2018年9月15日土曜日

【情報発信】日本学術振興会特別研究員等審査会の専門委員を務めた本学教員5人が表彰

優れた若手研究者に研究機会を与える「特別研究員制度」(独立行政法人日本学術振興会(JSPS)が実施)において、特別研究員選考の書面審査に携わり、審査に大きく貢献した専門委員の発表が8月3日に行われ、本学からは下記の5人の教員が表彰者として選ばれました。本学から一度に5人が表彰されるのは初めてのことです。

  坂倉彰教授(大学院自然科学研究科(工学系))
  岡久雄教授(大学院ヘルスシステム統合科学研究科)
  岡本秀毅准教授(大学院自然科学研究科(理学系))
  本瀬宏康准教授(大学院自然科学研究科(理学系))
  山下茂准教授(惑星物質研究所)

特別研究員制度は、我が国の優れた若手研究者を「特別研究員」に採用し、自由な発想のもと、主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与える制度です。特別研究員の審査は、専門的見地から3段階で行われますが、第1段階の書面審査はすべての審査の基盤となるものであり、その質を高めていくことが大変重要です。今回、この書面審査において審査を行った約1,400人の専門委員のうち、表彰対象となる任期2年目の約600人の中から、有意義な審査意見を付した137人が選ばれました。

各教員のコメントは下記のとおりです。

坂倉教授
 「いずれの申請書も甲乙つけ難く審査は大変でした。若い研究者の成長に少しでもお役に立つことができれば幸いです」
 

岡教授
 「審査に携わると若い研究者の熱意を身近に感じます。もっと多くの研究者が支援を受け、世界に伍する研究者になってほしい、岡山大学からも大いにチャレンジしてほしいです」
 

岡本准教授
 「柔軟な視点からの研究提案が新鮮に思われました。日本を先導する研究者が育つことを祈っています」
 

本瀬准教授
 「過分なご評価をいただき、ありがとうございます。今後も公正な審査に努力し、若手研究者の育成と研究に邁進したいと思います」
 

山下准教授
 「応募者がいま何を考えているのかを汲み取るように心がけました。見通しの良い研究計画に出会ったときにはわくわくします」

岡山大学は、2013年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した
「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しており、今後も我が国の科学技術を支える人材の育成のさらなる増強に力を入れていきます。


平成29年度特別研究員等審査会専門委員(書面担当)表彰者一覧:
https://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_senmonhyosho.html


○本学教員の過去の受賞10人(所属・役職は受賞時のもの)
平成23年度(1人)
 山下敦子教授(大学院医歯薬学総合研究科(薬学系))
平成25年度(2人)
 神崎浩教授(大学院環境生命科学研究科(農学系))
 高井和彦教授(大学院自然科学研究科(工学系))
平成26年度(1人)
 石野宏和准教授(大学院自然科学研究科(理学系))
平成27年度(3人)
 木村邦生教授(大学院環境生命科学研究科(農学系))
 上原孝教授(大学院医歯薬学総合研究科(薬学系))
 山崎大輔准教授(惑星物質研究所)
平成28年度(3人)
 後藤邦彰教授(大学院自然科学研究科(工学系))
 西原康師教授(異分野基礎科学研究所)
 小汐由介准教授(大学院自然科学研究科(理学系))

 【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)室
TEL:086-251-8919



坂倉教授(左)、岡教授



http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7833.html

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