2021年2月26日金曜日

【情報発信】若手トップリサーチャー研究奨励賞 土口史記准教授、藤村篤史助教を表彰

岡山大学は、優れた業績を挙げた若手研究者を顕彰する「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」の文系受賞者に大学院社会文化科学研究科の土口史記准教授、理系受賞者に大学院医歯薬学総合研究科の藤村篤史助教を選び、2月9日に学長室で表彰式を行いました。 
 
土口准教授は、近年の考古発掘の進展を背景に、これまでにない量と質で発見される木簡・竹簡の文字資料を読み解き、秦時代から漢時代にかけて「地方における中央集権」が生じていることや正史には無い秦の執拗な監察体制の特徴を明らかにした業績、国際シンポジウムの開催など国際交流にも積極的に努めていることなどが高く評価されました。 

藤村助教は、がん細胞に特異的なタンパク質合成機構を精密に制御する因子としてtRNA修飾酵素群が重要である証左をつかみ、この機構を標的化するという新しい創薬概念を提起し創薬基盤を創出するという取組や、製薬企業との積極的な共同研究の推進、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)における新規ホウ素製剤の開発とそれを適用する患者層別化の技術開発、新規ホウ素製剤の抗がん作用の実証などの取組が高く評価されました。 

式には受賞者と槇野博史学長、那須保友理事・副学長(研究担当)が出席。槇野学長が表彰状と記念品を手渡し、「岡山大学はSDGsを推進する研究大学であるが、これを記念として、次世代を担う若手人材の中心として、本学の発展にもご尽力いただき、社会的・国際的にもさらに活躍してほしい」と激励しました。 
 
同賞は国際的に活躍できる若手研究者の育成を図るため、平成19年度に創設。研究成果や外部資金獲得実績、将来性などを評価基準に学内で審査し、受賞者を決定しています。


【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課
TEL:086-251-7118

 


https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id10038.html



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