第一部では、文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室の進藤和澄室長があいさつ。本事業の開始から3年半が経過した37大学による中間評価結果の総括があったほか、本学が学長のリーダーシップのもと全学一丸となった取り組みを実施している点が評価されて、中間評価においてA評価を受けたことや、本プログラムに対する今後の期待などについて紹介しました。
また、槇野博史学長からPRIMEプログラムの取り組み状況についての報告があり、今後は本プログラムに現代社会の課題であるSDGsへの貢献を掛け合わせ、さらに深化・発展させることが宣言されました。
さらに基調講演では、国際連合大学サステイナビリティ高等研究所の竹本和彦所長が、岡山大学の主導的な活動が他大学のモデルとして提示されるべきであることや、RCE岡山の主要構成団体として貢献を期待すること、ProSPER.Net(アジア太平洋環境大学院ネットワーク)の加盟大学として、他の大学との共同事業を展開できる機会を十分に活かし、PRIMEプログラムを通じて世界に貢献してほしいことなどを述べました。
第二部では、芸術界や経済界、海外協定校などからパネリストを招き、「これからの持続発展社会への道をグローバルに拓く高度実践人の育ち方、育て方」をテーマにパネルディスカッションを実施しました。
佐野寛理事・副学長(教育担当)のファシリテートのもと、本学グローバル人材育成特別コースに所属する環境理工学部4年生の長澤諒祐さんと国際インターンシップに参加した文学部4年生の瀬崎景己さん、グローバル・ディスカバリー・プログラム1年生のパンディタ スサムポンさんが実践体験談や今後の期待などを発表しました。
さらに、大学院教育学研究科の高岡敦史講師によるルーブリックで検証する高度実践人の成長過程の紹介や岡山経済同友会の松田久代表幹事によるステークホルダーからの提言、タイ・カセサート大学食品開発研究所のソンバット チナウォン所長による成果報告などがあり、活発な意見交換が繰り広げられました。
コメンテーターは大原美術館の大原あかね理事長が務め、本プログラムの取り組み実績と、今後の期待などについてコメントしました。
シンポジウムの前日には、ソンバット所長が槇野学長、神崎浩理事・副学長(国際担当)、木村邦生環境理工学部長を表敬訪問し、学生交流などについて意見交換を行いました。また、シンポジウム終了後には、進藤室長が本学のソーシャル・ラーニング・スペース、L-caféを視察し、留学生と意見交換等を行いました。
岡山大学は本シンポジウムの成果を今後の事業実施に反映させるとともに、文部科学省による中間評価結果へ対応するため、学長のリーダーシップの下、大学一丸となって「大学改革」や「国際化」に取り組んでいきます。
【本件問い合わせ先】
総務・企画部大学改革推進室
TEL:086-251-7754
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
槇野学長による事業報告
竹本所長による基調講演
パネルディスカッションの様子
L-caféで留学生らと意見交換する進藤室長(左)
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7367.html
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