2019年1月12日土曜日

【情報発信」本学理学部学生による「先取りプロジェクト研究」の成果が国際専門誌に掲載

岡山大学理学部の理数学生育成プログラム「フロンティアサイエンティスト特別コース」学生の岡村彩子さん(生物学科4年生)とコース修了生の増本絢音さんが実施した「先取りプロジェクト研究」の成果が12月27日、国際比較内分泌学会連合の機関誌「General and Comparative Endocrinology」のオンライン版に掲載されました。
理学部学生の自主研究成果が在学中に専門誌に掲載される初めての快挙です。

本コースは、研究の最前線で活躍できる科学者や高度な専門技術者の育成を目指す理学部独自のコースです。コース生は自らの着想に基づいた研究(先取りプロジェクト研究)を実施し、理学部はこの活動に対して積極的に予算的支援を行っています。

岡村さんと増本さんは、養鶏において雌雄鑑別に用いられる「遅羽性(ヒナの羽が生えそろうのが遅い)遺伝子」の作用メカニズムについて研究。鶏肉は、食糧不足や穀物価格高騰といった問題を解決する救世主として世界的に注目が集まっています。養鶏の効率を上げるための雌雄鑑別には、現在遅羽性遺伝子を用いた方法が広く行われていますが、この遺伝子は他の好ましくない形質も発現させてしまうことが古くから報告されていました。2人は鶏肉の「食の安全」の不安を払拭するためにこの遺伝子の研究を進め、作用メカニズムの新たなモデルを提唱しました。

本研究成果は、基礎生物学分野だけでなく、幅広い分野での応用が期待されます。

○本研究成果の詳細は
こちら

【本件問合せ先】
大学院自然科学研究科(理学部)
教授 竹内 栄
TEL:086-251-7868



http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8216.html

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