林業・林産業のさらなる発展と日本の豊かな森林資源を有効に活用する人材育成を考えるシンポジウム「木質構造物の未来と可能性」を3月8日、創立五十周年記念館で開催しました。(主催:岡山大学地域総合研究センター、大学院環境生命科学研究科)
岡山大学は、SDGsの達成に貢献する活動を教育目標として、課題解決能力(実践知)の卓越した人材を育成する実践型社会連携教育を掲げ、岡山大学生をカナダ国ブリティッシュコロンビア大学の学生と共に、岡山県内の林業・林産業の企業・団体に派遣するグローバルインターンシップを実施しています。
シンポジウムでは、本学の加賀勝副学長(社会連携担当)と三村聡地域総合研究センター長があいさつ。ブリティッシュコロンビア大学のフランク・ラム教授、グラーツ工科大学のゲルハルト・シックホーファー教授、東京大学の腰原幹雄教授は、意匠性を持った建築物を可能にするとして注目を浴びている直交集成板(CLT)の重要性について講演しました。
また、グローバルインターンシップの受け入れ企業である銘建工業(株)の中島浩一郎代表取締役社長、瀬崎景己氏(本科目履修の卒業生)は、日本の林業・林産業の可能性と人材育成への自社の取り組みについて紹介。さらに、パネルディスカッションでは講演者5人に加え、岡山理科大学建築学科の小林正実准教授がモデレーターとなり、非住宅分野に木質構造を普及させていくための、木質構造技術者の人材育成の教育プログラムの事例やアドバイスを披露しました。最後に、吉川賢地域総合研究センター特任教授と舟橋弘晃大学院環境生命科学研究科長が総括し、シンポジウムを締めくくりました。全国から、企業関係者、行政関係者、大学関係者など約120人が参加しました。
【本件問い合わせ先】
地域総合研究センター
TEL:086-251-8491
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