「Salesforce Health Cloud」を活用、治療への患者の関与を高め、医療の「質向上」と「効率化」を兼ね備えた統合ケアの実現を支援
◆概 要
デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ
コンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役社長 佐瀬真人、以下 デロイト トーマツ)と国立大学法人岡山大学(岡山県岡山市、学長
那須保友、以下 岡山大学)は、株式会社セールスフォース・ジャパンのクラウド型の患者管理ソフトウェア「Salesforce Health
Cloud」を活用し、治療への患者の積極的な関与を高めるサポートプログラムの共同研究を始めました。
デロイト
トーマツと岡山大学は、医療の”質向上”と”効率化”を兼ね備えた統合ケアのためには、医療を提供する側の努力だけではなく、治療への患者の積極的な関与を高めることが必要だと考えています。これを実現するために、医療現場の問題点やニーズを特定したうえで、患者がどのように関与するのが最適かを共同で研究し、2024年中頃にかけてサポートプログラムとそのシステムのプロトタイプ開発を目指します。
患者の積極的な関与を高めるために、医療機関内の臨床データと患者の非臨床データを統合したり、医療従事者・患者の双方向のコミュニケーションを生み出したりすることが可能なクラウド型ソフトウェアのSalesforce Health Cloudを活用します。
超高齢化社会に直面する日本では、医療機関における入退院業務の複雑化とそれに伴う負担増加を背景に、入院患者への一貫した支援であるPatient
Flow Management(以下
「PFM」)の構築が急務となっています。一方で、医療現場では高いレベルでのリスクマネジメントが求められる故に、局所化したワークフローが長年にわたって積み上げられており、全体最適化された統合ケアの実現は容易ではない状況です。
本研究によって開発を目指すソリューションが、日本における最適化された統合ケアの実現の一助となることを目指します。
◆共同研究の内容
1.PFMにおける医療現場の問題点・ニーズの特定
ソリューション開発に向けては、実際の医療現場において「医療の質」や「患者体験」、「職員のやりがいや働きやすさ」、「医療リスク」などの観点で影響を及ぼしている問題点を洗い出し、医療従事者側および患者側のニーズを特定する必要があります。
本研究では、岡山大学病院の職員の協力のもと、ワークショップ等を通じた現場の声からPFMにおける医療現場の問題点及びニーズを特定します。
2.ソリューションのプロトタイプ開発
問題点を解決するためには、既存の医療現場におけるワークフローに則りながら、現場のニーズにフォーカスしたソリューションが求められます。
本研究では、顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、ヘルスケア領域においても豊富な知見を有するセールスフォース・ジャパンとの連携を通じ、拡張性・カスタマイズ性の高いSalesforce Health Cloudを用いてプロトタイプを開発します。
•Salesforce Health Cloudについて
https://www.salesforce.com/jp/products/health-cloud/overview/
※Salesforce、Health Cloudなどは、salesforce.com, inc.の商標です。
大澤 晋/Susumu Oozawa
岡山大学病院 医療安全管理部 講師(特任)
1972年愛媛県生まれ。2000年信州大学医学部卒。心臓血管外科修練指導医、日本血管外科学会評議員。岡山大学大学院修了後、ドイツ・デュッセルドルフ大学病院留学、岡山大学病院血管外科チーフを経て2020年に外科医から医療安全管理部講師に就任。現在、最高質安全責任者。論文多数執筆。
根岸 彰一/Shoichi Negishi
ライフサイエンス&ヘルスケア
デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員
医薬・医療機器等の内資/外資系ライフサイエンス企業や他業界からの参入企業に対して、戦略立案、
オペレーション/組織改革、およびデジタル戦略立案/実行支援、アウトソーシング戦略立案、当局規制コンプライアンス対応などのプロジェクトをクロスボーダー案件も含め数多く手がけている。
西上 慎司/Shinji Nishigami
ライフサイエンス&ヘルスケア
デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員
民間シンクタンクを経て現職。製薬、医療機器メーカーを中心に、マネジメント変革、グローバル組織設計、デジタル戦略・組織構築などのプロジェクトを手掛ける。ヘルスケアの未来像を描いた「データドリヴン・ライフブリリアンス」の監修など、講演・寄稿多数。
納田 祐介/Yusuke Nohda
カスタマー&マーケティングテクノロジー
デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員
社会的課題や業界/業務の重要な課題に対し、最先端のクラウドソフトウェア(Salesforce)を活用したソリューションを、End to End(構想策定~要件定義~システム設計/開発~運用/保守・DevOps)で提供している。
◆発表内容について
デロイト トーマツと岡山大学が患者サポートプログラムの共同研究を開始「Salesforce Health Cloud」を活用、治療への患者の関与を高め、医療の「質向上」と「効率化」を兼ね備えた統合ケアの実現を支援
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20231124-1.pdf
◆本件問い合わせ先
<報道機関の方からの問い合わせ先>
デロイト トーマツ グループ 広報担当 西原
TEL:03-6213-3210
岡山大学病院 医療安全管理部 大澤 晋
TEL:086-223-7151(代表)
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index215.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年11月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001761.000072793.html
岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001846.000072793.html
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