同プランは、大学間の連携による「がん医療人材養成拠点」において、各大学の特色を生かした教育プログラムを構築し、がん医療の新たなニーズに対応できる優れた「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」を養成することを目的として、平成29年度予算額15億円で運用されます。
岡山大学は、「全人的医療を行う高度がん専門医療人育成」というテーマのもと、代表機関を務め、愛媛大学、香川大学、川崎医科大学、高知大学、高知県立大学、徳島大学、徳島文理大学、広島大学、松山大学、山口大学でつくる11大学連合で事業を実施します。中国・四国地方全域の大学院・がん診療拠点病院が連携した教育プログラムを構築し、がん医療の新たなニーズに対応できる優れた人材を育成します。
具体的には、各施設の特色と患者会との連携を生かしながら「ゲノム医療・高齢者・小児・希少がん・全人的医療」の領域において高度なレベルで標準化された共通コアおよびeラーニングによる域内統一カリキュラムを設計し、評価修正を行い、大学間連携と拠点間連携による、大学、分野、職種を超えた専門職教育を行います。その他、英語教育と海外先進施設との連携による国際的に活躍できる人材育成も積極的に実施していきます。
事業推進責任者を務める本学大学院医歯薬学総合研究科の藤原俊義教授は「ゲノム医療の最先端から高齢者がん医療などの社会的課題まで、多様なニーズに対応できるがん医療専門人を育成したい」と抱負を述べました。
岡山大学は、文部科学省が平成24~28年度に実施した「がんプロフェショナル育成基盤推進プラン」の最終評価において、最高評価であるS評価を受けるなど、がん医療に携わるがん専門医療人養成に対しての長い経験と高い実績があります。
また、岡山大学病院は、平成29年3月23日に高度な臨床研究や医師主導治験に取り組む「医療法上の臨床研究中核病院」に認定されています。認定には過去の臨床研究や治験実績、医師・看護師・薬剤師などの人員要件、診療科数・病床数・安全管理体制といった施設要件などの厳しい条件があり、これらを満たした病院の中から厚生労働大臣が認可します。中国・四国地域の医療機関の核として臨床研究を支援し、日本における臨床研究の向上に貢献し続けている本院と密に連携することで、独自性ある先導的ながん専門医療人材を養成していきます。
多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プランの選定結果(文部科学省)):http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1386945.htm
岡山大学
岡山大学病院
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