岡山大学は7月4~5日、国際的な研究連携ネットワーク拡大と研究力強化促進を目的として、フランスのストラスブール大学と日仏大学会館を訪問。同大や欧州の研究機関との特色ある研究プロジェクト連携について意見交換を行いました。
今回の訪問では、山本進一理事・副学長(研究担当)、ベルナール・シュヌヴィエ副理事・上級リサーチアドミニストレーター(URA)、宇根山絵美URAが訪仏。ストラスブール大学では、キャサリン・フロレンツ(Catherine Florentz)研究担当副学長やヘレン・ドルフス(Helene Dollfus)教授、ミアワイス・ホッセイニ教授(Mir Wais Hosseini)らと会談し、同大の研究戦略などについて紹介を受けました。
また、日仏大学会館では、マリークレール・レット館長(ストラスブール大学教授)と中谷陽一ストラスブール大学協約教授らと会談。中谷協約教授は、日本との学術交流を推進するストラスブール大学の日本委員会委員長を務めており、本学を含めた日本の大学・研究機関がどのように欧州の研究機関と研究連携を進めていくべきかの議論を深めました。
また、本学との研究交流コーディネーターをドルフス教授が担当することになりました。
フランス北東部のバ=ラン県にあるストラスブール大学は、1961年に創設され、世界的に有名な詩人のヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749~1832)や化学者のシャルル・アドルフ・ヴュルツ博士(1817~1884)らの母校です。また医師のアルベルト・シュヴァイツァー博士(1875~1965)など、過去にノーベル賞受賞者を複数人輩出しています。
岡山大学とストラスブール大学と2010年より大学間協定を締結し、街づくりや社会文化科学系を中心に学術交流を進めてきました。今後、日仏大学会館との連携も強化し、ストラスブール大学との医歯薬学分野や自然科学分野、環境生命科学分野などの幅広い研究分野での連携や、その連携を促進するための短期教員交流協定の締結を進めて行くことになりました。
岡山大学は、2013年8月に文部科学省が全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指しています。
今回の訪問は、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施され、今後、世界トップレベルの大学・研究機関との強固な連携関係を確立し、より高いレベルでの研究基盤の強化を推進していきます。
【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)室
TEL:086-251-8919
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