2020年1月4日土曜日

【情報発信】寺澤孝文教授(教育)が教育ビッグデータによる教育の個別最適化の社会実装活動で文部科学大臣賞を受賞

岡山大学大学院教育学研究科の寺澤孝文教授が11月13日、一般社団法人e-Learning Initiative Japanが主催する「eラーニングアワード2019フォーラム」において文部科学大臣賞を受賞しました。

寺澤孝文教授は「高精度教育ビッグデータによる学力測定精度の飛躍的向上」という題目のもと、受賞が決定。この取り組みは、寺澤教授のこれまでの長年の研究開発から生み出された「マイクロステップ・スケジューリング法」という新しい技術が基幹となっています。収集された大量の学習データ(高精度教育ビッグデータ)から、これまで意識できなかった、わずかな学習の効果の積み重ねを個人ごとに可視化することが可能です。また、学習者の実力の変動を正確に推定することも可能にしました。これにより、実力レベルで習得されたと判定される問題を学習から外すことで、実効性を持つテーラーメイドの個別学習が提供できるようになりました。

授賞式には、これまで寺澤教授と共に研究開発を進めて来たメンバーやURAとして支援して来た東京駐在の佐藤法仁副理事・URAらが参列。萩生田光一文部科学大臣の代理として登壇した文部科学省初等中等教育局情報教育・外国語教育課の髙谷浩樹課長から、寺澤孝文教授に表彰状が授与されました。

また授賞式後には、受賞者らによるパネルディスカッションも開催。寺澤教授は、教育ビッグデータは無造作に情報を収集しても意味がないこと、情報を収集するタイミングをスケジューリングすることで教育の個別最適化に大きく寄与することなどを紹介し、今後の研究開発の強化促進に意欲を見せました。

岡山大学は、Ed-Tech(教育とテクノロジーの融合)の最先端を走っている研究大学のひとつです。今後も寺澤教授の研究開発をはじめ、多くの新技術をもとに教育現場と社会に新たな価値を提供し続けていきます。

<参考>
マイクロステップ・スタディ(岡山大学実践データサイエンスセンター(仮称))

【本件問い合わせ先】
大学院教育学研究科 教授 寺澤孝文
TEL:086-251-7714

大学院教育学研究科 寺澤研究室


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