2014年3月11日火曜日

【光生命・産学官】革新的生命科学技術で次世代グローバル研究シーズ・ニーズを探る グローバル・フューチャーセッションinニューヨークを開催

岡山大学の研究力における強みのひとつ、「生命科学分野」をさらに強化し、国際展開を推進するため3月8~10日、大学院医歯薬学総合研究科の松浦栄次教授と佐藤法仁リサーチアドミニストレーター(URA)がニューヨークを訪れ、生命科学分野のイノベーション創出について、世界の研究者と情報交流しました。

松浦教授らは、医学研究で世界有数の研究・臨床施設を誇る
ニューヨーク大学医学部(NYU:New York University School of Medicine)を訪問し、ジェフリー・バーガー(Jeffery S.Berger)循環器内科医師をはじめ、世界最先端の医療現場で活躍する研究者らと革新的生命科学分野について対談。松浦教授らが推進している「動脈硬化の先端標的医療」に関し、体外・体内診断薬の開発意義、世界規模の多施設臨床研究の具体的な取り組みや、基礎研究と臨床研究を繋ぐトランスレーション研究(生命科学研究)のあり方について有意義な議論を展開しました。松浦教授が推進する動脈硬化の分子イメージング診断薬の開発プロジェクトに、バーガー医師がInternational Advisory Board Member(国際共同研究の有識者メンバー)として就任することになり、さらに緊密な研究連携を進めていくこととなりました。

岡山大学は、平成25年8月に文部科学省が選定した
「研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)であり、岡山大学病院は厚生労働省が選定した「臨床研究中核病院」です。両選定を受けている大学は少なく、今後も世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指すため、今回の研究推進事業成果を研究大学運営に活かしていきます。
本活動は、「研究大学強化促進事業」の取り組みの一環で「岡山大学グローバル・フューチャーセッション」として実施されました。

※本学が開催する「岡山大学フューチャーセッション」とは
次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数で活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築するセッションのことです。また、「グローバル・フューチャーセッション」は、海外研究拠点形成や連携強化を目的に開催する国際セッションのことです。

第1回inケベック(テーマは「光技術」)こちら
第2回in福建(テーマは「アドバンスドナノカーボン」)こちら
第3回inドイツ(テーマは「バイオフィジックス」)こちら
第4回inコロラド(テーマは「マイクロ流路分析装置」)こちら



ニューヨーク大学医学部と附属病院


セッションに参加したバーガー医師(右)と松浦教授

国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html
 

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