大学などのアカデミィアには数多くのシーズが蓄えられています。そして、産業界には数多くのニーズがあります。これらのマッチングから産学連携が生まれます。しかし、「イノベーション創出」となると多くの課題が山のように待ち構えています。
文部科学省のシーズ・ニーズ事業において私たちは、従来の大学と産業界との連携を目的とした検討会ではなく、「対話」を通じた信頼関係を長い時間を掛けてまず築き、志を分かち合えた中からイノベーション創出の小さな種を育んでいくことが大切だと考えています。単にビジネスの付き合いではなく、業界の壁を越えて人と人のつながりを重視し、その志を共に出来る連携機関の方々と手を取っています。
今回、連携機関のひとつである一般社団法人岡山経済同友会の泉史博代表幹事(株式会社中国銀行取締役会長)と現場対話を行いました。同会と本学は、例えば教育面では、「被災地高校生進学支援「学・職・住」総合支援制度」の創設でご支援を頂いたりしています。また、医療面では、「医療で目指す「一番住みたい県 岡山 ~IHN創設で、住んで安心、地域も元気~」という提言書を2013年5月に出されて、活発な活動を展開しています。
現場対話では、本事業の方向性だけではなく、研究が生み出す産業のあり方や同会の提言するIHN構想と本学の研究力のリンクの仕方など、幅広い現場対話を2時間近く行いました。
今後、同会との連携のもと、今回の現場対話のフィードバックを含め、さまざまなワークショップを開催する予定です。また、泉代表幹事には、ワークショップでのご講演を行って頂く予定です。
対話後の泉 史博・岡山経済同友会代表幹事(右)と佐藤法仁URA・事業実施責任者
(絵画は岡山が輩出した児島虎次郎画伯のもの)
一般社団法人岡山経済同友会:http://okadoyu.jp/
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