本会議は平成30年度採択の政府開発援助ユネスコ活動費補助金「SDGsターゲット4.7の達成に向けた『ESDの教師教育のアジア太平洋スタンダード』の開発」による事業の一環として開催。アジア・太平洋地域19カ国のESDを実践する教育者・指導者の育成に係る教育関係者らが集い、教師教育の達成目標としての「ESDの教師教育のアジア太平洋スタンダード」の開発に取り組みました。
文部科学省大臣官房文部科学戦略官の池原充洋氏があいさつした後、槇野学長が本会議の主旨や目的を説明。各国からESDの教師教育の現状報告に続き、岡山市内にてESDを実践する小学校を視察しました。また、「岡山大学ESDレクチャーシリーズ」と題し、カナダ、イギリス、韓国からESDの世界的キーパーソンを招聘し、講演会を開催。参加者らは熱心に聞き入り、活発な意見交換を行いました。
意見交換後には、アジア太平洋スタンダードの基礎となるフレームワークについて検討・協議も行い、ESDを実践する教育者・指導者に求められる資質・能力、ならびにESDの教師教育を展開していく上でのフレームワークの活用可能性を明確化しました。各国の教師教育機関ごとにフレームワークに基づいたアクションプランも作成し、共有しました。
岡山大学は2017年より「SDGsに関する岡山大学の行動指針」のもと、SDGsの達成に貢献する活動に取り組み、持続可能な社会の実現を牽引しています。
本ワークショップは、SDGsの目標4「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」の達成を目指して開催しました。
本会議は、2014年の「ESDに関するユネスコ世界会議」として岡山市で開催された「ESD教師教育に関する国際会議」のフォローアップ会議として位置づけられています。
【本件問い合わせ先】
大学院教育学研究科 ESD協働推進室 柴川弘子
TEL:086-251-7723
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8170.html
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