当日は、プログラムオフィサーである東京農業大学の馬場正教授をはじめ、中国四国農政局の参加のもと、協力機関も含めて40人以上が参加し、研究内容を発表しました。
本研究は、今年度、特にモモ大玉化栽培と輸出試験・輸出国先評価、ルビーロマンの果房冷却による着色促進と輸出国評価、高性能コンテナによるシャインマスカットの0℃長期貯蔵などで成果を上げ、実証化技術の確立に向けて前進しています。
高性能コンテナは、岡大農場(本学農学部付属山陽圏フィールド科学センター岡山農場)の側に設置されており、同学部の福田文夫准教授の指導によるセミナーを開催するなど、農業者からの信頼も得ているところです。また、シンガポール海運を予定より一年前倒しで実施し、空輸と同程度の評価を受けたほか、クアラルンプールまでの陸送に成功するなど着実に果物の輸出研究に関しての実績を積んでいます。
今後は本学の研究力・技術力で、高性能コンテナだけでなく、機能性フィルムの利用を検証するなど、さらなる鮮度保持効果の検証やモモの障害果実の判別法の完成、輸出に適した品種の特定などを推進していきたいと考えています。
本学東京オフィスでは、このような多くの機関が参加し、外部の関係機関の多くと関わるプロジェクトの調整役も担っています。
*果物輸出促進実証研究
共同実施者として、信越地方から、近畿、中四国地方までの5県、13機関が参加
【本件問い合わせ先】
岡山大学東京オフィス URA
TEL : 03-6225-2905
推進会議成果報告会
参加機関によるシンガポールでの品質調査の様子(協力:三井化学シンガポールR&Dセンター)
高性能コンテナ0℃貯蔵の大規模実証試験の様子(貯蔵開始2ヶ月後)
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