同事業は、わが国の死因第一位であるがんに対して、5年間の事業期間の間に手術療法、放射線療法、化学療法その他のがん医療に携わるがん専門医療人を養成する大学の取り組みを支援するものです。岡山大学は、「中国・四国高度がんプロ養成基盤プログラム」の名のもと、本学と愛媛大学、香川大学、川崎医科大学、高知大学、高知県立大学、徳島大学、徳島文理大学、広島大学、山口大学でつくる10大学連合(連携拠点病院数は岡山大学病院を含む37病院)の代表を務めました。
中国・四国地方の全域にわたる大学院、がんセンター、がん診療連携拠点病院が参加する多職種の高度がん専門医療人養成の教育プログラムを構築し、高度専門知識に加えて、チーム医療・リサーチマインドを身につけた全人的高度がん専門医療人を多数輩出することで、中国・四国地域におけるがん治療の均てん化、標準化を実現し、各大学、地域における臨床研究や橋渡し研究の活性化に貢献しました。
事業推進責任者を務めた本学大学院医歯薬学総合研究科の藤原俊義教授は「学生・教員が一同に会するチーム医療合同演習からICTを活用したe-ラーニングまで、幅広く多彩な10大学の連携が評価されたものと思います」と話しました。
今後も具体的なエビデンスをもとにした独自性ある取り組みを推進するとともに、平成29年3月23日に高度な臨床研究や医師主導治験に取り組む「医療法上の臨床研究中核病院」に認定された岡山大学病院との連携を密にすることで、先導的ながん専門医療人材を養成し続けていきます。
「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の最終評価について(文部科学省)):http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/1386955.htm
岡山大学
岡山大学病院
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