有馬総長特任補佐は「東京大学におけるIR活動~現状等将来像~」と題し、経済社会における構造変化やSDGs(Sustainable Development Goals)への取り組みなどを紹介。
さらに、国立大学法人における経営力の強化、好循環の確立による自律的な大学経営、予算配分の透明化と組織体制、教員・研究者の戦略的配置、東京大学IRデータ室の役割と体制について、具体的な数値データを交えながら講演しました。
青木IRデータ担当課長は「大学の特性を踏まえたIRデータ活動とは? - 東京大学が統合報告書を目指す理由 -」と題して講演。教学情報、研究情報の公表のみでなく、ステークホルダーに対してさらなる支援の拡大を訴えるため、非財務情報と財務情報に加え、経営理念・ビジョンを統合させた「統合報告書」を作成する必要性があると強調。統合報告書作成に向けたIRデータ室が果たす役割について、東京大学の実情などを交えながら講演しました。講演後の質疑応答では、データ抽出の要望やKPI設定における全学と部局数値の整合性、卒業生へのデータ収集方法、ビジョンを踏まえたKPI(短期・長期的視点)の設定に関する質問があり、活発な意見交換が行われました。槇野博史学長をはじめ、役員や部局長、教職員ら約80人が聴講しました。
また、IR/IE講演会前には、「財務(決算等)に関する勉強会」と「IRに関する担当レベル意見交換会」も実施しました。
大学経営を取り巻く環境が厳しさを増す中で、大学内の財務や教育研究活動に関する諸情報を、効果的に集約・管理・分析し、大学の意思決定や組織戦略に活用するためのIR(Institutional Research:IR)を構築・整備することが、各大学にとって重要な課題となってきています。今回の講演を踏まえ、本学におけるIR体制の充実・発展に活用していきます。
【本件問い合わせ先】
総務・企画部 大学改革推進室(IR/IE室)
TEL:086-251-8998,7754
有馬総長特任補佐による講演
あいさつする槇野学長
青木IRデータ担当課長との意見交換会
熱心に聴講する槇野学長ら本学執行部
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7286.html
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