾向が続いています。医療の逼迫状況も改善され、多くの医療機関でほぼ通常通りの医療提供体制が維持できています。社会活動をオープンにしていく中で、個別の感染事例はやむを得ない事も多いですが、このまま全体の感染者数を減らしていくためには大きなクラスターを起こさないことが重要です。クラスター対策を意識しながらの生活をお願いします。

岡山大学の萩谷英大医師(感染症専門医)

岡山大学の萩谷英大医師(感染症専門医)



◆参 考
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2022年4月27日時点以前)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000658.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2022年5月4日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000670.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2022年5月11日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000679.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2022年5月18日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000684.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2022年5月25日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000693.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2022年6月1日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000709.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2022年6月8日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000717.000072793.html


◆参考情報
・岡山県クラスター対策班有志作成動画、診療所や職場でのお役立ち集
 http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/?p=4631
・新型コロナウイルスワクチン情報
 http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/?p=4923
・岡山大学の新型コロナウイルス感染症への対応について
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/aboutcoronavirus.html
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・岡山大学病院コロナ・アフターケア外来
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index377.html
・【岡山大学】岡山県のワクチン集団接種会場へ岡山大学病院の医療従事者を派遣
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院で歯科医師を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種の研修会を開催しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000072793.html
・岡山大学における新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種について(槇野博史学長からのメッセージ)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種のリハーサルを実施しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000163.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種において、約12,000人に1回目の接種を終了しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院にECMOを搭載できる大型救急搬送車「ドクターカー」を配備しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000241.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学における新型コロナウイルスワクチン大学拠点接種を再開しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナウイルスの感染予防対策のために学部・研究科へCO2濃度測定器を配付しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000316.000072793.html
・【岡山大学】WHOに協力:新型コロナウイルス感染症対策専門家として萩谷英大医師をパプアニューギニアへ派遣
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000502.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】RSウイルス特集ページを期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報15)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報16)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報17)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報18)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000290.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報19)を期間限定で一般公開
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・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報21)を期間限定で一般公開
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・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報23)を期間限定で一般公開
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・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報24)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000642.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報25)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000677.000072793.html

 

 

 

岡山大学病院(岡山市北区)

岡山大学病院(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)疫学・衛生学分野 教授 頼藤貴志
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス 基礎研究棟7階
 TEL:086-235-7173
 FAX:086-235-7178
 E-mail:okayama.eisei◎gmail.com
       ※◎を@に置き換えて下さい
 http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000727.000072793.html

【情報発信】渦中の「ハチの干潟」(広島県竹原市)からサクラガイ属二枚貝の新種を発見!

岡山大学、高知大学などとの共同研究成果です

  



<発表のポイント>
  • ニッコウガイ科のサクラガイ属は、日本では多くの人にその名を知られた美しい海産二枚貝類の一群です。しかしその分類は今も混乱したままで、多数の隠蔽種の存在が指摘されています。
  • 今回、広島県竹原市ハチの干潟から、新種ハチザクラを記載しました。本種の現生個体は瀬戸内海に産出が限られ、更新統の化石が愛知県でのみ知られています。
  • 本種は既に絶滅の危機にある可能性が高く、保全措置が強く求められます。


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区津島中、学長:槇野博史)学術研究院環境生命科学学域(農)の福田宏准教授、松山市在住の石川裕氏、高知大学理工学部生物科学科の伊藤颯真学部生、国立科学博物館の芳賀拓真研究主幹の共同研究チームは、広島県竹原市の「ハチの干潟」から二枚貝綱ニッコウガイ科サクラガイ属の新種を見出し、Nitidotellina hachiensis ハチザクラとして記載しました。

 この新種の現生個体は瀬戸内海中央部〜西部(岡山・広島・山口・愛媛各県)で確認された一方、化石は愛知県の更新統千葉階に産出し、現在は分布域が大幅に縮小した可能性の高い稀少種で、近い将来絶滅の恐れもあります。一方、ハチの干潟では発電所建設計画が環境影響評価なしに進められており、本種の個体群や棲息環境への影響が危惧されます。

 本研究成果は、日本時間2022年6月4日、日豪共同刊行の軟体動物学雑誌「Molluscan Research」にオンラインで掲載されました。
 

新種ハチザクラ Nitidotellina hachiensis Fukuda, Ishikawa, Ito & Haga, 2022。すべてハチの干潟産。Aはホロタイプ、B–Eはパラタイプ。スケールは5 mm

新種ハチザクラ Nitidotellina hachiensis Fukuda, Ishikawa, Ito & Haga, 2022。すべてハチの干潟産。Aはホロタイプ、B–Eはパラタイプ。スケールは5 mm

 

ハチザクラの鉸歯などを示す電子顕微鏡写真(左)と内面の套線・筋痕などを示す描画(右)。A–Kは岡山県玉野市産、他はハチの干潟産

ハチザクラの鉸歯などを示す電子顕微鏡写真(左)と内面の套線・筋痕などを示す描画(右)。A–Kは岡山県玉野市産、他はハチの干潟産



◆福田宏准教授からひとこと
 今回の新種ハチザクラは昨夏、ハチの干潟で発電所建設計画が浮上し、5つの学会で環境保全を求める要望書の提出が検討されていた際に、私が「中の人」を仰せつかっている軟体動物多様性学会のツイッターアカウントで、現地の生物多様性の高さと貴重さを多くの人に知ってもらおうと、貝類の稀少種を順次ご紹介していた途上で存在を認識しました。ウズザクラの写真を撮ろうとして20年ほど前に採集した標本を見直したら、別種の混在に気づいたのが全てのはじまりでした。この意味では、ハチザクラはハチの干潟で発見された種であるのと同時に、研究室内で長年眠っていた標本中から、しかもSNSの活用を前提とした上で発見された、とても今日的な新種とも言えるでしょう。

福田宏准教授

福田宏 准教授


◆論文情報
 論 文 名:Nitidotellina hachiensis n. sp. (Bivalvia: Tellinidae) from the Seto Inland Sea, between Honshū and Shikoku, western Japan
 掲 載 誌:Molluscan Research
 著  者:Hiroshi Fukuda, Hiroshi Ishikawa, Soma Ito and Takuma Haga
 D  O  I:10.1080/13235818.2022.2068112
 U  R  L:https://doi.org/10.1080/13235818.2022.2068112


◆研究資金
 本研究の一部は、公益財団法人水産無脊椎動物研究所(2014年度個別研究助成 Ko-29、代表:芳賀拓真)の支援を受けて実施しました。


◆詳しいプレスリリースについて
 渦中の「ハチの干潟」(広島県竹原市)からサクラガイ属二枚貝の新種を発見!
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20220614-1.pdf


◆参 考
・岡山大学農学部
 http://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/
・岡山大学大学院環境生命科学研究科
 http://www.gels.okayama-u.ac.jp/


◆参考情報
・驚異の新種! アキラマイマイ~「晴れの国おかやま」を象徴するかたつむり~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id263.html
・驚愕の新種! その名は「サザエ」 〜 250年にわたる壮大な伝言ゲーム 〜
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id468.html
・またしても、新種と知らずに食べていた!-食用海産巻貝類「シッタカ」の一種、クサイロクマノコガイ-
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id799.html
・「忘れ貝」可憐な新種とそのゆくえ ~万葉集・土佐日記にいう貝たちの「もののあはれ」と「鎖国の名残」~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000072793.html

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域(農)准教授 福田 宏
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-8370
 FAX:086-251-8370

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年6月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000691.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000723.000072793.html