2019年12月30日月曜日

【情報発信】「第4回岡山医療教育国際シンポジウム」を開催

岡山大学歯学部教員と学生らで構成する「岡山歯学会」は12月14日、本学歯学部第一講義室で「第4回岡山医療教育国際シンポジウム」を開催しました。


本シンポジウムは、教育・研究分野における国際的な歯科大学連携を構築することを目的として開催。インドネシア2大学、ベトナム2大学、オランダ、米国、中国各1大学の歯学部長または附属病院長を招待し、各大学の特色ある教育・研究制度について情報を共有しました。総数200人以上の歯学部教員・学生が参加し、招待講演者による講演(2セッション)があったほか、ODAPUS(注1)学生やO-NECUS(注2)学生、大学院生、海外若手研究者による講演やポスターセッションも実施しました。


ハサヌディン大学のMuhammad Ruslin准教授の講演から始まったシンポジウムでは、10人の研究者と ODAPUSおよびO-NECUSの留学生を含む学部生・大学院生7人が研究発表や大学の紹介を行いました。フロアで24演題のポスターに対する質疑応答も行われ、全てのセッションにおいて活発な討論がなされました。優れたポスター発表を行ったEman A. Tahaさん(歯科薬理学分野)、Ha Thi Thu Nguyenさん(インプラント再生補綴学分野)、Islam Md Moniruiさん(予防歯科学分野)、河合穂高助教(口腔病理学分野)の4人には、優秀ポスター賞を授与しました。


本シンポジウムには、教員のみならず、各種留学制度に関わった学部学生・大学院生が積極的に参加しています。新しい国際的な歯科大学連携を構築するために、将来の歯科医学・歯科医療の発展を担う次世代の歯学生と若手研究者にとって、国際学術交流に必要な知識や体験を得る良い機会となりました。

(注1)ODAPUS : Okayama University Dental School Short-term-Study- Abroad Program for Undergraduate Students
(注2)O-NECUS : Okayama University-North East China Universities platform, ‘Graduate’ Student Exchange Program

○本シンポジウムは、アステラス製薬Educational support、アルファバイオ株式会社の支援により実施しました。

○発表者と発表内容
・Muhammad Ruslin准教授(ハサヌディン大学):インドネシアの歯科医療の現状と将来について
・Tong Minh Son准教授(ハノイ医科大学):ベトナムにおける高齢者の口腔健康状態について
・Vu Quang Hung教授(ハイフォン医科薬科大学):ハイフォン医科薬科大学の紹介
・Tianna Wahyu Utami准教授(ガジャマダ大学):Scorodocarpus borneensisの葉に含まれるオイルの効能について
・Hongchen Sun教授(中国医科大学):象牙質形成におけるAcvr1の役割について
・ Albert Feilzer教授(Academic Center for Dentistry Amsterdam):歯科材料の副作用について
・ Igor Spigelman教授(University of California, Los Angeles(UCLA)):慢性疼痛治療のための新規非精神活性カンナビノイドについて
・小見山裕司さん(本学歯学部5年)、夏目和歩さん(同3年)、Nur Mohammad Hassan博士(Charles Sturt大学):ODAPUSプログラムに関連した講演
・Yuhan Heさん(中国医科大学、2019年度O-NECUS生)Qianqian Luさん(吉林大学、2019年度O-NECUS生):出身大学の紹介
・Akhter Mst Nahidさん(本学大学院医歯薬学総合研究科生(生体材料学分野))、May Wathone Ooさん(同口腔病理学分野)、Ei Ei Hsu Hlaingさん(同歯科矯正学分野):研究発表
・Heni Susilowati准教授(ガジャマダ大学)、 Pham Thanh Hai博士(ハイフォン医科薬科大学):研究内容の講演

【本件問い合わせ先】
岡山大学医歯薬学総合研究科口腔形態学分野
池亀美華、岡村裕彦
TEL: 086-235-6632
E-mail: ikegame◎md.okayama-u.ac.jp; hiro-okamura◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。

2019年12月26日木曜日

【情報発信】大学院環境生命科学研究科の赤木剛士 准教授が「日本農学進歩賞」を受賞

岡山大学大学院環境生命科学研究科の赤木剛士准教授が、日本の農学分野において先進的な研究を行った若手研究者を称える「日本農学進歩賞」(公益財団法人 農学会)の令和元年度の受賞者に選ばれ、11月22日に東京大学農学部弥生講堂で授賞式が行われました。

赤木准教授は、果樹作物を中心とした植物の「性」について研究しており、柿を使った植物で初めてとなる性別決定遺伝子の発見や、キウイフルーツを用いた性決定の進化・性表現の人為的制御に関する研究が高く評価されました。赤木准教授は受賞を受け、「日本農学進歩賞に選ばれることは大変な名誉であり、ご推薦をいただいた方々に心より感謝するとともに、今後も様々な作物における生殖機構の解明や人為的制御の研究に邁進していきたい」と話しています。

参考:
公益財団法人農学会授賞式ニュース

http://www.nougaku.jp/award/award2.2019.html

園芸利用学研究室HP
//www.okayama-u.ac.jp/user/ushijima/phlab/index.html

【本件問い合わせ先】
大学院環境生命科学研究科 准教授 赤木剛士
TEL: 086-251-8337



2019年12月23日月曜日

【情報発信】教育学研究科の国吉康雄記念講座が岡山市文化奨励賞を受賞

岡山大学の教育学研究科寄付講座「国吉康雄記念・美術教育研究と地域創生講座」が岡山市文化奨励賞の芸術部門に選ばれ、11月25日、岡山市役所で行われた表彰式に出席しました。


同講座は学校や市民と協同してアートイベント、ワークショップなどを開き、芸術文化の振興に貢献したことなどが評価され、この度の受賞となりました。


式では、大森雅夫岡山市長から同講座の伊藤駿助教、櫛田みつきさん(文学部4年生)、菊野智慧さん(同)に表彰状と記念のレリーフが手渡されました。受賞者のあいさつでは、同講座の才士真司准教授が「世界的に高く評価される地域の文化芸術資源(国吉康雄コレクション)について、大学が研究するだけでなく、その運用を学生と共に地域市民、行政、企業などと協働で行うというスタイルを評価いただいた。こうした取り組みは他に例がなく、岡山の地域力を総合的・学際的に活用した岡山大学独自のものといえます」と受賞の喜びを話しました。


岡山市文化奨励賞は、市の文化向上に中堅的存在として活躍している個人、団体が対象で、1974年度に創設され、今回が46回目となります。本学教育学部(教育学研究科)関係者が受賞するのは、学術部門を含め6回目となります。


同講座は7月にも「岡山芸術文化賞」で準グランプリを受賞しており、今後岡山の文化活動への更なる貢献が期待されます。

【本件問い合わせ先】
教育学研究科寄付講座「国吉康雄記念・美術教育研究と地域創生講座」
TEL 086-251-7633

【情報発信】第74回SDGs岡大サイエンスカフェ 『気候変動下で頻発する水害への対応を考える』、『世界を変える「バイオバンク」-「岡大バイオバンク」と医学・創薬研究を支える基盤の明日』を開催

岡山大学研究推進機構は11月8日、「第74回SDGs岡大サイエンスカフェ」を本学創立五十周年記念館で開催しました。

岡山大学では、2006年から本学の研究者が最新の科学を分かりやすく解説する「岡大サイエンスカフェ」を10年以上にわたって開催。現在では、毎回100人を超える来場者でにぎわう人気イベントとなっています。74回目となる今回は、「SDGs岡大サイエンスカフェ」と題し、SDGsに関連し、かつ市民の方の関心が高いと考えられるテーマを取り上げ、また、より多くの研究に触れていただくため、初の2部構成で開催しました。

第1部は、『気候変動下で頻発する水害への対応を考える』をテーマとし、本学環境生命科学研究科の吉田 圭介准教授が登壇。水害の種類とメカニズムについて、河川堤防決壊の例などをもとに解説し、近年水害が頻発しているのは、地球温暖化など気候変動が影響している可能性があると話しました。また、平成30年西日本豪雨で被害が拡大した原因として、市民の避難行動の遅れを指摘。「洪水・土砂災害から命を守るためには、災害を我がことと捉え、早めの避難行動を心がけることや、普段からハザードマップなどを確認し、地理的なリスクを理解しておくことなどが必要」と呼びかけました。

第2部は、『世界を変える「バイオバンク」-「岡大バイオバンク」と医学・創薬研究を支える基盤の明日-』と題して、本学ヘルスシステム統合科学研究科の森田瑞樹教授が講演。創薬などの研究開発では、動物を対象にした基礎研究とヒトを対象にした臨床研究とのギャップや、動物実験の世界的な禁止傾向などの課題に直面していることを説明。そうした状況の中で、血液、尿などいわゆる「ヒトの生体試料」を治療や検査の記録などとあわせて集め、保管・管理し、研究に活用する「バイオバンク」が注目されており、本学でも2015年から岡山大学病院の施設の一つとして「岡山大学病院バイオバンク(通称:岡大バイオバンク)」を運営していることを紹介しました。民間企業も利用しやすいようにしている点や、自らを「生体試料利用に関する支援を行う部門」と定義し、生体試料の保管にとどまらず解析の支援なども行っている点に特徴があり、既に多くの成果を挙げていることなどを話しました。

講演には一般の方や本学学生、高校生など約140人が参加し、興味深げに耳を傾けていました。


○会場に「学都基金」の募金箱を設置し、ご寄付を募りましたところ、多数の方からご寄付をいただき、募金総額は20,507円となりました。ご協力いただきまして、誠にありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。
 皆様からお寄せいただきましたご厚意は、SDGs推進に資する教育プログラム、研究プロジェクト、社会貢献活動への支援等に使わせていただきます。

○次回のサイエンスカフェもSDGsに関連した内容とし、第1部「これからの移動手段を考える ―エンジン熱効率向上の取組を加えて―」、第2部「未来の酵母は何をもたらすのか?」をテーマとして、2020年1月30日(木)18時から開催します。
 
参加を希望される方はこちらからお申し込みください。


【参考】
●岡山大学×SDGs

●気候変動下で頻発する水害から命を守る防災研究(岡山大学×SDGs取組事例HP)

●岡山県ハザードマップ(岡山県HP)

●医学・創薬研究を支える持続的な基盤としてのバイオバンクの確立(岡山大学×SDGs取組事例HP)

●岡山大学バイオバンク

●岡山大学 学都基金


【本件問い合わせ先】
研究推進機構 
TEL:086-251-7112


2019年12月18日水曜日

【情報発信】植物研の馬教授、山地准教授が2019年版の「世界で最も影響力のある科学者」に選出!

Clarivate Analytics社(旧トムソン・ロイターIP&Science)が発表した高被引用論文著者リスト(Highly Cited Researchers)2019年版において、本学資源植物科学研究所植物ストレス学グループの馬建鋒教授と山地直樹准教授が選出されました。馬建鋒教授は2015年版から5年連続、山地直樹准教授は4回目の受賞となります。

馬教授、山地准教授は、植物の生育に不可欠な各種ミネラルの輸送メカニズムを数多く解明し、「植物・動物学/ Plant & Animal Science」分野において世界で最も影響力のある科学者として、国際的に高く評価されました。

毎年世界で注目されている本リストでは、自然科学および社会科学の21研究分野と、複数分野を合算した業績を評価するクロスフィールドカテゴリーにおいて、2007年1月から2017年12月の11年間に世界中で発表された全論文のうち、引用された回数が非常に高い(上位1%に入る)論文を複数発表した約6,000人の各国の著名な研究者が選出されています。引用数が顕著に高い論文は、科学コミュニティが意義深く有益であると判断した一つの目安となるため、これらの研究者は後続の研究に大きな影響を与えているといえます。

岡山大学は、2013年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化などのために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。
その一つとして資源植物科学研究所(IPSR)は、Top10%補正論文割合(Q値)の最も高い組織として評価されており、馬教授、山地准教授は本学研究力強化促進の大きな原動力となる研究者です。

◯2019年版Highly Cited Researchers受賞者一覧はこちら

【本件問い合わせ先】
資源植物科学研究所 教授 馬 建鋒
TEL: 086-434-1209


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8937.html

2019年12月11日水曜日

【情報発信】Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.73「Primary intraocular lymphoma does not always spread to the central nervous system」 発行

岡山大学は12月4日、岡山大学の強みのひとつである医療系分野の研究開発の成果について、革新的な技術に橋渡すことのできる基礎研究や臨床現場、医療イノベーションなどに結びつく成果などを英語で世界に情報発信するWebレター「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」のVol.73を発行しました。

2012年より岡山大学では、研究成果や知的財産、技術移転活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin」を年3~4回発行。世界の大学・研究機関の研究者やマスコミ関係者などにニュースやトピックスを交えて配信し、岡山大学の海外への情報発信の強化と国際的知名度の向上などを推進しています。

OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、岡山大学の強みある医療系分野とその融合分野などの更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行しています。

本号では、大学院ヘルスシステム統合科学研究科の松尾俊彦教授大学院医歯薬学総合研究科(医学系)腫瘍病理学分野の田中健大助教目のまれな病気「眼内悪性リンパ腫」の長期予後の研究成果について紹介しています。


眼内悪性リンパ腫は、硝子体混濁として発症するため、眼の炎症であるぶどう膜炎との区別(鑑別)が難しいのが現状です。原因が不明で炎症に対する消炎薬の点眼や内服が効かない硝子体混濁を診たときには、ぶどう膜炎と鑑別するため、硝子体手術を行い、切除した硝子体混濁を集めて病理検査に出します。病理医が免疫染色によって細胞を染め分け、どのような細胞がいるのかを調べて診断します。病理診断で悪性リンパ腫と決まった場合、リンパ腫が眼の中だけなのか、それとも中枢神経系(脳)にもリンパ腫がないかどうかの画像検査を実施します。眼内リンパ腫の場合、脳リンパ腫をいつ頃引き起こすのか、脳リンパ腫を引き起こさない場合はあるのか、どういう治療を行えば脳リンパ腫を引き起こさずに済むのかは分かっていません。

今回、松尾教授と田中助教は、2005~2019年に岡山大学病院を受診し、「眼内悪性リンパ腫」と診断された22人の長期経過を調査しました。その結果、多く方は中枢神経系(脳)リンパ腫を引き起こしますが、中には眼内リンパ腫のみに留まり、経過がよい方もいることがわかりました。眼内悪性リンパ腫はまれな疾患ですが、本研究成果のように比較的多くの患者さんの治療経過を振り返ることによって、今後、標準的な治療の確立や新規治療の創出に向かって基盤となる情報を提供できるようになります。

岡山大学は、2013年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある分野の国際的な情報発信を力強く推進しています。今後も強みある医療系や異分野融合から生み出される成果を産学官民共創のオープンイノベーションの加速や社会、医療現場が求める革新的技術、健康維持増進により早く届けられるように研究開発を推進していきます。

なおOU-MRUは、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されています。

Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.73:Primary intraocular lymphoma does not always spread to the central nervous system


<Back Issues:Vol.65~Vol.72>
Vol.65:
Game changer: How do bacteria play Tag? (大学院環境生命科学研究科(農学系)田村隆教授)
Vol.66:
Is too much protein a bad thing? (異分野融合先端研究コア 守屋央朗准教授)
Vol.67:
Technology to rapidly detect cancer markers for cancer diagnosis (大学院ヘルスシステム統合科学研究科 紀和利彦准教授)
Vol.68:
Improving the diagnosis of pancreatic cancer (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)岡田裕之教授、松本和幸助教)
Vol.69:
Early Gastric Cancer Endoscopic Diagnosis System Using Artificial Intelligence (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)河原祥朗教授)
Vol.70:
Prosthetics for Retinal Stimulation (大学院ヘルスシステム統合科学研究科 松尾俊彦准教授&大学院自然科学研究科(工学系)内田哲也准教授)
Vol.71:
The nervous system can contribute to breast cancer progression (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)神谷厚範教授)
Vol.72:
Synthetic compound provides fast screening for potential drugs (大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)加来田博貴准教授)


<参考>
「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」バックナンバー
岡山大学国際Webマガジン「Okayama University e-Bulletin」


【本件問い合わせ先】
総務部 広報課
TEL:086-251-7293
E-mail:www-adm@adm.okayama-u.ac.jp


2019年12月5日木曜日

【情報発信】おかやまIoT・AI・セキュリティ講座にて公開講座を開始 ―受講登録始まります―

岡山大学大学院自然科学研究科に設置した寄付講座『おかやま IoT・AI・セキュリティ講座』では、12月2日より公開講座を実施します。

岡山大学は、平成31年3月に岡山県と「大学と連携した地域産業振興」に係る協力に関する協定を締結しました。本協定は、岡山大学と岡山県が、県内企業の技術開発及び大学の教育・研究を促進するとともに地域活性化につなげることを目的とし、相互に協力していくために締結しています。

本寄付講座はその事業の一環として、岡山県からの寄付金にて10月1日に設置されました。「Society5.0」に向けた岡山県内の中小企業の技術開発力、企画提案力の向上のため、IoT・AI・セキュリティを中心とした教育を行うことを目的としています。

12月から始まる公開講座では、IoT情報理論、画像処理とAI、セキュリティガイドライン、などIoT・AI・セキュリティに関する専門的なVoD(ビデオ・オン・デマンド動画配信サービス)教材によるWEB講義と、実際にデバイスやプログラミングを用いたPBL演習(課題解決型演習)を中心とした21の受講科目を用意しています。

定員は20名で、岡山県内に本社がある企業にお勤めの方、または、岡山県内に製造事業所をお持ちの企業にお勤めの方が対象です。お申し込み後、担当教員によるヒアリングにて受講科目を決定します。
◯お申し込みはこちらからお願いします。

 【本件問い合わせ先】
 寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」について:
  大学院自然科学研究科 教授・野上 保之 
  TEL: 086-251-8127
  E-mail: oias◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
 申込みについて:
  自然系研究科等総務課 TEL: 086-251-8811


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8909.html

2019年12月4日水曜日

【情報発信】カナダ・ヨーク大のチャールズ・ホプキンス教授に名誉博士号を授与

岡山大学は11月22日、カナダ・ヨーク大学のチャールズ・ホプキンス教授に岡山大学名誉博士の称号を授与しました。

同日、ESD教師教育世界大会の開会式中に行った授与式では、国内外の研究者や教育者ら約160人が見守る中、槇野博史学長が名誉博士記をチャールズ・ホプキンス教授に手渡しました。

名誉博士の称号は学術文化の発展への貢献が特に顕著であり、本学において顕彰することが適当と認めた方、または、本学における教育研究の発展への貢献が顕著な方を顕彰するものです。チャールズ・ホプキンス教授は持続可能な開発のための教育(ESD)の世界的権威であり、岡山大学のSDGs 推進にも多大な協力をされています。今回、学術文化の発展への貢献が特に顕著であることから名誉博士の称号を授与することとなりました。

岡山大学が名誉博士の称号を授与するのは6人目になります。そのうち、学術文化の発展への貢献が特に顕著であることで授与するのは、平成23 年3月のノーベル化学賞受賞者根岸英一・パデュー大学特別教授以降、2人目です。

【本件問い合わせ先】
国際部国際企画課
TEL:086-251-7036



2019年12月1日日曜日

【情報発信】保険診療による「がん遺伝子パネル検査」の受付を11月20日から開始

保険診療による「がん遺伝子パネル検査」の受付を11月20日から開始

2019年11月22日


がん患者の遺伝子変異を調べる検査として「がん遺伝子パネル検査」が6月に保険適用され、岡山大学病院においても11月20日から受付を開始しました。

保険診療で使用される遺伝子パネルとしては、「Foundation One CDx」「NCCオンコパネル」があり、それぞれ評価する遺伝子の数や種類、調べる検体(がん組織と血液)が異なり、腫瘍の種類などにより使い分けることになります。

今回の保険診療は、固形がんのうち標準治療で効果が認められない例や希少がんなどの方が対象となります。

岡山大学は国内でもいち早くがん遺伝子パネル検査を行って参りましたが、検査の一部が保険適用となったことで、患者さんの負担軽減につながり、遺伝子変異情報に基づいた個別化医療である「がんゲノム医療」の普及が期待されます。

岡山大学病院 がんゲノム外来HP



<詳しい研究内容について>
保険診療による「がん遺伝子パネル検査」の受付を11月20日から開始


<お問い合わせ>
岡山大学病院
ゲノム医療総合推進センター
准教授  遠西 大輔
(電話番号)086-235-7414


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id683.html