岡山大学が協力機関として支援する国際協力機構(JICA)のミャンマーメディカルエンジニア育成体制強化プロジェクトにおける1年教育コースの開講式が6月1日、実施主体であるヤンゴン医療技術大学で開催されました。
開講式では、ミャンマー保健スポーツ省のMyint Htwe(ミン トゥエ)大臣をはじめ、一般社団法人日本ミャンマー協会の渡邉秀央会長や、在ミャンマー日本国大使館の田公和幸参事官、JICAミャンマー事務所の唐澤雅幸所長があいさつ。Myint Htwe大臣は、「本プロジェクトは、ミャンマー保健スポーツ省の歴史において大きな節目となる」と述べ、本プロジェクトの重要性を強調しました。渡邉会長は、長年ミャンマーでの医療支援を続けている本学の岡田茂名誉教授や、後進として現役で支援に携わる本学大学院医歯薬学総合研究科の木股敬裕教授らを出席者に紹介し、その功績に賛辞を贈りました。
本プロジェクトは、患者の治療・生命維持などに不可欠な医療機器の保守点検・管理、運用を担うメディカルエンジニア(ME)人材を育成する体制を強化するとともに、ミャンマー国内の病院における医療器材の維持管理体制を改善することを目的としています。
MEの教育コースの設置はミャンマー国内初であり、今後5年間のプロジェクト実施期間において、約100人のメディカルエンジニアを育成します。コースの実施に際して、公益社団法人日本臨床工学技士会から、日本の臨床工学技士国家資格の保有者が講師として派遣され、講義および病院での実習支援を行います。本学では専門医療人材の資格制度の構築にも協力する予定です。
○47NEWS(共同通信社)掲載記事(無断転載禁止):
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