日本の科学技術の発展に寄与する独創性の高い研究や開発を行った研究者を称える「平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」の受賞者が決まり、科学技術賞若手科学者賞に本学大学院環境生命科学研究科(農学系)の赤木剛士准教授が選ばれました。4月17日、文部科学省(東京都千代田区)で表彰式が行われました。
赤木准教授は「被子植物の性決定進化に関する研究」で、文部科学省、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の推薦をもとに受賞しました。赤木准教授は、主に果実・花を用いて、農産物の価値に関与するさまざまな重要形質を扱い、人為的にそれらの制御を行う技術の開発を目指しています。園芸作物の花器官における多様な「性決定・性表現」の制御機構や、果実の形状・生理障害に関する研究を行うとともに、ディープラーニング(AI)技術の適用による青果物の品質判断・嗜好性に寄与する要因の解明にも挑戦しています。
岡山大学は、平成25年8月に文部科学省が全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指しています。赤木准教授をはじめとする若手研究者の育成を進めると共に、最先端の研究成果をより迅速・効果的に社会に届けるように積極的に推進していきます。
【本件問い合わせ先】
大学院環境生命科学研究科(農学系) 准教授 赤木剛士
TEL:086-251-8337
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