10月21日、本学が後援する第55回日本小児アレルギー学会学術大会(会長 大学院医歯薬学総合研究科(小児急性疾患学)池田政憲教授; 会場 岡山コンベンションセンター)において、本庶佑特別教授(京都大学高等研究院; 2018年ノーベル生理学・医学賞受賞決定)が「がんを免疫力で治す」と題して講演し、同学会員など医療関係者約1000人が聴講しました。
はじめに、座長の那須保友岡山大学大学院医歯薬学総合研究科長が、本庶特別教授について、ノーベル賞受賞が決定し多忙なところ「約束した講演は断らないと」と岡山まで来てくださったことを紹介し、本庶特別教授に感謝の意を伝えました。
本庶特別教授は、ノーベル賞受賞理由となった、がん免疫療法につながる活性化T細胞の表面に発現する「PD-1」の発見や、新型がん治療薬「ニボルバム(製品名オプジーボ)」の開発と応用について詳しく説明。「がん治療では、最後は、われわれの免疫機構が、がん細胞の止めを刺している。免疫チェックポイント阻害薬などを用いた免疫療法は、やがて、がん治療の主力の1つになるだろう」とアピールしました。
最後に感謝状と花束の贈呈があり、槇野博史岡山大学長、金澤右岡山大学病院長を交えた記念撮影が行われました。
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科教授(小児医科学)塚原 宏一
TEL: 086-235-7251
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7995.html
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