2017年11月11日土曜日

【情報発信】“変化”を体感することのできる大学経営と研究戦略を目指して 佐藤法仁URA・副理事が筑波大学で講演

岡山大学は2013年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)のひとつです。全学を挙げて研究力の向上や産学連携の推進、そして学術の探求・継承などの強化を進め、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築を実施しています。 今回、筑波大学URA研究戦略推進室が主催する研究戦略講演会に、岡山大学東京オフィス駐在の佐藤法仁URA・副理事(企画・評価・総務担当)が登壇。「“変化”を体感することのできる大学経営と研究戦略を目指してと題して、11月10日、筑波大学で講演しました。

本講演会は大学教職員を対象とした研究戦略に関するシリーズの講演会であり、今回が第5回となります。佐藤法仁URA・副理事は「変化の体感」をキーワードに、岡山大学の取り組み事例について、データなどをもとにして紹介しました。
さらにデータだけではなく、そのデータを活かす際、実際の現場の教職員や既存の大学システムにどう落とし込むのかという点についても言及。単にデータを集め、解析し、得られた結果をフォードバックするという単純なものではなく、いつどのようなデータを取集するのか、解析したデータを大学経営などに活かす際、そこには組織(部局)だけではなく、“生身の人”を相手としており、適切な合意形成術や野心的な変革ビジョン(Massive Transformative Purpose;MTP)を掲げた際の「幸福感」、「共感性」の重視と共有など、ポジティブな変化を体感することのできる研究戦略が重要であることなどを説明しました。さらに研究戦略は、単に研究・産学官連携分野の強化をターゲットとするのではなく、その戦略が大学改革に結び付き、改革を促進するものであることの重要性について、事例をもとに説明しました。

また講演では、URA(リサーチ・アドミニストレーター)の制度の運用についても意見交換が行われました。岡山大学URAのこれまでの取り組みや成功事例だけではなく、課題などについても意見交換を実施。さらに筑波大学URAの取り組みについても意見交換を行い、ポジティブな変化を体験することで物事を上手く進めるアイデアなどについて議論を行いました。

岡山大学では本学だけで出来ることのみならず、研究力強化に取り組む大学及び大学共同利用機関法人の集まりである「研究大学コンソーシアム」において、各大学等における先導的取組や課題の発信・共有によりネットワーク化を推進するとともに、それら取組の全国的な普及・定着を進めています。今回の筑波大学での場で得られた点も、本学のみならずより良い取り組みなどを共有し、研究力強化促進とそれに合わせた大学経営の改革など推進に寄与していきます。

【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)室 [岡山大学東京オフィス]
TEL:03-6225-2905

http://ura.okayama-u.ac.jp/topics/archives/topics-225-2/

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