世界初の認知症予防を実現~「認知症は酸化ストレス病」を臨床試験で実証~
- 認知症の原因として酸化ストレスが重要なファクターであることを、臨床試験により世界で初めて実証しました。
- 抗酸化配合剤Twendee X(TwX)が、認知症予防効果があると世界で初めて公的学会から認定を受けました。
- TwXは医薬品に要求される安全性試験を行っているサプリメントであり、副作用なく認知症の診断前からの投与が可能です。
- 今後の新たな認知症治療薬の開発につながることが期待されます。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学の阿部康二教授のグループは、岐阜大学研究推進・社会連携機構科学研究基盤センター共同研究講座・抗酸化研究部門の犬房春彦特任教授らとの共同研究により、認知症の原因として酸化ストレスが重要なファクターであることを、臨床試験により世界で初めて実証しました。
同研究チームは、ヒトによる認知症の前段階であるmild cognitive impairment(MCI)の前向き、多施設、ランダム化二重盲検、プラセボ・コントロール介入試験を実施。その結果知的評価スケールであるMMSEと長谷川式認知症スコアの2評価法において、犬房特任教授らが開発・研究する抗酸化配合剤TwXが有意差をもってMCIの進行を防止することを明らかにしました。本研究結果は8月24日、米国の医学雑誌「Journal of Alzheimer’s Disease」誌に掲載されました。
また、これによりTwXは、認知症予防学会エビデンス創出委員会の6段階ある認定グレードでA判定「認知症を予防する効果がある(★★★)」を受けました(学会認定は9月3日に公開)。
図5:ヒトMCIへの効果
世界初の認知症予防を実現~「認知症は酸化ストレス病」を臨床試験で実証~
<お問い合わせ>
(臨床試験研究に関すること)
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
脳神経内科学教授
教授 阿部 康二
(TwXに関すること)
岐阜大学研究推進・社会連携機構
科学研究基盤センター 共同研究講座・抗酸化研究部門
特任教授 犬房 春彦
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