岡山大学病院は2月15日、総合内科・総合診療科に「コロナ・アフターケア外来」を設置します。
新型コロナウイルス感染症は、詳細な実態に未だ不明な点も多いですが、回復した後も筋力低下、不眠、呼吸困難、脱毛、嗅覚異常、不安・抑うつなどの後遺症で悩んでいる患者さんが潜在的に多いと報告されています。「コロナ・アフターケア外来」では、岡山県内でそのような後遺症で苦しむ方々に対して、他の診療科とも連携して専門性の高い医療を提供することを目的としています。
2020年、新型コロナウイルス感染症が日本のみならず全世界で猛威をふるい、岡山県を含めた中国地方もその例外ではありませんでした。2021年1月現在で岡山県内の累計感染者数は2,000名を超え、感染症罹患後の問題を抱えている患者さんも多くいると考えられます。海外の報告では、新型コロナウイルス感染症罹患後の患者さんの半数以上に、全身倦怠感や睡眠障害、不安・抑うつなどの症状が出現しており、適切な医療のサポートが必要な方もいます。また、その感染症罹患後の症状は多種多様で、診療は複雑となっているため、診療体制の整った環境で体系的に診断・治療を行うことが重要です。
このたび開設する「コロナ・アフターケア外来」では、大学病院ならではの専門的な検査や他の診療科との連携を生かし、総合内科・総合診療科が中心となって診断・治療にあたります。
また、新型コロナウイルス感染症罹患後の種々の症状に悩む患者さん、ならびにその担当医からの紹介の受け皿となり、診療方針の決定とマネージメントを総合的に行い、地域の医療機関とも連携して患者さんの診療を円滑に行いたいと考えています。
○詳細については、2月10日付プレスリリース資料や、岡山大学病院公式ホームページ《コロナ・アフターケア外来》をご覧ください。
【本件問い合わせ先】
岡山大学病院
(電話番号)086-223-7151(代表)
(FAX番号)086-235-7345
(総合内科・総合診療科ホームページ)https://okayama-u-sougounaika.jp/
岡山大学病院(岡山市北区) |
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