◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は2024年6月13日、医療DXを目的とする講演会「アメリカの事例で見る医療DXの実践と働き方改革」を本学鹿田キャンパスの鹿田会館講堂で開催しました。
本講演会は、本学大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センターに配置されている総合技術部教育支援技術課の山下範之技術専門職員が企画・運営したもので、当日は本学の教員や技術職員、岡山大学病院の医療従事者など62人が参加しました。
開会に先立ち、主催した総合技術部の技術統括監理本部技術副総監・技監である田村義彦部長があいさつしました。続いて、講演会の講師のアメリカのマウントサイナイベスイスラエル病院の原田洸医師(本学医学部卒)が登壇。日米の医療制度の違いや電子カルテ活用、臨床現場で活用しているアプリなどについて講演しました。
講演では、米国における病棟管理や外来の仕組み、夜勤帯シフトや欠員発生時の仕組みなどがわが国とは大きく異なる点などが紹介されました。また、講演後には実際利用している電子カルテのスクリーンショットの提示や働き方改革に寄与しているアプリの具体的な使い方が共有されました。
質疑応答では、患者向けアプリの費用負担に関する質問に対して原田医師より「患者がアプリ利用に対する費用負担はなく、病院側が提供している」との回答があるなど、活発な意見交換が行われました。
今回の講演会について、企画した山下技術専門職員は「企画段階から原田先生とは多くのやりとりを重ねてきました。その中で、日米の医療DXや働き方改革の違いに驚きを覚えたことを今でも思い出します。この驚きを共有し、日本においても取り組めることはないか皆さんと考えたいと思い、企画いたしました。その思いを達成できた講演会になったのではないかと実感しております」とコメントしました。
岡山大学が昨年度に採択された文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)でも、医療DX・働き方改革などの取り組みを産学官連携で進めています。また、6月28日に公表した「岡山大学病院改革プラン」でも医療DX・働き方改革を重要な点として挙げています。
今後も情報を知恵に変えて技術職員ならではのアイデアと組織行動力などをもとに、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学を牽引していきます。どうぞ岡山大学技術統括監理本部、総合技術部の活動にご期待ください。
【主 催】
岡山大学総合技術部
【講 師】
原田 洸 医師(マウントサイナイベスイスラエル病院)
【ポスター】
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/20240613flyer.pdf
〇岡山大学総合技術部本部長の佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・技術副総監のコメント
今回の講演会にご登壇いただいた原田先生と企画・運営した山下技術専門職員に厚く御礼申し上げます。「医療DX」という言葉はよく見聞きしますが、なかなか前に進まないこともあります。しかし、それらの多くは情報と知恵のセットで解決できるものです。情報を知恵に変えてより良いものを創りだしていく「ナレッジワーカー」の思考、行動が必要だと思います。
今回の原田先生のご講演の情報を私たち岡山大学職員が知恵に変えて、社会を変革していく努力を重ねたいと思います。
また先日、岡山大学では「岡山大学病院改革プラン」を策定し、公表したばかりです。この中でも医療DX・働き方改革は重要な点としていますので、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
◆参 考
・岡山大学総合技術部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
◆参考情報
・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学技術統括監理本部を設置~「技術」から科学技術・イノベーション、社会変革の更なる強化促進のため、我が国の大学初の取り組みを始動~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002222.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院改革プランの策定について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002313.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センター 技術専門職員 山下範之
〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス
E-mail:ny◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年7月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002296.000072793.html
岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
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岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
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