昨年10月21日、当研究所から南西4km地点を震源とするマグニチュード6.6の地震(鳥取県中部地震)が発生し、地元住民をはじめ、当研究所の研究施設・設備も甚大な被害を受けました。本ワークショップでは、鳥取県中部地震とともに昨年4月に発生した熊本地震の発生メカニズムや被災状況、その背景にある西南日本のテクトニクスについて、地震学や地震工学、地質学、火山学、温泉化学といった研究領域からの分野横断的な議論を深めることを目的として開催しました。
ワークショップには、ボストン大学のEBEL, John(エーベル,ジョン)教授、レスター大学のFISHWICK, Stewart(フィッシュウィック,スチュワート)博士、ワシントン大学のHOUSTON, Heidi(ヒューストン,ハイディ)教授、アメリカ地質調査研究所のMOONEY, Walter(ムーニー,ウォルター)教授ら海外の著名な研究者が出席し、活発な議論が交わされました。
また、オープニングでは戸谷一夫文部科学事務次官も出席し、「本ワークショップの大いなる成果に期待する」とあいさつしました。ワークショップ後の18日には、大山火山の見学など野外巡検を行いました。今回のワークショップを通じて、地球物理学や地球化学などの研究者らの活発な交流が促進され、共同研究などへの発展に寄与することが多いに期待されます。
アメリカ地質調査研究所のMOONEY教授
あいさつする戸谷文部科学事務次官
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