2020年6月27日土曜日

【情報発信】岡山大学で開発した医療用針穿刺ロボット(Zerobot®)の医師主導治験開始


◆発表のポイント
  • 岡山大学において医工連携でがんの診断および治療に用いる医療用針穿刺ロボット(Zerobot®)を開発しました。
  • 6月からロボットを用いて医師主導治験を開始しました。治験では、人の手による穿刺との精度の比較やロボットを用いたがんの治療(アブレーション)も行います。
  • 治験で良好な結果が得られれば、医療用針穿刺ロボットの製品化につながることが期待されます。
 
 
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の平木隆夫研究教授、大学院ヘルスシステム統合科学研究科の亀川哲志准教授、大学院自然科学研究科の松野隆幸准教授らのグループは、6月から、岡山大学で開発した医療用針穿刺針穿刺ロボット(Zerobot®)を用いた医師主導治験を開始しました。治験では、術者とロボットによる穿刺精度の比較やロボットを用いたがんの治療(アブレーション)も行います。このような穿刺ロボットを用いた治験は国内では初めてです。
 
本ロボットの開発は、2012年より岡山大学が医工連携で行っているものです。2018年には初めての臨床試験を特定臨床研究として実施し、10例全例でロボットによる針穿刺が成功しました。このたびの治験は、ロボットの製品化に向けて日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的がん医療実用化研究事業」として実施するものです。


◆研究者からのひとこと
我々が長年かけて開発したロボットを用いた医師主導治験を開始します。人の手で行う手技と違い、ロボットにはさまざまな発展性があり、患者さんや医師に多くのメリットをもたらす可能性があります。治験を成功させ、日本発の医療用針穿刺ロボットの製品化を実現したいと思います。
平木隆夫研究教授


■ロボットの情報
「CTガイド下IVR用IVR針穿刺ロボット:Zerobot(Projected by Okayama University)」
詳細は、
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科のwebページをご覧ください。


<詳しい研究内容について>

岡山大学で開発した医療用針穿刺ロボット(Zerobot®)の医師主導治験開始


<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
研究教授 平木隆夫
(電話番号)086-235-7313  (FAX) 086-235-7316

<事業に関するお問い合せ>
日本医療研究開発機構
医療機器・ヘルスケア事業部 医療機器研究開発課
革新的がん医療実用化研究事業事務局





https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id740.html

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