岡山大学研究推進産学官連携機構は10月26日、本学の研究者が最新の科学を分かりやすく説明する「第69回岡大サイエンスカフェ」を創立五十周年記念館で開催し、市民ら99人が参加しました。
大学院ヘルスシステム統合科学研究科の紀和利彦准教授が「新しい光「テラヘルツ波」で見えてくる明るい未来 ―テラヘルツ波計測システムの開発と応用―」と題して講演。「“テラヘルツ波”は最近注目を集めている光の一種です。レーザー技術の発展とともに、空港での麻薬や爆弾を見つけるボディースキャナーや高速大容量の次世代通信などいろいろな分野で活用されてきました」と、テラヘルツ波の性質や活用について説明しました。
紀和准教授のグループでは、テラヘルツ波を使った体の中の微小な物質を見つける独自テラヘルツ波ケミカル顕微鏡の開発を行っており、将来、先端医療研究や早期医療診断で必要不可欠な基礎基板技術となることが期待されます。
【本件問い合わせ先】
研究推進産学官連携機構
TEL:086-251-7112
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8024.html
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