3月18~21日、地球・惑星内部の起源、進化とダイナミクスをテーマとした国際シンポジウムMisasa 2019 and Core-Mantle Coevolution(岡山大学惑星物質研究所と新学術領域研究課題「核-マントルの相互作用と共進化」の共催)が、鳥取県東伯郡三朝町内のホテルで開催されました。
地球・惑星内部の起源、進化とダイナミクスの最先端研究を展開している国内外の研究者・大学院生など100人が参加。4日間の6つのセッションにおいて、アメリカ・カーネギー研究機構地球物理研究所のMichael J. Walter所長、フランス・モンペリエ大学のDave Mainprice教授、ドイツ・バイロイト大学の桂智男教授、イギリスのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのAndrew Thomson博士ら8人の海外招待講演者および一般講演者が発表を行いました。深部地球における水や二酸化炭素の物質循環や地球内部の組成・構造など、当研究所で展開している鉱物物理学的・地球化学的研究にとどまらず、ジオニュートリノ、地震学、電磁気学などの研究発表も多くありました。
また、本研究所で実施された国内・国際共同研究の成果も多数紹介。質疑応答では、核−マントルの共進化や地球や地球型惑星の内部構造・進化に関する学際的なアプローチによる統合的な理解に向け、将来の研究発展につながる積極的な意見交換が行われました。
このシンポジウムを通して、国内外の研究者との新たな共同研究の展開と学際的研究への発展が期待されます。今後、本研究所の共同利用・共同研究拠点の機能を最大限に生かし、地球惑星物質科学研究をさらに発展させていきます。
【本件問い合わせ先】
惑星物質研究所庶務担当
TEL: 0858-43-1215
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