岡山大学は10月17日、岡山大学を代表し、本学の次世代研究を拓く強みとなる「重点研究分野」を選定しました。
2013年8月に文部科学省は、わが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために「研究大学」となる大学・研究機関を選び支援する「研究大学強化促進事業」開始し、本学も国内19大学のひとつとして選定されています。
岡山大学には、光合成研究、植物ストレス研究、地球科学研究、バイオバンクなど世界的、全国的な成果を発信している拠点が既にありますが、よりインパクトのある学術研究、社会実装拠点を持続的に次世代につないでいく必要もあります。また、限られたヒト・モノ・カネなどの資源を効果的、重点的に配置することも必要となっています。
このような中で、本学はいままでの「全方位的」「総花的」な研究推進から、岡山大学を代表し、次世代研究を拓く強みとなる3つの大領域、15の中領域で分類した「重点研究分野」を10月17日の教育研究評議会において選定しました。
また、重点研究分野の選定とともに、これらを岡山大学の顔となる学術研究拠点、社会実装拠点に育てるため、17の「次世代研究育成グループ」、5つの「次世代研究拠点」を選定しました。
選定された各グループでは40代などの若手研究者らが代表研究者になっており、若手の段階から次世代を拓く研究ビジョンやマネジメントスキルを磨き、本学ならびに世界を牽引していく拠点を目指します。
◎重点研究分野
岡山大学を代表し、本学の強みとなりうる研究分野を「重点研究分野」として選定しました(別紙1)。
この「重点研究分野」には、拠点を目指す上で研究の厚み(研究代表者となりえる人材の数)と質(研究成果)が求められます。このため、部局やURA などから提案された研究分野を構成する研究者の成果(論文の数と質、外部資金獲得実績)を分析するとともに、提案されている内容が研究テーマに近いものである場合には、類似の研究内容を統合する大括りの研究分野を設定し、40の研究分野に整理しました(別紙1 の「小領域」に該当)。
なお、これらの分野については、岡山大学としての情報発信の観点から、更に中領域として15 のカテゴリーと出口戦略による大領域として3つのカテゴリーを設けることとしました。
◎次世代研究育成グループと次世代研究拠点
今回、17の次世代研究育成グループと5つの次世代研究拠点を選定しました(別紙2)。
選定された各グループでは40代などの若手研究者らが代表研究者になっています。若手の段階から次世代を拓く研究ビジョンやマネジメントスキルを磨き、本学ならびに世界を牽引していくグループを形成していきます。
なお、選定されたグループには活動資金が配分され、グループ形成や研究拠点形成などの強化促進に使用されます。また、研究支援部門(研究推進産学官連携機構、URA室等)から各グループに担当者が付き、重点的な支援を実施します。特に若手研究者に対してはメンター的な面も含めつつ、協働でグループ形成を進めていきます。
○次世代研究育成グループ
岡山大学の次世代研究拠点につながるグループを担うため、学内外での連携を強化促進し、研究チームを構成して外部資金の獲得(例:科研費基盤A以上の事業等)や共同研究の拡大などができるようなネットワーク形成を図ります。
・酵母を用いた革新的タンパク質大量生産技術の確立(研究代表者:守屋央朗准教授)
・資源植物科学を加速するオオムギ遺伝子改変拠点の構築(研究代表者:久野裕准教授)
・こどもの健康を守るための大規模出生前コホート立ち上げ可能性の検証(研究代表者:頼藤貴志准教授)
・次世代二次電池の材料開発および高度解析拠点(研究代表者:後藤和馬准教授)
・ナノ・バイオ融合によるエネルギー集積・高度利用研究拠点形成(研究代表者:高口豊准教授)
・超伝導技術に基づく宇宙・素粒子物理実験から迫る宇宙の始まりの謎の解明(研究代表者:石野宏和教授)
・新産業地域学創出拠点(研究代表者:北川博史教授)
・岡大発世界初の体内吸収生接着粘着材料「リン酸化プルラン」の医用展開(研究代表者:松川昭博教授)
・表現論と圏論・可換環論・不変式論との関わり(研究代表者:石川雅雄教授)
・口腔バイオフィルム感染制御を目指した革新的新規低分子化合物の創製(研究代表者:萬代大樹助教)
・難防除土壌病害の克服にむけたバイオコントロール法の開発 -テイロシンを介した高活性拮抗細菌選抜育種法の確立と利用-(研究代表者:能年義輝准教授)
・高効率・高機能次世代モビリティシステムの開発研究(研究代表者:神田岳文教授)
・地球環境変動下での作物の安定生産に関する遺伝育種学,栽培生理学研究の展開(研究代表者:加藤鎌司教授)
・新たな毒性評価のための臓器機能評価法の開発(研究代表者:喜多村真治講師)
・サイバーフィジカルシステム(CPS)によるスマート観光都市(岡山)の実現(研究代表者:太田学教授)
・保健関連SDGsの達成に向けたビッグデータ・オープンデータの活用法の開発(研究代表者:小山敏広助教)
・瀬戸内地域研究(研究代表者:遊佐徹教授)
○次世代研究拠点(5拠点)
岡山大学の次世代の学術研究、社会実装拠点として強みあるグループを形成し、大型外部資金(例:科研費基盤SやERATOの事業等)の獲得を目指し、当該分野の中核的な研究者との連携、海外研究機関との連携などを実施します。
・IoT基盤の信頼を支えるフィジカルセキュリティシステムの構築(研究代表者:野上保之教授)
・「パトス脳~社会的情動の統合研究~」研究拠点の創出(研究代表者:坂本浩隆准教授)
・口腔器官の再構築から器官の発生・再生の統一原理の解明(研究代表者:大野充昭助教)
・超高速電子線プローブによる広帯域光励起下の動的構造解析と新機能・新物質の探索(研究代表者:林靖彦教授)
・世界を先導するリプロダクションコアの形成(生殖補助医療技術教育研究(ART)センター)(研究代表者:舟橋弘晃教授)
別紙1, 2:「重点研究分野」、「次世代研究育成グループ,次世代研究拠点」
本件のプレスリリースはこちら
【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチアドミニストレーター(URA)室
TEL:086-251-8930
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8015.html
平成25年度文部科学省「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(イノベーション対話促進プログラム)」採択課題において、SDGs推進研究大学である岡山大学が取り組んでいるイノベーション促進のための3つの対話コアである「①光技術と生命科学融合、②産官学連携強化、③未来志向型異分野ネットワーク構築」について紹介。さらに事業後も「地域中核・特色ある研究大学:岡山大学」からの未来を拓く教育研究・社会貢献活動などについて随時ご紹介。 since2013~2024, "All rights reserved" , OKAYAMA University, JAPAN.
2018年10月30日火曜日
2018年10月26日金曜日
【情報発信】ノーベル賞受賞が決定した本庶佑特別教授が講演
10月21日、本学が後援する第55回日本小児アレルギー学会学術大会(会長 大学院医歯薬学総合研究科(小児急性疾患学)池田政憲教授; 会場 岡山コンベンションセンター)において、本庶佑特別教授(京都大学高等研究院; 2018年ノーベル生理学・医学賞受賞決定)が「がんを免疫力で治す」と題して講演し、同学会員など医療関係者約1000人が聴講しました。
はじめに、座長の那須保友岡山大学大学院医歯薬学総合研究科長が、本庶特別教授について、ノーベル賞受賞が決定し多忙なところ「約束した講演は断らないと」と岡山まで来てくださったことを紹介し、本庶特別教授に感謝の意を伝えました。
本庶特別教授は、ノーベル賞受賞理由となった、がん免疫療法につながる活性化T細胞の表面に発現する「PD-1」の発見や、新型がん治療薬「ニボルバム(製品名オプジーボ)」の開発と応用について詳しく説明。「がん治療では、最後は、われわれの免疫機構が、がん細胞の止めを刺している。免疫チェックポイント阻害薬などを用いた免疫療法は、やがて、がん治療の主力の1つになるだろう」とアピールしました。
最後に感謝状と花束の贈呈があり、槇野博史岡山大学長、金澤右岡山大学病院長を交えた記念撮影が行われました。
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科教授(小児医科学)塚原 宏一
TEL: 086-235-7251
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7995.html
はじめに、座長の那須保友岡山大学大学院医歯薬学総合研究科長が、本庶特別教授について、ノーベル賞受賞が決定し多忙なところ「約束した講演は断らないと」と岡山まで来てくださったことを紹介し、本庶特別教授に感謝の意を伝えました。
本庶特別教授は、ノーベル賞受賞理由となった、がん免疫療法につながる活性化T細胞の表面に発現する「PD-1」の発見や、新型がん治療薬「ニボルバム(製品名オプジーボ)」の開発と応用について詳しく説明。「がん治療では、最後は、われわれの免疫機構が、がん細胞の止めを刺している。免疫チェックポイント阻害薬などを用いた免疫療法は、やがて、がん治療の主力の1つになるだろう」とアピールしました。
最後に感謝状と花束の贈呈があり、槇野博史岡山大学長、金澤右岡山大学病院長を交えた記念撮影が行われました。
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科教授(小児医科学)塚原 宏一
TEL: 086-235-7251
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7995.html
【情報発信】日本国内のかぜ患者への抗菌薬処方状況を初めて解明
◆発表のポイント
・2013~2015年の3年間にわたる全国規模の観察研究でかぜ(急性気道感染症)診療における抗菌薬治療の詳細を明らかにしました。
・かぜに対する日本の抗菌薬選択は諸先進国と比べて異なることが明らかになりました。
・本研究成果が薬剤耐性菌の出現抑止の取り組みに活用されることにより、国内外における保健関連のSDGsへの貢献が期待されます。
◆研究者からのひとこと
■論文情報
論 文 名:Pattern of antibiotic prescriptions for outpatients with acute respiratory tract infections in Japan, 2013–15: a retrospective observational study
掲 載 紙:Family Practice
著 者:Yusuke Teratani, Hideharu Hagiya, Toshihiro Koyama, Mayu Adachi, Ayako Ohshima, Yoshito Zamami, Hiroyoshi Y. Tanaka, Yasuhisa Tatebe, Ken Tasaka, Naoko Mikami, Kazuaki Shinomiya, Yoshihisa Kitamura, Mitsunobu R. Kano, Shiro Hinotsu, Toshiaki Sendo
D O I:10.1093/fampra/cmy094
U R L:Pattern of antibiotic prescriptions for outpatients with acute respiratory tract infections in Japan, 2013–15: a retrospective observational study
<詳しい研究内容について>
日本国内のかぜ患者への抗菌薬処方状況を初めて解明
<お問い合わせ>
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科
教授 狩野光伸
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬)
助教 小山敏広
(電話番号)086-235-6585
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id571.html
・2013~2015年の3年間にわたる全国規模の観察研究でかぜ(急性気道感染症)診療における抗菌薬治療の詳細を明らかにしました。
・かぜに対する日本の抗菌薬選択は諸先進国と比べて異なることが明らかになりました。
・本研究成果が薬剤耐性菌の出現抑止の取り組みに活用されることにより、国内外における保健関連のSDGsへの貢献が期待されます。
世界的に多剤耐性菌の増加が懸念される中、岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科の狩野光伸教授・大学院医歯薬学総合研究科(薬)の小山敏広助教らの研究グループは、岡山大学病院の千堂年昭教授、北村佳久准教授、建部泰尚氏、田坂健氏、札幌医科大学の樋之津史郎教授、徳島大学病院の座間味義人准教授、大阪大学の萩谷英大助教、千葉大学病院の三上奈緒子氏との共同研究によって、日本国内のかぜ(急性気道感染症)に対する抗菌薬の処方状況の詳細を初めて明らかにしました。
本研究成果は、2018年9月29日付の英国の医学誌「Family Practice」誌に掲載されました。
2013~2015年の全国規模の診療レセプトデータによると、わが国では、かぜに対し、国内外の臨床ガイドラインが推奨するペニシリンの処方率が欧米と比較すると低い一方で、広域抗菌薬の割合は高いことが明らかになりました。広域抗菌薬の過剰投与は薬剤耐性菌出現の原因となります。
本研究の成果により、実態を踏まえた抗菌薬の適正使用推進を通じ、持続可能な開発目標(SDGs)の達成への貢献も期待されます。
◆研究者からのひとこと
今回の研究は6大学・大学病院の研究者による、医療ビッグデータを活用した、SDGsへ貢献しうる共同研究です。抗菌薬への耐性を持つ薬剤耐性菌の出現は国際的な脅威です。しかし、さまざまな研究者の視点を取り入れ、新しい医療ビッグデータを活用することで、日本だけでなく世界の人々に貢献することができると期待しています。 | 小山助教 |
■論文情報
論 文 名:Pattern of antibiotic prescriptions for outpatients with acute respiratory tract infections in Japan, 2013–15: a retrospective observational study
掲 載 紙:Family Practice
著 者:Yusuke Teratani, Hideharu Hagiya, Toshihiro Koyama, Mayu Adachi, Ayako Ohshima, Yoshito Zamami, Hiroyoshi Y. Tanaka, Yasuhisa Tatebe, Ken Tasaka, Naoko Mikami, Kazuaki Shinomiya, Yoshihisa Kitamura, Mitsunobu R. Kano, Shiro Hinotsu, Toshiaki Sendo
D O I:10.1093/fampra/cmy094
U R L:Pattern of antibiotic prescriptions for outpatients with acute respiratory tract infections in Japan, 2013–15: a retrospective observational study
<詳しい研究内容について>
日本国内のかぜ患者への抗菌薬処方状況を初めて解明
<お問い合わせ>
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科
教授 狩野光伸
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬)
助教 小山敏広
(電話番号)086-235-6585
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id571.html
【情報発信】経済学部学生が日本旅行と連携しマーケティング視点で「由布院・別府」エリアの旅行商品を造成
◆発表のポイント
・ゼミでマーケティングを学ぶ経済学部生が、日本旅行と連携して「由布院・別府」エリアの旅行商品を造成し、商品化されました。
・学生独自に実施した調査に基づき、顧客特性の観点から当地の観光の魅力や過ごし方を訴求しました。
・潜在的ニーズの掘り起こしを通じて、熊本地震からの復興を目指す当地の観光活性化を企図しています。
マーケティングを学ぶ岡山大学経済学部日高優一郎准教授のゼミ現4年生が、株式会社日本旅行と連携して「由布院・別府」エリアの新たな旅行商品「赤い風船 おんせん県おおいた」を造成しました。本商品は9月6日に同社より発売されました。
本商品のパンフレットには、学生が自ら実施したフィールドワークや顧客調査の結果に基づき、ターゲットの顧客特性の視点から由布院・別府それぞれのエリアの観光の魅力や過ごし方を訴求しています。地域観光の潜在的な可能性を顧客特性の観点から検討した点が特徴的で、当地の観光に対する潜在的ニーズの掘り起こしを通じて、2016年の熊本地震からのいち早い復興を目指す当地の、観光活性化への貢献を企図しています。
◆ゼミ生(代表:大野裕美子)からひとこと
<詳しい発表内容>
経済学部学生が日本旅行と連携しマーケティング視点で「由布院・別府」エリアの旅行商品を造成
<お問い合わせ>
岡山大学大学院社会文化科学研究科(経済学部)
准教授 日高 優一郎
(電話番号)086-251-7549
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id573.html
・ゼミでマーケティングを学ぶ経済学部生が、日本旅行と連携して「由布院・別府」エリアの旅行商品を造成し、商品化されました。
・学生独自に実施した調査に基づき、顧客特性の観点から当地の観光の魅力や過ごし方を訴求しました。
・潜在的ニーズの掘り起こしを通じて、熊本地震からの復興を目指す当地の観光活性化を企図しています。
マーケティングを学ぶ岡山大学経済学部日高優一郎准教授のゼミ現4年生が、株式会社日本旅行と連携して「由布院・別府」エリアの新たな旅行商品「赤い風船 おんせん県おおいた」を造成しました。本商品は9月6日に同社より発売されました。
本商品のパンフレットには、学生が自ら実施したフィールドワークや顧客調査の結果に基づき、ターゲットの顧客特性の視点から由布院・別府それぞれのエリアの観光の魅力や過ごし方を訴求しています。地域観光の潜在的な可能性を顧客特性の観点から検討した点が特徴的で、当地の観光に対する潜在的ニーズの掘り起こしを通じて、2016年の熊本地震からのいち早い復興を目指す当地の、観光活性化への貢献を企図しています。
◆ゼミ生(代表:大野裕美子)からひとこと
商品が完成して、安堵感と同時に喜びが込み上げています!調査にご協力くださった大分の方々、先輩、そして貴重な機会を作ってくださった日本旅行の方々と日高先生に感謝します。由布院も別府も温泉だけではない魅力がたっぷりです。お客様が、私たちが作り上げたものをきっかけにして大分の観光を楽しんでくれたら嬉しいです! | 日高ゼミ4年生 |
<詳しい発表内容>
経済学部学生が日本旅行と連携しマーケティング視点で「由布院・別府」エリアの旅行商品を造成
<お問い合わせ>
岡山大学大学院社会文化科学研究科(経済学部)
准教授 日高 優一郎
(電話番号)086-251-7549
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id573.html
【情報発信】新しい口腔管理で集中治療室入院中の患者の発熱日数を減らすことに成功
◆発表のポイント
・集中治療室(ICU)では、術後合併症のリスクを減らすため、より効果的な口腔管理の方法が望まれていました。
・ICUの食道がん患者に対して既存の口腔管理法を改良した新しい方法を提供したところ、口腔内細菌数や術後の発熱日数を減少させることができました。
・入院患者の術後合併症を軽減して、治療予後に貢献できることが期待されます。
◆研究者からのひとこと
■論文情報
論 文 名:New oral hygiene care regimen reduces postoperative oral bacteria count and number of days with elevated fever in ICU patients with esophageal cancer.
掲 載 紙:Journal of Oral Science
著 者:Hirofumi Mizuno, Shinsuke Mizutani, Daisuke Ekuni, Ayano Tabata-Taniguchi,
Takayuki Maruyama, Aya Yokoi, Chie Omori, Kazuyoshi Shimizu, Hiroshi Morimatsu, Yasuhiro Shirakawa, Manabu Morita
D O I:10.2334/josnusd.17-0381
U R L:New oral hygiene care regimen reduces postoperative oral bacteria count and number of days with elevated fever in ICU patients with esophageal cancer : Journal of Oral Science
<詳しい発表内容>
新しい口腔管理で集中治療室入院中の患者の発熱日数を減らすことに成功
<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯)
教授 森田 学
(電話番号)086-235-6712
(FAX)086-235-6714
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id574.html
・集中治療室(ICU)では、術後合併症のリスクを減らすため、より効果的な口腔管理の方法が望まれていました。
・ICUの食道がん患者に対して既存の口腔管理法を改良した新しい方法を提供したところ、口腔内細菌数や術後の発熱日数を減少させることができました。
・入院患者の術後合併症を軽減して、治療予後に貢献できることが期待されます。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科予防歯科学分野の森田学教授と水野裕文歯科医師らのグループは、同研究科消化器外科学分野と麻酔・蘇生学講座、岡山大学病院新医療研究開発センターおよび九州大学高齢者歯科学・全身管理歯科学分野との共同研究で、食道がんで集中治療室に入院している患者に対して新しい口腔管理を行い、術後合併症に及ぼす影響を検討しました。
その結果、この口腔管理法が口腔内細菌数を減少させるだけでなく、術後の発熱日数も減少させることを明らかにしました。
本研究の成果は、8月30日に日本の科学雑誌「Journal of Oral Science」(オンライン版)に掲載されました。
術後合併症は患者の死亡率を上げるため、そのリスクを少なくする工夫が必要です。研究グループは、既存の口腔管理法を改善することで、術後の口腔内細菌数と発熱日数を減少させることに成功しました。
この成果によって、入院患者の術後合併症を軽減して、治療予後に貢献できることが期待されます。
◆研究者からのひとこと
周術期の口腔管理はますます重要になってきています。今回提案した新しい口腔管理の方法が他の病院の参考になれば幸いです。アドバイスを頂いた医科の先生方、ならびに協力いただいた看護師の方々に厚く御礼申し上げます。 | 森田教授 |
■論文情報
論 文 名:New oral hygiene care regimen reduces postoperative oral bacteria count and number of days with elevated fever in ICU patients with esophageal cancer.
掲 載 紙:Journal of Oral Science
著 者:Hirofumi Mizuno, Shinsuke Mizutani, Daisuke Ekuni, Ayano Tabata-Taniguchi,
Takayuki Maruyama, Aya Yokoi, Chie Omori, Kazuyoshi Shimizu, Hiroshi Morimatsu, Yasuhiro Shirakawa, Manabu Morita
D O I:10.2334/josnusd.17-0381
U R L:New oral hygiene care regimen reduces postoperative oral bacteria count and number of days with elevated fever in ICU patients with esophageal cancer : Journal of Oral Science
<詳しい発表内容>
新しい口腔管理で集中治療室入院中の患者の発熱日数を減らすことに成功
<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯)
教授 森田 学
(電話番号)086-235-6712
(FAX)086-235-6714
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id574.html
【情報発信】ポリファーマシー(多剤併用)の現状を明らかに 国内の状況は改善傾向を示す
◆発表のポイント
・医療費の増加や薬剤同士の予期せぬ相互作用が懸念されるポリファーマシー(多剤併用)について、7年間にわたる全国的な状況を調査しました。
・ポリファーマシーは2012~2013年を境に減少に転じたことを明らかにしました。
・本研究成果を医療の改善に役立てることで、医療関連のSDGsへの貢献が期待されます。
◆研究者からのひとこと
■論文情報
論 文 名:Trends in polypharmacy in Japan: a nationwide retrospective study
掲 載 紙:Journal of American Geriatric Society, Vol. (2018)
著 者:Hiroshi Onoue, Toshihiro Koyama, Yoshito Zamami, Hideharu Hagiya, Yasuhisa Tatebe, Naoko Mikami, Kazuaki Shinomiya, Yoshihisa Kitamura, Shiro Hinotsu, Toshiaki Sendo, Yasuyoshi Ouchi, Mitsunobu R. Kano.
D O I:https://doi.org/10.1111/jgs.15569
U R L:Trends in Polypharmacy in Japan: A Nationwide Retrospective Study
<詳しい研究内容について>
ポリファーマシー(多剤併用)の現状を明らかに 国内の状況は改善傾向を示す
<お問い合わせ>
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科
教授 狩野光伸
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬)
助教 小山敏広
(電話番号)086-235-6585
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id572.html
・医療費の増加や薬剤同士の予期せぬ相互作用が懸念されるポリファーマシー(多剤併用)について、7年間にわたる全国的な状況を調査しました。
・ポリファーマシーは2012~2013年を境に減少に転じたことを明らかにしました。
・本研究成果を医療の改善に役立てることで、医療関連のSDGsへの貢献が期待されます。
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科の狩野光伸教授・大学院医歯薬学総合研究科(薬)の小山敏広助教らの研究グループは、岡山大学病院の千堂年昭教授、北村佳久准教授、建部泰久氏、札幌医科大学の樋之津史郎教授、虎の門病院の大内尉義院長(東京大学名誉教授)、徳島大学病院の座間味義人准教授、大阪大学の萩谷英大助教、千葉大学病院の三上奈緒子氏との共同研究で、日本国内におけるポリファーマシー(多剤併用)の現状を明らかにしました。
本研究成果は、2018年10月6日付の米国老年医学会誌のオンライン版に掲載されました。
ポリファーマシーは多くの薬剤を同時に使用している状況を指し、薬剤同士の予期せぬ相互作用や、医療費の増加などが懸念されていますが、これまで国内の状況については明らかになっていませんでした。
本研究では、厚生労働省の診療報酬明細情報を活用して、国内における2010年~2016年のポリファーマシーの状況を明らかにし、2012~2013年を転換点として、ポリファーマシーの状況が統計的に改善していることを示しました。本研究成果を基盤に医療の改善に役立てることで、医療関連のSDGsへの貢献が期待されます。
◆研究者からのひとこと
今回の研究は7大学・大学病院の研究者による共同研究です。さまざまな研究者の視点を一つの研究に取り入れることがより社会に役立つ研究の実現において重要であると感じています。 | 小山助教 |
■論文情報
論 文 名:Trends in polypharmacy in Japan: a nationwide retrospective study
掲 載 紙:Journal of American Geriatric Society, Vol. (2018)
著 者:Hiroshi Onoue, Toshihiro Koyama, Yoshito Zamami, Hideharu Hagiya, Yasuhisa Tatebe, Naoko Mikami, Kazuaki Shinomiya, Yoshihisa Kitamura, Shiro Hinotsu, Toshiaki Sendo, Yasuyoshi Ouchi, Mitsunobu R. Kano.
D O I:https://doi.org/10.1111/jgs.15569
U R L:Trends in Polypharmacy in Japan: A Nationwide Retrospective Study
<詳しい研究内容について>
ポリファーマシー(多剤併用)の現状を明らかに 国内の状況は改善傾向を示す
<お問い合わせ>
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科
教授 狩野光伸
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬)
助教 小山敏広
(電話番号)086-235-6585
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id572.html
【情報発信】サン・カルロス大学(フィリピン)薬学科学生らが槇野学長を表敬訪問
岡山大学と1月25日に大学間協定を締結したフィリピンのサン・カルロス大学(University of San Carlos、 Cebu City)のYolanda Deliman健康管理学部長と同学部薬学科の教員1人、大学院学生2人、学部学生2人が、10月16日に槇野博史学長を表敬訪問しました。
一行は「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」(Aコース:科学技術体験コース)により7泊8日の日程で本学を訪問。薬学部での実習・講義の見学に加え、鹿田キャンパスでの薬学部の臨床準備教育や岡山大学病院薬剤部の見学、岡山市内の保険薬局・ドラッグストアの視察を行ったほか、広島、倉敷の学外研修にも参加しました。
槇野学長は、来訪学生に対して歓迎の言葉を述べ、Deliman健康管理学部長と今後の両大学間の交流発展に向けた活発な意見交換を行いました。
薬学部では、サン・カルロス大学との双方向的な学生交流として、薬学科学生5人をサン・カルロス大学へ短期研修(2018年8月~9月)として派遣しており、次年度以降も学生交流プログラムを継続実施する予定です。
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)
教授 黒﨑 勇二
TEL:086-251-7978
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8013.html
一行は「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」(Aコース:科学技術体験コース)により7泊8日の日程で本学を訪問。薬学部での実習・講義の見学に加え、鹿田キャンパスでの薬学部の臨床準備教育や岡山大学病院薬剤部の見学、岡山市内の保険薬局・ドラッグストアの視察を行ったほか、広島、倉敷の学外研修にも参加しました。
槇野学長は、来訪学生に対して歓迎の言葉を述べ、Deliman健康管理学部長と今後の両大学間の交流発展に向けた活発な意見交換を行いました。
薬学部では、サン・カルロス大学との双方向的な学生交流として、薬学科学生5人をサン・カルロス大学へ短期研修(2018年8月~9月)として派遣しており、次年度以降も学生交流プログラムを継続実施する予定です。
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)
教授 黒﨑 勇二
TEL:086-251-7978
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8013.html
【情報発信】岡山大学国際同窓会支部代表者らが来学、岡山大学グローバル・パートナーズ海外特任大使の授与式を挙行
岡山大学国際同窓会の招へい支部代表者らが10月19日、本学を訪れ、槇野博史学長を表敬訪問しました。
表敬訪問には、小長啓一Alumni(全学同窓会)会長、佐野寛理事・副学長(教育担当・国際担当)、張紅国際同窓会会長らが同席。槇野学長は「この機会に国際同窓会の連携をさらに深め、海外の若者に岡山大学を広めていただきたい」と述べました。
また、表敬に合わせて岡山大学グローバル・パートナーズ海外特任大使の授与式が行われ、槇野学長からオランダ支部のトマノヴィッチ・イヴァナ氏へ任命書が授与されました。岡山大学グローバル・パートナーズ海外特任大使の任期は3年で、在任中は本学を海外に広報する活動を行います。
国際同窓会支部代表者らは10月20日のホームカミングデーに合わせて来日。Alumni総会、国際同窓会総会などに出席しました。
【本件問い合わせ先】
グローバル・パートナーズ国際企画課
TEL:086-251-7038
表敬訪問には、小長啓一Alumni(全学同窓会)会長、佐野寛理事・副学長(教育担当・国際担当)、張紅国際同窓会会長らが同席。槇野学長は「この機会に国際同窓会の連携をさらに深め、海外の若者に岡山大学を広めていただきたい」と述べました。
また、表敬に合わせて岡山大学グローバル・パートナーズ海外特任大使の授与式が行われ、槇野学長からオランダ支部のトマノヴィッチ・イヴァナ氏へ任命書が授与されました。岡山大学グローバル・パートナーズ海外特任大使の任期は3年で、在任中は本学を海外に広報する活動を行います。
国際同窓会支部代表者らは10月20日のホームカミングデーに合わせて来日。Alumni総会、国際同窓会総会などに出席しました。
【本件問い合わせ先】
グローバル・パートナーズ国際企画課
TEL:086-251-7038
2018年10月18日木曜日
【情報発信】FOCUS ON(Vol.12)「AIがもたらす情報セキュリティの新時代」 発行
岡山大学は10月18日、さまざまな分野のユニークな研究者に焦点を当て、研究内容やその人柄を紹介する「FOCUS ON」のVol.12を発行しました。
岡山大学は11学部・1プログラム、8研究科、3研究所を有しており、幅広い学問領域をカバーしています。
今回は、⼤学院⾃然科学研究科の野上保之教授の研究活動について紹介しています。
IoT(モノのインターネット)社会を迎え、あらゆるもの同士が情報通信を行う現代社会。その安全を支える情報セキュリティ技術は、AI(人工知能)の出現によって大きな変革を迎えようとしています。大学院自然科学研究科電気通信系学科・情報セキュリティ工学研究室の野上保之教授はAIを用いて、セキュリティ攻撃に対抗するための研究に取り組んでいます。
FOCUS ON(Vol.12):AIがもたらす情報セキュリティの新時代
<Back Issues>
Vol.11:電気抵抗ゼロの物質「超電導体」を創り出す
Vol.10:アオコ問題解決の鍵を握るバイオ燃料電池
Vol.9:古墳に隠された背景
Vol.8:生体材料で未来を創る
Vol.7: COPD患者の声に耳を傾ける
Vol.6:データ科学で食糧危機に対抗する
Vol.5:“クニヨシズム”に倣う教育精神
Vol.4:体内時計の不思議に迫る
Vol.3:キリスト教修道制研究とグローバルヒストリーへの展望
Vol.2:イメージの中の建築物を読み解く
Vol.1:身近な液体「水」の謎に迫る
<参考:研究系web国際広報>
Okayama University e-Bulletin
Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)
【本件問い合わせ先】
総務・企画部広報・情報戦略室
TEL:086-251-7292
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7985.html
岡山大学は11学部・1プログラム、8研究科、3研究所を有しており、幅広い学問領域をカバーしています。
今回は、⼤学院⾃然科学研究科の野上保之教授の研究活動について紹介しています。
IoT(モノのインターネット)社会を迎え、あらゆるもの同士が情報通信を行う現代社会。その安全を支える情報セキュリティ技術は、AI(人工知能)の出現によって大きな変革を迎えようとしています。大学院自然科学研究科電気通信系学科・情報セキュリティ工学研究室の野上保之教授はAIを用いて、セキュリティ攻撃に対抗するための研究に取り組んでいます。
FOCUS ON(Vol.12):AIがもたらす情報セキュリティの新時代
<Back Issues>
Vol.11:電気抵抗ゼロの物質「超電導体」を創り出す
Vol.10:アオコ問題解決の鍵を握るバイオ燃料電池
Vol.9:古墳に隠された背景
Vol.8:生体材料で未来を創る
Vol.7: COPD患者の声に耳を傾ける
Vol.6:データ科学で食糧危機に対抗する
Vol.5:“クニヨシズム”に倣う教育精神
Vol.4:体内時計の不思議に迫る
Vol.3:キリスト教修道制研究とグローバルヒストリーへの展望
Vol.2:イメージの中の建築物を読み解く
Vol.1:身近な液体「水」の謎に迫る
<参考:研究系web国際広報>
Okayama University e-Bulletin
Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)
【本件問い合わせ先】
総務・企画部広報・情報戦略室
TEL:086-251-7292
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7985.html
【情報発信】藤村篤史助教の研究が「平成30年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(医学系)細胞生理学分野の藤村篤史助教の研究が10月12日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「平成30年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択されました。
同事業は、研究成果を確実に医療現場に届けるため、応用領域後半から臨床研究領域にて、革新的な診断・治療など、がん医療の実用化を目指した研究を強力に推進するものです。また、がんの本態解明や、革新的な治療薬や診断・予防のためのバイオマーカーなどの開発・実用化の研究の加速化を目指すことを目的としています。今回、藤村助教は同事業の若手育成枠A「分子基盤に基づいた革新的がん診断・創薬等の開発に関する研究」の分野で採択されました。
藤村助教は「膠芽腫におけるBNCT※1プレシジョン・メディシン※2化を実現する統合的分子基盤の創出」(研究期間:平成30~32年度)という題目のもと、研究開発代表者を務めます。
本研究は、BNCTをがんゲノム医療と関連させ、標準治療法上の位置付けを明確にするための方法論を確立するもので「どのようにBNCTの適応症例を決めれば良いか」、「今後、複数のホウ素製剤が開発された際に、どのホウ素製剤を選択すれば良いか」、「どのタイミングで中性子線を照射すべきなのか」という臨床的な問いに対して、明確な科学的根拠をもって答えることを目指します。
今回の採択を受けて藤村助教は「BNCT研究は日本がリードしてきた医療技術であり、先人のたゆまぬ努力のおかげで、社会に広く普及する一歩手前まで開発が進んでいます。オールジャパン体制で推進されてきたBNCT研究をさらに加速させるような、岡山大学発の成果をあげていきたいです」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
岡山大学は、2017年4月に中性子医療研究センター(NTRC)を設立し、BNCTに関する治療法やルールなどの確立を目指して活動しています。藤村助教もNTRCのメンバーのひとりです。本学が世界に誇る技術をもとに、いち早く着実に医療現場に最新のがん治療法を届けられるように事業を力強く推進していきます。
※1 BNCT
ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy)のこと。BNCTは、がん細胞のみをピンポイントで破壊する次世代のがん治療法として、世界中から注目されています。がん細胞に取り込まれやすいホウ素薬剤を投与し、加速器を使用してエネルギーの低い中性子線を照射。ホウ素と中性子が衝突した際、α粒子とリチウム粒子が飛び、がん細胞を破壊する仕組みです。
※2 プレシジョン・メディシン
Precision Medicine(精密医療)。オーダーメイドの治療法のこと。
<参考>
岡山大学広報誌「いちょう並木」Vol.86(2017年7月号) 特集「BNCT 近未来のがん治療」
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科(医学系)助教 藤村篤史
TEL:086-235-7105
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7988.html
同事業は、研究成果を確実に医療現場に届けるため、応用領域後半から臨床研究領域にて、革新的な診断・治療など、がん医療の実用化を目指した研究を強力に推進するものです。また、がんの本態解明や、革新的な治療薬や診断・予防のためのバイオマーカーなどの開発・実用化の研究の加速化を目指すことを目的としています。今回、藤村助教は同事業の若手育成枠A「分子基盤に基づいた革新的がん診断・創薬等の開発に関する研究」の分野で採択されました。
藤村助教は「膠芽腫におけるBNCT※1プレシジョン・メディシン※2化を実現する統合的分子基盤の創出」(研究期間:平成30~32年度)という題目のもと、研究開発代表者を務めます。
本研究は、BNCTをがんゲノム医療と関連させ、標準治療法上の位置付けを明確にするための方法論を確立するもので「どのようにBNCTの適応症例を決めれば良いか」、「今後、複数のホウ素製剤が開発された際に、どのホウ素製剤を選択すれば良いか」、「どのタイミングで中性子線を照射すべきなのか」という臨床的な問いに対して、明確な科学的根拠をもって答えることを目指します。
今回の採択を受けて藤村助教は「BNCT研究は日本がリードしてきた医療技術であり、先人のたゆまぬ努力のおかげで、社会に広く普及する一歩手前まで開発が進んでいます。オールジャパン体制で推進されてきたBNCT研究をさらに加速させるような、岡山大学発の成果をあげていきたいです」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
岡山大学は、2017年4月に中性子医療研究センター(NTRC)を設立し、BNCTに関する治療法やルールなどの確立を目指して活動しています。藤村助教もNTRCのメンバーのひとりです。本学が世界に誇る技術をもとに、いち早く着実に医療現場に最新のがん治療法を届けられるように事業を力強く推進していきます。
※1 BNCT
ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy)のこと。BNCTは、がん細胞のみをピンポイントで破壊する次世代のがん治療法として、世界中から注目されています。がん細胞に取り込まれやすいホウ素薬剤を投与し、加速器を使用してエネルギーの低い中性子線を照射。ホウ素と中性子が衝突した際、α粒子とリチウム粒子が飛び、がん細胞を破壊する仕組みです。
※2 プレシジョン・メディシン
Precision Medicine(精密医療)。オーダーメイドの治療法のこと。
<参考>
岡山大学広報誌「いちょう並木」Vol.86(2017年7月号) 特集「BNCT 近未来のがん治療」
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科(医学系)助教 藤村篤史
TEL:086-235-7105
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7988.html
2018年10月16日火曜日
【情報発信】トロント大学歯学部と部局間交流協定を締結
岡山大学歯学部は10月9日、トロント大学歯学部と部局間交流協定を締結しました。
調印式にはトロント大学歯学部のダニエル・ハース (Daniel Haas) 学部長や本学の久保田聡副歯学部長(浅海淳一歯学部長代理)ら計18名が出席。久保田副学部長が「この度の交流協定締結を礎として、両大学との友好な関係を通し、両大学の学生の交換留学、歯科医学教育および研究の発展を期待します」と述べました。
トロント大学は世界ランキング21位(THE世界大学ランキング2019)のカナダのトップ大学であり、世界に伍する教育研究大学を目指す本学にとって、有益な交流が期待されます。
【本件問い合わせ先】
歯学部 歯学教育・国際交流推進センター
TEL: 086-235-6610
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7981.html
調印式にはトロント大学歯学部のダニエル・ハース (Daniel Haas) 学部長や本学の久保田聡副歯学部長(浅海淳一歯学部長代理)ら計18名が出席。久保田副学部長が「この度の交流協定締結を礎として、両大学との友好な関係を通し、両大学の学生の交換留学、歯科医学教育および研究の発展を期待します」と述べました。
トロント大学は世界ランキング21位(THE世界大学ランキング2019)のカナダのトップ大学であり、世界に伍する教育研究大学を目指す本学にとって、有益な交流が期待されます。
【本件問い合わせ先】
歯学部 歯学教育・国際交流推進センター
TEL: 086-235-6610
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7981.html
【情報発信】瀬戸高校のSDGs学習を本学教職員が支援
10月2日、岡山県立瀬戸高等学校が行うSDGs学習で、岡山大学地域総合研究センターの吉川幸実践型教育プランナーと大学院ヘルスシステム統合科学研究科講師の青尾謙副理事が講師として参加しました。
同校では、1年次には地域の課題を知り、自分事として問いを見つけて探究する活動を実施。2年次にはSDGsを通して地域の課題がグローバルな課題にもつながっていることを学び、よりよい社会の実現と、よりよく生きる力を身に付けることを目標としています。
「秋のセト☆トーク」と題して開催。開会にあたり瀬戸高校の乙部憲彦校長があいさつし、地域企業の代表や自治体職員、学校教育関係者が生徒との意見交換を行いました。その後、1年生は地域の方々と座談会形式で地域課題について議論し、研究テーマを見つけるための情報収集を行いました。2年生は昨年度の取り組みを1年生に紹介したのち、今年度の取り組みの中間発表を行いました。
参加者全員が集合した全体セッションでは、2年生による代表発表が行われ、本学の吉川プランナーがコメンテーターの一人として登壇。生徒の発案した企画案への質問や意見をSDGsの観点から述べました。
閉会行事では、文部科学省研究開発局の木村直人開発企画課長と、本学の青尾副理事が総評を行いました。青尾副理事は「全校を挙げて行っている素晴らしい取り組みで、生徒の中に問題意識が芽生えていることが伝わってきた。学校が行政、企業などを含めた地域のつながりの拠点になっており、本学としても引き続き連携していきたい」と述べました。
岡山大学では、SDGsを共通言語とするさまざまな地域活動を引き続き支援していく予定です。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/okayama-sdgs.html
【本件問い合わせ先】
総務・企画部広報・情報戦略室
TEL:086-251-7292
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
開会行事であいさつする瀬戸高校乙部校長
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7974.html
同校では、1年次には地域の課題を知り、自分事として問いを見つけて探究する活動を実施。2年次にはSDGsを通して地域の課題がグローバルな課題にもつながっていることを学び、よりよい社会の実現と、よりよく生きる力を身に付けることを目標としています。
「秋のセト☆トーク」と題して開催。開会にあたり瀬戸高校の乙部憲彦校長があいさつし、地域企業の代表や自治体職員、学校教育関係者が生徒との意見交換を行いました。その後、1年生は地域の方々と座談会形式で地域課題について議論し、研究テーマを見つけるための情報収集を行いました。2年生は昨年度の取り組みを1年生に紹介したのち、今年度の取り組みの中間発表を行いました。
参加者全員が集合した全体セッションでは、2年生による代表発表が行われ、本学の吉川プランナーがコメンテーターの一人として登壇。生徒の発案した企画案への質問や意見をSDGsの観点から述べました。
閉会行事では、文部科学省研究開発局の木村直人開発企画課長と、本学の青尾副理事が総評を行いました。青尾副理事は「全校を挙げて行っている素晴らしい取り組みで、生徒の中に問題意識が芽生えていることが伝わってきた。学校が行政、企業などを含めた地域のつながりの拠点になっており、本学としても引き続き連携していきたい」と述べました。
岡山大学では、SDGsを共通言語とするさまざまな地域活動を引き続き支援していく予定です。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/okayama-sdgs.html
【本件問い合わせ先】
総務・企画部広報・情報戦略室
TEL:086-251-7292
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
開会行事であいさつする瀬戸高校乙部校長
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7974.html
2018年10月12日金曜日
【情報発信】第1回ジャパンSDGsサミットで、佐藤法仁副理事が本学のSDGsの取り組みについて講演
10月6日~7日に金沢工業大学白山麓キャンパス(石川県白山市)で開催された「第1回ジャパンSDGsサミット」において、佐藤法仁副理事(企画・評価・総務担当)・URAが、岡山大学のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みについて講演を行いました。
同サミットは、第1回ジャパンSDGsアワード受賞団体・SDGsビジネスアワード2017受賞団体を核とし、SDGsにおけるわが国の知見を地方に集め、SDGsの最前線の取り組みや状況を共有するとともに、参加者らの関係性を強化することを目的に開催。2日間のサミットには延べ110人(41機関)が参加しました。
初日のプログラムでは、政府の「第1回ジャパンSDGsアワード」受賞団体の取り組みの発展や、組織間のパートナーシップの進展を目的として、SDGsに関わる地方創生がテーマのパラレルセッションが行われました。
本学SDGs推進企画会議委員でもある佐藤法仁副理事が、「共鳴しあうパートナーシップ -SDGsに貢献する岡山大学の取組-」と題して講演。槇野博史学長の就任以降、岡山大学と多様なステークホルダーとの協働によるSDGs活動の実績のほか、岡山におけるESD(持続可能な開発のための教育)の実績、SDGsのグローバル展開やスポーツを核とした持続可能な都市づくりへの貢献、研究大学(リサーチ・ユニバーシティー)としての研究力をSDGs達成に結びつけるSTI for SDGs※1,2などについて事例をもとに紹介しました。
質疑応答では「マインドセットの異なる他のセクターとの連携における課題とは何か」という質問に対し「それぞれの分野で何ができるかを共有することが重要である」と答え、講演演題にある「共鳴しあうパートナーシップ」のマインドセットと協働の大切さを紹介しました。
2日目には、SDGs時代を担う学生(小・中・高・大学生)を中心に、若者が主役のユースサミットが開催され、金沢工業大学の学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」が考案したカードゲーム 『SDGs Action cardgame「X(クロス)」』を体験するなど、次世代に向けた取り組みを共創しました。
同サミットには、佐藤副理事と共に本学大学改革推進室の田渕裕基主任も参加。今回のサミットに参加した41もの機関に対して、本学の取り組みを広く紹介しつつ、次世代につながる新たなSDGsの取り組みや協働のあり方などについて活発な意見交換を行いました。
本学SDGs推進本部では、今後もこのような機会を通し、SDGsを推進していきます。
※1 STI
Science(科学), Technology(技術), Innovation(イノベーション)の頭文字を取ったもの。「科学技術イノベーション」を意味します。
※2 STI for SDGs
SDGsの取り組み・達成に向けてのSTI(科学技術イノベーション)を意味します。
<参考>
●第1回ジャパンSDGsサミット(金沢工業大学SDGs推進センター)はこちら
●岡山大学SDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」はこちら
【本件問い合わせ先】
岡山大学SDGs推進本部
(総務・企画部大学改革推進室)
TEL:086-251-7754・8998
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7966.html
同サミットは、第1回ジャパンSDGsアワード受賞団体・SDGsビジネスアワード2017受賞団体を核とし、SDGsにおけるわが国の知見を地方に集め、SDGsの最前線の取り組みや状況を共有するとともに、参加者らの関係性を強化することを目的に開催。2日間のサミットには延べ110人(41機関)が参加しました。
初日のプログラムでは、政府の「第1回ジャパンSDGsアワード」受賞団体の取り組みの発展や、組織間のパートナーシップの進展を目的として、SDGsに関わる地方創生がテーマのパラレルセッションが行われました。
本学SDGs推進企画会議委員でもある佐藤法仁副理事が、「共鳴しあうパートナーシップ -SDGsに貢献する岡山大学の取組-」と題して講演。槇野博史学長の就任以降、岡山大学と多様なステークホルダーとの協働によるSDGs活動の実績のほか、岡山におけるESD(持続可能な開発のための教育)の実績、SDGsのグローバル展開やスポーツを核とした持続可能な都市づくりへの貢献、研究大学(リサーチ・ユニバーシティー)としての研究力をSDGs達成に結びつけるSTI for SDGs※1,2などについて事例をもとに紹介しました。
質疑応答では「マインドセットの異なる他のセクターとの連携における課題とは何か」という質問に対し「それぞれの分野で何ができるかを共有することが重要である」と答え、講演演題にある「共鳴しあうパートナーシップ」のマインドセットと協働の大切さを紹介しました。
2日目には、SDGs時代を担う学生(小・中・高・大学生)を中心に、若者が主役のユースサミットが開催され、金沢工業大学の学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」が考案したカードゲーム 『SDGs Action cardgame「X(クロス)」』を体験するなど、次世代に向けた取り組みを共創しました。
同サミットには、佐藤副理事と共に本学大学改革推進室の田渕裕基主任も参加。今回のサミットに参加した41もの機関に対して、本学の取り組みを広く紹介しつつ、次世代につながる新たなSDGsの取り組みや協働のあり方などについて活発な意見交換を行いました。
本学SDGs推進本部では、今後もこのような機会を通し、SDGsを推進していきます。
※1 STI
Science(科学), Technology(技術), Innovation(イノベーション)の頭文字を取ったもの。「科学技術イノベーション」を意味します。
※2 STI for SDGs
SDGsの取り組み・達成に向けてのSTI(科学技術イノベーション)を意味します。
<参考>
●第1回ジャパンSDGsサミット(金沢工業大学SDGs推進センター)はこちら
●岡山大学SDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」はこちら
【本件問い合わせ先】
岡山大学SDGs推進本部
(総務・企画部大学改革推進室)
TEL:086-251-7754・8998
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7966.html
【情報発信】皇太子同妃両殿下御成婚を記念して始められた「国際青年交流会議」に横井篤文副学長がSDGsに関するディスカッションのファシリテーターとして参加
9月26~28日に開催された、国際青年交流会議(成田市、千代田区)に本学の横井篤文副学長(海外戦略担当)が招待され、SDGsに関する基調講演および皇太子同妃両殿下の視察を賜ったディスカッションのファシリテーターを務めました。
国際青年交流会議は、平成6年に皇太子同妃両殿下の御成婚を記念して開始。青年の社会参加への意識を高め、国際社会の発展に資することを目的としており、国際青年育成交流事業の一環として、内閣府と一般財団法人青少年国際交流推進センターと共催で開催しています。本年は、国連が定める「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」を総括テーマとし、その理念と本質の理解や、広く国際社会における諸課題について討論が行われました。
26日には、国際青年育成交流事業により海外に派遣された日本青年および海外から日本に招へいされた外国青年たち約100人に向けて、横井副学長が「持続可能な開発目標(SDGs)とパートナーシップについて:誰も置き去りにしない(No one left behind)のためにパートナーシップで取り組もう!」と題した基調講演を行いました。続いて「キャリア形成」、「メディアリテラシー」、「多文化共生」の各コースに分かれてグループ討論が行われ、活発な意見交換の後、横井副学長が総括を行いました。
また、横井副学長がファシリテーターを務めた27日のディスカッションでは、皇太子同妃両殿下の視察を賜り、「水と災害」を例に、オーストリア、チリ、ドミニカ共和国、ラオス、ラトビア、ベトナム、日本の7カ国の青年9人が、自らの経験や課題について英語で意見交換を行いました。視察の後、皇太子同妃両殿下は一人一人と握手を交わしながら、ねぎらいの言葉を掛けられていました。
横井副学長は今回の会議参加について「皇太子同妃両殿下の御成婚を記念して始まった由緒ある行事において、SDGsをテーマに基調講演およびディスカッションのファシリテーションをさせていただきましたことは、SDGsに関するリーディング大学としての本学にとっても大変光栄なことです。ぜひ、次世代の青年たちが国や地域を超えてパートナシップを組み、地球規模の課題に対して自分事としてアクションを起こしていただければと思います」とコメント。
今後本学は、SDGsの取り組みを活性化するとともに、その具体的成果を数多く地域と世界に発信し、社会課題解決につなげていきます。
【本件問い合わせ先】
副学長(海外戦略担当)・上級UGA 横井篤文
TEL:086-251-8326
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
国際青年交流会議は、平成6年に皇太子同妃両殿下の御成婚を記念して開始。青年の社会参加への意識を高め、国際社会の発展に資することを目的としており、国際青年育成交流事業の一環として、内閣府と一般財団法人青少年国際交流推進センターと共催で開催しています。本年は、国連が定める「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」を総括テーマとし、その理念と本質の理解や、広く国際社会における諸課題について討論が行われました。
26日には、国際青年育成交流事業により海外に派遣された日本青年および海外から日本に招へいされた外国青年たち約100人に向けて、横井副学長が「持続可能な開発目標(SDGs)とパートナーシップについて:誰も置き去りにしない(No one left behind)のためにパートナーシップで取り組もう!」と題した基調講演を行いました。続いて「キャリア形成」、「メディアリテラシー」、「多文化共生」の各コースに分かれてグループ討論が行われ、活発な意見交換の後、横井副学長が総括を行いました。
また、横井副学長がファシリテーターを務めた27日のディスカッションでは、皇太子同妃両殿下の視察を賜り、「水と災害」を例に、オーストリア、チリ、ドミニカ共和国、ラオス、ラトビア、ベトナム、日本の7カ国の青年9人が、自らの経験や課題について英語で意見交換を行いました。視察の後、皇太子同妃両殿下は一人一人と握手を交わしながら、ねぎらいの言葉を掛けられていました。
横井副学長は今回の会議参加について「皇太子同妃両殿下の御成婚を記念して始まった由緒ある行事において、SDGsをテーマに基調講演およびディスカッションのファシリテーションをさせていただきましたことは、SDGsに関するリーディング大学としての本学にとっても大変光栄なことです。ぜひ、次世代の青年たちが国や地域を超えてパートナシップを組み、地球規模の課題に対して自分事としてアクションを起こしていただければと思います」とコメント。
今後本学は、SDGsの取り組みを活性化するとともに、その具体的成果を数多く地域と世界に発信し、社会課題解決につなげていきます。
【本件問い合わせ先】
副学長(海外戦略担当)・上級UGA 横井篤文
TEL:086-251-8326
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
【情報発信】関東圏同窓会会合「いつか会」(平成30年度第3回)を開催
岡山大学の全学同窓会組織「岡山大学Alumni」の活動の一つである、関東圏同窓生有志で構成される「いつか会」の平成30年度第3回会合を10月2日、岡山大学東京オフィス(東京都港区)にて開催しました。
「いつか会」は、主に法文学部(現 法学部)の1期生など、本学の創成期を支えた同窓生が中心となって開催している情報交流などの場で、本学東京オフィス協力のもと、Alumni東京支部が主催しています。本年度3回目となる今回は、18人の同窓生が参加しました。
はじめに東京オフィス・マネージャーの宮道力准教授から会の趣旨の説明と共に、内定式で来所していた来春上京予定の現役学生の紹介がありました。また、東京駐在の佐藤法仁副理事(企画・評価・総務担当)・URAが「岡山大学MONTHLY DIGEST」を基に大学の近況を紹介。先日の「平成30年7月豪雨災害」についての本学の対応や学生のボランティア活動、7月28日に開催した「全学同窓会Alumni平成30年度東京支部総会・交流会」の報告と御礼を述べました。
中門弘法文経学部同窓会東京支部長(法文学部7期生)の司会のもと、農学部同窓会関東支部および工学部同窓会関東支部の現状を共有したほか、大岩孝平氏(法文学部4期)らが近況を報告。田中角栄元内閣総理大臣の秘書官や通商産業省事務次官などを歴任した小長啓一Alumni会長は、米中貿易問題などの現在の世界情勢についての私見を述べ、世界で活躍できる人材育成について参加者と議論しました。中門支部長からは、在京同窓生の活性化について提案があり、参加者らと共に本学のさらなる活動の活性化やAlumniの役割の重要性などについて意見を交換しました。
「いつか会」は、およそ50年前から開催されている本学の歴史の一部を担う重要な会合の一つであり、関東圏同窓生の情報交換の場となっています。本学同窓生ならば出身学部・研究科を問わず、誰でも自由に参加することができます。次回は、12月上旬(会場:東京オフィスを予定)に開催予定です。詳細が決まり次第、本学ホームページのイベント欄などで告知します。
また、同じく本学同窓生ならば出身学部・研究科を問わず、誰でも自由に参加することができる関東圏同窓生有志の会合である「岡大懇話会」を11月28日の夜(会場:23区内を予定)に開催する予定です(お問い合わせは東京オフィスまで)。
○岡山大学Alumni(全学同窓会)のページはこちらhttp://www.cc.okayama-u.ac.jp/~dousou/alumni/index.html
○参考ニュース
関東圏同窓会会合「岡大懇話会」(平成30年度第2回)を開催(2018.09.03)
【本件問い合わせ先】
岡山大学東京オフィス オフィスマネージャー・准教授 宮道力
TEL:03-6225-2905
「いつか会」は、主に法文学部(現 法学部)の1期生など、本学の創成期を支えた同窓生が中心となって開催している情報交流などの場で、本学東京オフィス協力のもと、Alumni東京支部が主催しています。本年度3回目となる今回は、18人の同窓生が参加しました。
はじめに東京オフィス・マネージャーの宮道力准教授から会の趣旨の説明と共に、内定式で来所していた来春上京予定の現役学生の紹介がありました。また、東京駐在の佐藤法仁副理事(企画・評価・総務担当)・URAが「岡山大学MONTHLY DIGEST」を基に大学の近況を紹介。先日の「平成30年7月豪雨災害」についての本学の対応や学生のボランティア活動、7月28日に開催した「全学同窓会Alumni平成30年度東京支部総会・交流会」の報告と御礼を述べました。
中門弘法文経学部同窓会東京支部長(法文学部7期生)の司会のもと、農学部同窓会関東支部および工学部同窓会関東支部の現状を共有したほか、大岩孝平氏(法文学部4期)らが近況を報告。田中角栄元内閣総理大臣の秘書官や通商産業省事務次官などを歴任した小長啓一Alumni会長は、米中貿易問題などの現在の世界情勢についての私見を述べ、世界で活躍できる人材育成について参加者と議論しました。中門支部長からは、在京同窓生の活性化について提案があり、参加者らと共に本学のさらなる活動の活性化やAlumniの役割の重要性などについて意見を交換しました。
「いつか会」は、およそ50年前から開催されている本学の歴史の一部を担う重要な会合の一つであり、関東圏同窓生の情報交換の場となっています。本学同窓生ならば出身学部・研究科を問わず、誰でも自由に参加することができます。次回は、12月上旬(会場:東京オフィスを予定)に開催予定です。詳細が決まり次第、本学ホームページのイベント欄などで告知します。
また、同じく本学同窓生ならば出身学部・研究科を問わず、誰でも自由に参加することができる関東圏同窓生有志の会合である「岡大懇話会」を11月28日の夜(会場:23区内を予定)に開催する予定です(お問い合わせは東京オフィスまで)。
○岡山大学Alumni(全学同窓会)のページはこちらhttp://www.cc.okayama-u.ac.jp/~dousou/alumni/index.html
○参考ニュース
関東圏同窓会会合「岡大懇話会」(平成30年度第2回)を開催(2018.09.03)
【本件問い合わせ先】
岡山大学東京オフィス オフィスマネージャー・准教授 宮道力
TEL:03-6225-2905
2018年10月11日木曜日
【offer information】Okayama University Medical Research Updates Vol.58
Source: Okayama University (JAPAN), Public Relations and Information Strategy
For immediate release: 25 September 2018
Okayama University research: Insights into mechanisms governing the resistance to the anti-cancer medication cetuximab
(Okayama, 25 September) Okayama University researchers report in Biochemical and Biophysical Research Communications that the anti-cancer drug cetuximab is released with vesicles from cancer cells, findings that may enable the development of strategies to improve the effectiveness of cetuximab for treating head and neck cancer.
Head and neck squamous cell carcinoma (HNSCC) is a type of cancer derived from specific kinds of cells: squamous cells in the mouth, nose, and throat. An important signaling pathway that promotes the survival and growth of these cancer cells is initiated by the protein EGF when it binds to its receptor EGFR. Research has shown that risk factors for HNSCC such as cigarette smoking, can increase the secretion of EGF and in turn simulate this pathway.
Cetuximab is a monoclonal antibody acting against EGFR that is widely used to treat HNSCC. This means that cetuximab binds to EGFR with greater affinity than EGF but will not let the subsequent pathway to function. However, recently, the emergence of resistance to cetuximab has been discovered but its mechanism is not clear.
The prime feature of oral squamous cell carcinoma (OSCC) cells is their ability to secrete different sized extracellular vesicles (EVs)— fluid-filled sacs containing a variety of cellular constituents. When EVs comprise of EGFR they are referred to as EGFR-EVs. Another feature of OSCC cells is their ability to undergo an epithelial to mesenchymal transition (EMT), which gives these cells the enhanced mobility that cancer cells require to migrate and invade healthy tissues. Here, Assistant Professor Takanori Eguchi and colleagues report on their study to understand the effects of cetuximab on all these features of OSCC when induced by EGF.
The researchers first looked at effects of cetuximab on EGF-driven EMT in OSCC cells by analyzing markers of EMT. Their results showed that while EGF binding resulted in EMT initiation, only a partial suppression of EMT was observed after cetuximab treatment. Next, the effects of EGF and cetuximab on the secretion of EGFR-EVs were investigated. Using sophisticated microscopy techniques, the team studied the structure and components of the EVs. While EGF increased this secretion, cetuximab did not reduce it even partially but rather promoted EGFR-EV secretion. In fact, high levels of secreted EFGR-EVs were seen when co-stimulation with EGF and cetuximab carried out. If EGFR levels are increased in the vesicles, it makes sense that they are found in smaller amounts inside the cell, suggesting that this is a method by which cells clear excess EGFR out.
Based on this interpretation of their findings, the researchers then studied if the secreted EGFR-EVs contained cetuximab. Indeed, Western blot analysis of carefully prepared EVs revealed the presence of cetuximab, suggesting the possible mechanism by which OSCC cells get rid of cetuximab and develop resistance to its effects. Lastly, to check that genetic alterations in the cell line used were not responsible for the results the researchers investigated the panel of genes present but did not find any major aberrations.
The researchers conclude that “OSCC derived EVs trigger the secretion of a molecularly targeted antibody drug cetuximab, whose secretion could be a novel mechanism underlying antibody drug resistance in OSCC”. Preventing this secretion might be a promising strategy in reducing cetuximab resistance, thereby increasing its effectiveness against HNSCC.
Background
Receptors, effectors, and antibodies
Receptors, such as EGFR, are proteins found on the cell surface or inside the cell. Receptors are usually activated when ligands such as proteins and chemicals bind to them. Upon activation, a chemical change usually ensues, followed by a cellular response. For example, when EGF binds EGFR, it results in dimerization of EGFR, followed by activation of signals inside the cell that are ultimately responsible for the cancer cell proliferation.
Antibodies are proteins usually produced in the plasma of organisms in response to foreign pathogens or antigens. Antibodies can neutralize pathogens by recognizing and binding to specific proteins on the pathogen. An extension of this concept is used in the production of monoclonal antibodies such as cetuximab. Monoclonal antibodies against a specific protein are usually produced and derived from animals. In this case, EGFR was the protein used to generate cetuximab, the antibody that can bind and neutralize it. Monoclonal antibodies are highly specific in nature.
Squamous cells and epithelial to mesenchymal transition (EMT)
Squamous cells are flat cells found primarily in the outer layer of the skin and some inner linings such as in the tongue, oral mucosa, and throat. Squamous cells can be classified as epithelial cells, the epithelium being the layer that forms the surface of the body. EMT is a cellular phenomenon by which epithelial cells switch to the shape and characteristic of mesenchymal cells; those that can be transformed into a variety of different cells. EMT is therefore a process that pre-cancer cells such as in OSCC cells undergo, to migrate and attack non-cancerous cells.
Reference
Toshifumi Fujiwara, Takanori Eguchi, Chiharu Sogawa, Kisho Ono, Jun Murakami, Soichiro Ibaragi, Jun-ichi Asaumi, Kuniaki Okamoto, Stuart K. Calderwood, Ken-ichi Kozaki. Anti-EGFR antibody cetuximab is secreted by oral squamous cell carcinoma and alters EGF-driven mesenchymal transition. Biochemical and Biophysical Research Communication, 2018 Sep 10;503(3):1267-1272.
DOI: 10.1016/j.bbrc.2018.07.035
Anti-EGFR antibody cetuximab is secreted by oral squamous cell carcinoma and alters EGF-driven mesenchymal transition
Reference (Okayama Univ. e-Bulletin): Assistant Professor Eguchi’s team
OU-MRU Vol.51:Potential of 3D nanoenvironments for experimental cancer
PRESS RELEASE(February 2018):The Production of Organoids with Cancer Stem-like Models Leads to a Successful Living Organism Analysis. Discovery of Organoids with Cancer Cells Efficiently Accumulating and Secreting Protein
PRESS RELEASE(May 2018):Successful inhibition of cancer invasion and metastasis by targeting the PEX isoform / MMP3
PRESS RELEASE(May 2018):Discovery and targeting of cancer progression factors from exosomes secreted by oral cancer cells
Correspondence to
Assistant Professor Takanori Eguchi, D.D.S., Ph.D.
Department of Dental Pharmacology,
Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical
Sciences, Okayama University, Shikata-cho 2-5-1, Okayama city,
Okayama 700-8558, Japan
E-mail: eguchi(a)okayama-u.ac.jp
For inquiries, please contact us by replacing (a) with the @ mark.
Takanori Eguchi / Taka Eguchi - Google Scholar Citations
Further information
Okayama University
1-1-1 Tsushima-naka , Kita-ku , Okayama 700-8530, Japan
Public Relations and Information Strategy
E-mail: www-adm (a) adm.okayama-u.ac.jp
For inquiries, please contact us by replacing (a) with the @ mark.
Website: //www.okayama-u.ac.jp/index_e.html
Okayama Univ. e-Bulletin: //www.okayama-u.ac.jp/user/kouhou/ebulletin/
About Okayama University (You Tube): https://www.youtube.com/watch?v=iDL1coqPRYI
Okayama University Image Movie (You Tube): https://www.youtube.com/watch?v=KU3hOIXS5kk
Okayama University Medical Research Updates (OU-MRU)
Vol.1:Innovative non-invasive ‘liquid biopsy’ method to capture circulating tumor cells from blood samples for genetic testing
Vol.2:Ensuring a cool recovery from cardiac arrest
Vol.3:Organ regeneration research leaps forward
Vol.4:Cardiac mechanosensitive integrator
Vol.5:Cell injections get to the heart of congenital defects
Vol.6:Fourth key molecule identified in bone development
Vol.7:Anticancer virus solution provides an alternative to surgery
Vol.8:Light-responsive dye stimulates sight in genetically blind patients
Vol.9:Diabetes drug helps towards immunity against cancer
Vol.10:Enzyme-inhibitors treat drug-resistant epilepsy
Vol.11:Compound-protein combination shows promise for arthritis treatment
Vol.12:Molecular features of the circadian clock system in fruit flies
Vol.13:Peptide directs artificial tissue growth
Vol.14:Simplified boron compound may treat brain tumours
Vol.15:Metamaterial absorbers for infrared inspection technologies
Vol.16:Epigenetics research traces how crickets restore lost limbs
Vol.17:Cell research shows pathway for suppressing hepatitis B virus
Vol.18:Therapeutic protein targets liver disease
Vol.19:Study links signalling protein to osteoarthritis
Vol.20:Lack of enzyme promotes fatty liver disease in thin patients
Vol.21:Combined gene transduction and light therapy targets gastric cancer
Vol.22:Medical supportive device for hemodialysis catheter puncture
Vol.23:Development of low cost oral inactivated vaccines for dysentery
Vol.24:Sticky molecules to tackle obesity and diabetes
Vol.25:Self-administered aroma foot massage may reduce symptoms of anxiety
Vol.26:Protein for preventing heart failure
Vol.27:Keeping cells in shape to fight sepsis
Vol.28:Viral-based therapy for bone cancer
Vol.29:Photoreactive compound allows protein synthesis control with light
Vol.30:Cancer stem cells’ role in tumor growth revealed
Vol.31:Prevention of RNA virus replication
Vol.32:Enzyme target for slowing bladder cancer invasion
Vol.33:Attacking tumors from the inside
Vol.34:Novel mouse model for studying pancreatic cancer
Vol.35:Potential cause of Lafora disease revealed
Vol.36:Overloading of protein localization triggers cellular defects
Vol.37:Protein dosage compensation mechanism unravelled
Vol.38:Bioengineered tooth restoration in a large mammal
Vol.39:Successful test of retinal prosthesis implanted in rats
Vol.40:Antibodies prolong seizure latency in epileptic mice
Vol.41:Inorganic biomaterials for soft-tissue adhesion
Vol.42:Potential drug for treating chronic pain with few side effects
Vol.43:Potential origin of cancer-associated cells revealed
Vol.44:Protection from plant extracts
Vol.45:Link between biological-clock disturbance and brain dysfunction uncovered
Vol.46:New method for suppressing lung cancer oncogene
Vol.47:Candidate genes for eye misalignment identified
Vol.48:Nanotechnology-based approach to cancer virotherapy
Vol.49:Cell membrane as material for bone formation
Vol.50:Iron removal as a potential cancer therapy
Vol.51:Potential of 3D nanoenvironments for experimental cancer
Vol.52:A protein found on the surface of cells plays an integral role in tumor growth and sustenance
Vol.53:Successful implantation and testing of retinal prosthesis in monkey eyes with retinal degeneration
Vol.54:Measuring ion concentration in solutions for clinical and environmental research
Vol.55:Diabetic kidney disease: new biomarkers improve the prediction of the renal prognosis
Vol.56:New device for assisting accurate hemodialysis catheter placement
Vol.57:Possible link between excess chewing muscle activity and dental disease
https://www.okayama-u.ac.jp/eng/research_highlights/index_id75.html
For immediate release: 25 September 2018
Okayama University research: Insights into mechanisms governing the resistance to the anti-cancer medication cetuximab
(Okayama, 25 September) Okayama University researchers report in Biochemical and Biophysical Research Communications that the anti-cancer drug cetuximab is released with vesicles from cancer cells, findings that may enable the development of strategies to improve the effectiveness of cetuximab for treating head and neck cancer.
Head and neck squamous cell carcinoma (HNSCC) is a type of cancer derived from specific kinds of cells: squamous cells in the mouth, nose, and throat. An important signaling pathway that promotes the survival and growth of these cancer cells is initiated by the protein EGF when it binds to its receptor EGFR. Research has shown that risk factors for HNSCC such as cigarette smoking, can increase the secretion of EGF and in turn simulate this pathway.
Cetuximab is a monoclonal antibody acting against EGFR that is widely used to treat HNSCC. This means that cetuximab binds to EGFR with greater affinity than EGF but will not let the subsequent pathway to function. However, recently, the emergence of resistance to cetuximab has been discovered but its mechanism is not clear.
The prime feature of oral squamous cell carcinoma (OSCC) cells is their ability to secrete different sized extracellular vesicles (EVs)— fluid-filled sacs containing a variety of cellular constituents. When EVs comprise of EGFR they are referred to as EGFR-EVs. Another feature of OSCC cells is their ability to undergo an epithelial to mesenchymal transition (EMT), which gives these cells the enhanced mobility that cancer cells require to migrate and invade healthy tissues. Here, Assistant Professor Takanori Eguchi and colleagues report on their study to understand the effects of cetuximab on all these features of OSCC when induced by EGF.
The researchers first looked at effects of cetuximab on EGF-driven EMT in OSCC cells by analyzing markers of EMT. Their results showed that while EGF binding resulted in EMT initiation, only a partial suppression of EMT was observed after cetuximab treatment. Next, the effects of EGF and cetuximab on the secretion of EGFR-EVs were investigated. Using sophisticated microscopy techniques, the team studied the structure and components of the EVs. While EGF increased this secretion, cetuximab did not reduce it even partially but rather promoted EGFR-EV secretion. In fact, high levels of secreted EFGR-EVs were seen when co-stimulation with EGF and cetuximab carried out. If EGFR levels are increased in the vesicles, it makes sense that they are found in smaller amounts inside the cell, suggesting that this is a method by which cells clear excess EGFR out.
Based on this interpretation of their findings, the researchers then studied if the secreted EGFR-EVs contained cetuximab. Indeed, Western blot analysis of carefully prepared EVs revealed the presence of cetuximab, suggesting the possible mechanism by which OSCC cells get rid of cetuximab and develop resistance to its effects. Lastly, to check that genetic alterations in the cell line used were not responsible for the results the researchers investigated the panel of genes present but did not find any major aberrations.
The researchers conclude that “OSCC derived EVs trigger the secretion of a molecularly targeted antibody drug cetuximab, whose secretion could be a novel mechanism underlying antibody drug resistance in OSCC”. Preventing this secretion might be a promising strategy in reducing cetuximab resistance, thereby increasing its effectiveness against HNSCC.
Background
Receptors, effectors, and antibodies
Receptors, such as EGFR, are proteins found on the cell surface or inside the cell. Receptors are usually activated when ligands such as proteins and chemicals bind to them. Upon activation, a chemical change usually ensues, followed by a cellular response. For example, when EGF binds EGFR, it results in dimerization of EGFR, followed by activation of signals inside the cell that are ultimately responsible for the cancer cell proliferation.
Antibodies are proteins usually produced in the plasma of organisms in response to foreign pathogens or antigens. Antibodies can neutralize pathogens by recognizing and binding to specific proteins on the pathogen. An extension of this concept is used in the production of monoclonal antibodies such as cetuximab. Monoclonal antibodies against a specific protein are usually produced and derived from animals. In this case, EGFR was the protein used to generate cetuximab, the antibody that can bind and neutralize it. Monoclonal antibodies are highly specific in nature.
Squamous cells and epithelial to mesenchymal transition (EMT)
Squamous cells are flat cells found primarily in the outer layer of the skin and some inner linings such as in the tongue, oral mucosa, and throat. Squamous cells can be classified as epithelial cells, the epithelium being the layer that forms the surface of the body. EMT is a cellular phenomenon by which epithelial cells switch to the shape and characteristic of mesenchymal cells; those that can be transformed into a variety of different cells. EMT is therefore a process that pre-cancer cells such as in OSCC cells undergo, to migrate and attack non-cancerous cells.
Reference
Toshifumi Fujiwara, Takanori Eguchi, Chiharu Sogawa, Kisho Ono, Jun Murakami, Soichiro Ibaragi, Jun-ichi Asaumi, Kuniaki Okamoto, Stuart K. Calderwood, Ken-ichi Kozaki. Anti-EGFR antibody cetuximab is secreted by oral squamous cell carcinoma and alters EGF-driven mesenchymal transition. Biochemical and Biophysical Research Communication, 2018 Sep 10;503(3):1267-1272.
DOI: 10.1016/j.bbrc.2018.07.035
Anti-EGFR antibody cetuximab is secreted by oral squamous cell carcinoma and alters EGF-driven mesenchymal transition
Reference (Okayama Univ. e-Bulletin): Assistant Professor Eguchi’s team
OU-MRU Vol.51:Potential of 3D nanoenvironments for experimental cancer
PRESS RELEASE(February 2018):The Production of Organoids with Cancer Stem-like Models Leads to a Successful Living Organism Analysis. Discovery of Organoids with Cancer Cells Efficiently Accumulating and Secreting Protein
PRESS RELEASE(May 2018):Successful inhibition of cancer invasion and metastasis by targeting the PEX isoform / MMP3
PRESS RELEASE(May 2018):Discovery and targeting of cancer progression factors from exosomes secreted by oral cancer cells
Correspondence to
Assistant Professor Takanori Eguchi, D.D.S., Ph.D.
Department of Dental Pharmacology,
Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical
Sciences, Okayama University, Shikata-cho 2-5-1, Okayama city,
Okayama 700-8558, Japan
E-mail: eguchi(a)okayama-u.ac.jp
For inquiries, please contact us by replacing (a) with the @ mark.
Takanori Eguchi / Taka Eguchi - Google Scholar Citations
Further information
Okayama University
1-1-1 Tsushima-naka , Kita-ku , Okayama 700-8530, Japan
Public Relations and Information Strategy
E-mail: www-adm (a) adm.okayama-u.ac.jp
For inquiries, please contact us by replacing (a) with the @ mark.
Website: //www.okayama-u.ac.jp/index_e.html
Okayama Univ. e-Bulletin: //www.okayama-u.ac.jp/user/kouhou/ebulletin/
About Okayama University (You Tube): https://www.youtube.com/watch?v=iDL1coqPRYI
Okayama University Image Movie (You Tube): https://www.youtube.com/watch?v=KU3hOIXS5kk
Okayama University Medical Research Updates (OU-MRU)
Vol.1:Innovative non-invasive ‘liquid biopsy’ method to capture circulating tumor cells from blood samples for genetic testing
Vol.2:Ensuring a cool recovery from cardiac arrest
Vol.3:Organ regeneration research leaps forward
Vol.4:Cardiac mechanosensitive integrator
Vol.5:Cell injections get to the heart of congenital defects
Vol.6:Fourth key molecule identified in bone development
Vol.7:Anticancer virus solution provides an alternative to surgery
Vol.8:Light-responsive dye stimulates sight in genetically blind patients
Vol.9:Diabetes drug helps towards immunity against cancer
Vol.10:Enzyme-inhibitors treat drug-resistant epilepsy
Vol.11:Compound-protein combination shows promise for arthritis treatment
Vol.12:Molecular features of the circadian clock system in fruit flies
Vol.13:Peptide directs artificial tissue growth
Vol.14:Simplified boron compound may treat brain tumours
Vol.15:Metamaterial absorbers for infrared inspection technologies
Vol.16:Epigenetics research traces how crickets restore lost limbs
Vol.17:Cell research shows pathway for suppressing hepatitis B virus
Vol.18:Therapeutic protein targets liver disease
Vol.19:Study links signalling protein to osteoarthritis
Vol.20:Lack of enzyme promotes fatty liver disease in thin patients
Vol.21:Combined gene transduction and light therapy targets gastric cancer
Vol.22:Medical supportive device for hemodialysis catheter puncture
Vol.23:Development of low cost oral inactivated vaccines for dysentery
Vol.24:Sticky molecules to tackle obesity and diabetes
Vol.25:Self-administered aroma foot massage may reduce symptoms of anxiety
Vol.26:Protein for preventing heart failure
Vol.27:Keeping cells in shape to fight sepsis
Vol.28:Viral-based therapy for bone cancer
Vol.29:Photoreactive compound allows protein synthesis control with light
Vol.30:Cancer stem cells’ role in tumor growth revealed
Vol.31:Prevention of RNA virus replication
Vol.32:Enzyme target for slowing bladder cancer invasion
Vol.33:Attacking tumors from the inside
Vol.34:Novel mouse model for studying pancreatic cancer
Vol.35:Potential cause of Lafora disease revealed
Vol.36:Overloading of protein localization triggers cellular defects
Vol.37:Protein dosage compensation mechanism unravelled
Vol.38:Bioengineered tooth restoration in a large mammal
Vol.39:Successful test of retinal prosthesis implanted in rats
Vol.40:Antibodies prolong seizure latency in epileptic mice
Vol.41:Inorganic biomaterials for soft-tissue adhesion
Vol.42:Potential drug for treating chronic pain with few side effects
Vol.43:Potential origin of cancer-associated cells revealed
Vol.44:Protection from plant extracts
Vol.45:Link between biological-clock disturbance and brain dysfunction uncovered
Vol.46:New method for suppressing lung cancer oncogene
Vol.47:Candidate genes for eye misalignment identified
Vol.48:Nanotechnology-based approach to cancer virotherapy
Vol.49:Cell membrane as material for bone formation
Vol.50:Iron removal as a potential cancer therapy
Vol.51:Potential of 3D nanoenvironments for experimental cancer
Vol.52:A protein found on the surface of cells plays an integral role in tumor growth and sustenance
Vol.53:Successful implantation and testing of retinal prosthesis in monkey eyes with retinal degeneration
Vol.54:Measuring ion concentration in solutions for clinical and environmental research
Vol.55:Diabetic kidney disease: new biomarkers improve the prediction of the renal prognosis
Vol.56:New device for assisting accurate hemodialysis catheter placement
Vol.57:Possible link between excess chewing muscle activity and dental disease
https://www.okayama-u.ac.jp/eng/research_highlights/index_id75.html
【情報発信】Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.58 発行
岡山大学は9月25日、本学の強みである医療系分野の研究成果について、革新的な基礎研究や臨床現場、医療産業等に結びつく成果を英語で情報発信するWebレター「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」のVol.58を発行しました。
2012年より岡山大学では、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin」を年3~4回発行。世界の大学・研究機関の研究者やマスコミ関係者等にニュースやトピックスを交えて配信し、岡山大学の海外への情報発信を強化と国際的知名度の向上などを推進しています。
OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、岡山大学の強みある医療系分野とその融合分野などの更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行しています。
本号では、大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)薬理学分野の江口傑徳助教と藤原敏史大学院生らのがん細胞が細胞外小胞を使い、分子標的抗体医薬を排出することを発見した研究成果について紹介しています。
江口助教らは、ハーバード大学医学部のスチュアート・カルダーウッド(Stuart K. Calderwood)博士らの共同研究チームとともに、口腔扁平上皮がん細胞が、分子標的抗体医薬の一種であるセツキシマブ(Cetuximab)を細胞外小胞(Extracellular Vesicles:EV)とともに分泌することを明らかにしました。
頭頚部がんや進行性大腸がんの多くは、上皮成長因子受容体(EGFR)の働きで進行します。このためEGFRを狙い撃ちできる抗体医薬であるセツキシマブが臨床で使われていますが、頭頚部がんの一種である口腔扁平上皮がん細胞にセツキシマブを作用させると、がん細胞の悪性形質転換を抑制できたものの、その抑制効果は不完全でした。
今回、この不完全抑制の原因を探ったところ、口腔扁平上皮がん細胞は、直径150 nm程度の小胞にセツキシマブを載せて細胞外へと分泌することが明らかになりました。
この研究によって明らかになった「がん細胞が、細胞外小胞を使って薬を排出する」という現象は、がん研究、創薬、がん医療に一石を投じるものであり、さらなる研究開発や新たな治療法への応用が期待されます。
岡山大学は、2013年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある医療分野の国際的な情報発信を力強く推進していきます。また、強みある医療系分野から生み出される成果を社会や医療現場が求める革新的技術として、より早く届けられるように研究開発を推進していきます。
なおOU-MRUは、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されています。
Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.58:Insights Into Mechanisms Governing the Resistance to the Anti-Cancer Medication Cetuximab
<Back Issues:Vol.50~Vol.57>
Vol.50:Iron removal as a potential cancer therapy (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)大原利章助教)
Vol.51:Potential of 3D nanoenvironments for experimental cancer (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)江口傑徳助教)
Vol.52:A protein found on the surface of cells plays an integral role in tumor growth and sustenance (大学院保健学研究科 廣畑聡教授)
Vol.53:Successful implantation and testing of retinal prosthesis in monkey eyes with retinal degeneration (大学院ヘルスシステム統合科学研究科 松尾俊彦准教授、大学院自然科学研究科(工学系)内田哲也准教授)
Vol.54:Measuring ion concentration in solutions for clinical and environmental research (大学院ヘルスシステム統合科学研究科 紀和利彦准教授)
Vol.55:Diabetic kidney disease: new biomarkers improve the prediction of the renal prognosis (大学院医歯薬学総合研究科(医学系) 和田淳教授、三瀬広記医員)
Vol.56:New device for assisting accurate hemodialysis catheter placement (大学院医歯薬学総合研究科(医学系) 大原利章助教)
Vol.57:Possible link between excess chewing muscle activity and dental disease (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)皆木省吾教授、加藤聖也医員)
<参考>
岡山大学国際Webマガジン「Okayama University e-Bulletin」
【本件問い合わせ先】
広報・情報戦略室
TEL:086-251-7293
E-mail:www-adm@adm.okayama-u.ac.jp
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7940.html
2012年より岡山大学では、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin」を年3~4回発行。世界の大学・研究機関の研究者やマスコミ関係者等にニュースやトピックスを交えて配信し、岡山大学の海外への情報発信を強化と国際的知名度の向上などを推進しています。
OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、岡山大学の強みある医療系分野とその融合分野などの更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行しています。
本号では、大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)薬理学分野の江口傑徳助教と藤原敏史大学院生らのがん細胞が細胞外小胞を使い、分子標的抗体医薬を排出することを発見した研究成果について紹介しています。
江口助教らは、ハーバード大学医学部のスチュアート・カルダーウッド(Stuart K. Calderwood)博士らの共同研究チームとともに、口腔扁平上皮がん細胞が、分子標的抗体医薬の一種であるセツキシマブ(Cetuximab)を細胞外小胞(Extracellular Vesicles:EV)とともに分泌することを明らかにしました。
頭頚部がんや進行性大腸がんの多くは、上皮成長因子受容体(EGFR)の働きで進行します。このためEGFRを狙い撃ちできる抗体医薬であるセツキシマブが臨床で使われていますが、頭頚部がんの一種である口腔扁平上皮がん細胞にセツキシマブを作用させると、がん細胞の悪性形質転換を抑制できたものの、その抑制効果は不完全でした。
今回、この不完全抑制の原因を探ったところ、口腔扁平上皮がん細胞は、直径150 nm程度の小胞にセツキシマブを載せて細胞外へと分泌することが明らかになりました。
この研究によって明らかになった「がん細胞が、細胞外小胞を使って薬を排出する」という現象は、がん研究、創薬、がん医療に一石を投じるものであり、さらなる研究開発や新たな治療法への応用が期待されます。
岡山大学は、2013年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある医療分野の国際的な情報発信を力強く推進していきます。また、強みある医療系分野から生み出される成果を社会や医療現場が求める革新的技術として、より早く届けられるように研究開発を推進していきます。
なおOU-MRUは、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されています。
Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.58:Insights Into Mechanisms Governing the Resistance to the Anti-Cancer Medication Cetuximab
<Back Issues:Vol.50~Vol.57>
Vol.50:Iron removal as a potential cancer therapy (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)大原利章助教)
Vol.51:Potential of 3D nanoenvironments for experimental cancer (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)江口傑徳助教)
Vol.52:A protein found on the surface of cells plays an integral role in tumor growth and sustenance (大学院保健学研究科 廣畑聡教授)
Vol.53:Successful implantation and testing of retinal prosthesis in monkey eyes with retinal degeneration (大学院ヘルスシステム統合科学研究科 松尾俊彦准教授、大学院自然科学研究科(工学系)内田哲也准教授)
Vol.54:Measuring ion concentration in solutions for clinical and environmental research (大学院ヘルスシステム統合科学研究科 紀和利彦准教授)
Vol.55:Diabetic kidney disease: new biomarkers improve the prediction of the renal prognosis (大学院医歯薬学総合研究科(医学系) 和田淳教授、三瀬広記医員)
Vol.56:New device for assisting accurate hemodialysis catheter placement (大学院医歯薬学総合研究科(医学系) 大原利章助教)
Vol.57:Possible link between excess chewing muscle activity and dental disease (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)皆木省吾教授、加藤聖也医員)
<参考>
岡山大学国際Webマガジン「Okayama University e-Bulletin」
【本件問い合わせ先】
広報・情報戦略室
TEL:086-251-7293
E-mail:www-adm@adm.okayama-u.ac.jp
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7940.html
【情報発信】2019年度「橋渡し研究戦略的推進プログラム」支援シーズA・B・Cの募集について
「橋渡し研究戦略的推進プログラム」では、岡山大学が中国四国地区の拠点として、各種シーズに対する支援を行っております。
この度、2019年度シーズA・B・Cの募集を開始しましたので、お知らせします。
2019年度は下記のWEBサイトより登録申請をお願いいたします。
【シーズ登録WEBサイト】
公募要項、申請書等は以下のURLよりダウンロードの上、WEB上にて申請下さい。
URL:https://seeds.hsc.okayama-u.ac.jp/
【応募締切】
シーズA:2018年11月15日(木)17時
シーズB/C:2018年10月31日(水)17時
申請書の記載方法等、ご質問やご相談がございましたら、橋渡し研究支援室までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
【本件お問合せ先】
岡山大学病院 新医療研究開発センター
橋渡し研究部 橋渡し研究支援室
TEL:086-235-7019
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7952.html
この度、2019年度シーズA・B・Cの募集を開始しましたので、お知らせします。
2019年度は下記のWEBサイトより登録申請をお願いいたします。
【シーズ登録WEBサイト】
公募要項、申請書等は以下のURLよりダウンロードの上、WEB上にて申請下さい。
URL:https://seeds.hsc.okayama-u.ac.jp/
【応募締切】
シーズA:2018年11月15日(木)17時
シーズB/C:2018年10月31日(水)17時
申請書の記載方法等、ご質問やご相談がございましたら、橋渡し研究支援室までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
【本件お問合せ先】
岡山大学病院 新医療研究開発センター
橋渡し研究部 橋渡し研究支援室
TEL:086-235-7019
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7952.html
登録:
投稿 (Atom)