2018年3月31日土曜日

【情報発信】「岡山大学臨床研究審査委員会」厚生労働省より認定取得 4月1日に設置

「岡山大学臨床研究審査委員会」が3月30日、臨床研究法の対象となる特定臨床研究を審査する委員会として、厚生労働省より認定されました。今回、全国で49の委員会が認定され、中国・四国地方では、本学を含め4機関に設置された委員会が認定されました。

昨年4月、臨床研究の実施の手続きや、認定臨床研究審査委員会による審査意見業務の適切な実施のための措置、臨床研究に関する資金の提供に関する情報公表の制度などを定めた「臨床研究法」が公布されました。それに伴い本学では、「岡山大学臨床研究審査委員会(仮称)」の設置準備を進めてきました。今回の認定により、4月1日施行の臨床研究法における特定臨床研究の審査を行うことが可能となります。

岡山大学病院は、日本発の革新的医薬品・医療機器の開発などに必要となる質の高い臨床研究を推進し、国際水準の臨床研究・医師主導治験実施の中心的役割を担う「医療法上の臨床研究中核病院」に昨年3月、中国・四国地方で初めて認定されました。本学はこれからも中国・四国地方の医療機関の核として質の高い臨床研究を推進することで、日本における臨床研究の向上に貢献し、次世代により良質な医療の提供をしていきます。

臨床研究法について(厚生労働省):
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000163417.html

【本件担当】
岡山大学病院事務部研究推進課
TEL: 086-251-6503

2018年3月30日金曜日

【情報発信】カーボンナノチューブを有機色素で染めて使う新しい光触媒技術を開発

カーボンナノチューブを有機色素で染めて使う新しい光触媒技術を開発

岡山大学大学院環境生命科学研究科(環)の高口豊准教授、田嶋智之講師、村上範武大学院生と山口大学大学院創成科学研究科の三宅秀明助教らの共同研究グループは、カーボンナノチューブの内部空間に色素分子を封じ込めることで、光照射下において、色素増感水分解反応による水素製造が可能になることを世界で初めて確認しました。
また、通常の光触媒[1]では利用困難な赤色光(波長650 nm)照射下で水分解水素生成反応の活性を比較したところ、染色したカーボンナノチューブ光触媒の量子収率(1.4%)は、色素分子をもたないカーボンナノチューブ光触媒の量子収率(0.011%)に比べて、活性が120倍になることも確認されました。本研究成果は3月5日米国化学会雑誌「Journal of American Chemical Society」誌で公開されました。
これは、カーボンナノチューブを有機色素で染めることで、カーボンナノチューブ光触媒の活性波長が制御できることを示しています。これまでに例のない活性波長制御法として、太陽光と光触媒を利用した水分解によるCO2フリー水素製造法(人工光合成)の鍵技術となることで、本学が取り組んでいる国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に貢献することが期待されます。


<論文情報等>
論文名:Enhanced Photosensitized Hydrogen Production by Encapsulation of Ferrocenyl Dyes into Single-Walled Carbon Nanotubes
「カーボンナノチューブへの色素内包による光水素製造促進効果」
掲載誌:Journal of American Chemical Society
著 者:Noritake Murakami, Hideaki Miyake, Tomoyuki Tajima, Kakeru Nishikawa, Ryutaro Hirayama, and Yutaka TakaguchiD  O  I:10.1021/jacs.7b12845

発表論文はこちらからご覧いただけます。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.7b12845

<詳しい研究内容について>
カーボンナノチューブを有機色素で染めて使う新しい光触媒技術を開発

<お問い合わせ>
岡山大学大学院環境生命科学研究科(環)
准教授 高口 豊(山口大学客員教授)
(電話番号)086-251-8903
(FAX番号)086-251-8903

山口大学大学院創成科学研究科
助教 三宅秀明


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id532.html

【情報発信】ピロリ菌感染における免疫反応にマクロファージ受容体が重要な役割

ピロリ菌感染における免疫反応にマクロファージ受容体が重要な役割

岡山大学大学院保健学研究科の横田憲治教授(細菌学・免疫学)、大学院医歯薬総合研究科の岡田裕之教授(消化器・肝臓内科学)、松下治教授(病原細菌学)の共同研究グループは、ピロリ菌感染における全身の免疫系に、マクロファージのレセプターの一つであるDEC205が重要な働きをしていることを突き止めました。本研究成果は2月26日、英国のオンラインジャーナル「Oncotarget」に掲載予定です。

 これまで胃に感染するピロリ菌は、胃の疾患だけではなく全身の免疫系に影響しさまざまな疾患に影響していることが報告されています。胃の粘膜には粘膜付属のリンパ器官がありませんが、胃粘膜上皮間に浸潤したマクロファージが、ピロリ菌を認識していることが分かり、ピロリ菌感染者は、この菌に反応するマクロファージが全身に分布していることが判明しました。本研究成果は、今後さまざまな疾患解明に役立つ研究と考えられます。


<論文情報等>
論文名:DEC205 mediates local and systemic immune responses to Helicobacter pylori infection in humans掲載誌:Oncotarget in press
著 者:Masahide Kita, Kenji Yokota, Chihiro Kageyama, Susumu Take, Kazuyoshi Goto, Yoshiro Kawahara, Osamu Matsushita, Hiroyuki OkadaDOI:https://doi.org/10.18632/oncotarget.24574

<詳しい研究内容について>
ピロリ菌感染における免疫反応にマクロファージ受容体が重要な役割


<お問い合わせ>
岡山大学 大学院保健学研究科
教授 横田憲治
(電話番号)086-235-6846(直通)
(FAX番号)086-235-6846


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id533.html

【情報発信】Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.52 発行

岡山大学は3月27日、本学の強みである医療系分野の研究成果について、革新的な基礎研究や臨床現場、医療産業等に結びつく成果を英語で情報発信するWebレター「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」のVol.52を発行しました。
2012年より本学では、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin」を年3~4回発行。世界の大学・研究機関の研究者やマスコミ関係者等にニュースやトピックスを交えて配信し、本学の海外への情報発信を強化と国際的知名度の向上などを推進しています。
OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、強みある医療系分野の更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行しています。
本号では、大学院保健学研究科検査技術科学分野生体情報科学領域の廣畑聡教授らの、がん微小環境に関する新たな発見である、宿主由来細胞外マトリックスが腫瘍の成長を促進することを明らかにした研究成果について紹介しています。
廣畑教授、それに本学大学院医歯薬学総合研究科分子医化学分野の大橋俊孝教授、浅野恵一大学院生らの国際共同研究グループは、がん微小環境において、がん細胞ではなく周囲の宿主由来の細胞がたんぱく質の一種「バーシカン」を発現することで血管新生を促進し、がんの成長を促進していることを発見しました。今回の研究では、がん組織の中に周囲から自身の細胞が入り込んでバーシカンを分泌することに加えて、分解産物はその分布が変化(再配置)することが明らかとなりました。
この研究成果は、がん細胞以外の細胞を含んだ『がん微小環境』の重要性を示しています。つまり、がん細胞のみならず宿主の細胞が腫瘍成長を促進する役割を担っていることを示しており、今後のがん治療に新たな課題を提示しているといえます。さらに、これからのがん治療を考える上で、がん細胞自身に対する直接的な治療でなく免疫チェックポイント薬のような新たな治療戦略の開発が重要となってくることを示しています。

岡山大学は、平成25年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある分野の国際的な情報発信を力強く推進していきます。また、強みある医療系分野から生み出される成果を社会や医療現場が求める革新的技術として、より早く届けられるように研究開発を推進していきます。
なおOU-MRUは、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されています。

Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.52:
A protein found on the surface of cells plays an integral role in tumor growth and sustenance


<Back Issues:Vol.44~Vol.51>
Vol.44:
Protection from plant extracts (中性子医療研究センター 小野俊朗教授)
Vol.45:
Link between biological-clock disturbance and brain dysfunction uncovered (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)宝田剛志准教授)
Vol.46:
New method for suppressing lung cancer oncogene (大学院自然科学研究科(工学系) 世良貴史教授)
Vol.47:
Candidate genes for eye misalignment identified (大学院医歯薬学総合研究科(医学系) 松尾俊彦准教授)
Vol.48:
Nanotechnology-based approach to cancer virotherapy (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)藤原俊義教授)
Vol.49:
Cell membrane as material for bone formation (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)松本卓也教授)
Vol.50:
Iron removal as a potential cancer therapy (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)大原利章助教)
Vol.51:
Potential of 3D nanoenvironments for experimental cancer (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)江口傑徳助教)


<参考>
Okayama University e-Bulletin:

//www.okayama-u.ac.jp/user/kouhou/ebulletin/

【本件問い合わせ先】
広報・情報戦略室
TEL:086-251-7293
E-mail:www-adm@adm.okayama-u.ac.jp

 

本号で紹介した研究成果を担当した廣畑聡教授
 

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7437.html

【情報発信】新見市と寄付講座の設置に関する協定を締結

岡山大学と新見市は3月29日、寄付講座「岡山県北西部(新見)総合診療医学講座」の設置に関する協定を締結し、本学津島キャンパスで調印式を開催しました。

同協定は、地域医療に関する教育・研究拠点を設置することで、総合医など地域医療を担う医師などの養成や新見地区のニーズに即した医療に関する教育・研究を行うとともに、その成果の普及を行い、地域医療の向上に寄与することを目的としています。

調印式には本学の槇野博史学長をはじめ、新見市の池田一二三市長や関係者が出席。大学院医歯薬学総合研究科の那須保友研究科長が協定の概要について説明した後、槇野学長と池田市長が協定書に署名しました。槇野学長は「本学が推進しているSDGs(持続可能な開発目標)の一環であり、大学の使命である人材育成・地域貢献に繋がる」と述べ、池田市長は「地域医療の充実と発展に貢献し、地方創生の一助となる」と、寄付講座開設に対する期待を表明しました。

この寄付講座には専任教員2人(准教授、助教)を配置し、平成30年4月から設置期間5年間の予定で、地域医療・へき地医療の課題解決に向けた活動に取り組んでいきます。



協定書に署名する槇野学長(左)と池田市長


握手を交わす槇野学長と池田市長

2018年3月28日水曜日

【情報発信】Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.51 発行

岡山大学は3月16日、本学の強みである医療系分野の研究成果について、革新的な基礎研究や臨床現場、医療産業等に結びつく成果を英語で情報発信するWebレター「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」のVol.51を発行しました。
2012年より本学では、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin」を年3~4回発行。世界の大学・研究機関の研究者やマスコミ関係者等にニュースやトピックスを交えて配信し、本学の海外への情報発信を強化と国際的知名度の向上などを推進しています。
OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、強みある医療系分野の更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行。

本号では、大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)歯科薬理学分野の江口傑徳助教らの、さまざまながん細胞をもとに、三次元的に試験管内で作製したがんモデル=腫瘍オルガノイドの樹立に成功し、そのさまざまな特徴を明らかにした研究成果について紹介しています。
 「腫瘍オルガノイド研究」は、三次元的にがんを再現するため、より生体に近い解析が可能となる最新技術です。江口助教らは、転移性および治療抵抗性の高いがん細胞に由来する腫瘍オルガノイドを作成。それを解析することでがんの進展に必要なHSP90αタンパク質と細胞外小胞を盛んに分泌することが明らかとなりました。今後、がんの再発と転移のしくみが明らかにされ、新しい治療方法が開発されることが期待されます。


岡山大学は、平成25年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある分野の国際的な情報発信を力強く推進していきます。また、強みある医療系分野から生み出される成果を社会や医療現場が求める革新的技術として、より早く届けられるように研究開発を推進していきます。
なおOU-MRUは、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されています。

Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.51:
Potential of 3D nanoenvironments for experimental cancer


<Back Issues:Vol.43~Vol.49>
Vol.43:
Potential origin of cancer-associated cells revealed (大学院自然科学研究科(工学系) 妹尾昌治教授)
Vol.44:
Protection from plant extracts (中性子医療研究センター 小野俊朗教授)
Vol.45:
Link between biological-clock disturbance and brain dysfunction uncovered (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)宝田剛志准教授)
Vol.46:
New method for suppressing lung cancer oncogene (大学院自然科学研究科(工学系) 世良貴史教授)
Vol.47:
Candidate genes for eye misalignment identified (大学院医歯薬学総合研究科(医学系) 松尾俊彦准教授)
Vol.48:
Nanotechnology-based approach to cancer virotherapy (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)藤原俊義教授)
Vol.49:
Cell membrane as material for bone formation (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)松本卓也教授)
Vol.50:
Iron removal as a potential cancer therapy (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)大原利章助教)

 <参考>
Okayama University e-Bulletin:

//www.okayama-u.ac.jp/user/kouhou/ebulletin/

【本件問い合わせ先】
広報・情報戦略室
TEL:086-251-7293
E-mail:www-adm@adm.okayama-u.ac.jp

 

本号で紹介した研究成果を担当した江口傑徳助教
 

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7424.html

【情報発信】国連が年に一度開催するSDGsの世界会議で本学のSDGsに懸ける想いを世界に発信!

岡山大学はSDGs推進本部を設置し、全学を挙げて国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組んでいます。2017年は、国連大学サステイナビリティ高等研究所をはじめとする協力機関とともにSDGsの達成に向けた世界初の国際会議を岡山市で開催。さらには政府主催の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を国公立大学で唯一受賞するなど実績を積み重ねています。
今回、アワード受賞に関連して、受賞団体の取り組みを紹介する「国連SDGアクションキャンペーン(The United Nations SDG Action Campaign)」※1の年に一度開催する世界会議「持続可能な開発のためのグローバル・フェスティバル・オブ・アクション(The Global Festival of Action for Sustainable Development)」※2が3月21日~23日、ドイツ連邦共和国のボンで開催されました。

今年第2回目となる国連のSDGsの世界会議では、持続可能な開発のための2030アジェンダの実現に向けて活動する団体の代表ら約1,500人が世界中から参加しました。

会議では「Japan’s SDGs Award - SDG Studio, Global Festival of Action for Sustainable Development 2018」のセッションが設けられ、国連開発計画(UNDP)の国連 SDG アクションキャンペーン・グローバル・デレクターであるミッチェル・トゥーミィ(Mitchell Toomey)氏が司会を担当し、在ドイツ連邦共和国日本国大使館松田賢一公使がモデレーターを務めました。

岡山大学からは横井篤文副理事・上級UGAが登壇。横井副理事・上級UGAは、これまでの本学におけるSDGsにおける取り組みとともに岡山から世界に向けてSDGsを強く先導していくメッセージを発信。今回の登壇を終え「岡山地域および本学がこれまで長きにわたり推進してきた持続可能な開発のための取り組みは、あらためてSDGsによって世界的にも注目を集めるものであることが実感できた。今後は岡山として、日本として、メッセージを力強く世界へ伝えることが重要だ」と述べました。

岡山大学では引き続き全学でのSDGsを推進し、学内外の多様なステークホルダーとさらなる連携を深めつつ、これまで培ってきた本学ならびに岡山の地での特色ある取り組みを継続しつつ、槇野ビジョンの「実りの学都」を基礎として、岡山でしかできない特色あるSDGsを強力かつ、着実に推進していきます。

当日の様子はこちら(動画)
UN Web TV「Japan’s SDGs Award - SDG Studio, Global Festival of Action for Sustainable Development 2018」22 Mar 2018(英語)

「The United Nations SDGs Action Campaign」公式ツイッター:
https://twitter.com/sdgglobalfest


※1 「国連SDGアクションキャンペーン(The United Nations SDG Action Campaign)」
 国連事務総長の命を受け、国連開発計画が事務局となり、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)の普及活動を目的として、2015年に設立された国連主導の事業体のことです。

※2 「持続可能な開発のためのグローバル・フェスティバル・オブ・アクション(The Global Festival of Action for Sustainable Development)」
 国連SDGアクションキャンペーンの運営により、ドイツ連邦政府経済協力開発省(German. Federal Ministry for Economic Cooperation and Development; BMZ)の支援のもと年に一度ボンで開催される国連のSDGsにかかる世界会議です。2017年に第一回世界会議が開催され、持続可能な開発のための2030アジェンダの実現に向けて活動するビジネスリーダー、社会的な活動家、国連関係者、研究者、政府関係者、イノベーター、メディア関係者など世界中から1000人以上が参加します。世界会議は三日間に渡り開催され、全体会合と分科会、ならびにワークショップやネットワークイベント等を通して、実践的な取り組みの共有や参加者間の関係構築、ならびに今後のSDGsアクションのための議論を行います。

<参考>
岡山大学SDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」はこちら


【本件問い合わせ先】
グローバル・パートナーズ 副理事・上級UGA 横井篤文
TEL:086-251-8326

 

岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。



本学のSDGsに対する想いを伝える横井副理事・上級UGA(UN Web TVより)


Japan’s SDGs Award - SDG Studioの様子


トゥーミィ国連SDGアクションキャンペーン・グローバルディレクターと記念撮影
 

High Level Opening Plenaryの様子

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7420.html

2018年3月27日火曜日

【情報発信】岡山大学BRAVE 知財フォーラム2017 第3回を開催

岡山大学研究推進産学官連携機構知的財産本部は3月16日、「岡山大学知財フォーラム2017 第3回」として、岡山大学BRAVE「大学発ベンチャー発掘研修会」in 岡山大学を、津島キャンパスで開催しました。
フォーラムでは、Beyond Next Ventures株式会社の伊藤毅代表取締役社長が「岡山大学BRAVE」と題して講演。大学発ベンチャー創業時の検討事項や創意工夫など、自身の経験談を交えながら話しました。
また、参加した企業や銀行から、大学や地方自治体などと連携し、さまざまな知識やアイデアを取り入れるオープンイノベーションに関する活動などの報告があったほか、研究者による個別の技術内容のプレゼンテーションもありました。
参加した教職員、企業、銀行などの関係者らは、起業や技術の事業への活用について熱心に対話しました。

<今年度の知財フォーラム>
知財フォーラム2017 第1回:
岡山発のものづくり秘話
知財フォーラム2017 第2回:光り続ける企業とそれを目指して

【本件お問合わせ先】
研究推進産学官連携機構 知的財産本部
TEL:086-251-8472

 

竹内大二理事による開会あいさつ


講演する伊藤社長


熱心に聴き入る参加者ら

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7418.html
 

2018年3月26日月曜日

【情報発信】岡山大学SDGs推進本部を設置 SDGsの達成に貢献する岡山大学の活動を推進!

岡山大学は全学を挙げて国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組んでいます。2017年は、協力機関とともにSDGsの達成に向けた世界初の国際会議を岡山市で開催。さらには政府主催の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を国公立大学で唯一受賞するなど実績を積み重ねています。

今回、本学のSDGs達成の観点を取り入れた大学運営を進めるとともに、地域及び国際社会とのより一体的なパートナーシップ構築のための取り組みを推進することを目的として、「岡山大学SDGs推進本部」を2月28日、設置しました。


SDGs推進本部は、槇野博史学長を本部長として、SDGsの達成に貢献する本学の活動の推進に関することや地域、国際社会などとのパートナーシップ構築に関する企画立案や審議などの業務を行います。

SDGs推進本部には、業務に関わる事項を審議する「運営会議」(議長は本部長)と推進本部から諮問された事項を検討し企画・立案するための「企画会議」が設けられています。初会合となる28日の運営会議では、本部のメンバーと企画会議の議長を指名。企画会議の議長には、狩野光伸副理事・大学院医歯薬学総合研究科教授が指名されました。
さらに、今後のSDGs達成の観点を取り入れた大学運営のあり方について意見交換が行われ、具体的な企画の立案が企画会議で集約されることになりました。
今後、学内外の多様なステークホルダーとさらなる連携を深めつつ、これまで培ってきた本学ならびに岡山の地での特色ある取り組みを継続しつつ、槇野ビジョンの「実りの学都」を基礎として、岡山でしかできない特色あるSDGsを強力かつ、着実に推進していきます。

<参考>
岡山大学SDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」はこちら


【本件問い合わせ先】
岡山大学SDGs推進本部
TEL:086-251-7754(岡山大学総務・企画部大学改革推進室)




岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。



SDGs推進本部長と運営会議議長を務める槇野学長


運営会議で議論を行うメンバーら


SDGs推進企画会議の議長に指名された狩野副理事・教授
 

SDGsのロゴマーク(国連広報センターホームページより)

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7400.html

2018年3月23日金曜日

【情報発信】集え!理学部&大学院卒業生 関東圏同窓会「岡山大学理学部同窓会関東支部設立会」を開催

岡山大学は、1949年に数多くの方々の多大なる支援のもと、総合的な教育研究組織と高度な学術水準を持つ国立大学として設立され、すでに10万人余の有為な人材を世に送りだしてきました。その間、60有余年に渡りその卒業生を中心に、各学部・学科にそれぞれの同窓会が組織され、同窓生間の強固な結束を育んできました。
今回、本学の理学部の関東圏における同窓生組織の強化と人的ネットワークのさらなる充実などを目的に「岡山大学理学部同窓会関東支部設立会」が3月12日、本学東京オフィス(東京都中央区)にて開催されました。

関東圏における理学部同窓会は、3年ほど前から東京オフィスを拠点に
本学Alumni(全学同窓会)東京支部幹事を務める米森重明氏(理学部化学科卒)を中心に関東支部設立の準備を進めてきました。今回の設立会では米森氏の他に、関東圏に在住する理学部卒業生である久山康弘氏(数学科)、小西武四氏(化学科)、河田清氏(化学科)、鳥居研志氏(化学科)、日高康博氏(化学科)、平岡孝司氏(化学科)が参加。また、東京駐在の佐藤法仁副理事・URAと宮道力東京オフィスマネージャー・准教授が陪席しました。

会では、会則などの運営体制や卒業生の勧誘方法のあり方などについて議論が交わされました。また、理学部同窓会関東支部の設立を本年4月1日とすることや、それに合わせた今後のスケジュールなどについても話し合いが行われました。


4月1日設立予定の理学部同窓会関東支部は、理学部の数学科、物理学科、化学科、生物学科、地球科学科の5つの学科とその大学院の卒業生で、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、栃木県、群馬県ほか、その周辺に在住か勤務をしている同窓生が対象となります。

7月に開催予定のAlumni東京支部総会終了後に、本年度の初総会を開催する予定です。理学部およびその大学院を卒業し、関東地区に在住もしくは勤務されている同窓生は、是非お気軽に東京オフィスにお問い合わせください。

<参考>

岡山大学Alumni(全学同窓会)
岡山大学Alumni(全学同窓会)支部
岡山大学理学部同窓会

【本件問い合わせ先】
岡山大学東京オフィス オフィスマネージャー・准教授 宮道力
TEL:03-6225-2905

 

Alumni東京支部幹事を務める米森氏


話し合いを行う理学部卒業生ら


理学部同窓会関東支部設立会に参加した卒業生ら

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7401.html

【情報発信】Okayama University e-Bulletin Vol.21を発行

岡山大学は3月19日、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin Vol.21」を発行しました。
e-Bulletinは、海外への情報発信を強化し、本学の国際的知名度を高めるため、2012年より発行しており、メーリングリスト等を利用し、世界の研究者等にニュースやトピックスを配信しています。

e-Bulletinはこちらからご覧いただけます。

Vol.21は、本学と国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)とRCE岡山が昨年12月に開催した、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマにしたRCE第1回世界会議など、本学のSDGsに対する取り組みを紹介しています。ぜひご覧ください。

【本件問い合わせ先】
総務・企画部 広報・情報戦略室
TEL:086-251-7292



岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。


e-Bulletin Vol.21

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7402.html

【情報発信】敗血症の診断・治療に新たな道筋 血漿タンパク質HRGが予後予測マーカーや精度の高い診断検査となり得る

敗血症の診断・治療に新たな道筋 血漿タンパク質HRGが予後予測マーカーや精度の高い診断検査となり得る

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の森松博史教授(麻酔・蘇生学)と西堀正洋教授(薬理学)らの研究グループは、臨床研究として集中治療室に入室した患者さんから、血液を採取し、血漿タンパク質Histidine-rich glycoprotein (HRG)を測定しました。その結果、健康成人と比較して重症患者ではHRGが有意に低く、さらに敗血症患者ではその他の重症患者よりも大きくHRGが低下していることを見いだしました。

また、敗血症によるHRGの低下は既存の敗血症診断検査(プロカルシトニン、プレセプシン)と比較してもより精度の高い診断検査となり得ること発見しました。さらに集中治療室入室時のHRGの低下は患者さんの28日死亡率とも大いに関係があり、HRGが敗血症患者の診断だけでなく予後予測マーカーとなり得ることを示しました。
本研究成果は3月15日、科学誌「Critical Care Medicine」に掲載されました。
本臨床研究は、2016年発表されたマウス敗血症モデルでの病態解析結果が人でも適用できる可能性を強く示唆しています。診断薬・創薬が組み合わさることにより、実臨床でも充分効果の期待できる治療法が確立する可能性があります。
 
 

 
<論文情報等>
タイトル:Decrease in Histidine-Rich Glycoprotein as a Novel Biomarker to Predict Sepsis Among Systemic Inflammatory Response Syndrome.著者:Kuroda K, Wake H, Mori S, Hinotsu S, Nishibori M, Morimatsu H.
掲載誌:Critical Care Medicine 2018 46(4):570-576.

<詳しい研究内容について>

敗血症の診断・治療に新たな道筋 血漿タンパク質HRGが予後予測マーカーや精度の高い診断検査となり得る


<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(医)
麻酔・蘇生学 教授 森松 博史
(電話番号)086-235-7324
(FAX番号)086-235-6984


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id528.html

【情報発信】歯周炎進行のメカニズムの一端を解明〜歯周炎による骨吸収が抗HMGB1抗体投与により抑制〜

歯周炎進行のメカニズムの一端を解明〜歯周炎による骨吸収が抗HMGB1抗体投与により抑制〜

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の平田千暁医員(当時)、山城圭介助教、高柴正悟教授(以上、歯周病態学分野)と西堀正洋教授(薬理学分野)の研究グループは、歯周炎の進行に炎症メディエーターであるHMGB1(High Mobility Group Box 1)が関与していることを明らかにしました。本研究成果は3月12日、米国の科学雑誌「Infection and Immunity」に掲載されました。
本研究グループは、炎症刺激によって歯肉上皮細胞やマクロファージ様細胞からHMGB1が分泌されることに着目し、その働きを阻害する抗HMGB1抗体を歯周炎モデルマウスに投与して、歯周炎による骨吸収の影響を確認しました。その結果、抗体を投与すると、歯肉上皮細胞ではHMGB1の核外への移行が阻害され、歯周炎による炎症が抑制されました。
また、好中球の遊走度と炎症性サイトカインの産生量も減少し、その結果、歯周炎による骨吸収量が減少しました。以上のことから、歯周炎の進行にHMGB1が関与していることが明らかとなりました。今後は、HMGB1を阻害する抗炎症剤など治療薬への応用が期待されます。



抗HMGB1抗体投与によるHMGB1核外移行の抑制
健常群ではHMGB1は歯肉上皮の核内に局在する(図1G)。歯周炎が生じるとHMGB1は核外へ移行するが(図1H)、抗体投与により濃度依存的に核内へ局在する割合が増加する(図1I,J)

抗HMGB1抗体投与による炎症抑制
対照抗体群では歯周炎による強い炎症反応が見られる(図2B,F)。抗HMGB1抗体投与により濃度依存的に炎症は抑制される(図2C,D,G,H)。

抗HMGB1抗体投与による好中球集積と骨吸収の抑制
対照抗体群では著しい好中球の集積が見られるが、抗HMGB1抗体投与により濃度依存的に集積数は減少する(図3A)。対照抗体群では歯槽骨量が減少するが、抗HMGB1抗体投与により濃度依存的に減少量は低下する(図3B)。

<論文情報等>
論文名:Anti-HMGB1 neutralizing antibody attenuates periodontal inflammation and bone resorption in a murine periodontitis model掲載誌:IInfection and Immunity
著 者:Chiaki Yoshihara-Hirata, Keisuke Yamashiro, Tadashi Yamamoto, Hiroaki Aoyagi, Hidetaka Ideguchi, Mari Kawamura, Risa Suzuki, Mitsuaki Ono, Hidenori Wake, Masahiro Nishibori, Shogo TakashibaDOI:10.1128/IAI.00111-18.

<詳しい研究内容について>

歯周炎進行のメカニズムの一端を解明〜歯周炎による骨吸収が抗HMGB1抗体投与により抑制〜

<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
歯周病態学分野
助教 山城 圭介
(電話番号)086-235-6678
(FAX番号)086-235-6679


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id529.html

【情報発信】抜歯後の骨治癒を促進し炎症反応を制御する分子を発見

抜歯後の骨治癒を促進し炎症反応を制御する分子を発見



岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の青柳浩明大学院生、山城圭介助教、高柴正悟教授(歯周病態学分野)と西堀正洋教授(薬理学)の研究グループは、抜歯後の骨治癒に炎症メディエーターであるたんぱく質「HMGB1(High Mobility Group Box 1)」が関与していることを明らかにしました。本研究成果は1月27日、英国の科学雑誌「Journal of Cellular Biochemistry」に掲載されました。
本研究グループは、抜歯後の周囲組織からHMGB1が分泌されることに着目。その働きを阻害する抗HMGB1抗体をマウスに投与して、抜歯後の治癒への影響を確認しました。その結果、抗体を投与すると、歯肉上皮細胞と周囲の炎症性細胞ではHMGB1の核外への移行が阻害され、抜歯後初期の炎症が抑制されました。その影響によって、抜歯窩での血管や骨の新生が遅延して、抜歯後の骨治癒が遅延しました。これらのことから、抜歯後の骨治癒に必要な炎症反応をHMGB1分子が制御していることが明らかになりました。今後の治療薬への応用が期待されます。
 

抜歯周囲組織におけるHMGB1の動態
HMGB1は、非抜歯群(健常群)では、歯肉上皮細胞の核内に局在していた(図1B,C)。抜歯後1日目の対照抗体群の抜歯窩組織では、歯肉上皮細胞と炎症性細胞の核内よりも細胞質内さらには細胞外に存在していた(図1E,F,G,H)。しかし、抗HMGB1抗体群の抜歯窩組織では、歯肉上皮細胞と炎症性細胞の核内に局在したままであった(図1J,K,L,M)。

抜歯窩周囲組織における抗HMGB1抗体の抗炎症効果
抜歯窩組織において好中球の殺菌能に関係するミエロペルオキシダーゼ(MPO)の活性を調べて、初期の炎症度を調べた。その結果、抗HMGB1抗体群の値は、対照抗体群と比較して、抜歯後3日目に有意に低かった。しかし、抜歯後1,5,7日目では差がなかった(図2A,B)。すなわち、抗HMGB1抗体の投与によって抜歯後の初期の炎症が抑制されたことが明らかとなった。

抗HMGB1抗体投与が抜歯窩の新生歯槽骨に及ぼす影響
抜歯後7日目に新生歯槽骨の面積を調べた。その結果、抗HMGB1抗体群では、対照抗体群と比較して、新生歯槽骨の面積が有意に少なかった(図3A,B)。

<論文情報等>
論文名:HMGB1-induced inflammatory response promotes bone healing in murine tooth extraction socket.掲載誌:Journal of Cellular Biochemistry
著者:Hiroaki Aoyagi, Keisuke Yamashiro, Chiaki-Hirata Yoshihara, Hidetaka Ideguchi, Mutsuyo Yamasaki, Mari Kawamura, Tadashi Yamamoto, Shinsuke Kochi, Hidenori Wake, Masahiro Nishibori, Shogo Takashiba
DOI:10.1002/jcb.26710
Homepage:
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jcb.26710/abstract;jsessionid=B4D84E36EC3C504E40127E9574FEAB8B.f03t03

<詳しい研究内容について>
抜歯後の骨治癒を促進し炎症反応を制御する分子を発見

<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
歯周病態学分野
助教 山城圭介
(電話番号)086-235-6678
(FAX番号)086-235-6679


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id530.html

【情報発信】骨形成と脂肪細胞分化の両方を調節する重要な因子を解明

骨形成と脂肪細胞分化の両方を調節する重要な因子を解明

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(口腔形態学分野)の岡村裕彦教授、池亀美華准教授、内部健太助教と徳島大学大学院医歯薬学研究部(口腔保健教育学分野)吉田賀弥講師と中国医科大学(中国遼寧省瀋陽市)の国際共同研究グループは、骨芽細胞に発現し、骨形成と脂肪細胞の分化の両方を調節する因子について解析を行い、蛋白質脱リン酸化酵素 PP2Aが重要な働きをもつことを明らかにしました。本研究成果は2017年11月8日、欧州の科学雑誌「Molecular and Cellular Endocrinology」に掲載されました。
本研究では、PP2Aが骨量や骨密度の調節をするとともに、骨芽細胞によって分泌される脂肪細胞分化調節因子も制御することを見出しました。骨や脂肪形成におけるPP2Aの詳細な役割やメカニズムを解明することは、高齢化にともなう骨粗鬆症や骨髄※3の脂肪化を抑制するための予防法開発にも重要な知見を与えることが期待されます。

<論文情報等>
論文名:Reduction of protein phosphatase 2A Cα promotes in vivo bone formation and adipocyte differentiation.掲載誌:Molecular and Cellular Endocrinology
著者:Kaya Yoshida, Jumpei Teramachi, Kenta Uchibe, Mika Ikegame, Lihong Qiu, Di Yang, Hirohiko Okamura DOI:org/10.1016/j.mce.2017.11.005

発表論文はこちらからご覧いただけます。

http://org/10.1016/j.mce.2017.11.005

<詳しい研究内容について>
骨形成と脂肪細胞分化の両方を調節する重要な因子を解明

<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
口腔形態学分野
教授  岡村裕彦
(電話番号)086-235-6630
(FAX番号)086-235-6634


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id531.html

2018年3月20日火曜日

【情報発信】岡山大学SDGsアクションの加速を目指して -公益財団法人フォーリン・プレスセンター赤阪清隆理事長と意見交換を実施-

岡山大学は全学を挙げて国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組んでいます。2017年は、協力機関とともにSDGsの達成に向けた世界初の国際会議を岡山市で開催。さらには政府主催の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を国公立大学で唯一受賞するなど実績を積み重ねています。

今後の本学のSDGsの取り組みを加速し、持続可能な開発に協同できる戦略的なシステム作りを強化することを目的として、槇野博史学長らは2月22日、
公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)東京都千代田区)の赤阪清隆理事長を訪問しました。訪問には槇野学長のほか、佐藤法仁副理事・URA、横井篤文副理事・上級UGA、狩野光伸副理事・大学院医歯薬学総合研究科教授も参加しました。
赤阪理事長は、これまでに国連日本政府代表部大使や経済協力開発機構(OECD)事務次長、さらには2007年から2012年まで国連の広報担当事務次長(広報局長)などを歴任しています。国連時代には、世界各国の高等教育機関同士の連携や国連に委託された業務・活動に教育機関が参加できる仕組みなどを提供する「国連アカデミック・インパクト」(UN Academic Impact)の運営にも深く関わっていました。

槇野学長は、本学のこれまでのSDGsの取り組みや国連アカデミック・インパクトとの関係のあり方について説明。また、佐藤副理事と狩野副理事は、SDGsを学内外に定着させつつ、具体的な社会課題の発見や解決、そして、その活動の共感を生む試行案などについて説明しました。赤阪理事長は、国連アカデミック・インパクトの成り立ちやその効果などについて紹介。本学のSDGsの取り組みとの親和性や可能性などについて述べ、槇野学長らとともに本学がより明確にSDGsを通して世界に対して何ができるのかについて意見交換を行いました。


岡山大学では、
槇野ビジョンのもと、SDGsを大学の中心の一つにおいて活動しています。今回の意見交換で得られた知見を、岡山でしかできない特色ある取り組みへ埋め込み、地域と世界の課題解決を着実に進めていきます。

<過去の開催>

岡山大学SDGsアクションを目指して、国連広報センターと意見交換を実施
岡山大学SDGsアクションを目指して、国連大学サステイナビリティ高等研究所と意見交換を実施
岡山大学SDGsアクションの加速を目指して、国連大学サステイナビリティ高等研究所と意見交換を実施


【本件問い合わせ先】
副理事(企画・評価・総務担当)・URA 佐藤法仁
TEL:03-6225-2905(岡山大学東京オフィス)




岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。


意見交換に参加した、横井篤文副理事・上級UGA、狩野光伸副理事・教授、槇野博史学長、赤阪清隆理事長、佐藤法仁副理事・URA(左から)


SDGsのロゴマーク(国連広報センターホームページより)

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7399.html

【情報発信】FOCUS ON(Vol.7)「COPD患者の声に耳を傾ける」 発行

岡山大学は3月19日、さまざまな分野のユニークな研究者に焦点を当て、研究内容やその人柄を紹介する「FOCUS ON」のVol.7を発行しました。

岡山大学は11学部・1コース、1プログラム、7研究科、3研究所を有しており、幅広い学問領域をカバーしています。
今回は、大学院保健学研究科の森本美智子教授の研究活動について紹介しています。

タバコの煙が90%以上の原因で発症する慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease : COPD)。国内における認知度調査では75%もの人がCOPDを知らないと答えていますが、世界では死亡原因第4位の疾患です。日常生活の中で患者は息切れなどの症状を上手くマネジメントしていくことが必要で、その支援の充実は喫緊の課題です。
大学院保健学研究科の森本教授らの研究グループは「呼吸器看護研究検討会」を発足し、COPD患者を含む慢性呼吸器疾患(CRD)患者を対象にした息切れに関する全国調査を行いました。日本におけるCOPD患者の息切れの実態とは? また、その結果から見えてくるものとは?ぜひご覧ください。

FOCUS ON(Vol.7):
COPD患者の声に耳を傾ける

<Back Issues>
Vol.6:
データ科学で食糧危機に対抗する
Vol.5:“クニヨシズム”に倣う教育精神
Vol.4:体内時計の不思議に迫る
Vol.3:キリスト教修道制研究とグローバルヒストリーへの展望
Vol.2:イメージの中の建築物を読み解く
Vol.1:身近な液体「水」の謎に迫る


<参考:研究系web国際広報>
Okayama University e-Bulletin
Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)

【本件問い合わせ先】
広報・情報戦略室
TEL:086-251-7292


 

岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。



森本教授


血液中の酸素濃度を測定する機器

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7393.html

2018年3月16日金曜日

【情報発信】大学院環境生命科学研究科がベトナムに海外事務室を開室


岡山大学大学院環境生命科学研究科は3月9日、ベトナム・ホーチミン市第3区に海外事務室を開室し、同日、開室式を行いました。
この事務室は、ベトナム・ドンナイ省科学技術局とのさらなる交流強化の一環として、同局の全面的な理解のもと、開室に至りました。
開室式には、同研究科の舟橋弘晃研究科長のほか、ドンナイ省科学技術局とホーチミン市・ノンラム大学の関係者らが出席。また、ノンラム大学で3月5日から2週間の予定で実施しているサマースクールで講師を担当している5人の気鋭の若手教員や、3月5日からノンラム大学とドンナイ省科学技術局において海外農場体験実習を行っている本学農学部の4人の学生と引率教員も出席し、開室を祝いました。
 

開室式終了後に開催した祝賀会には、ベトナム社会主義国科学技術省南部地域国家オフィス統括局長のPham Xuan Da(パム クアン ダ)博士、ドンナイ省科学技術局長のPham Van Sang(パム ヴァン サン)博士、ノンラム大学国際交流部長のNguyen Ngoc Thuy(グエン ンゴック トィ)博士、同大学環境資源学部長のLe Quoc Tuan(レ クォック トゥアン)博士、バンヒィエン大学研究国際交流課長Dang Thi Kim Dan(ダン チ キム ダン)女史も出席。開室を祝うとともに、今後のさらなる交流や共同研究の可能性について歓談しました。

<参考>
プレスリリース:環境生命科学研究科がベトナムに海外事務室を開設 サマースクールを開催

【本件問い合わせ先】
大学院環境生命科学研究科 研究科長 舟橋 弘晃
TEL:086-251-8329

 


開室式での記念撮影

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7391.html

【情報発信】津山商工会議所との包括的連携・協力に関する協定を締結

岡山大学は3月13日、津山商工会議所との包括的連携・協力に関する協定を締結しました。
同協定は、津山市をはじめとした岡山県北地域の未来の人材育成と持続可能な地域社会の再構築に向けて、津山商工会議所と連携し、地域の人づくりと地方創生に取り組むことを目的としています。また、岡山大学が全学を挙げて推進しているSDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献にも寄与するものです。

同日、旧事務局庁舎で行われた調印式には、槇野博史学長、松田欣也津山商工会議所会頭らが出席。二者間で協定書に署名し、調印を行いました。槇野学長は「本学が有する知や人材と美作国圏域が有する資源の活用の最大化を図りながら、美作国地域の持続可能な新しい地域社会の形成に繋がることを期待している」と話しました。


今後は、津山商工会館内に岡山大学に関する県北の総合窓口を設置し、地方創生の深化と地域の人材育成及び確保に向けた取り組みを推進していきます。

【本件問い合わせ先】
総務・企画部総務課
TEL: 086-251-7007

 

協定書に署名している槇野学長(右)と松田会頭


協定書署名後の記念撮影

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7390.html

【情報発信】Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.50 発行

岡山大学は2月27日、本学の強みである医療系分野の研究成果について、革新的な基礎研究や臨床現場、医療産業等に結びつく成果を英語で情報発信するWebレター「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」のVol.50を発行しました。

2012年より本学では、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン
「Okayama University e-Bulletin」を年3~4回発行。世界の大学・研究機関の研究者やマスコミ関係者等にニュースやトピックスを交えて配信し、本学の海外への情報発信を強化と国際的知名度の向上などを推進しています。
OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、強みある医療系分野の更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行。

本号では、
大学院医歯薬学総合研究科(医学系)免疫病理学分野の大原利章助教同研究科消化器外科学分野の二宮卓之助教らの、がん細胞内の鉄を制御することで幹細胞性が喪失する研究成果について紹介しています。
大原助教と二宮助教らの研究グループは、本学大学院自然科学研究科の妹尾昌治教授が樹立した「マウスiPS細胞由来のがん幹細胞モデル」を用いて、鉄キレート剤で細胞内の鉄(Fe)を減らすと幹細胞性が喪失することを世界で初めて発見しました。
私たちの生命を脅かすことのあるがんに対する治療には、さまざまな方法があります。その中でがんが治療に“抵抗”する原因として、がんの腫瘍内に幹細胞性を持つがん細胞である「がん幹細胞」が存在することが考えられています。しかし、がん幹細胞に対して、有効な治療法はありません。この問題を解決するために大原助教らは鉄に注目。鉄は生体にとって必須の微量元素ですが、過剰になると発がんを引き起こすことが知られています。がんも生体内の鉄を巧みに利用して、生存していると考えられており、がん細胞内の鉄を制御することは、がんの生存を脅かしていると考えられます。今後、がんの新規治療法になり得ると考えられます。

岡山大学は、平成25年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある分野の国際的な情報発信を力強く推進していきます。また、強みある医療系分野から生み出される成果を社会や医療現場が求める革新的技術として、より早く届けられるように研究開発を推進していきます。
なおOU-MRUは、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されています。

Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.50:
Iron removal as a potential cancer therapy


<Back Issues:Vol.43~Vol.49>
Vol.43:
Potential origin of cancer-associated cells revealed (大学院自然科学研究科(工学系) 妹尾昌治教授)
Vol.44:
Protection from plant extracts (中性子医療研究センター 小野俊朗教授)
Vol.45:
Link between biological-clock disturbance and brain dysfunction uncovered (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)宝田剛志准教授)
Vol.46:
New method for suppressing lung cancer oncogene (大学院自然科学研究科(工学系) 世良貴史教授)
Vol.47:
Candidate genes for eye misalignment identified (大学院医歯薬学総合研究科(医学系) 松尾俊彦准教授)
Vol.48:
Nanotechnology-based approach to cancer virotherapy (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)藤原俊義教授)
Vol.49:
Cell membrane as material for bone formation (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)松本卓也教授)


<参考>
Okayama University e-Bulletin

//www.okayama-u.ac.jp/user/kouhou/ebulletin/

【本件問い合わせ先】
広報・情報戦略室
TEL:086-251-7293
E-mail:www-adm@adm.okayama-u.ac.jp
 

本号で紹介した研究成果を担当した大原利章助教と二宮卓之助(右)

既存の抗がん剤では、増殖性を抑えられても、癌幹細胞の抑制が難しいため、再発などを引き起こします。鉄キレート剤の使用では、増殖性と癌幹細胞性の両方の低下が認められます
 

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。
また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7380.html

【情報発信】岡山大学SDGsアクションの加速を目指して -国連大学サステイナビリティ高等研究所と意見交換を実施-

岡山大学は全学を挙げて国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組んでいます。2017年は、協力機関とともにSDGsの達成に向けた世界初の国際会議を岡山市で開催。さらには政府主催の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を国公立大学で唯一受賞するなど実績を積み重ねています。今回、今後の本学のSDGsの取り組みを加速し、持続可能な開発に協同できる戦略的なシステム作りを強化すること目的として、槇野博史学長らが2月22日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)(東京都渋谷区)を訪問しました。

訪問には槇野学長のほかに、佐藤法仁副理事・URA、横井篤文副理事・上級UGA、狩野光伸副理事・大学院医歯薬学総合研究科教授も参加し、国連大学サステイナビリティ高等研究所の竹本和彦所長らと会談しました。


槇野学長は会談で、本学のこれまでのSDGsの取り組みについて説明。佐藤副理事と狩野副理事は、SDGsを学内外に定着させつつ、具体的な社会課題の発見や解決、そして、その活動の共感を生む試行案などについて説明しました。竹本所長は、これまで積み上げてきた本学の実績に対して、常に自分たちがSDGsを先導しているという気概を持ち、多様な国内外のステークホルダーと連携を加速させていくことの重要性などを述べ、槇野学長らとともに本学がより明確に世界に対して何ができるのかについて意見交換を行いました。


岡山大学では、
槇野ビジョンのもと、SDGsを大学の中心の一つにおいて活動しています。今回の意見交換で得られた知見を、岡山でしかできない特色ある取り組みへ埋め込み、地域と世界の課題解決を着実に進めていきます。

<過去の開催>

岡山大学SDGsアクションを目指して、国連広報センターと意見交換を実施
岡山大学SDGsアクションを目指して、国連大学サステイナビリティ高等研究所と意見交換を実施

【本件問い合わせ先】
副理事(企画・評価・総務担当)・URA 佐藤法仁
TEL:03-6225-2905(岡山大学東京オフィス)


 

岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。


意見交換に参加した、佐藤法仁副理事・URA、竹本和彦所長、槇野博史学長、狩野光伸副理事・教授、横井篤文副理事・上級UGA(左から)


SDGsのロゴマーク(国連広報センターホームページより)

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7374.html

【情報発信】文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」中間報告シンポジウム 岡山大学「PRIMEプログラム」を開催

岡山大学は3月2日、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」の対象に選定された本学の構想「PRIMEプログラム:世界で活躍できる『実践人』を育成する!」について、「ともに育て、グローバルに活躍する高度実践人-PRIMEプログラムの深化・発展とSDGs-」と題して、中間報告シンポジウムを創立五十周年記念館で開催しました。大学関係者や一般市民ら約150人が来場しました。

第一部では、文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室の進藤和澄室長があいさつ。本事業の開始から3年半が経過した37大学による中間評価結果の総括があったほか、本学が学長のリーダーシップのもと全学一丸となった取り組みを実施している点が評価されて、中間評価においてA評価を受けたことや、本プログラムに対する今後の期待などについて紹介しました。

また、槇野博史学長からPRIMEプログラムの取り組み状況についての報告があり、今後は本プログラムに現代社会の課題であるSDGsへの貢献を掛け合わせ、さらに深化・発展させることが宣言されました。
さらに基調講演では、国際連合大学サステイナビリティ高等研究所の竹本和彦所長が、岡山大学の主導的な活動が他大学のモデルとして提示されるべきであることや、RCE岡山の主要構成団体として貢献を期待すること、ProSPER.Net(アジア太平洋環境大学院ネットワーク)の加盟大学として、他の大学との共同事業を展開できる機会を十分に活かし、PRIMEプログラムを通じて世界に貢献してほしいことなどを述べました。

第二部では、芸術界や経済界、海外協定校などからパネリストを招き、「これからの持続発展社会への道をグローバルに拓く高度実践人の育ち方、育て方」をテーマにパネルディスカッションを実施しました。

佐野寛理事・副学長(教育担当)のファシリテートのもと、本学グローバル人材育成特別コースに所属する環境理工学部4年生の長澤諒祐さんと国際インターンシップに参加した文学部4年生の瀬崎景己さん、グローバル・ディスカバリー・プログラム1年生のパンディタ スサムポンさんが実践体験談や今後の期待などを発表しました。
さらに、大学院教育学研究科の高岡敦史講師によるルーブリックで検証する高度実践人の成長過程の紹介や岡山経済同友会の松田久代表幹事によるステークホルダーからの提言、タイ・カセサート大学食品開発研究所のソンバット チナウォン所長による成果報告などがあり、活発な意見交換が繰り広げられました。
コメンテーターは大原美術館の大原あかね理事長が務め、本プログラムの取り組み実績と、今後の期待などについてコメントしました。
シンポジウムの前日には、ソンバット所長が槇野学長、神崎浩理事・副学長(国際担当)、木村邦生環境理工学部長を表敬訪問し、学生交流などについて意見交換を行いました。また、シンポジウム終了後には、進藤室長が本学のソーシャル・ラーニング・スペース、L-caféを視察し、留学生と意見交換等を行いました。


岡山大学は本シンポジウムの成果を今後の事業実施に反映させるとともに、文部科学省による中間評価結果へ対応するため、学長のリーダーシップの下、大学一丸となって「大学改革」や「国際化」に取り組んでいきます。


【本件問い合わせ先】
総務・企画部大学改革推進室
TEL:086-251-7754


 

岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。


槇野学長による事業報告


竹本所長による基調講演


パネルディスカッションの様子
 

L-caféで留学生らと意見交換する進藤室長(左)

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7367.html