東京工業大学と岡山大学の両大学発のベンチャー企業s-muscle (エスマスル)が4月1日に誕生し、細径人工筋肉の販売を開始します。従来にはない、細く、しなやかな人工筋肉で、軽く柔らかく着心地のよいサポートスーツなど福祉介護用具実現のキーデバイスとなるものです。
7月より関連メーカーや研究機関にサンプル出荷を開始、用途開拓と実用化を進め、来年春には普及用人工筋肉を量産、提供する計画です。
東京工業大学と岡山大学の両大学発のベンチャー企業 s-muscle (エスマスル、本社 岡山県倉敷市、代表取締役:鈴森康一)が4月1日に誕生し、空気圧で動作する細径人工筋肉の販売を開始します。外径が2mm~5mmと従来の人工筋肉に比べてはるかに細くしなやかなため(従来市販されているものは外径が10~40mm程度)、これを筋繊維として編み込むことで、軽く、柔らかく着心地のよい介護福祉用サポートスーツやコルセットの実現が期待できます。また、人間と同じようななめらかな動きを行う人型ロボットや超軽量ロボットなど、新しいロボット、福祉機器のブレイクスルーとなりうる「人工筋肉」です。7月より人工筋肉のユーザーメーカーや研究機関にサンプル出荷を開始し、用途開拓と実用化を進め、来年度を目標にネット販売を通じた一般の小口ユーザーへの販売も始める計画です。
この人工筋肉は東京工業大学工学院の鈴森康一教授と岡山大学大学院自然科学研究科の脇元修一准教授らが中心となって、平成23年より研究を進めてきました。その過程でアパレル、福祉介護機器、ロボット等に関する多くのメーカーや研究機関から、この人工筋肉を使いたいとの要望を受け、鈴森教授、脇元准教授に株式会社池田製紐所(本社岡山県倉敷市、代表:清板祝士)、株式会社コガネイ(本社、東京都小金井市、社長:岡村吉光)が協力して、会社設立に至りました。
<詳しい内容について>
細く、しなやかな人工筋肉の大学発ベンチャーを設立
【問い合わせ先】
岡山大学 広報・情報戦略室
TEL: 086-251-7292
FAX: 086-251-7294
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id393.html
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