2018年7月15日日曜日

【情報発信】大学などの学術研究機関のためのSDGsガイド「SDGsを支援する:科学アカデミーのためのガイド」日本語翻訳版を刊行

本学は、「槇野ビジョン」と関連が深い国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に着目し、SDGsを支援しつつ、本学の教育研究や社会貢献活動などの活性化を精力的に進めています。
今回本学は、国際的なアカデミー連合体であるインター・アカデミー・パートナーシップ(Inter Academy Partnership;IAP)が執筆したSDGs関連書籍「Supporting the Sustainable Development Goals: A Guide for Merit-Based Academies」の翻訳を行い、本学のSDGs専用ホームページ「SDGs×岡山大学」で公開しました。

IAPは、科学・医学・工学系の科学者らがグローバルなネットワークで結びつき、科学からの役割において世界で最もチャレンジングな課題の解決方法を探すための国際組織です。IAPはSDGsを重要な取り組みと捉え、英語版のガイドを2017年11月に発表しました。


同ガイドでは、科学者の組織がなぜSDGsを支援するのかという基本的な点をはじめ、世界各国のSDGsの取り組みやその中で科学者の組織が可能な支援、SDGsを取り巻く国連内の各種の組織の関わりが説明されており、SDGsに取り組むアカデミア(中高・大学などの学校機関、研究所、試験機関ならびに研究者個人など)の基本的ガイドとして大変役立つものです。


翻訳を担当した本学SDGs推進担当の狩野光伸副理事・教授は、このガイドをまとめたワーキンググループ共同代表のEva Alisic博士と
the Global Young Academy(GYA)※2執行委員会で同席した(Alisic博士は当時のGYA共同代表)ことを紹介。「彼女が各国の若手アカデミーからの情報もよく集めてくれているように、SDGsが世代を超える取り組みであることも感じてほしい」と述べ、本翻訳ガイドの活用と、あらゆるセクターや世代が共同してSDGsの目標達成を目指すことの重要性を述べました。

本学では昨年、国連が支援する持続可能な社会を実現するためのグローバルなネットワークであるThe SDSN(Sustainable Development Solutions Network)Australia/Pacificが2017年8月に取りまとめたSDGsに取り組むためのガイド「Getting started with the SDGs in universities」の翻訳も行い、本学のSDGs専用ホームページ「SDGs×岡山大学」で公開しています。

岡山大学という一組織だけではなく、さまざまなステークスホルダーらと連携を密にし、SDGsの取り組みへの共感を醸成しながら、共にSDGsの目標を達成していく価値を共創していくために、今後もSDGsに関するさまざまなガイドの翻訳とその普及に力を入れていきます。

※1 STI for SDGs
 SDGsの取り組み・達成に向けてのSTI(科学技術イノベーション)を意味します。
 STIとは、Science(科学)、Technology(技術)、Innovation(イノベーション)の頭文字を取ったものです。

※2 Global Young Academy(GYA)
  科学技術を用いて社会貢献を目指す、若手科学者の国際的組織です。

<日本語版>
Supporting the Sustainable Development Goals: A Guide for Merit-Based Academies

(日本語翻訳版:狩野光伸、蟹江憲史)「SDGsを支援する:科学アカデミーのためのガイド」

<英語版>
Supporting the Sustainable Development Goals: A Guide for Merit-Based Academies(IAPホームページ)


<参考>

Getting started with the SDGs in universities
(日本語翻訳版:狩野光伸 翻訳、SDSN Japan/蟹江憲史 監修「大学でSDGsに取り組む 大学、高等教育機関、アカデミアセクターへのガイド」オーストリア、ニュージーランド、太平洋版)

<参考>
岡山大学SDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」はこちら

【本件問い合わせ先】
岡山大学SDGs推進本部
(総務・企画部大学改革推進室)
TEL:086-251-7754・8998


岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。






http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7629.html

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