2024年4月30日火曜日

【岡山大学】膵がんを取り囲み、治療を阻む「線維化障壁」の形成にかかわるタンパク質「ROCK2」を同定!~形成メカニズムと克服法の解析を可能とする実験基盤を確立~

岡山大学と東京大学大学院工学系研究科の共同研究成果プレスリリースです

  

 

 

<発表のポイント>

  • 代表的な難治がんである膵がんでは、がん細胞周囲の「線維化」が、薬剤のがん細胞への到達に対する「障壁」となり、治療成績を悪化させます。

  • 膵がんの「線維化」を試験管内で再現する独自の立体培養技術を駆使し、「線維化障壁」が形成されるメカニズムを解析しました。

  • 線維化障壁形成に関与するタンパク質ROCK2の同定に成功し、今後、膵がんにおける「線維化障壁」を克服し、治療成績を改善するための足掛かりとなることが期待されます。

 

 

◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の狩野光伸教授、岡山大学学術研究院医歯薬学域(薬)の田中啓祥助教、東北大学大学院医学系研究科の正宗淳教授、東京大学大学院工学系研究科のカブラル・オラシオ准教授らの研究グループは、膵がんの特徴であり難治化の原因である「線維化障壁」の形成にタンパク質ROCK2が関与することを明らかにしました。

 

 これらの研究成果は2024年3月29日、科学雑誌「Journal of Controlled Release」に掲載されました。


 多くのがんの治療成績が近年改善している中で、膵がんの5年生存率は未だ1割ほどに留まっています。膵がんが難治である原因として、がん細胞周囲に特徴的に認められる「線維化」があります。線維化は、薬剤のがん細胞への到達を阻む障壁となり、膵がんの治療成績を悪化させます。これまで「線維化障壁」を実験的に再現することは難しく、詳細なメカニズムの解析は困難でした。


 本研究では、独自の立体培養技術を駆使して、線維化障壁形成メカニズムの解析に挑み、タンパク質ROCK2の関与を突き止めました。本研究成果は、既に他の疾患での適応を目的として開発が進んでいるROCK2に対する薬剤の利用による「線維化障壁」の克服の可能性を示唆するもので、膵がんの治療成績の改善を実現していく足掛かりとなることが期待されます。

 

 本情報は、2024年4月22日に岡山大学から公開されました。

 

 

図. 独自立体培養技術を利用することにより本研究で確立した試験管内の膵がん「線維化障壁」の模式図(上段)、作成した線維化組織中のコラーゲン線維沈着の様子を示した顕微鏡写真(下段)。タンパク質ROCK2を標的化(左が標的化なし、右が標的化あり)することで、コラーゲン沈着量が減少し、薬剤通過効率が改善する。ROCK2標的化によって、薬物通過効率は約4倍増加、コラーゲン沈着量は約6割減少した(右グラフ)。

 

 

◆狩野光伸教授からのひとこと

 田中助教と大学院生の中澤拓也さん(大学院ヘルスシステム統合科学研究科博士後期課程)が頑張って形にしました。このプロジェクトは、田中助教が2019年秋に参加した、若手研究者が集まる会での議論から始まったもので、まさに知識・知恵を寄せ合って実現したプロジェクトです。「打倒・膵がん!」を掲げて、今後もチーム一丸となって取り組んでいきますので、ご一緒いただける方は是非お声がけください。

 

狩野光伸教授

狩野光伸教授

 

 

◆論文情報
 論 文 名:Targeting ROCK2 improves macromolecular permeability in a 3D fibrotic pancreatic cancer microenvironment model
 掲 載 紙:Journal of Controlled Release
 著  者:Hiroyoshi Y. Tanaka, Takuya Nakazawa, Takuya Miyazaki, Horacio Cabral, Atsushi Masamune, Mitsunobu R. Kano
 D O I:10.1016/j.jconrel.2024.03.041
 U R L:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168365924001949?dgcid=author

 

 

◆研究資金
 本研究は、科研費(JP23H02653, JP22H03051, JP 26293119, JP23K06279, JP20K16989)、公益財団法人 日本膵臓病研究財団、公益財団法人 両備檉園記念財団、公益財団法人 稲盛財団、公益財団法人 薬学研究奨励財団、公益財団法人 山陽放送学術文化・スポーツ振興財団、公益財団法人 川崎医学・医療福祉学振興会の支援を受けて実施しました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 膵がんを取り囲み、治療を阻む「線維化障壁」の形成にかかわるタンパク質「ROCK2」を同定!~形成メカニズムと克服法の解析を可能とする実験基盤を確立~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20240422-1.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科

 https://www.gisehs.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)

 https://www.pharm.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 医療技術臨床応用学/薬学部 臨床応用薬学(狩野研究室)

 https://sites.google.com/view/kanolab-ph-biol-gsisehs-ou/

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学 学術研究院 ヘルスシステム統合科学学域 教授 狩野光伸

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 薬学部1号館 4階
 TEL&FAX:086-251-7970

 https://sites.google.com/view/kanolab-ph-biol-gsisehs-ou/home?authuser=0

 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(薬)助教 田中啓祥
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 薬学部1号館 4階

 TEL&FAX:086-251-7967

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002079.000072793.html
   
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002162.000072793.html

【岡山大学】「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成プロジェクトを始動 ~プロジェクトマネジメント能力を持つ技術職員の高度化を強化推進~

 

 

 

◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、世界最大のプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute:PMI)の日本における支部であるPMI日本支部(事務局:東京都中央区、端山毅会長)の藤井新吾副会長と組織拡大委員会でPM基礎研修プログラムを担当する石塚幸夫代表、鳥本明男サブリーダーが来学。本学総合技術部や研究・イノベーション共創機構のメンバーとプロジェクトの初会合を本学本部棟で開催しました。


 岡山大学では、プロジェクトマネジメント(PM)の能力を育成し、その能力を自身が有する技術ノウハウと融合することで、「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成(高度化)を進めています。

 

 また岡山大学は同支部のアカデミック・スポンサーであるとともに、同支部が2021年度から実施している国内および日本の企業・団体が実践する卓越したプロジェクトの表彰制度「PM Award」には、本学から「岡山大学SDGsイノベーション賞」の特別賞を授与するなどの連携があります。


 会の冒頭、総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・URAからあいさつとともにプロジェクトの趣旨説明が行われました。続いて、藤井副会長が同支部の紹介とともに今回のプロジェクトの要となるPM研修について説明しました。さらに石塚代表と鳥本サブリーダーからは具体的なPM研修の内容やターゲット、目標、次につなげるための成果などについての紹介とともに参加者らと活発な意見交換が行われました。


 参加者の一人は「プロジェクトマネジメントのノウハウはほとんどなく、これまで意識してきたことがあまりなかった。初会合で日々の業務のみならず、本学が推進している職員の『高度化』や技術職員が『技術』から研究開発イノベーションを推進するスキルのうえで重要な点であることが認識できた。今後のPM研修でしっかり基本ノウハウを身に着け、生かしていきたい」とコメントしました。

 

 岡山大学は、昨年度に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されており、今回の取り組みも本事業の一環として実施されています。これまでにない挑戦のため、失敗を繰り返すこともあると思いますが、絶えず挑戦し、最適化を図り、より良い未来のために本学は変化し続けます。引き続き、総合技術部をはじめ地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。

 

 本情報は、2024年4月24日の岡山大学から公開されました。

 

 

会合の様子

会合の様子

 

来学したPMI日本支部の藤井副会長、石塚組織拡大委員会PM基礎研修プログラム代表、鳥本サブリーダー(右から)

来学したPMI日本支部の藤井副会長、石塚組織拡大委員会PM基礎研修プログラム代表、鳥本サブリーダー(右から)

 

集合写真

集合写真

 

 

〇岡山大学総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・URAのコメント

 大学における職員の『高度化』は重要な点です。これは研究大学:岡山大学のためという訳ではなく、我が国にはキラリと光る優れた技術ノウハウを持つ方々が大学・研究機関等に数多くおられます。その方々にきちんと光が当たり、かつその『技術』をもって研究開発イノベーションをマネジメントできる人材の育成・輩出は、我が国の科学技術・イノベーションの強化推進、より良い社会変革の実現に寄与すると信じています。

 今回の岡山大学の取り組みを深めるとともに他の大学・研究機関等に横展開し、我が国の技術職員の底上げ、高度化につながるように進めていきます。

 いろいろな挑戦を進める中で失敗も沢山あるかと思います。ただ挑戦、新たな一歩を踏み出さなければ未来も、ありたい姿も実現できないと思います。どうぞ岡山大学総合技術部の挑戦にご期待ください。

 

岡山大学総合技術部本部長の佐藤法仁副理事・副学長・URA

岡山大学総合技術部本部長の佐藤法仁副理事・副学長・URA

 

 

◆参 考

・岡山大学総合技術部

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/

・【岡山大学】岡山大学広報「いちょう並木」Vol.104を発行 ~岡山大学総合技術部 始動~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001868.000072793.html

・岡山大学研究・イノベーション共創機構

 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

・一般社団法人PMI日本支部

 https://www.pmi-japan.org/

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

・岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105発行 ~地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002152.000072793.html

・【岡山大学】優れた成果等を挙げたプロジェクトを表彰する「PM Award 2023」にて岡山大学SDGsイノベーション賞を「文京思い出横丁in傳通院」のプロジェクトに授与

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001833.000072793.html

・【岡山大学】現実的な視点でSDGsを活用して事業を推進する手法とその先をどうつかまえるか ~佐藤法仁副理事が「内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム SDGsスタートアップ研究分科会」で講演~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000944.000072793.html

・【岡山大学】岡山大学におけるERM構築プロジェクトおよびERM組織風土醸成プロジェクトの取り組み報告を公開

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001386.000072793.html

 

 

  • 未来創造に繋がる日本国内および日本企業・団体による優れたプロジェクトを表彰する制度「PM Award 2024」募集中!(~2024年6月7日(金))

    https://www.pmij-award.net/

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学総合技術部 事務担当

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス

 E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※◎を@に置き換えてください

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/RWn63i20xIw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002079.000072793.html
   
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
 

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002163.000072793.html

【岡山大学】文部科学省「高度医療人材養成事業(医師養成課程充実のための教育環境整備)」に採択

 

 

 

◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、文部科学省の令和5年度大学改革推進等補助金「高度医療人材養成事業(医師養成課程充実のための教育環境整備)」に採択されました。


 本事業は、大学病院における医学生の教育・研究環境の充実等を図るため、最先端医療設備を整備し、我が国の「未来の医療」を担う高度医療人材の育成に貢献することを目的とするものです。


 岡山大学病院では、本事業により最先端プログラム医療機器(①核医学診断システム、②脊椎手術システム、③超広角走査型レーザー検眼鏡)を整備し、本学の医療人養成においてこれらの医療機器からもたらされる複数の多角的な情報を統合させることで、病態メカニズムや疾患の治療法選択に有益な情報を得る力、診療に関する統合的な情報処理能力を高める力、そして科学的に思考・吟味し活用する力を身に付けることが期待されています。


 今回の採択を受けて本学の那須保友学長は「本学は最重点研究分野のひとつにヘルスケア分野を指定しており、全学を挙げて戦略的に取り組んでいます。また、大学院では文部科学省『保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト』など、最新テクノロジーなどを医療と融合した取り組みを推進しています。これらの取り組みを支えるのは"人材"です。今回の事業でも優れた教育環境を整備のみに留まらず、それを生かし、新たな価値を生み出せる人材、我が国の『未来の医療』を担う高度医療人材をしっかりと育成し、社会を変革できる役目を果たしていきます」とコメントしました。

 

 また、前田嘉信理事(医療担当)・病院長は「岡山大学病院は150年を超える歴史を持ち、『がんゲノム医療中核拠点病院』や『臨床研究中核病院』、『橋渡し研究支援機関』などの重要な役目を担っています。これらは地域とともに数多くのステークホルダーが培ったものです。今回、採択された事業は本院にとっても新たな一歩を築くものだと考えています。『患者さんのために、保健・医療の発展のために、自己ではなく社会のために』という、変えずにしっかり守っていく『不易』な姿勢と、社会の変化に柔軟に対応できる『流行』の能力を携えた高度医療人材を育成し、地域と世界、現在と未来に輩出していきます」と、今後の抱負も含めてコメントしました。


 岡山大学は、昨年度に採択を受けた文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)においても、医療・ヘルスケアの取り組みを推進しており、社会変革に挑戦しています。今回、採択を受けた本事業もJ-PEAKSなどとの事業等と連携し、我が国の「未来の医療」を担う高度医療人材の育成・輩出を強化推進します。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と岡山大学病院の取り組み、挑戦にご期待ください。

 

 本情報は、2024年4月22日に岡山大学から公開されました。

 

那須保友学長と前田嘉信理事(医療担当)・病院長(右)

那須保友学長と前田嘉信理事(医療担当)・病院長(右)

 

 

◆参 考

・文部科学省令和5年度大学改革推進等補助金「高度医療人材養成事業(医師養成課程充実のための教育環境整備)」

 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1384475_00021.htm

・岡山大学病院

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/

・岡山大学病院 がんゲノム医療中核拠点病院

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index12.html

・岡山大学病院 臨床研究中核病院

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index13.html

・岡山大学病院 橋渡し研究支援機関

 https://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/center/index2/

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

・岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105発行 ~地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002152.000072793.html

・【岡山大学】「岡山大学最重点研究分野」を制定~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001601.000072793.html

・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 Global×Localな医療課題解決を目指した最先端AI研究開発人材育成プログラム(文部科学省 保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト)
 https://clinicalai.hsc.okayama-u.ac.jp/

 

 

岡山大学病院(岡山市北区)

岡山大学病院(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学病院 企画・広報課
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス

 E-mail:ouhinfo◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index344.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002079.000072793.html
   
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002164.000072793.html

 

【岡山大学】可視光をエネルギー源として活用できる! 新たな有機光触媒の開発に成功~高い還元力、安定性、汎用性を持ち、リサイクル可能な有機フォトレドックス触媒~

 

 

 

<発表のポイント>

  • 近年、有機合成化学分野では環境に配慮したものづくりが注目されており、可視光をエネルギー源として活用したフォトレドックス触媒反応の研究において、より安定性の高い触媒の開発が求められていました。

  • 今回、高い還元力を持つフェノチアジン有機フォトレドックス触媒の開発に成功しました。この触媒は、従来のフェノチアジン触媒と比較し安定性が高くリサイクルが可能です。

  • 本研究で開発した触媒により、青色LEDを利用した多様なフォトレドックス触媒反応の開発が期待されます。

 

 

◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の高等先鋭研究院を構成する異分野基礎科学研究所の田中健太助教と、同大学院自然科学研究科の安藤早春大学院生(当時)、学術研究院環境生命自然科学学域(理)の髙村浩由准教授、門田功教授らの共同研究グループは、強い還元力を持つ安定なフェノチアジン有機フォトレドックス触媒の開発に成功しました。

 

 この触媒は青色LEDを光源とした種々のフォトレドックス触媒反応に適応可能であり、これまでのフェノチアジン触媒では難しかった触媒のリサイクル化を達成しました。


 本研究成果は2024年3月15日、イギリス王立化学会が発行する「Chemical Communications」にオンライン掲載されました。


 今後はこの触媒を利用することにより、従来のフェノチアジン触媒では適応が難しかった多様なフォトレドックス触媒反応の開発に期待されます。

 

フェノチアジン有機フォトレドックス触媒の分子構造

フェノチアジン有機フォトレドックス触媒の分子構造

 

 

◆研究者らからひとこと

 新たな有機フォトレドックス触媒を開発することができました。
 「合成した触媒の新規性は?」「どの有機合成反応に使える?」「ストロングポイントは?」など、論文化するにあたり一筋縄では行かないことも多かったですが、形となった今、嬉しい気持ちでいっぱいです。
 今後はこの触媒を用いて、世界から注目される有機分子変換反応を開発したいと思います。

 

安藤早春大学院生と田中健太助教(当時)

安藤早春大学院生と田中健太助教(当時)

 

 

◆論文情報
 論 文 名:Strongly Reducing Helical Phenothiazines as Recyclable Organophotoredox Catalysts
 掲 載 紙:Chemical Communication
 著  者:Ando, Haru.; Takamura, Hiroyoshi.; Kadota, Isao.*; Tanaka, K.* (*は責任著者)
 D O I:10.1039/D4CC00904E
 U R L:https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2024/cc/d4cc00904e

 


◆研究資金
 本研究は公益財団法人村田学術振興財団、公益財団法人ウエスコ学術振興財団、競輪の支援を受けて実施しました。

 


◆詳しい研究内容について
 可視光をエネルギー源として活用できる!新たな有機光触媒の開発に成功~高い還元力、安定性、汎用性を持ち、リサイクル可能な有機フォトレドックス触媒~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20240425-1.pdf

 

 

◆参 考
・岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)
 http://www.riis.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)/理学部化学科 有機化学研究室

 http://chem.okayama-u.ac.jp/~organic/homejpn.html

・岡山大学大学院環境生命自然科学研究科

 https://www.elst.okayama-u.ac.jp/

 

 

岡山大学異分野基礎科学研究所(岡山大学津島キャンパス)

岡山大学異分野基礎科学研究所(岡山大学津島キャンパス)

 

 

◆本件お問い合わせ先
 岡山大学異分野基礎科学研究所 助教 田中健太
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス
 http://chem.okayama-u.ac.jp/~organic/member/member2024.html


<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

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 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
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 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
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 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002165.000072793.html

 

1,2族金属共添加黒鉛の高い超伝導性の謎を解明-カルシウムとカリウムは水と油の関係!-〔名古屋工業大学, 広島市立大学, 岡山大学〕

名古屋工業大学と広島市立大学、岡山大学の共同研究成果プレスリリースです

 

 

 

<発表のポイント>

  • 黒鉛系物質における特異構造と超伝導性という新しい視点を見出した。

  • 「蛍光X線ホログラフィー」を用いて黒鉛中のカルシウムとカリウムを可視化した。

  • 豊富で安価な元素で高性能な超伝導物質を作りだす指針を得た。

 

 

◆概 要

 名古屋工業大学大学院工学研究科工学専攻(物理工学領域)の林好一教授、広島市立大学大学院情報科学研究科の八方直久准教授、岡山大学異分野基礎科学研究所の久保園芳博教授らの研究グループは、原子配列を可視化できる先端計測法「蛍光X線ホログラフィー」を用いて、黒鉛に添加させたカルシウムとカリウムの原子像取得に成功しました。その結果、カルシウムとカリウム原子がランダムに混ざり合っておらず、ナノスケールで水と油のように相分離していることを発見しました。


 超伝導は、整った構造を持つ結晶において発現しやすい現象とされてきました。今回の発見から、添加元素が相分離を起こした不均一結晶においても同様に高い転移温度を示すことが証明されました。エネルギー問題を解決するために、多くの研究者が室温超伝導材料の開発に取り組んでいます。本研究の結果は、超伝導転移温度を室温に近づけるための重要な一歩です。


 本研究成果は、2024年4月18日にChemistry of Materialsに掲載されました。また、論文のイラストがSupplementary Cover Artsに採択されました。

 

黒鉛を超伝導にするカルシウムからのホログラム

黒鉛を超伝導にするカルシウムからのホログラム

 

 

◆論文情報
 雑誌名: Chemistry of Materials
 論文タイトル:Nanophase separation in K1-xCaxC8 revealed by X-ray fluorescence holography and extended X-ray absorption fine structure
 著 者:N. Happo, A. Kubota, X. Yang, R. Eguchi, H. Goto, M. Ikeda, K. Kimura, Y. Takabayashi, J. R. Stellhorn, S. Hayakawa, K. Hayashi and Y. Kubozono
 公表日:2024年4月18日
 DOI:10.1021/acs.chemmater.3c02832
 URL:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.chemmater.3c02832

 


◆研究資金
 本研究は、日本学術振興会 科学研究費 学術変革領域研究(A)「超秩序構造が創造する物性科学」(代表者:林好一)、基盤研究(B)(代表者:久保園芳博)等の支援を受けて実施しました。(課題番号:17K05500、18K03540、18K04940、18K18736、19H02676、20H05878、20H05879、20H05881、23H05449)
JASRI/SPring-8の研究課題(2016B0128, 2017B0128)、あいちシンクロトロン光センターの研究課題(202301014)、広島大学放射光科学研究所の研究課題(22BU006)、九州シンクロトロン光研究センターの研究課題(2202003F)に支援いただきました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 1,2族金属共添加黒鉛の高い超伝導性の謎を解明-カルシウムとカリウムは水と油の関係!-

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20240425-2.pdf

 

 

 

 

◆本件お問い合わせ先

<研究に関すること>
 名古屋工業大学大学院 工学研究科 工学専攻(物理工学領域)教授 林 好一
 TEL: 052-735-5308
  
 広島市立大学大学院 情報科学研究科 情報工学専攻 准教授 八方直久
 TEL: 082-830-1553
   
 岡山大学 異分野基礎科学研究所 教授 久保園 芳博
 TEL: 086-251-7850
   

<広報に関すること>
 名古屋工業大学 企画広報課
 TEL: 052-735-5647

 

 広島市立大学 事務局企画室企画グループ
 TEL: 082-830-1666

 岡山大学 総務・企画部 広報課
 TEL: 086-251-7292

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

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 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002079.000072793.html
   
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002170.000072793.html

【岡山大学】シンポジウム「高齢期における〈迷惑〉意識とは何か-人類学・看護学・思想史からのアプローチ-」〔5/11,土 ハイブリッド開催〕

 

 

 

◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)では、2024年5月11日、科研費・基盤研究A「日本社会の「老い」をめぐる分野横断的研究-「迷惑」と「ジリツ」の観点から」(代表:本村昌文)の成果の一端を発表するシンポジウム「高齢期における〈迷惑〉意識とは何か-人類学・看護学・思想史からのアプローチ-」を下記の要領で開催いたします。


 「〈迷惑〉意識」とは、現代日本で老い・看取り・死を考える際に多くの人が抱く「家族や子どもに迷惑をかけたくない」「負担をかけたくない」などの意識の総称です。今回のシンポジウムでは、人類学・看護学・思想史の各分野から高齢期における〈迷惑〉意識の諸相を検討しつつ、その正体を明らかにすることを試みます。

 

 皆様のご参加をお待ちしています。

 

 

【日 時】

 2024年 5月 11日(土) 13:00~16:40

 

【場 所】

 岡山大学津島キャンパス 文法経1号館・2F・文学部会議室

 (〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス)

 https://www.let.okayama-u.ac.jp/aboutus/access/
 

【開催形式】

 ZOOMによるオンライン同時開催

 

【プログラム】

 詳細は下記のポスターをご覧ください。


【対象者】

 研究者、一般の方、学生

【定 員】

 対面は40人程度

【お申込み方法】

 下記ののURLからお申し込みください。

 オンライン参加の方には追ってURLをメールでお知らせいたします。
 (締切日:5月9日(木))

 https://forms.gle/2r3Hyzhum55bfXpv8

 

【ポスター】

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/20240511flyer2.pdf

 

 

◆参考情報

・【岡山大学文明動態学研究所】「「家族や子どもに迷惑をかけたくない」という思いとは何か?-〈迷惑〉研究プロジェクトの軌跡と展望-」の録画配信を開始しました

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000883.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 


◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 ヘルスシステム統合科学学域 教授 本村昌文
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-7395
 E-mail:tomtom◎okayama-u.ac.jp
               ※◎を@に置き換えて下さい

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/event/event_id3364.html

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/RWn63i20xIw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002079.000072793.html
   
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002167.000072793.html

【岡山大学】経済産業省石井芳明参事が来学 岡山大学起業部2024年度キックオフイベント「学問と挑戦の二刀流」を開催

 

 

 

◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の学生有志で構成する「岡山大学起業部」は2024年4月19日、本学の卒業生であり、日本のスタートアップ・エコシステム構築の立役者である経済産業省大臣官房の石井芳明参事のほか、業界を変革する日本のトップランナー起業家を招き、2024年度キックオフイベント「学問と挑戦の二刀流」を本学津島キャンパスの共育共創コモンズ(OUX)で開催しました。


 このイベントは、大学全体の起業機運を盛り上げることも目的としていることから、研究・イノベーション共創機構スタートアップ・ベンチャー創出本部が開催に協力しており、当日は、学生のほか教職員・企業関係者など約150人が参加しました。


 開会にあたっては、三村聡副理事(地域共創・ベンチャー担当)が「本日はわが国を代表するイノベーターと話せる貴重な機会。知見を高めるとともにネットワークを広げて欲しい」とあいさつしました。また、会場に駆けつけた那須保友学長を紹介し、那須学長は観客の拍手に応えました。


 続けて、岡山大学起業部学生が「野球部が野球をするように岡山大学起業部は起業をする」と同部の活動を紹介したあと、同部の代表2人がそれぞれ現在進めている、「昆虫食」と「理系研究室交流」に関するビジネスについてプレゼンテーションしました。


 「社会人ピッチ」には株式会社ユニファ・テックの神崎康治代表取締役(本学出身起業家)、株式会社RePlayceの山本将弘代表取締役CEO、株式会社TIMEWELLの濱本隆太共同創業者兼代表取締役CEO(本学出身起業家)の3人が登壇。各自の事業について紹介するとともに、「組織の中にいても新しいことに挑戦できる」、「大学で学んだことが起業の武器になる」などのアドバイスを参加者に送りました。


 続いて行われた特別講演で石井参事は、「社会課題の解決を成長のエンジンとする『新しい資本主義』の実現を加速するため、国はスタートアップの育成に力を入れており、現在、各省庁による重点的な支援が行われている。この波に乗ることが重要」と強調しました。

 

岡山大学起業部の学生によるプレゼンテーション

岡山大学起業部の学生によるプレゼンテーション

 

石井参事による講演

石井参事による講演

 

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

 

 続けて、学生に対し、「起業はあくまでも方法であり、目的ではないが、このような時代にあって学生時代に起業の方法を学び実践することは大事」とアドバイスするとともに「行動できるのが学生の特権。海外に出たり、専門が違う人と交流するなど、行動してください」とメッセージを送りました。


 パネルディスカッションでは、石井参事がファシリテーターとなり、岡山大学起業部学生・社会人ピッチ登壇者に三村副理事が飛び入りで加わり、会場からの質問を受け付ける形で討論を行いました。登壇者からは、「岡山は中四国の結節点として文化交流が盛ん。ベンチャーに理解のある企業も多いため、人を巻き込みやすく、起業に適している」、「家族や大学の先生だけでなく、多くの大人と話して新しい世界を知ることが必要」などの意見が出されました。


 対話セッションでは、学術研究院医歯薬学域の平山隆浩助教と香川大学医学部附属病院の十川麗美特命助教が、石井参事の発案した次世代イノベーター育成プログラム「始動Next Innovator」を受講したことについて対話形式で紹介しました。


 閉会にあたっては、岡山大学起業部の部長である大学院環境生命自然科学研究科博士前期課程1年の堀内涼太郎さんと前部長である小田祥人さん(本学卒業生)が登場。「学長・副理事が来場してくださり、岡山大学が全学で起業を後押ししてくれていることを実感した。これを励みに岡山大学起業部の活動をさらに発展させていきたい」と意気込みを述べました。最後にネットワーキングタイムとして名刺交換などが行われ、イベントは盛況のうちに終了しました。

 

 今後も地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と岡山大学起業部、そして我が国の起業家らの活動にご期待ください。

 

 

○岡山大学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部が窓口となり、技術シーズ・ビジネスプランの事業化に向けたアドバイス、経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っております。ベンチャー企業設立にご興味をお持ちの教職員・学生の皆さんは、どうぞお気軽にご相談下さい。
 https://venture.okayama-u.ac.jp/

 

参加者による集合写真

参加者による集合写真

 

 

【プログラム】
(1)17:30-18:00 受付開始
(2)18:00-18:10 開会
(3)18:10-18:15 趣旨説明
(4)18:15-18:30 学生ピッチ
(5)18:30-19:00 社会人ピッチ
(6)19:00-19:30 石井芳明氏講演
(7)19:30-19:50 パネルディスカッション
(8)19:50-20:00 対談セッション
(9)20:00-20:20 ネットワーキング
(10)20:20-20:30 閉会あいさつ

 

【講 師】

 経済産業省 大臣官房 参事/独立行政法人中小企業基盤整備機構 審議役 石井芳明
 1987年に通商産業省(現:経済産業省)に入省し、中小企業・ベンチャー企業政策、産業技術政策、地域振興政策に従事。2012年からは経済産業政策局新規産業室新規事業調整官として、創業促進、ベンチャー支援を推進。岡山県出身。岡山大学法学部卒、青山学院大学大学院国際政治経済学科卒、2012年に早稲田大学大学院商学研究科卒。博士(商学)。


【ポスター】

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/20240419flyer2.pdf

 

会場となった岡山大学共育共創コモンズOUX(岡山大学津島キャンパス)

会場となった岡山大学共育共創コモンズOUX(岡山大学津島キャンパス)

 

 

◆参 考

・岡山大学起業部

 https://okadaikigyobu.studio.site/

・岡山大学研究・イノベーション共創機構

 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学イノベーション・マネジメント・コア(IMaC) ベンチャー支援フィールド

 https://venture.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学「岡大ベンチャーサポートテラスV-Story」起業相談窓口

 https://venture.okayama-u.ac.jp/consultation/

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-7112
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp

 https://venture.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
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 岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002079.000072793.html
   
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
 

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002161.000072793.html