2018年5月31日木曜日

【情報発信】生物多様性条約25周年「国際生物多様性の日シンポジウム」で槇野学長がSDGsに貢献する本学の取り組みを紹介

生物多様性条約が採択された日である5月22日は、国連が「国際生物多様性の日」と定め、毎年この日に合わせて世界中で関連イベントが開催されています。

今回、生物多様性条約25周年を記念するとともに、地域(ローカル)から国際(グローバル)までに至るさまざまな生物多様性保全やSDGsの達成に貢献する取り組みなどを共有する場として「国際生物多様性の日シンポジウム 生物多様性とSDGs」(主催:環境省、岡山大学、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)、SDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)Japan)が5月24日、国連大学エリザベス・ローズ国際会議場(東京都渋谷区)で開催されました。

主催者として、本学の槇野博史学長らがあいさつ。生物多様性条約事務局長で国連事務総長補のCristiana Pasca Palmer博士からのビデオメッセージも公開されました。

基調講演では、槇野学長が「共鳴しあうパートナーシップ -SDGsに貢献する岡山大学の取組-」と題して講演。本学が世界と地域のパートナーシップを強化しつつ、大学の役割である社会課題解決の実践サイクル(社会課題のSDGsエコサイクル)を回す中でSDGsに貢献できる科学技術イノベーション(STI for SDGs)を生み出していく過程を、具体的な事例をもとに紹介しました。
また、地球環境戦略研究機関(IGES)の武内和彦理事長が「生物多様性とSDGs」と題して、キリン株式会社の野村隆治執行役員CSV戦略部長が「持続可能な農業を目指すCSV活動」と題して、それぞれ講演しました。
 


後半の部では、本学の花岡千草上級URAがファシリテーターを務め、パネルディスカッション「生物多様性とSDGs」を開催しました。パネリストとなった産学官それぞれの立場の代表者が、生物多様性保全やSDGsに貢献するための取り組みなど、岡山での具体的な活動例を紹介。それらを元に、地域レベルでの取り組みが魅力ある地域づくりにつながっていることや、そのような事例が全国・世界に広まっていくことの重要性、人材育成や技術支援面での学校の役割などについて議論を交わしました。
花岡上級URAが、SDGsの達成によって果たすべき生物多様性保全活動の継続・発展について、産学官民のそれぞれの立場からの取りまとめを行いパネルディスカッションを締めくくりました。環境省自然環境局自然環境計画課の奥田直久課長が閉会のあいさつを行いました。
シンポジウム会場に隣接するホールでは、参加団体のパネルを展示。本学は槇野学長の講演に関連したテーマやSTI for SDGsに関する研究紹介、広報誌「いちょう並木」などを展示・配布しました。
 

岡山大学は全学を挙げて国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組んでいます。2017年は、協力機関とともにSDGsの達成に向けた世界初の国際会議を岡山市で開催。さらには政府主催の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を国公立大学で唯一受賞するなど実績を積み重ねています。
今回のシンポジウムでは100人以上の参加者とのつながりが生まれ、これまでの取り組みをより良くかつ広く展開するための実りある学びの機会となりました。今後もSDGs達成に向け、これまで培ってきた本学ならびに岡山の地での特色ある取り組みを、引き続き強力かつ着実に推進していきます。

<参考>

岡山大学SDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」はこちら

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岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。

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生物多様性条約事務局長で国連事務総長補のCristiana Pasca Palmer博士からのビデオメッセージ
 
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本学のSDGsの取り組みを紹介する槇野博史学長
 
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槇野学長の講演を聴く参加者ら
 
 
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本学のパネル展示の前で記念撮影を行う本学関係者(左より:花岡千草上級URA、後藤博明総務・企画部長、槇野博史学長・佐藤法仁副理事・URA)
 
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シンポジウムの会場となった国連大学(東京都渋谷区)

http://ura.okayama-u.ac.jp/topics/

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