次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数での活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築する、「第11回岡山大学フューチャーセッション(Future Session)」を11月25日、岡山大学津島地区の大学会館で開催しました。
セッションファシリテーターを勤める佐藤法仁リサーチ・アドミニストレーター(URA)が、岡山大学の植物研究力の推進について紹介。続いて本セッションの対話提供者である、本学大学院環境生命科学研究科有機機能材料学講座の高口豊准教授が、「バイオミネラリゼーションに学んだ複合材料合成:材料調和社会を目指して」と題して講演。貝やザリガニなどの生物の素材の仕組みと似た人工複合材料を作り出すバイオミネラリゼーションを活用することで、次世代を支える革新的材料の創出について話題提供を行いました。
続いて、同研究科生物情報化学研究室の村田芳行教授が、植物の成長を制御する仕組みを解明することで農林産業に新たなイノベーション創出につながる話題提供を行い、参加した本学役員や教職員、学生、岡山県産業労働部、エネルギー関連企業の担当者らと熱心に対話しました。
岡山大学では、社会と共に革新的イノベーションや高付加価値産業の創出、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる積極的な研究推進・研究力向上を精力的に行っています。
対話材料を提供する高口豊准教授
参加者と対話しながら未来を語る村田芳行教授
<参考> 村田教授らの研究報告リリース(一部)
乾燥を司る植物ホルモンが気孔の開け閉めを別々に制御:http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id91.html
植物の病原菌侵入を防ぐ“鍵”分子の機構解明:http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id89.html
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