2016年9月19日月曜日

【情報発信】細胞内の輸送プロセスに対する過負荷が細胞増殖を阻害することを解明

岡山大学異分野融合先端研究コアの守屋央朗准教授と大学院自然科学研究科大学院生の金高令子さんらのグループは、細胞内での輸送プロセスには許容量(キャパシティ)があり、そのプロセスを通じて輸送されるタンパク質が過剰になると細胞増殖を阻害することを初めて体系的に示しました。
本研究成果は8月19日、科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。
 
本研究成果により、がんなど染色体の増加を伴う疾患の病態の理解や新たな治療手段の開発、ならびに細胞内の各区画におけるタンパク質の人工的な大量産生に役に立つと期待されます。
 
 

図1.真核細胞の内部は細胞内小器官(オルガネラ)によって高度にコンパートメント化されている。本研究では、各オルガネラへの輸送プロセスの許容量が異なっていること(矢印の大きさで示した)、輸送プロセスへの過負荷が細胞増殖を阻害することを初めて体系的に明らかにした。


<詳しい研究内容について>
細胞内の輸送プロセスに対する過負荷が細胞増殖を阻害することを解明

 <論文情報等>
論文名:Cellular growth defects triggered by an overload of protein localization processes掲載誌:Scientific ReportsDOI:10.1038/srep31774著者:Reiko Kintaka, Koji Makanae, and Hisao Moriya

発表論文はこちらからご確認いただけます。

 <お問い合わせ>
岡山大学異分野融合先端研究コア
准教授 守屋 央朗
(電話番号)086-251-8712
(FAX番号)086-251-8717


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id412.html

【情報発信】教員3人に学長奨励賞を授与 大学の発展に貢献

平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞や同表彰若手科学者賞を受賞し、本学の発展に貢献したとして9月12日、受賞した教員3人に森田潔学長から学長奨励賞が授与されました。


学長奨励賞を授与されたのは大学院保健学研究科の山岡聖典教授、大学院医歯薬学総合研究科の須藤雄気教授、異分野基礎科学研究所の菅倫寛助教の3人。授与式で森田学長は「優秀な研究者の存在は本学の誇りであり、本学を国際的な研究教育拠点にする中心を担っていただきたい」と賞状を授与。被授与者を代表し、山岡教授が「これまでの研究成果が認められたことは大変光栄であり、これを励みに今後も研鑽を続けたい」と謝辞を述べました。


山岡教授は低線量放射線の健康影響に関して、須藤教授はレチナールタンパク質の機能創成に関して、菅助教は光合成における水分解反応機構に関してそれぞれ研究しています。

・平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞
大学院保健学研究科 山岡聖典教授

・平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞
大学院医歯薬学総合研究科 須藤雄気教授
異分野基礎科学研究所 菅倫寛助教
 

 【本件問い合わせ先】
総務・企画部人事課
TEL:086-251-7032
 

山岡教授、森田学長、菅助教、須藤教授(右から)
 


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id6075.html


2016年9月18日日曜日

【情報発信】岡山ESDプロジェクトが「ユネスコ/日本ESD賞」を受賞

ユネスコ(国連教育科学文化機関)は9月15日、2016年の「ユネスコ/日本ESD賞」を、本学などが参画する「岡山ESDプロジェクト」に授与することを発表しました。表彰式は10月11日、パリのユネスコ本部で開催され、岡山ESDプロジェクトを代表して、阿部宏史理事・副学長(岡山ESD推進協議会会長)が出席します。

岡山大学は、岡山ESDプロジェクトの開始時点から、継続して主導的役割を果たしています。学内では、2007年4月にユネスコからESD推進を目的とする岡山大学ユネスコチェア(高等教育機関内の学術拠点)の設置認可を受け、環境理工学部や大学院環境生命科学研究科が中心となって、大学教育へのESD導入や国内外の関係機関との交流を進めてきました。

また、全国18大学で組織するユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)に2008年度の創設時から参加。大学院教育学研究科が2010年度に設置したESD協働推進室を中心として、学校教育のESD推進拠点であるユネスコスクールの活動支援や教員研修などを実施しています。

今回の受賞に対して、阿部理事・副学長は「本学が地域や国内外の関係機関と連携して進めているESD取り組みが世界的に卓越した水準にあることが認められ、大変光栄です。今後もESDの推進に積極的に取り組んでいきたい」と話しました。

〇岡山ESDプロジェクト:
岡山地域では、「国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」(2005年~2014年)の開始を受けて、2005年4月に岡山市を事務局とする岡山ESD推進協議会を設立し、岡山ESDプロジェクトを開始した。
2005年6月には、国連大学からESD推進拠点であるRCE(Regional Centers of Expertise on ESD(RCEs))に世界最初の7箇所の1つとして認定され、地域の大学、小中高校、企業、NPO、NGO、市民団体などが参加して、持続可能な社会の形成に向けた教育、人材育成、地域活動、開発途上国支援などの取り組みを進めている。



〇ユネスコ/日本ESD賞:
2014年秋に岡山市と名古屋市で開催された「ESDに関するユネスコ世界会議」において、日本政府の財政支援により創設された。選考は、ユネスコ本部が世界各国からの推薦に基づいて実施。世界中のESDの実践者にとってより良い取組に挑戦する動機付けと、優れた取組を世界中に広めることを目的として、2015年か
ら優れた取り組みを毎年3件決定している。

 <関連するHP>

ユネスコHP:http://en.unesco.org/prize-esd
文部科学省HP:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/09/1377302.htm

【本件問い合わせ先】
岡山大学理事・副学長 阿部宏史
(電話番号)086-251-7005
(FAX番号)086-251-7021



岡山ESD推進協議会会長を務める阿部理事・副学長
 

2016年9月17日土曜日

【情報発信】「岡山大学・フエ大学院特別コース」10周年記念行事を開催

「岡山大学・フエ大学院特別コース」の10周年記念行事が9月9日、ベトナムのフエ大学で開催され、フエ大学名誉教授の称号授与と協定書の調印式が行われました。今回、森田潔学長、大学院環境生命科学研究科の神崎浩研究科長らがベトナムを訪れ、10周年記念行事に出席しました。

記念行事では、フエ大学が森田学長と同研究科のキム・ドゥチュル教授に名誉教授の称号を授与。森田学長は、岡山大学長としてのリーダーシップを発揮し両大学の国際交流事業の発展に貢献した功績、キム教授は、初代コーディネーターとして上記コースのカリキュラムの構築や教員への協力要請等に尽力した功績がそれぞれ評価されました。
調印式では、同コースの第2ステージ(5期)の延長実施が両大学の合意によって決定されたことを受け、森田学長とグエン・バン・トアン フエ大学長が協定書へ調印し、協定を締結しました。

同日、同コース第10期生の入学式も挙行され、両大学関係者、同コースの卒業生、現地で修学中の第9期生らが出席しました。森田学長が、新入生への祝辞や激励の言葉とともに、コースに関わる両大学関係者への感謝を述べるとともに、トアン学長も特別コースが優秀な人材を輩出してきた実績や両大学の教育連携の成功について思いを述べました。

7月19日には、コースで学ぶベトナム人留学生への奨学金支援を行う里親企業の代表者やフエ大学関係者等を招き、本学にて10周年記念行事を開催しています。
//www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id5955.html


〇岡山大学・フエ大学院特別コースとは
岡山大学とベトナム・フエ大学がベトナムにおける農学系、環境系分野で即戦力と成りうる優秀な人材を育成することを目的として2007年に設置した修士共同プログラム。初年度にフエ大学で農学・環境学に関する専門教育とフエ外国語大学教員による約6カ月間の日本語教育を受けた後、岡山大学大学院博士前期課程に転入学し修士号を取得します。これまでにコースを活用し、多くの優秀な留学生が学んでいます。

 【本件問い合わせ先】
グローバル・パートナーズ国際企画課
TEL:086-251-7047
 

名誉教授の称号を授与された森田学長(右)
 

2016年9月16日金曜日

【情報発信】タイ教育省からの来賓 岡山大学を訪問

タイ教育省のMrs. Panit Meesoonthon副事務次官ら23人の訪問団が9月7日、岡山大学を訪れました。


L-caféでは、許南浩理事(教育担当)があいさつ。グローバル・パートナーズの宇塚万里子教授が本学の概要説明をし、大安喜一教授がESDの取り組み状況を紹介しました。タイ人留学生2人による近況報告では、訪問団と活発な意見交換が行われました。訪問団は、附属図書館、異分野基礎科学研究所の久保園芳博研究室を訪れ、本学の教育施設、研究環境を熱心に視察しました。


同国とは、国立六大学連携コンソーシアム国際連携機構(千葉大、新潟大、金沢大、岡山大、長崎大、熊本大)において、医学分野での研究・学生交流や、医学以外の分野での共同セミナーをはじめ、日本と同国における双方向でのサマースクール、単位互換制度ACTSへの参加といった交流を展開しています。本学と同国の大学間協定は、カセサート大学、チュラロンコン大学等の5校、また、部局間協定校は、チェンマイ大学やブラパー大学等の4校と締結しています。

ESD・・・Education for Sustainable Development (持続可能な開発のための教育)

 【本件問い合わせ先】
グローバル・パートナーズ国際企画課
TEL:086-251-7048


許理事のあいさつ