2021年3月17日水曜日

【情報発信】バイオテクノロジーで顎の骨を失い困っておられる方々の力になる! 窪木拓男教授がAMED「令和3年度臨床研究・治験推進研究事業」に採択

窪木拓男 岡山大学大学院(歯)教授

 

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)インプラント再生補綴学分野の窪木拓男教授が3月8日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和3年度臨床研究・治験推進研究事業」(一次公募)に採択されました。

 同事業は、我が国で生み出された基礎研究の成果を薬事承認に繋げ、革新的な医薬品・医療機器を創出することなどを目指して、基礎研究の成果を治験などに適切に橋渡しするための非臨床試験や、科学性及び倫理性が十分に担保され得る質の高い臨床研究などを推進します。さらに、我が国の臨床研究や治験の更なる活性化を目的とした研究を推進する事業です。

 窪木教授は、既に作成済みのプロトコル(またはプロトコル骨子)に基づいて実施する医薬品に関する臨床研究・医師主導治験の推進の枠において、「大腸菌発現系由来rhBMP-2含有β-TCP製人工骨を用いた顎骨再生療法」という研究開発課題で採択されました。この研究課題は「私たちの体が持つBMP-2という遺伝子を使って、大腸菌に骨を作る力のある薬を代わりに作らせ、それを用いて失われたあごの骨を再生し、インプラント治療を可能とすること」を目指します。

 今回の採択を受けて、窪木教授は「バイオテクノロジーで、あごの骨を失い困っておられる方々の力になれる時が来ました。岡山大学が世界で初めて、この目的で患者様に貢献できることをうれしく思います」とコメント。最長4年間(実施期間:令和3年度~6年度)の研究活動に意欲を見せました。

 岡山大学は、強みである分野のひとつである医療系において、医師主導治験を推進し、患者さんなどが待ちわびる医療現場にこれまでにない新しい医療サービスを提供することを推進しています。

 また、窪木教授が実施しているさまざまな研究開発及び岡山大学、岡山大学病院の取組について、ご関心、ご興味ある産学官のみなさまはお気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです


◆参考情報
 ・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)インプラント再生補綴学分野
  https://www.okayama-u.ac.jp/user/implant/index.html
 ・国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「令和3年度臨床研究・治験推進研究事業」(一次公募)
  https://www.amed.go.jp/koubo/11/03/1103C_00005.html


◆本件問い合わせ先
 <研究開発に関するお問い合わせ先>
 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)教授 窪木拓男
 〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス 歯学部棟
 TEL:086-235-6680
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/implant/index.html

 <岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学連携・知的財産本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
             ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL: 086-251-8463
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています 

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています


https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000072793.html

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