2014年4月25日金曜日

【情報発信】岡山大学と岡山経済同友会が連携協定を締結 全国的にもめずらしい「研究力強化」に特化して協力

2014年4月24日(木)岡山市北区

岡山大学と一般社団法人岡山経済同友会424日、研究振興や研究人材育成などの「研究力強化」に特化した、全国的にも非常にめずらしく、特色ある包括連携協定を結びました。今後、産学官の共同研究や研究者の相互交流などを進めていきます。

本学と同友会は昨年度、文部科学省事業「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(イノベーション対話促進プログラム)」を連携して事業を運用してきました。研究や産学連携の具体的なシーズとニーズのマッチングの対話やワークショップを開催。シーズ・ニーズの洗い出しや地域課題の強み抽出などを対話を通じて行ってきました。本事業終了後も、引き続き密な連携を維持し、今回の協定をもとに地元企業との共同研究などを通して、地域をリードする新産業を生み出します。
そのほか、本学と同友会会員で構成するメーリングリストを作成。文部科学省など国や科学技術振興機構(JST新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などの研究資金を管理するファンディングエージェンシーと呼ばれる機関などから得た情報を迅速に共有することで、大学と地元企業とのネットワークを増強します。そのほか、双方が開催するワークショップ、研修会などの告知も発信します。

岡山市内のホテルで調印式が開かれ、森田潔学長、同友会の泉史博(中国銀行会長)、萩原邦章(萩原工業社長)両代表幹事が協定書に署名しました。森田学長は「これまでも同友会とは連携を進めてきたが、協定によりさらに強固にしたい。経済界の皆さんとともに、岡山の発展に尽くしたい」とあいさつしました。泉、萩原両代表幹事は「技術立国日本を岡山から発信していきたい」、「大学の研究・教育において、多様性、国際化の実学の場として企業が役立てれば」などと述べました。

本学は昨年8月、文部科学省の「研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)に採択されました。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指すため、今回の取り組みを研究大学運営に活かしていきます。

協定書に署名する森田潔学長、泉史博、萩原邦章両代表幹事(左から)。
 
署名後の握手。全国的に非常にめずらしい「研究力強化」に特化した連携協定が日本に誕生しました。今後、岡山の地から世界で戦える研究力発信や革新的イノベーションの創出を大学・企業とともに力強く進めていきます。

署名後、参加者や記者らに今回の連携協定に至る経緯や今後の具体的な方向性について説明する佐藤法仁学長特命(研究担当)・リサーチアドミニストレーター。まずはメーリングリストを構築し、迅速な情報共有の展開を進めるほか、ナショナルプロジェクトへの共同申請などを進める予定。
 
会場の様子。本学関係者のみならず、地元企業やマスコミ関係者など数多くの方々にお越し頂けました。

国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html

一般社団法人岡山経済同友会:http://okadoyu.jp/

2014年4月16日水曜日

【情報発信】研究広報戦略ワークショップIII -研究広報におけるロゴタイプの役割と活用- 開催

2014年4月15日(火)東京都渋谷区

岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室と株式会社大伸社は、研究力を広く社会に発信するための方策を参加者らと対話を通して共に探るため、「研究広報戦略ワークショップIII -研究広報におけるロゴタイプの役割と活用-」を、415日に都内にて開催しました。

今回、第3回目となる研究広報戦略ワークショップでは、ワークショップテーマとして、「ロゴタイプ(ロゴマーク)」を取り上げました。ロゴタイプが与える研究広報へのイメージやその役割について参加者らとともに意見交換を行いました。本学からは、佐藤法仁学長特命(研究担当)・リサーチアドミニストレーターが「研究広報戦略におけるロゴタイプの立ち位置を考える」と題して対話材料を提供。星の数ほどのロゴタイプが世の中にはあり、企業活動の分野だけに限らず研究活動においても重要な役割を果たしていることや、考案したロゴタイプがロゴタイプの海に埋もれてしまわないための有効かつ戦略的な使い方などについて事例を挙げて紹介。研究広報におけるロゴタイプの役割と活用について参加者らとともに熱心に意見交換を行いました。

岡山大学は、昨年8月に文部科学省が選定した研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる積極的な研究推進・研究力向上を実施しており、今回のワークショップの成果も研究大学運営に活かして行きます。
また現在、本学の研究大学強化促進事業の研究活動拠点となる研究特区「グローバル最先端異分野融合研究機構」のロゴタイプを作成中です。今回のワークショップで得られた幅広い知見を活かし、戦略的にロゴタイプを活用して行く予定です。

なお、今回の研究広報ワークショップは、昨年度本学が採択された文部科学省のCOI STREAM「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(イノベーション対話促進プログラム)」の補完事業の一環として実施されました。

研究広報戦略ワークショップI -革新的イノベーション創出を生み出す研究広報とは-:http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id3258.html
研究広報戦略ワークショップII -記者と共に革新的光技術のイノベーション創出を探る-:http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id3301.html


ロゴタイプが与えるイメージについて意見を述べる参加者。それぞれがロゴタイプについて感じるイメージや制作者の思いなどを推察し、用い方について意見を述べました。
 
研究広報におけるロゴタイプの役割や戦略の位置づけなどについて対話材料を提供する佐藤法仁学長特命(研究担当)・リサーチアドミニストレーター。企業活動における事例などをもとにアカディアで応用できる点や留意点などについてわかりやすく講演しました。
岡山大学のおもなロゴタイプ(左から、岡山大学学章岡山大学コミュニケーションシンボル岡山大学病院臨床研究中核病院シンボルマーク)。それぞれのロゴタイプが持つ意味と背負っているものの価値について対話する機会ともなりました。

国立大学法人岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/index.html
株式会社大伸社:http://www.daishinsha.co.jp/