2018年9月26日水曜日

【情報発信】森松博史教授の研究が「平成30年度 臨床研究・治験推進研究事業」に採択

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(医学系)麻酔・蘇生学分野の森松博史教授の研究が9月7日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「平成30年度臨床研究・治験推進研究事業」に採択されました。

同事業は、わが国で生み出された基礎研究の成果を薬事承認につなげ、革新的な医薬品を創出することなどを目指し、科学性および倫理性が十分に担保され得る質の高い臨床研究などを推進するとともに、わが国の臨床研究や治験の更なる活性化を目的とした研究を推進するものです。今回、森松教授は同事業の「医療費適正化に資する医薬品開発を目指す臨床研究・医師主導治験の推進」の分野で採択されました。

森松教授は「敗血症治療の基礎的臨床研究とコンパニオン診断法開発」(研究期間:平成30~34年度)という題目のもと、研究開発代表者を務めます。本研究は「Histidine Rich Glycoprotein」という物質を用いて、敗血症の迅速な診断とその重症度の評価・予後の予測を可能にする、新しいバイオマーカーの開発を目指します。

採択を受け、森松教授は「研究が成功すれば、敗血症患者の治療は飛躍的に進歩する可能性がある。日本初の世界に通用するプロダクトを目指していきたい」とコメント。5年間の研究活動に意欲を見せました。


森松教授が主宰する研究室は1965年に設立された日本でも最も歴史ある麻酔科の一つです。また、現在は総医局員数約350人で、日本一の医局員数を誇る麻酔科でもあります。積み重ねてきた数多くの実績と豊富な人材を活用し、着実に医療現場に成果を届けられるように事業を力強く推進していきます。

【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科(医学系)教授 森松博史
TEL:086-235-7324

 
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7904.html

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