株式会社日本触媒は、酸化グラフェン系材料の量産試作に成功しました。日本触媒は、これまで培ってきた化学品製造における化学反応を安定に進行させる制御技術と共同研究実施先である岡山大学がこれまでに解明した酸化グラフェンの生成メカニズムに関する学術的な知見を融合、活用することにより、酸化反応における種々の課題を解決し、量産試作に成功しました。
酸化グラフェン系材料は厚さが極めて薄く(炭素原子1個分~数層)かつ数μm角レベルの大面積という従来にない優れた特性を有しています。今回の量産試作において、生産量が従来のラボレベルから数十倍まで向上したことから、日本触媒はサンプルワークを開始し、新規需要開拓を推進していく予定です。
<詳しい内容について>
酸化グラフェン系材料の量産試作に成功 ―日本触媒がサンプルワークを開始、新規需要開拓を推進―
※詳細については、2017年2月15日から17日に東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2017」のNEDOブースおよび「コンバーティングテクノロジー総合展2017」の新機能性材料展の日本触媒ブースでそれぞれ発表予定です。
「nano tech 2017」
http://www.nanotechexpo.jp/main/index.html
「コンバーティングテクノロジー総合展2017」
http://convertechexpo.com/
本プロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の実用化プロジェクト「低炭素社会を実現するナノ炭素材料実用化プロジェクト」の支援を受けています。
<お問い合わせ>
岡山大学異分野融合先端研究コア 准教授 仁科勇太
TEL:086-251-8718
日本触媒 開発部 担当:藤井
TEL:06-6223-9157(サンプル提供についてのお問い合わせ先)
NEDO 材料・ナノテクノロジー部 担当:小久保、畠
TEL:044-520-5220
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id445.html
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