2025年6月4日水曜日

【岡山大学】ハーバード大学等のアメリカの大学・研究機関に在籍する研究者の対応について

総額4億円程度の経費(助教職55人程度の雇用経費)で、厳格な研究IR等に基づく選考を実施。大学間同士の「支援の張り合い合戦」で、優秀な日本人研究者が見落とされないように。

 

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、アメリカ・ハーバード大学(Harvard University)をはじめとする同国の大学・研究機関に対するアメリカ政府の対応について、留学生(大学生・大学院生)への対応とともに、在籍中の研究者についても、本学は対応の準備を進めています。


 現時点で決定している本学の研究者対応は、研究戦略や国立大学法人経営等の受け入れ側判断から、下記のとおりです。

 ① 総額4億円程度の経費を用意します(助教職で55人程度の雇用に相当)
 ② 厳格な研究IR等に基づく選考により優秀な研究者を対象に受け入れます
 ③ 本学の研究力・イノベーション創出強化等の点から「岡山大学長期ビジョン2050」と「岡山大学最重点研究分野」に大きく貢献することを重視します

 本学は、優秀な研究者を世界中から集めることは、研究大学として重要であると考えています。今回の事態は、本学だけではなくわが国の大学・研究機関等が世界から優秀な研究者を獲得する際の課題等をより明確にできることや、新しい人材獲得の手段を見出す機会になるかもしれません。本学は、わが国のみならず世界の優秀な研究者らを獲得することで、研究力・イノベーション創出強化を図るとともに、受け入れを表明している国内外の大学・研究機関等との連携を進めたいと考えています。


 また、上に記載のとおり厳格な研究IR等に基づく選考を行います。これはハーバード大学等のアメリカの大学・研究機関等に在籍している研究者が、必ずしも本学よりも高い研究能力を有しているとは限らないため、戦略性のない「支援」の実施により、本当に必要としている優秀な研究者の獲得を逸すること、さらには国内外の優秀な日本人研究者にとって不利になることがあってはならないと考えてのことです。そのため、特別扱いをしない、しっかりとした選考を実施します。


 なお留学中の学部生・大学院生への対応については、2025年5月28日に公表したとおりです。


 岡山大学は研究ファーストの大学として、優秀な研究者を世界中から獲得することはもちろんのこと、今回のような事態に対して柔軟かつ迅速に対応できる大学経営のあり方、能力も備えておくべきであると強く考えています。

 

 

〇那須保友学長のコメント

 先日公表した留学中の学部生・大学院生への対応に続き、このたび、研究者に対する方針についても整理しました。私は国立大学法人岡山大学を預かる責任者として、不確実なものに左右されることなく、私たちのありたい姿を実現するために共に汗を流し、ワクワクドキドキしてくれる優秀な研究者を招きたいと考えています。また、大学間同士が「支援の張り合い合戦」になり、本当に必要な研究環境の強化や優秀な日本人研究者への対応が後回しになってもいけないと思います。そのため、研究者には、厳格な研究IR等に基づく選考を実施します。
 今回の事態は、極めて難しい財政状態下の国立大学法人等の大学が、世界から優秀な研究者らを招聘する際の課題などもより浮き彫りになったと思います。これは単に資金の面だけでなく、現行の諸規則等にも課題があるかもしれません。国内外の政府・大学・研究機関等はどのような対応をしているのか、したのかという点をしっかり検証し、大学経営に生かすこと、政策提言などを行うことなどが本学だけではなくわが国の科学技術・イノベーション強化等の観点からも重要だと考えます。
 岡山大学は文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学として、研究ファーストの大学として歩みを強めており、本年4月には人事の基本方針も大きく変えています。今回の事態にもしっかりと対応し、研究大学としての役割を果たしていきます。

 どうぞ本学のみならず、対応を表明している大学・研究機関等へのご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

那須保友学長

 

 

◆参 考

・国立大学法人岡山大学

 https://www.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/

・岡山大学J-PEAKS

 https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学ビジョン3.0・岡山大学長期ビジョン2050

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html

 

 

◆参考情報1

・【岡山大学】ハーバード大学に留学中の学部生・大学院生への対応について(第1報)

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003140.000072793.html

 

 

◆参考情報2

・文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

・「岡山大学最重点研究分野」を制定~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001601.000072793.html

・【岡山大学】地域中核・特色ある研究大学の強化と岡山大学ビジョン2050の実現にむけて「人事基本方針」を公開しました

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003067.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学 総務部 広報課
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟

 E-mail:www-adm◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※◎を@に置き換えてください

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14284.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003002.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003149.000072793.html

「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.13刊行~「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に関連する岡山大学の社会変革の取り組みなどを月刊で発信!~

 

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2023年12月22日に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されました。本事業はこれまでにない規模の大型の大学支援事業(1件あたり約5年間で55億円)であり、我が国全体の研究力の発展等を牽引する研究大学群を形成するものです。


 岡山大学では、岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向け、J-PEAKSの趣旨に共感し、これを活用するとともに、さまざまなステークホルダーとともに研究力強化・イノベーション創出戦略を強力に推進しています。


 これらの取り組みを中心とした本学の活動状況をタイムリーにお知らせする「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の第13号を2025年5月14日に発行しました。


 本号では、前号に引き続きJ-PEAKSの取り組みに深く関係するトピックスについて紹介しています。巻頭特集では、研究基盤の強化や先端研究設備の共用化の推進にあたり「人機一体での取り組みとチーム共用」について紹介しています。また巻末には、「イチオシの研究設備」として「飛行時間型質量分析装置 compact」の共同利用について取り上げています。


 岡山大学はJ-PEAKSにおいて、単に研究開発拠点を築くだけではなく、地域の中核大学として、我が国を代表する研究大学群として矜持ある歩みを続けるため、“常識”にとらわれない大学法人全体の組織・制度改革を実行しています。この改革こそが従来の「学内の一部の組織だけが汗を流す改革」や「“国立大学法人”ではなく、狭い“大学”の枠組みでしか捉えなかった改革」とは異なる点ともいえます。そのため、これらの法人全体の組織・制度改革などについても併せて掲載しており、採択⼤学間に共通する課題について、好事例・ノウハウ等を共有する一助となればと考え、「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を刊行しています。

 

 岡山大学のみならず、「世界に誇れる研究大学の山脈(PEAKS)」を築きあげようとする挑戦に、どうぞご期待ください。

 

 

○岡山大学総合技術部 栗本有紀子課長(兼 分析計測分野長)のコメント
 創部から3年目を迎えた総合技術部では、研究を支える仕組みの進化と、地域とのつながりを大切にした取り組みを進めます。「人機一体」とは、人の知識や経験と最先端の技術・設備をうまく組み合わせ、研究の裏方にとどまらず、研究そのものを動かしていくような新しい役割のイメージです。事務職員や技術職員がそれぞれの専門性を深めながらも、職種の垣根を越えて取り組む「チーム共用」体制は、大学全体の研究力や対応力を大きく高める可能性を持っています。特に、研究機器をみんなで上手に使い合う仕組みづくりや、他の機関との連携、資源を賢く分かち合う工夫は、大学のこれからの変化や地域から生まれる新しいイノベーションにつながると期待されています。

 従来の縦割りから脱却し、大学全体で社会に役立つ価値を生み出していくための土台をつくる取り組みとして、これまでに得られた知見やノウハウを他大学や機関にも広く共有し、研究基盤の「エコシステム」づくりに貢献していきたいと考えています。関わるすべての方がワクワク・ドキドキできるような、そんな広がりある活動を目指します。

 

 

・「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を下記からぜひご覧ください。

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/jpeaks_digest.html

 

<掲載Topics>

①”人機一体”でイノベーション創出の知と技のメッカとなる研究基盤整備を目指して
②総合技術部テクニカルリサーチャー(TR)修了式と成果報告会を開催〜地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の技術力基盤強化と次世代技術人材の実践的育成〜
③令和6年度TCカレッジ認定式および技術・研究支援発表会表彰式に総合技術部の技術職員が参加~初のテクニカルマスター(TM)に認定!~
④岡山大学-信州大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)連携シンポジウムを開催~水と植物・光エネルギーから社会変革の実現方略を先鋭化~
⑤「第3回岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッション~岡山大学クライオ電顕・トモグラフィワークショップ~」を開催~
⑥岡山大学「大学院修学支援制度(2025年度前期)」認定式を挙行~博士号取得だけではなく修士号取得等の拡大支援を実施~
⑦本学機器共用ポータルサイト“CFPOU”に AI チャットボットを搭載
⑧本学事務職員がURAスキル認定制度に認定!~研究専念環境構築に向けてURA機能の内製化を促進~
⑨地域中核・特色ある研究大学の強化と岡山大学ビジョン2050の実現にむけて「人事基本方針」を公開しました
⑩令和6年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」採択大学の九州工業大学と意見交換会を開催
⑪国際シンポジウム2025 MISASA Ⅷ “Future Planetary Exploration: Understanding of Planetary Surface Environments and Habitability” を開催~
イチオシの研究機器「飛行時間型質量分析装置_compact」

 

 

飛行時間型質量分析装置_compact

 

 

・地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)採択時プレスリリース

 https://prtimes.jp/a/?f=d72793-2346-37b55a2c99cd63aeb51f4023cb9e2835.pdf

 

・地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)における岡山大学の取組概要(JSPS公表)

 https://prtimes.jp/a/?f=d72793-2192-a81e02b7f193b28a1198d950b22037fd.pdf

 

 

◆参 考
・岡山大学ビジョン3.0・岡山大学長期ビジョン2050

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html

 

 

◆参考情報1

・「岡山大学最重点研究分野」を制定~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001601.000072793.html

・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」採択と今後の取組概要について

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001451.000072793.html

・「岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議」を設置・始動~矜持とスピード感を持って社会変革を実現する研究大学を目指し、司令塔機能を一本化~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001788.000072793.html

・岡山大学長期ビジョン2050をより確実に実現させ、社会変革を起こす”力”がある研究大学:岡山大学を目指して「岡山大学研究ポリシー」を改正

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001798.000072793.html

・岡山大学4研究所が「高等先鋭研究院」として始動 ~組織としての「箱」ではなく、卓越、イノベーション創出、流動、育成を兼ね揃えた「システム」として運用を開始~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001835.000072793.html

・文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

・岡山大学「大学院修学支援制度」を始動 ~大学職員の高度化のひとつの手段としてナレッジワーカーとしての博士人材を育成・活用し、かつ大学法人経営や大学院改革の強化へ~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002317.000072793.html

・岡山大学「大学院修学支援制度(2025年度前期)」認定式を挙行~博士号取得だけではなく修士号取得等の拡大支援を実施~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003061.000072793.html

・第1回 岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッションを開催 ~わが国の研究大学の山脈を築くためのシナジーの種をまく~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002335.000072793.html

・【岡山大学】日本学術振興会(JSPS)主催「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)キックオフシンポジウム」に那須保友学長が登壇~わが国の研究大学の山脈(PEAKS)形成のために、「競争」から「共創」への転換で社会変革を!~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002353.000072793.html

・【岡山大学】液体ヘリウムの利用促進・安定供給に向けて、文部科学省科学技術・学術政策局長らと意見交換の場を開催~「ヘリウム供給拠点構想」実現に向けた具体的な制度設計について大学、研究機関、高等専門学校とも意見交換を実施~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002564.000072793.html

・技術職員の見える化の強化推進として岡山大学「研究者総覧」を「研究者・技術者総覧」へ~わが国初の試みを実施~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002697.000072793.html

・【岡山大学】わが国初の試みである「共生型連合体」のキックオフミーティングを開催~国家戦略特区における大学群が協働して社会変革を推進へ~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002518.000072793.html

・【岡山大学】「共生型連合体」の第1回個別ミーティングを開催~国家戦略特区における大学群が協働して社会変革を推進~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002780.000072793.html

・那須保友学長が文部科学省主催シンポジウムに登壇~地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)での岡山大学の挑戦を紹介~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002850.000072793.html

・"新しい学問の府"の構築への挑戦 「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」JSPS伴走チームによる岡山大学サイトビジットを開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002883.000072793.html

・岡山大学-信州大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)連携シンポジウムを開催~水と植物・光エネルギーから社会変革の実現方略を先鋭化~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003076.000072793.html

・「第3回岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッション~岡山大学クライオ電顕・トモグラフィワークショップ~」を開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003019.000072793.html

・【岡山大学】令和6年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」採択大学の立命館大学と意見交換会を開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002950.000072793.html

・【岡山大学】令和6年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」採択大学の九州工業大学と意見交換会を開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003086.000072793.html

・【岡山大学】令和6年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」採択大学の長岡技術科学大学と意見交換会を開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003105.000072793.html

 

 

◆参考情報2:岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST~「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に関連する岡山大学の社会変革の取り組みなどを月刊で発信!~

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.1

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002192.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.2

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002261.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.3
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002346.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.4

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002421.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.5

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002525.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.6

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002588.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.7
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002699.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.8

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002797.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.9

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002853.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.10

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002954.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.11

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003028.000072793.html

・「岡山大学 J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.12

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003116.000072793.html

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議 

 (担当窓口:研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課)
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟

 TEL:086-251-8442
 E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14254.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
 https://venture.okayama-u.ac.jp/

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003151.000072793.html

 

【岡山大学】指定難病“特発性多中心性キャッスルマン病”の病態形成に深く関わる遺伝子群を同定

 

 

 

<発表のポイント>

  • 指定難病“特発性多中心性キャッスルマン病(iMCD)”の一亜型である“iMCD-TAFRO”はしばしば致死的な経過をたどる、まれなリンパ増殖性疾患です。

  • この疾患は近年まで確立された診断基準が存在せず、病態の解明が進んでいません。

  • 病理組織所見と遺伝子発現の解析を組み合わせ、病態に深く関与する遺伝子群を同定しました。

  • 本成果は、iMCD-TAFROの新規治療法の開発に大きく寄与すると期待されます。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の大学院保健学研究科分子血液病理学の原武朋加大学院生、学術研究院保健学域の西村碧フィリーズ講師、佐藤康晴教授らの研究グループが、特発性多中心性キャッスルマン病(iMCD)の病態に深く関与する遺伝子群としてPI3K-Aktシグナル伝達経路を同定しました。

 

 本研究は4月23日、「Modern Pathology」のオンライン電子版に公開されました。


 iMCDは、全身のリンパ節の腫れや発熱といった全身症状を引き起こす原因不明の疾患です。中でも、iMCD-TAFROは血小板減少・胸腹水貯留・発熱・骨髄線維症・腎機能障害・臓器腫大といった重篤な症状を呈し、死に至ることもあります。この疾患の原因や病態は不明で、確立された治療法もないのが現状です。

 

 今回同定された遺伝子群が、iMCD-TAFROの研究に関わる世界各国の多くの関係者に広く認知されることにより、より深い研究が行われることで、詳しい病態解明やより良い治療法の開発につながり、この疾患で苦しむ方々の役に立つことが期待されます。

 

 本情報は、2025年5月22日に岡山大学から公開されました。

 

 

 

 

◆原武朋加大学院生と西村碧フィリーズ講師からのひとこと

<原武朋加大学院生>

 iMCDは非常にまれで不明な点が多く、未だ研究の余地が多く残されている疾患です。今回同定した遺伝子群を多くの方々に知っていただくことで、よりこの疾患に関する研究・理解が加速していくことを願っています。

 

 

<西村碧フィリーズ講師>

 本研究内容がきっかけとなり、最適な治療法開発を含めた研究が進むことで、iMCD-TAFROで苦しむ患者さんおよびそのご家族の希望となることを願います。

 

 

 

◆論文情報
 論 文 名:The involvement of PI3K–Akt signaling in the clinical and pathologic findings of iMCD-TAFRO and NOS subtypes.
 掲 載 紙:Modern Pathology
 著  者:Tomoka Haratake, Midori Filiz Nishimura, Asami Nishikori, Michael V Gonzalez, Daisuke Ennishi, You Cheng Lai, Sayaka Ochi, Manaka Tsunoda, David C Fajgenbaum, Frits van Rhee, Shuji Momose, Yasuharu Sato.
 D O I:10.1016/j.modpat.2025.100782
 U R L:https://doi.org/10.1016/j.modpat.2025.100782

 

 

◆研究資金
 本研究は、科学研究費補助金(23K1447605, 24KK0172, 25K02476)と厚生労働科学研究費補助金(23FC1025)、日本医療研究開発機構 難治性疾患実用化研究事業「統合レジストリを活用したキャッスルマン病・TAFRO症候群における精密医療基盤の構築を目指す実用化研究」の支援を受けて実施しました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 指定難病“特発性多中心性キャッスルマン病”の病態形成に深く関わる遺伝子群を同定

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250522-2.pdf

 

 

◆参 考
・岡山大学 医学部 保健学科 検査技術科学専攻 分子病理学研究室
 https://sato-lab-pathology.jimdofree.com/
・岡山大学病院 病理診断科/病理部
 http://www.okayama-u.ac.jp/user/patholo/Welcome.html
・岡山大学医学部保健学科・大学院保健学研究科
 https://www.fhs.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学 医学部
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/med/
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/

 

 

◆参考情報
・【岡山大学】指定難病「特発性多中心性キャッスルマン病」の国際診断基準を確立!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000072793.html

・【岡山大学】特発性多中心性キャッスルマン病の治療効果を予測可能なサブタイプを確立!

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000916.000072793.html

 

 

岡山大学鹿田キャンパス

 

◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 保健学域 分子病理学  教授 佐藤康晴
 〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス 総合教育研究棟7階
 TEL:086-235-7424
 FAX:086-235-7156
 https://sato-lab-pathology.jimdofree.com/

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
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     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
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     ※ ◎を@に置き換えて下さい
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 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

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 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003002.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003153.000072793.html

【岡山大学】島根県益田市・益田市医師会と「第2次益田市スマート・ヘルスケア推進事業に関する協定書」を締結

 

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2025年5月27日、益田市役所にて「第2次益田市スマート・ヘルスケア推進事業に関する協定書」の締結式が行われ、本学の那須保友学長、山本浩章益田市長、大畑力益田市医師会長が出席しました。


 岡山大学と島根県益田市は、同市の健康課題である脳卒中の発症を予防する観点から、スマート・ヘルスケア推進事業に関する連携協定を令和2年に締結。市民がデジタル家庭用血圧計を用い血圧管理を行ったデータを、本学学術研究院医歯薬学域の神田秀幸教授(公衆衛生学)が解析、研究を実施しています。このたび、長期的かつ継続的なデータの収集を促すため、公益社団法人益田市医師会を迎え、3者が連携していくことで合意しました。


 協定書に署名後、那須学長は「岡山大学はデジタルの力で地方が主役となる『デジタル田園都市国家構想』に大学を挙げて取り組んでおり、この研究成果は、益田市の未来のみならず、日本全体の医療や国民の健康(Well-being)に貢献するものと確信している。本学ゆかりの偉人である秦佐八郎先生の生誕の地である益田市とのご縁を大切に、連携を深めたい」とあいさつ。市民の健康増進に寄与する考えを示しました。


 また、締結式に先立ち、那須学長は、益田市立秦記念館を表敬訪問しました。秦佐八郎先生は、1895(明治28)年に、岡山大学医学部の前身にあたる岡山第三高等学校医学部を卒業。ドイツ留学中、パウル・エールリッヒ博士(ノーベル生理・医学賞受賞者)と共に、世界で初めて化学療法薬の開発に成功しました。


 岡山大学は、秦先生の卓越した研究成果や社会に貢献するという強い志を受け継ぎ、地域の中核大学として最先端の研究を推進し、社会課題の解決を図っていきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。

 

 

協定書を掲げる那須学長、山本市長、大畑会長

 

あいさつをする那須学長

 

秦記念館内で、秦佐八郎博士顕彰委員会の久保和宏会長(右から2番目)らと談笑

 

秦先生の胸像前で記念撮影(後方の建物は、秦先生の生家)

 

 

◆参 考

・益田市

 https://www.city.masuda.lg.jp/

・益田市医師会

 https://www.masuda-med.or.jp/

・岡山大学医学部

 https://oumed.okayama-u.ac.jp/

・岡山大学病院

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

・【岡山大学】岡山県吉備中央町が「国家戦略特別区域(デジタル田園健康特区)」に指定されました。~国立大学法人岡山大学が参画~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000601.000072793.html

・【岡山大学】「デジタル田園健康特区」事業構想等を通じた地域課題解決の先駆的モデル構築に向け、吉備中央町と連携・協力に関する協定を締結

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000639.000072793.html

・岡山大学広報誌「いちょう並木」vol.100 デジタル田園健康特区 吉備中央町が指定、岡山大学が参画

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000810.000072793.html

・【岡山大学】デジタル田園健康特区においてアカデミアが果たす役割とは ~那須保友理事・副学長が内閣府主催「スーパーシティ・スマートシティフォーラム」で講演~ 

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000901.000072793.html

・【岡山大学】病院前緊急搬送補助システム及び母子保健DX事業の全国展開、並びにデジタル田園都市国家構想関連事業への協業に向けた戦略的パートナーシップに係る協定を締結 

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000953.000072793.html

・【岡山大学】デジタル田園健康特区 吉備中央町 規制緩和提案達成 第1号 ~妊娠糖尿病妊婦の産後フォローの明確化「妊婦健診を踏まえた予防的介入検査の実現と産後ケアの充実」~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001641.000072793.html

 

 

岡山大学病院が所在する岡山大学鹿田キャンパス

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学病院 研究推進課

 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 E-mail:byouin-kensui◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14283.html

 

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 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
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 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003002.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003152.000072793.html

 

【岡山大学】性的傾向が指に現れる?〜ラットの指の長さが行動のカギに~

 

 

 

<発表のポイント>

  • ラットにおける指の長さが性的活発性の指標になることを発見しました。

  • 第2指(人差し指)が短いオスのラットは性的に活発で、メスの匂いに対する明確な選好性を示しました。

  • 子宮内ホルモン環境を反映する形態学的特徴が、脳の性分化と性的活発性に影響することをラットで初めて明らかにしました。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の大学院自然科学研究科博士後期課程でOU-SPRING生※である林姫花大学院生(研究当時。現、学術研究院環境生命自然科学学域(理)特任助教)、学術研究院環境生命自然科学学域(理)の坂本浩隆教授(神経内分泌学)の研究グループは、ラットにおいて第2指(人差し指)と第4指(薬指)の長さの比(2D:4D比)1)が性的活発性の指標となることを世界で初めて明らかにしました。


 2D:4D比は、胎児期の男性ホルモンへの曝露(アンドロゲンシャワー)2)の程度を反映する形態学的指標として知られており、ヒトの手では男性で有意に小さい値を示す性的二型3)です。


 本研究では、ラットの前肢においても、オスはメスよりも第2指が短く、オスで小さい2D:4D比を示し、これはヒトと一致していることがわかりました。性的活性と2D:4D比の関係を調べたところ、初回の性行動テストで射精に至ったオスは、射精に至らなかったオスに比べて第2指が有意に短いことが判明しました。

 

 さらに、第2指の長さで群分けを行い、性行動を比較した結果、第2指が短いオスは第2指が長いオスよりも性的に活発であることが明らかになりました。

 

 また、第2指が短いオスのみがメスの匂いに対して明確な選好性を示しました。これらの結果は、子宮内ホルモン環境を反映する形態学的特徴が、脳の性分化と性的活性に影響することをラットで初めて明らかにしたものです。

 

 本研究は、ラットの第2指の長さが性的活性や選好性を反映する有用な形態学的指標であることを示し、今後、性的指向性の神経生物学的メカニズムの解明にも貢献することが期待されます。


 この研究成果は、2025年5月14日付で国際学術誌「Experimental Animals」電子版に掲載されました。

 

 

※OU-SPRING生

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム」を用いて、大学院の博士後期課程又は博士課程に進学する優秀な人材の確保を図るとともに、岡山大学の「最重点研究分野」の研究を推進する若手研究者の養成、ひいては、我が国の科学技術・イノベーション創出を担う研究者の養成等を目的に運用している制度です。選抜されたOU-SPRING生には、研究奨励費(生活費相当)と研究費を支給し、より研究に専念できる環境を提供しています。

 https://www.ou-spring.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 

図1. 指の長さの測定方法
(A)2mm厚のアクリル板を直角に接着してカスタム測定プレートを作製しました。
(B)仕切り板を指の間に配置し、その端が指の付け根に合うように位置させました。
(C)指をプレートに平らに押し付け、仕切り板の端から爪を除いた指先までの長さをノギスで測定しました。

 

図2. 指の長さにおける性差

(A)第 2指長(2D)の性差。オスはメスと比較して第2指が第4指に比べて短いことが示されました。

 (B)2D:4D比への影響。オスは第2指が短いため、より低い2D:4D比を示しました。

 

図3. 視覚的なストーリーテリング

 この図は、胎児期のアンドロゲン濃度が、指の長さの比率(2D:4D)や性行動傾向に与える影響を、ラットの生活空間を通して物語風に描いたものです。図奥のシャワーブースでは、アンドロゲン濃度の違いを表す手ぬぐいの色の濃淡でホルモン曝露の強さを示しています。中央では 2D:4D比の測定、左右では嗅覚選好性(匂いを含むメスの床敷きに対する興味)や行動の活発性が視覚的に表現されています。

 

 

◆坂本浩隆教授と林姫花特任助教からのひとこと

<坂本浩隆教授>

 指先をみるだけで行動傾向がわかる時代が、ついに到来したかもしれません。古くから手相占いでは手のシワや形から性格を読み解こうとしてきましたが、今回は「指の長さ」という客観的な指標から、性的活発性の傾向が予測できる可能性が科学的に示されました。
 動物実験の成果がヒトの理解へとつながる——その過程で、指がまさに「指し示す」道のりはまだ長いかもしれませんが、本研究がその「指南役」となれば幸いです。ただし、指の長さだけで個人を判断するのは早計です。研究室では常に『指をみて人を見ず』とならぬよう、肝に銘じています(笑)

 

坂本浩隆教授

 

<林姫花特任助教>

 匂いに対する性的選好性や性行動の活発さは、行動テストをするまでわからないと思っていましたが、ラットでも「指先」をみるだけである程度の予測ができるとわかりとても驚きました。生まれる前のホルモン作用と成熟後の性的活発性の両方が反映されている指は、性的多様性を理解するための重要な手(指)がかりになりそうです。

 

林姫花特任助教

 

 

◆論文情報
 論文名: Sexual activity is predicted by digit ratio in rats
     「ラットにおいて指の長さは性的活発性の指標となる」
 掲載誌: Experimental Animals
 著 者: Himeka Hayashi & Hirotaka Sakamoto*(*責任著者)
 D O I: https://doi.org/10.1538/expanim.24-0159 
 U R L: https://doi.org/10.1538/expanim.24-0159

 

 

◆研究資金
 本研究は、日本学術振興会(JSPS)の科学研究費助成事業(#23K23919; #22H02656; #22K19332)、岡山大学 次世代研究拠点形成支援事業(拠点代表者:坂本浩隆)、武田科学振興財団、内藤記念科学振興財団および岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING, #JPMJSP2126)からの支援を受けて実施されました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 性的傾向が指に現れる?〜ラットの指の長さが行動のカギに

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250523-2.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(理)神経行動研究室

 https://sites.google.com/view/okadaishinkeikodo/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

・岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING)

 https://www.ou-spring.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】文部科学省主催「未来の博士フェス2024」に参加した岡山大学大学院生らが那須保友学長を表敬訪問~社会変革の起爆剤となる高度専門人材(ナレッジワーカー)としての博士人材の育成・輩出へ~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002453.000072793.html

・【岡山大学】岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム対象大学院生が文部科学省主催「未来の博士フェス2024」に参加し、アサヒ賞を受賞!~社会変革の起爆剤となるナレッジワーカーとしての博士人材を推進~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002404.000072793.html

・【岡山大学】岡山から次を拓くナレッジワーカーとしての博士人材を ~2023年度岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ(OUフェローシップ)「研究成果報告会」を開催~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001703.000072793.html

・【岡山大学】林姫花さん(大学院自然科学研究科) 令和4年度日本動物学会中国四国支部 若手研究者優秀発表賞を受賞

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000705.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(理)
  教授 坂本浩隆
  特任助教 林姫花
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス

 TEL:086-251-8656

 https://sites.google.com/view/okadaishinkeikodo/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

 

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 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003002.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html