2018年1月13日土曜日

【情報発信】FOCUS ON(Vol.4)「体内時計の不思議に迫る」 発行

本学は12月28日、さまざまな分野のユニークな研究者に焦点を当て、研究内容やその人柄を紹介する「FOCUS ON」のVol.4を発行しました。

本学は11学部・1コース・1プログラム、7研究科、3研究所を有しており、幅広い学問領域をカバーしています。

今回は、大学院自然科学研究科時間生物学研究室の吉井大志准教授の研究活動について紹介しています。
 

海外旅行をした時に「時差ぼけ」に悩まされたことがある人は少なくないでしょう。私たちヒトは昼に動き、夜に寝るという一日のリズムで生活しており、このリズムを生み出しているのが体内時計(概日時計)です。2017年ノーベル医学生理学賞は体内時計をコントロールする「時計遺伝子」を解明した米国の研究者3人に贈られましたが、実はまだその全容は解明されていません。皆さんも一度は聞いたことがある「体内時計」。その謎の解明に挑む吉井准教授に解説してもらいました。ぜひご覧ください。

FOCUS ON(Vol.4):
体内時計の不思議に迫る

<Back Issues>
Vol.3:
キリスト教修道制研究とグローバルヒストリーへの展望 (大学院社会文化科学研究科 大貫俊夫准教授)
Vol.2:
イメージの中の建築物を読み解く (大学院社会文化科学研究科 本田晃子准教授)
Vol.1:
身近な液体「水」の謎に迫る (異分野基礎科学研究所 松本正和准教授)


<参考:研究系web国際広報>
Okayama University e-Bulletin
Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)

【本件問い合わせ先】
広報・情報戦略室
TEL:086-251-7292


自然科学研究科の吉井准教授




顕微鏡を使いキイロショウジョウバエの脳を観察


岡山大学は持続可能な開発目標を支援しています
 

【情報発信】がん微小環境に関する新たな発見~宿主由来細胞外マトリックスが腫瘍成長を促進する~

岡山大学大学院保健学研究科の廣畑聡教授、大学院医歯薬学総合研究科大橋俊孝教授、浅野恵一大学院生らの国際共同研究グループは、がん微小環境において、がん細胞ではなく周囲の宿主由来の細胞がたんぱく質の一種、バーシカンを発現することで血管新生を促進し、がんの成長を促進していることを発見しました。

今回の研究では、がん組織の中に周囲から自身の細胞が入り込んでバーシカンを分泌することに加えて、分解産物はその分布が変化(再配置)することが明らかとなりました。本研究成果は12月8日、英国の科学雑誌「Scientific Reports」の電子版に掲載されました。
 

この研究成果は、がん細胞以外の細胞を含んだ『がん微小環境』の重要性を示しています。つまり、がん細胞のみならず宿主の細胞が腫瘍成長を促進する役割を担っていることを示しており、今後のがん治療に新たな課題を提示しているといえます。
 

本研究成果は、これからのがん治療を考える上で、がん細胞自身に対する直接的な治療でなく免疫チェックポイント薬のような新たな治療戦略の開発が重要となってくることを示しています。

図1:腫瘍血管におけるバーシカンの分解産物の再配置(relocation:本文中より一部図を改変)
左では赤色と緑色はほとんど重なっていないが右では特に血管内腔で重なっている。


<論文情報等>
論文名:Stromal Versican Regulates Tumor Growth by Promoting Angiogenesis
「間質由来バーシカンは血管新生を促進することで腫瘍成長を制御する」
掲載誌:Scientific ReportsDOI:http://dx.doi.org/10.1038/s41598-017-17613-6
著者: Keiichi Asano, Courtney M. Nelson, Sumeda Nandadasa, Noriko Aramaki-Hattori, Daniel J. Lindner, Tyler Alban, Junko Inagaki, Takashi Ohtsuki, Toshitaka Oohashi, Suneel S. Apte, Satoshi Hirohata*

<詳しい研究内容について>
がん微小環境に関する新たな発見~宿主由来細胞外マトリックスが腫瘍成長を促進する~


<お問い合わせ>
岡山大学大学院保健学研究科
教授 廣畑 聡
(電話番号)086-235-6897
(FAX番号)086-235-6897


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id516.html

【情報発信】ステルス効果を有する腫瘍融解アデノウイルス製剤の開発~局所投与から全身投与への適応拡大~

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(医)消化器外科学分野の藤原俊義教授、岡山大学病院新医療研究開発センターの田澤大准教授、黒田新士助教らの研究グループは、これまで局所投与にのみ適応が限定されていた腫瘍融解アデノウイルスを、ナノ技術と融合することにより、全身投与可能なステルス性腫瘍融解アデノウイルス製剤の開発に成功しました。本研究成果は10月26日、英国の科学雑誌「Scientific Reports」(Nature Publishing Group)電子版で公開されました。

腫瘍融解アデノウイルスは現在、国内臨床試験において局所投与による有効性が検証されています。今後、全身投与可能なステルス性腫瘍融解アデノウイルス製剤の臨床開発を進めていくことで、転移を有する進行がんや局所投与が困難な領域のがんへのウイルス治療が可能となり、さらなる適応拡大につながることが期待されます。




<論文情報>
発 表 誌:Scientific Reports
発 表 日:2017年10月26日

著  者:Aoyama K, Kuroda S, Morihiro T, Kanaya N, Kubota T, Kakiuchi Y, Kikuchi S, Nishizaki M, Kagawa S, Tazawa H, Fujiwara T.タイトル:Liposome-encapsulated plasmid DNA of telomerase-specific oncolytic adenovirus with stealth effect on the immune system.DOI : 10.1038/s41598-017-14717-x.
発表論文はこちらからご覧いただけます。


<詳しい研究内容について>
ステルス効果を有する腫瘍融解アデノウイルス製剤の開発~ 局所投与から全身投与への適応拡大 ~


<お問い合わせ>
岡山大学病院新医療研究開発センター
助教 黒田 新士
(電話番号)086-235-7257
(FAX番号)086-221-8775
(URL)
http://www.ges-okayama-u.com/

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id515.html

2018年1月3日水曜日

【情報発信】第64回岡大サイエンスカフェを開催

本学研究推進産学官連携機構は12月18日、本学の研究者が最新の科学を分かりやすく説明する「第64回岡大サイエンスカフェ」を創立五十周年記念館で開催し、市民ら171人が参加しました。
 

本学大学院社会文化科学研究科の清家章教授が「邪馬台国女王と女性首長」と題して、邪馬台国女王・卑弥呼がいかなる歴史的特質を持つのかを講演しました。 古墳時代には多くの女性首長が存在したことに触れ、彼女たちと卑弥呼を比較。邪馬台国で女王が誕生した背景と特質について、分かりやすく説明しました。
 

次回のサイエンスカフェは「現代社会における地域語のあり方 ― 地域方言の衰退と変容 ―」と題して、平成30年2月1日に開催します。日本の地域社会で話される方言、すなわち「地域語」は、全国共通語化が進んだ現在、衰退・変容しています。一方、近年若者を中心に「方言ブーム」が起こり、地域語に新たな価値が見出されています。大学院社会文化科学研究科の中東靖恵准教授がその動向についてお話します。

【本件問い合わせ先】
研究推進産学官連携機構 
TEL:086-251-7112

 

講師の清家教授


熱心に話を聞く参加者

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7239.html

2017年12月10日日曜日

【情報発信】Okayama University e-Bulletin Vol.20を発行

岡山大学は12月7日、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin Vol.20」を発行しました。

e-Bulletinは、海外への情報発信を強化し、本学の国際的知名度を高めるため、2012年より発行しており、メーリングリスト等を利用し、世界の研究者等にニュースやトピックスを配信しています。

Vol.20は以下の内容です。ぜひご覧ください。
●Feature
  岡山大学のSGDsの取り組み


●News
・槇野学長らが国際競争力向上のための連携強化に向け蘭・ライデン大学を訪問
・駐日欧州連合代表部が岡山大学を訪問
・岡山大学病院で左右の肺を組み合わせて一つの肺を形成する移植手術に世界で初めて成功
・岡山大学病院が「外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)」の認定を取得
・2年連続! 馬教授、山地准教授に「Highly Cited Researchers」認定証
・ベトナム前国家主席らが槇野学長を表敬訪問 農学部視察も
・セネガルの教育関係者が本学で研修を開始


●Research Highlights
・昆虫の細菌感染密度に季節性 世界に先駆けて発見
・エンドウ褐紋病に対する植物の抵抗性反応を解明
・メダカは「顔」で仲間を見分ける 〜メダカの「顔」を見分ける仕組みは特化している?〜
・植物細胞が真っすぐ伸びる仕組みを解明 〜細胞骨格を整理整頓するタンパクNEK6の働きを解明〜


●Topics
・将棋部の羽仁さんが将棋の学生名人戦で見事準優勝!
・アーカンソー大学生と本学学生の交流会を実施


e-Bulletinはこちらからご覧いただけます。




e-Bulletin Vol.20

岡山大学は持続可能な開発目標を支援しています

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7201.html