岡山大学は2月1日、岡山県鏡野町と寄付研究部門の設置に関する協定を締結しました。本学が4月に開設する「岡山大学中性子医療研究センター」において、鏡野町からの寄付による寄付研究部門として「国際連携部門」を設置します。同センターでは、最新のがん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の研究や教育に取り組み、革新的で全世界に輸出可能ながん治療法の確立を目指します。
調印式には、森田潔学長、山本進一理事・副学長(研究担当)、鏡野町の山崎親男町長、小椋晶志町議会議長らが出席。森田学長と山崎町長が協定書にサインし、握手を交わしました。森田学長は「本協定締結は、今までの鏡野町との取り組みをさらに充実・発展させるものであり、本学の研究力を結集し、全世界に輸出可能ながん治療法の確立に向けて邁進したい」とあいさつしました。
本協定は、本学が積み重ねてきた基礎研究を基盤とし、2016年10月に締結した本学と国際原子力機関(IAEA)による最新のがん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に関する協定を踏まえて、近い将来の臨床応用を目指した中性子医療研究を加速させることを目的としたものです。
○寄付研究部門
民間企業等からの寄付を有効に活用して本学の主体性の下に研究部門を設置・運営し、本学における研究の進展及び充実に資するために設置するもので、本学では今回が初めてです。
【本件問い合わせ先】
研究推進産学官連携機構社会連携本部
教授(特任)市川康明
TEL: 086-251-8460
0 件のコメント:
コメントを投稿