2017年7月25日火曜日

【産学官】2年連続! 馬建鋒教授、山地直樹准教授に「Highly Cited Researchers」認定証

Clarivate Analytics社(旧トムソン・ロイターIP&Science)が発表した高被引用論文著者(Highly Cited Researchers)2016年版に、本学資源植物科学研究所(IPSR)植物ストレス学グループの馬建鋒教授、山地直樹准教授が選出され、7月25日、認定証の授与式が同研究所にて行われました。本選出は、昨年に続き2年連続で、同社の担当者は「大変珍しい」としています。

馬教授、山地准教授は、植物が養分を吸収する仕組みや有害金属を無毒化、蓄積する仕組みを遺伝子レベルで研究。世界を先導する長年の研究業績が評価され、「植物・動物学/Plant&Animal Science」分野での選出につながりました。

授与式には、クラリベイト・アナリティクス・ジャパンの棚橋佳子取締役、安藤聡子シニアデータコンサルタントが出席。本学からは馬教授、山地准教授のほか、竹内理事・副学長(研究担当)、前川雅彦研究所長らが出席しました。


授与にあたり竹内理事は「今回の認定は、2人の研究が国際的に認められたという証明であり、『リサーチ・ユニバーシティ:岡山大学』という目標達成への積み上げとなります。今後のますますの発展に期待しています」と激励しました。馬教授は「日本の選出者が減少している中、2年連続で選出されて光栄です。今後も研究を積み重ね、来年の選出も目指したい」と話しています。
クラリベイト・アナリティクス・ジャパンの棚橋取締役らとの懇談もあり、担当者が分析結果を解説。2年連続での選出は大変珍しいことや、馬教授と山地准教授の論文は、植物・動物学分野だけでなく、基礎生命科学や農学、分子生命科学といった18分野で引用されており、さまざまな分野の研究への波及効果が大きいことなどが紹介されました。
 

「高被引用論文著者(Highly Cited Researchers)」は、科学研究の各分野において世界で高い影響力を持つ科学者を論文の引用動向から分析して選出したもので、3年目の発表です。自然科学および社会科学の21の研究分野において、2004年1月から2014年12月の11年間に発表された論文のうち、被引用数が非常に高い論文を発表した研究者3千人以上が選出されています(うち、日本の研究機関に所属する研究者は74人)。

論文の引用分析による世界で影響力を持つ科学者(Clarivate Analytics社):
http://ip-science.thomsonreuters.jp/highly-cited-researchers/


認定証を受け取る馬教授(左)


認定証を受け取る山地教授(左)


(左から)前川所長、山地准教授、馬教授、竹内研究担当理事・副学長、棚橋取締役
 

懇談の様子
 

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